JP2607657Y2 - 縦横作動杆のコーナー連結装置 - Google Patents

縦横作動杆のコーナー連結装置

Info

Publication number
JP2607657Y2
JP2607657Y2 JP1993025902U JP2590293U JP2607657Y2 JP 2607657 Y2 JP2607657 Y2 JP 2607657Y2 JP 1993025902 U JP1993025902 U JP 1993025902U JP 2590293 U JP2590293 U JP 2590293U JP 2607657 Y2 JP2607657 Y2 JP 2607657Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
horizontal
frame
rod
pivot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993025902U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0732211U (ja
Inventor
藤久 浦田
Original Assignee
美和ロック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 美和ロック株式会社 filed Critical 美和ロック株式会社
Priority to JP1993025902U priority Critical patent/JP2607657Y2/ja
Publication of JPH0732211U publication Critical patent/JPH0732211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607657Y2 publication Critical patent/JP2607657Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furniture Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、障子枠又は障子に設
けられる縦横作動杆のコーナー連結装置に関する。
【0002】更に詳しくは、障子の係止部材その他の付
設作動部材を作用させるため障子枠(可動の障子に対
する「固定側の枠体」のことを言う)又は障子の框に沿
って直線的に変位可能に設けられた縦及び横の作動
障子又は障子の隅角部において互に接続するコー
ナー連結装置の改良に関する。
【0003】
【従来の技術】この種のコーナー連結装置従来例とし
ては、特公平3−3037号公報に記載のものを挙げる
ことができる。この例によれば、作動杆における縦作動
杆と横作動杆との間は縦の連、弧状杆及び横の連杆で
結ばれ、隣り合う2つの杆の間はいずれもピンで枢着さ
れている。そして、弧状杆は両端のピンを含み半円状を
なすガイド溝で案内されるようにしてある。
【0004】そのため、同公報記載の装置においては、
作動杆の往復動に伴って突出入する2つの連杆が縦横の
作動杆との枢着ピンを中心としてコーナー部材(基枠)
の逃げ溝内で左右又は上下にかなり大きく揺動すること
になり、長期の使用において連杆の回りでガタ付きが生
じ易いこと、各連杆に対するコーナー部材の装着口部の
横断面形を連杆のそれよりも揺動分だけ大きく取らなけ
ればならないので、ごみや雨水がコーナー部材の空間部
に入り易く故障が生じ易いこと、などの問題点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、作動が極
めて円滑であって、基枠の空間部内へのごみや雨水の侵
入を防止するようにした縦横作動杆のコーナー連結装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この考案は、障子の係止部材その他の付設作動部材
を作用させるため、障子枠又は障子の框に沿って直線的
に変位可能に設けられた縦及び横の作動杆を、障子枠又
は障子の隅角部において互に接続するコーナー連結装置
であって、障子枠又は障子に固定される基枠に対し差し
込まれて互に直角方向に直線的に案内され、外端を縦作
動杆と横作動杆にそれぞれ結合される縦連杆と横連杆の
内端間を、両端に枢軸を備え、内側の側端縁の肉をそい
で湾曲部を形成した等長の一対のリンクで接続し、この
一対のリンク間のみを結ぶ枢軸、及び縦、横連杆の内端
とリンクの外端とを結ぶ枢軸は、少くもその一端をリン
クの側面から突出させ、一方、基枠内に設けたほぼ1/
4円の円弧状の案内溝の両端に直線的な溝を連設し、こ
の直線的な溝の長さ及び上記円弧状の案内溝の両端の間
隔を上記リンクの長さにほぼ等しく定めると共に、一対
のリンク間のみを結ぶ枢軸は1/4円の案内溝に、縦、
横連杆の内端とリンクの外端とを結ぶ枢軸は夫々対応す
る直線的な溝に嵌めて案内するようにしたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】図1に示す状態では、基枠に対し縦方向(垂直
方向)に直線的に案内され、外端を縦作動杆に結合され
る縦連杆は、突出位置にあり、また、基枠に対し横方向
(水平方向)に直線的に案内され、外端を横作動杆に結
合される横連杆は、収納位置にある。
【0008】縦連杆が基枠に対し長さlだけ押し込まれ
ると、その内端の枢軸は縦方向に直線的に変位し、横連
杆は複数のリンクを介して同長だけ突出して、その内端
の枢軸は横方向に直線的に変位する。
【0009】この間、リンク間を結ぶ結ぶ枢軸は、基枠
内に設けたほぼ1/4円の円弧状の案内溝の範囲内で誘
導案内され、また、複数のリンクは、各枢軸の回りを回
動しつつ揺動するが、横連杆を揺動させることがない。
【0010】両連杆の揺動のないこの作用により、縦作
動杆の運動はそれと直角の方向の運動として円滑に変換
されて横作動杆に伝えられることになり、また、両連杆
がそれぞれ差し込まれ基枠の装着口部の横断面形は各
連杆の横断面形とほぼ同形にすることを可能にする。
【0011】縦連杆が逆に作動された時は、前記の作用
に準じて横連杆に直線的な突出方向の運動が伝達され
る。
【0012】
【実施例】以下図面に示す一つの実施例に基いてこの考
案のコーナー連結装置を説明する。 この考案の装置
は、回転形の窓、縦滑り出し形の窓、引き違い形の窓な
ど各種の窓における障子枠又は障子の框に沿って全周又
は部分的に設けられる作動杆に適用されるものであり、
障子枠又は障子の框に沿って直線的に変位可能に設けら
れる縦及び横の作動杆を障子枠又は障子の隅角部におい
互に連結するものである。
【0013】そして、前記の作動杆は、従来のものと同
様に、障子又は障子枠に取り付けられたハンドルに連係
させてあって、そのハンドルの操作によって摺動変位さ
れ、また、障子の係止部材、障子の開度調整部材その他
の付設作動部材を作用させるためのものである。
【0014】図1は本考案装置固定の障子枠1の縦框
11と横框12とが直角に結合して形成する隅角部に取
り付けられた例を示している。
【0015】同図において、符号21は縦框11に沿っ
て直線的に変位可能に設けられ、後記の縦連杆41に取
付部片91を介して連結された縦作動杆、22は横框1
2に沿って直線的に変位可能に設けられ、後記の横連杆
42に取付部片92を介して連結された横作動杆をそれ
ぞれ示している。
【0016】図1〜図4においてコーナー連結装置の
基枠3は例えば側面形がL字状その他任意の形状に作ら
れ、複数のねじ93等で障子枠1又は図示しない障子の
隅角部に固定される。
【0017】基枠3の縦方向(垂直方向)には縦連杆4
1を部分的に挿通させ、それを長手方向に直線的に案内
させる縦案内孔31を設け、基枠3の横方向(水平方
向)には横連杆42を部分的に挿通させ、それを長手方
向に直線的に案内させる横案内孔32を設け、両案内孔
31、32は側面において弯曲させた中間孔33をもっ
て連通させてある。
【0018】縦、横の案内孔31、32の横断面形及び
縦、横の連杆41、42の横断面形はそれぞれ互にほぼ
同形に形成され、縦、横の連杆41、42が共にそれぞ
れ直線的に摺動できるようにしてある。
【0019】 また、縦案内孔31の中半部から中間孔
33を経て横案内孔32の中半部に至る部分には、一対
のリンク51、52が装入され、縦連杆41と横連杆4
2の内端間を、長さ方向の両端に枢軸61、62、6
備えた一対のリンク51、52で連続的に接続してあ
る。
【0020】 そして、一対のリンク51、52間のみ
を結ぶ枢軸62は、少くもその一端を各リンク51、5
2の側面から基枠3の内側壁に向け突出させ、その枢軸
62の突出端部を基枠3の内側壁の一方又は両方に設け
たほぼ1/4円の円弧状の案内溝7に嵌めて曲線的に案
内されるようにする。
【0021】前記の円弧状の案内溝7は、図2において
換言すると、案内溝7を形成する多数の同心円の中心O
から基枠3に向け水平な線分a及び垂直な線分を引
き、両線分a、bが挟む角度θを90°とした時、その
線分a,bによって挟まれる範囲の円弧状の溝とし、そ
の範囲の溝7内で前述で特定した枢軸62の端部を往復
動させるものとする。
【0022】なお、円弧状の案内溝7の両端部でそれぞ
れに連続するように作られた直線的な溝71、72は、
両連杆41、42の内端の枢軸61、63が製作等の都
合で中間の枢軸62と同長にされ突出端を有するところ
から、両連杆41、42の往復の摺動に伴ってそれら枢
軸61、63の突出端を連続的に逃がす目的で作られて
おり、また、その直線的な溝71、72の外方端は前記
の枢軸61、63が両連杆41、42の往復動に伴って
衝合するので、ストッパの役割も果し得る。
【0023】図示例の基枠3は、左右対称をなす一対の
34、34を複数の固定ピン94で接合することに
より形成してある。
【0024】 また、リンク51、52は実質的に直線
をなすが、その揺動的な変位と基枠3の中間孔33部
分の形状との関係で一部はそれぞれ肉をそいで湾曲部5
3、54に形成してある。
【0025】
【考案の効果】以上に説明したこの考案の縦横作動杆の
コーナー連結装置によれば、一方の作動杆から他方の作
動杆に運動を直角に変換して伝達するに際し、入力側の
連杆及び出力側の連が揺動することなく、直線的に摺
動するのみであるから、長期の使用において連杆の周辺
の作動杆等にガタ付きが生じることを阻止し、また、各
連杆に対応する基枠における装着口部の大きさを必要最
小限に留め得るところから、ごみや雨水の基枠内への侵
入による故障の発生を防止するに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の縦横作動杆のコーナー連結装置を障
子枠に取り付けた状態を例示する縦断側面図。
【図2】図1のコーナー連結装置の基枠を示す縦断側面
図。
【図3】図1のコーナー連結装置の平面図。
【図4】同じくその背面図。
【符号の説明】
1 障子枠 11 縦框 12 横框 21 縦作動杆 22 横作動杆 3 基枠 41 縦連杆 42 横連杆 51 リンク 52 リンク 61 枢軸 62 枢軸 63 枢軸 7 案内溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子の係止部材その他の付設作動部材を
    作用させるため、障子枠又は障子の框に沿って直線的に
    変位可能に設けられた縦及び横の作動杆を、障子枠又は
    障子の隅角部において互に接続するコーナー連結装置で
    あって、障子枠又は障子に固定される基枠に対し差し込
    まれて互に直角方向に直線的に案内され、外端を縦作動
    杆と横作動杆にそれぞれ結合される縦連杆と横連杆の内
    端間を、両端に枢軸を備え、内側の側端縁の肉をそいで
    湾曲部を形成した等長の一対のリンクで接続し、この一
    対のリンク間のみを結ぶ枢軸、及び縦、横連杆の内端と
    リンクの外端とを結ぶ枢軸は、少くもその一端をリンク
    の側面から突出させ、一方、基枠内に設けたほぼ1/4
    円の円弧状の案内溝の両端に直線的な溝を連設し、この
    直線的な溝の長さ及び上記円弧状の案内溝の両端の間隔
    を上記リンクの長さにほぼ等しく定めると共に、一対の
    リンク間のみを結ぶ枢軸は1/4円の案内溝に、縦、横
    連杆の内端とリンクの外端とを結ぶ枢軸は夫々対応する
    直線的な溝に嵌めて案内するようにしたことを特徴とす
    る縦横作動杆のコーナー連結装置。
JP1993025902U 1993-04-20 1993-04-20 縦横作動杆のコーナー連結装置 Expired - Fee Related JP2607657Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993025902U JP2607657Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 縦横作動杆のコーナー連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993025902U JP2607657Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 縦横作動杆のコーナー連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0732211U JPH0732211U (ja) 1995-06-16
JP2607657Y2 true JP2607657Y2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=12178725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993025902U Expired - Fee Related JP2607657Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 縦横作動杆のコーナー連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607657Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6748605B2 (ja) * 2017-05-26 2020-09-02 Ykk Ap株式会社 戸車および建具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0732211U (ja) 1995-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4362328A (en) Patio door lock
US6902063B2 (en) Latching mechanism for locking/unlocking the door of a wafer container
JP3531138B2 (ja) 窓障子用ステ−
US3032330A (en) Casement window hinge-lock operator mechanism
JP2607657Y2 (ja) 縦横作動杆のコーナー連結装置
JP6748605B2 (ja) 戸車および建具
JP4686213B2 (ja) 引き戸の開き装置
JP3058402B2 (ja) サッシ
JP3905156B2 (ja) 扉のハンドル装置
CN219365827U (zh) 一种内倒漂移窗
EP1441097A1 (en) Turn-tilt mechanism for windows of small dimensions
JP2542144Y2 (ja) 窓開閉装置
JPH0243180Y2 (ja)
JP2601186Y2 (ja) 縦滑り出し障子の開閉装置
JPH033037B2 (ja)
JPH0512600U (ja) 門扉等における係止杆の作動装置
JPH079121B2 (ja) 丁 番
JPH0429027Y2 (ja)
JPH0234386Y2 (ja)
JPS6015904Y2 (ja) ル−バ−戸の開閉装置
JPH0513883Y2 (ja)
ITMI982050A1 (it) Chiusura ad aste di trasiazione per una porta di armadio articolata ad un corpo di armadio di distribuzione
JPH0710000Y2 (ja) 吊懸式移動パネルの密閉装置
JPS6118129Y2 (ja)
JPH0429028Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees