JP2607607B2 - 送電線の走行装置 - Google Patents

送電線の走行装置

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JP2607607B2
JP2607607B2 JP7435188A JP7435188A JP2607607B2 JP 2607607 B2 JP2607607 B2 JP 2607607B2 JP 7435188 A JP7435188 A JP 7435188A JP 7435188 A JP7435188 A JP 7435188A JP 2607607 B2 JP2607607 B2 JP 2607607B2
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安生 仲田
健 矢野
昭夫 三村
紘一 棟安
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Hitachi Ltd
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Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は架空送電線を走行する装置、特に、架空送電
線への部品の着脱のために送電線を送行する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
架空送電線を走行する装置は、送電線を引張って走行
する装置、送電線への雪の付着を防止するための難着雪
リングを取付けるために送電線を走行する装置等、種々
の用途に用いられている。
特開昭59−148504号公報に示すものは、送電線の上面
を転動する2つのシーブと、該2つのシーブを回転させ
るモータと、該2つのシーブの間において送電線の下面
に接する加圧車輪と、該加圧車輪を上下方向に回動自在
に支えるリンクと、該車輪の上方において上下方向に回
動自在に設けたレバーと、該レバーと前記リンクとを接
続する引張りばねとからなる。前記レバーを回動させて
引張りばねを引張ることにより、前記車輪が送電線に圧
着する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記によれば、車輪が送電線に圧着するので、傾斜し
た送電線でも走行することができる。
しかし、引張りばねをレバーで引張って加圧車輪を送
電線に押付けるようにしているので、2つのシーブの間
の空間を大きく必要とする。このため、送行装置の長さ
が長くなるものである。
本発明の目的は長さの短い走行装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、送電線上を走行可能であって、走行方向に
おいて前後に配置した2つのシーブと、 少なくとも一方のシーブを回転させる回転駆動手段
と、前記2つのシーブの間の送電線の下面に接触可能で
あって、上下方向に移動自在に設置した加圧車輪と、前
記2つのシーブの間において上方から吊下げられてお
り、前記加圧車輪のフレームに係合可能な係合具と、前
記シーブの下面よりも上方において、上下動自在に設け
た基準座と、該基準座を上下動させるための上下動駆動
手段と、前記基準座よりも下方の位置において、上下動
自在に設置され、前記係合具を吊下げている移動座と、
該移動座を前記基準座に向けて押圧するものであって、
前記基準座が下方に位置するとき、前記移動座を前記基
準座に押圧するためのばねを有する加圧手段と、からな
ることを特徴とする。
〔作用〕
2つのシーブを送電線に載せ、次に、係合具を加圧車
輪のフレームに係合させた後、基準座を上昇させれば、
加圧手段によって係合具が引上げられるので、加圧車輪
は送電線に圧着する。基準座が下限の位置で加圧手段の
ばねは予圧されているので、基準座の上昇量が小さくて
も大きな引上げ力を発生させることができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第7図により説明
する。この走行装置は走行装置のみを示しており、延線
機であれば、送電線の連結部が設置される。また、難着
雪リングの取付装置であれば、この取付装置が連結され
る。第2図はシーブ5を除いて示している。
走行装置は電動式であり、地上の制御装置(図示せ
ず)とは電源線と信号線とを一体としたケーブル(図示
せず)で接続している。走行装置1の故障時には走行装
置を引っ張るために、前記ケーブルには強度用のケーブ
ルも内蔵している。このケーブルは送電線1を転動する
シーブ(図示せず)で吊下げられている。ケーブルは第
1図において左端に固定している。
地上にはポータブルの発電機、制御装置及び指令装置
(いずれも図示せず)がある。指令装置は走行装置の前
進、後進、走行停止や、搭載機器(図示せず)の動作等
を指令する。制御装置は指令装置の指令に基づいて各機
器を駆動する。
走行装置1は2つのシーブ5,6を介して送電線201に載
っている。シーブ5,6はフレーム10の下方に固定されて
いる。シーブ5,6は送電線201に取付けられたアーマロッ
ド、難着雪リングやスリーブ(いずれも図示せず)を通
過可能である。
走行装置1の走行方向から見るとチャンネル状のフレ
ーム11,12がフレーム10から吊下げられている。第2図
において、フレーム11,12の右側が開口している。フレ
ーム11,12の下片は複数の部材14で相互に連結されてい
る。この部材14の上面に走行用のギヤードモータ16が設
置されている。
シーブ5,6、及びギヤードモータ16の回転軸にはスプ
ロケット17,18,19を設置している。スプロケット17〜19
はシーブ5,6(送電線201)よりもフレーム11,12の垂直
片側に位置している(フレーム11,12の非開口側に位置
している)。スプロケット17,18,19にはチェン20をエン
ドレス状に掛けている。
25はシーブ5,6を送電線201に押付けるための加圧手段
である。26は加圧車輪であり、シーブ5とシーブ6との
中間で送電線201の下面に接する。加圧車輪26はリンク2
9,ピン30、及びブラケット31を介してフレーム11の垂直
片に固定されている。リンク29はピン30を中心として上
下方向に回転する。加圧車輪26の軸27にはフック33を回
転自在に取付けている。このフック33のフック部33aは
送電線201よりも上方に位置することができる。
第2図において、フック33は加圧車輪26の両側に位置
しているが、そのフック部33a,33aは連結されていな
い。また、フック33と33との間隔はシーブ5の間隔より
も大きい。このため、フック部分33aをナックルピン35
に係合させていない場合は、加圧車輪26は下降し、また
フック部33aも送電線201よりも下降できる。
ナックルピン35は上下動自在な垂直なロッド36の下端
に固定している。
ロッド36は第3図〜第6図に示す加圧手段で上方に付
勢されている。これらの図は加圧車輪26を送電線201に
圧接している時の図である。フレーム10にボルト37aで
固定した2枚のブラケット37,37の上部に偏心軸38の両
端を水平に支持している。2つのブラケット37と37との
間の軸38bには上下方向に移動可能な基準座40を押え座4
1とボルト42とにより固定している。基準座40の走行方
向の前後のそれぞれの一部は幅方向に突出している。こ
の突出部にねじ棒43,43をねじで固定して吊下げてい
る。
基準座40とフレーム10との間には上下方向に移動可能
な移動座45を配置している。上方から見た移動座45の形
状は上方から見た基準座40の形状とほぼ同一である。ね
じ棒43は移動板45を貫通している。移動板45とねじ棒43
の下端のナット44との間に圧縮ばね46を配置している。
ロッド36はフレーム10を貫通して移動板45に固定されて
いる。この固定はロッド36の上端のねじを用いて行って
いる。ねじ棒43,ナット44、及び圧縮ばね46は加圧手段2
5の要部の加圧手段を構成する。
偏心軸38の一端38aには半径方向に突出するレバー47
を設けている。一方のブラケット37の上部にはレバー47
に当るストッパ48を突出させている。ストッパ48は一端
38aの軸心よりも水平方向に偏位している。
偏心軸38の中央38bはブラケット37,37に支持された両
端に対して偏心している。レバー47を下方から上方に回
動させることにより、軸部38bが下方から上方に移動す
るように、偏心させている。このため、レバー47を下方
から上方に回転させることによって、基準座40,移動座4
5、及びロッド36が上方に移動する。
レバー47を下方に位置させているとき、基準座40と移
動座45との隙間は有っても無くてもよいが、この実施例
で隙間が無い。つまり、移動座45は基準座40に圧着して
いる。隙間が無ければ、圧縮ばね46に予圧を与えておく
ことができ、偏心軸38の小さな偏心量でロッド36の大き
な引上げ力を得ることができる。
次に、取付け手順について説明する。
先ず、取付装置を鉄塔上に持上げ、フレーム10,11の
開口側から水平方向に移動させて取付装置のシーブ5,6
を送電線201に載せる。
次に、フック33をナックルピン35に掛ける。次に、レ
バー47を下方から上方に回転させる。レバー47はストッ
パ48に当って移動しない。これによって加圧車輪26は送
電線201に圧着する。
これによって走行可能となる。
走行装置1を送電線201から外すには上記と逆の動作
を行えばよい。
これによれば、圧縮ばね46が予圧されているので、短
いストロークで大きな引上げ力を得ることができ、装置
を小形にできるものである。
上下方向に回動するリンク29の先端の軸37に加圧車輪
26及びフック33を取付けているので、上下動の構成を簡
単にできるものである。また、フック33と33の間隔はシ
ーブ5の厚さよりも大きいので、シーブ5と6の間隔を
小さくでき、取付装置の長さを短くできるものである。
フック33をロッド36に固定した場合でも同様である。
第7図は加圧手段の他の実施例を示すものである。ね
じ棒43は移動座45に固定され、基準座40を貫通してい
る。圧縮ばね46は基準座40とナット44との間に配置して
いる。
基準座40を上下動させる手段として、例えば、電動シ
リンダを垂直方向に向けてブラケット37に取付け、電動
シリンダのロットを基準座40に連結する。
レバー47及びストッパ48の位置はフレーム11,12の垂
直片側でもよい。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、加圧車輪を引上げるた
めの加圧手段のばねは予圧しておくことができるので、
装置を小形にできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の走行装置の正面図、第2図
は第1図の左側面図である。 第3図は第1図の加圧車輪の加圧手段の正面図、第4図
は第3図の4−4断面図、第5図は第3図の平面図、第
6図は第3図の6−6断面図、第7図は本発明の他の実
施例を第4図相当図である。 1……走行装置、5,6……シーブ、16……モータ、17,1
8,19……スプロケット、20……チェン、26……加圧車
輪、33……フック、36……ロッド、38……偏心軸、40…
…基準座、43……ねじ棒、45……移動座、46……圧縮ば
ね、47……レバー、48……ストッパ、
フロントページの続き (72)発明者 三村 昭夫 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 棟安 紘一 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電線上を走行するものであって、走行方
    向において前後に配置した2つのシーブを有する走行装
    置と、 前記走行装置に設置され、少なくとも一方のシーブを回
    転させる回転駆動手段と、 前記走行装置に設置され、前記2つのシーブの間の送電
    線の下面に接触するものであって、上下方向に移動自在
    に設置した加圧車輪と、 前記走行装置に設置され、前記2つのシーブの間におい
    て上方から吊下げられており、前記加圧車輪のフレーム
    に係合する係合具と、 前記シーブの下面よりも上方において、上下動自在に設
    けた基準座と、 前記走行装置に設置され、該基準座を上下動させるため
    の上下動駆動手段と、 前記走行装置に設置され、前記基準座よりも下方の位置
    において、上下動自在に設置され、前記係合具を吊下げ
    ている移動座と、 該移動座を前記基準座に向けて押圧するものであって、
    前記基準座が下方に位置するとき、前記移動座を前記基
    準座に向けて押圧するためのばねを有する加圧手段と、 からなる走行装置。
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