JP2607338Y2 - 運搬用台車 - Google Patents
運搬用台車Info
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- JP2607338Y2 JP2607338Y2 JP1992022557U JP2255792U JP2607338Y2 JP 2607338 Y2 JP2607338 Y2 JP 2607338Y2 JP 1992022557 U JP1992022557 U JP 1992022557U JP 2255792 U JP2255792 U JP 2255792U JP 2607338 Y2 JP2607338 Y2 JP 2607338Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、運搬用台車に係り、
特に、使用しない時には、複数の運搬用台車を隙間なく
重ねられる(ネスティング)ようにした運搬用台車に関
する。
特に、使用しない時には、複数の運搬用台車を隙間なく
重ねられる(ネスティング)ようにした運搬用台車に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、下部に車輪を設けた枠体を対設し
て構成した運搬用台車が知られている。この運搬用台車
は、枠体の上部および下部において、枠体の中央部間を
1本の横杆で連結して、平面H字状とし、使用しない時
には、複数の運搬用台車を隙間なく重ねられるように
し、保管場所の省スペース化を図るようにしている。
て構成した運搬用台車が知られている。この運搬用台車
は、枠体の上部および下部において、枠体の中央部間を
1本の横杆で連結して、平面H字状とし、使用しない時
には、複数の運搬用台車を隙間なく重ねられるように
し、保管場所の省スペース化を図るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の運
搬用台車は、搭載した貨物を運搬する時には、前記枠体
を押すことによって、台車全体を走行させるようにされ
るが、枠体はその上部および下部において、中央部が、
夫々、1本の横杆で連結した構造であったので、枠体に
撓みや変形が起り易く、強度上の問題があった。又、枠
体の撓みや変形があるので、枠体に加えた力が、車輪側
に直ちに伝達されず、台車の走行開始に遅延があり、作
業性が損なわれるという問題点もあった。
搬用台車は、搭載した貨物を運搬する時には、前記枠体
を押すことによって、台車全体を走行させるようにされ
るが、枠体はその上部および下部において、中央部が、
夫々、1本の横杆で連結した構造であったので、枠体に
撓みや変形が起り易く、強度上の問題があった。又、枠
体の撓みや変形があるので、枠体に加えた力が、車輪側
に直ちに伝達されず、台車の走行開始に遅延があり、作
業性が損なわれるという問題点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、枠体の撓みや変形が
起らないように全体的剛性を向上させ、これによって使
用時の作業性も向上させ得る運搬用台車を提供すること
を目的としたものである。
な問題点に鑑みてなされたもので、枠体の撓みや変形が
起らないように全体的剛性を向上させ、これによって使
用時の作業性も向上させ得る運搬用台車を提供すること
を目的としたものである。
【0005】斯る目的を達成するこの考案の運搬用台車
は、下部に車輪を設けた枠体を対設してなる運搬用台車
であって、対向した枠体を以下の(1)乃至(4)の何
れかの態様で連結したものである。
は、下部に車輪を設けた枠体を対設してなる運搬用台車
であって、対向した枠体を以下の(1)乃至(4)の何
れかの態様で連結したものである。
【0006】(1) 上部が、交差した2本の横杆で互
いに連結してあると共に、下部中央部間が、1本の横杆
で連結してある。
いに連結してあると共に、下部中央部間が、1本の横杆
で連結してある。
【0007】(2) 上部が、交差した2本の横杆で互
いに連結してあると共に、下部が、対向しない端部間を
1本の横杆で連結してある。
いに連結してあると共に、下部が、対向しない端部間を
1本の横杆で連結してある。
【0008】(3)上部が、交差した2本の横杆で互い
に連結してあると共に、下部中央部間が、1本の横杆で
連結してあり、かつ対向しない端部間を別の1本の横杆
で連結してある。
に連結してあると共に、下部中央部間が、1本の横杆で
連結してあり、かつ対向しない端部間を別の1本の横杆
で連結してある。
【0009】(4) 上部中央部間が、1本の横杆で連
結してあると共に、下部中央部間が、1本の横杆で連結
してあり、かつ対向しない端部間を別の1本の横杆で連
結してある。
結してあると共に、下部中央部間が、1本の横杆で連結
してあり、かつ対向しない端部間を別の1本の横杆で連
結してある。
【0010】即ちこの考案は、上下に上枠及び下枠を有
すると共に該下枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対設
してなる運搬用台車において、前記枠体は、上枠の中央
部と下枠の中央部との間に中央縦枠を連結し、該中央縦
枠の両側に併列して配置した2つの側縦枠の上端部を前
記上枠の両端部に夫々固定し、前記一方の側縦枠の下端
部を前記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の下端部を横
方向に屈曲してその先端を前記中央縦枠に固定し、前記
他方の側縦枠の下端と前記下枠の上面との間に嵌装間隙
を形成して、構成し、対向した前記枠体は、上部が、交
差して互いに固定されている2本の横杆で互いに連結し
てあると共に、下部の中央部間が、前記嵌装間隙に対応
した高さに配置した、1本の横杆で連結してあることを
特徴とした運搬用台車である。
すると共に該下枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対設
してなる運搬用台車において、前記枠体は、上枠の中央
部と下枠の中央部との間に中央縦枠を連結し、該中央縦
枠の両側に併列して配置した2つの側縦枠の上端部を前
記上枠の両端部に夫々固定し、前記一方の側縦枠の下端
部を前記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の下端部を横
方向に屈曲してその先端を前記中央縦枠に固定し、前記
他方の側縦枠の下端と前記下枠の上面との間に嵌装間隙
を形成して、構成し、対向した前記枠体は、上部が、交
差して互いに固定されている2本の横杆で互いに連結し
てあると共に、下部の中央部間が、前記嵌装間隙に対応
した高さに配置した、1本の横杆で連結してあることを
特徴とした運搬用台車である。
【0011】また、この考案は、上下に上枠及び下枠を
有すると共に該下枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対
設してなる運搬用台車において、前記枠体は、前記上枠
の両端部に夫々側縦枠の上端部を固定し、前記一方の側
縦枠の下端部を前記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の
下端部を横方向に屈曲してその先端を前記一方の側縦枠
に固定して、構成し、対向した前記枠体は、上部が、交
差して互いに固定されている2本の横杆で互いに連結し
てあると共に、下部が前記下枠の対向しない端部間を1
本の横杆で連結してあり、かつ下枠の上面中央部間が、
別の1本の横杆で連結してあり、該横杆と前記他方の側
縦枠の屈曲した下端部とを固定して、前記他方の側縦枠
の下端と前記下枠の上面との間に嵌装間隙を形成してあ
ることを特徴とした運搬用台車である。
有すると共に該下枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対
設してなる運搬用台車において、前記枠体は、前記上枠
の両端部に夫々側縦枠の上端部を固定し、前記一方の側
縦枠の下端部を前記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の
下端部を横方向に屈曲してその先端を前記一方の側縦枠
に固定して、構成し、対向した前記枠体は、上部が、交
差して互いに固定されている2本の横杆で互いに連結し
てあると共に、下部が前記下枠の対向しない端部間を1
本の横杆で連結してあり、かつ下枠の上面中央部間が、
別の1本の横杆で連結してあり、該横杆と前記他方の側
縦枠の屈曲した下端部とを固定して、前記他方の側縦枠
の下端と前記下枠の上面との間に嵌装間隙を形成してあ
ることを特徴とした運搬用台車である。
【0012】更に、この考案は、上下に上枠及び下枠を
有すると共に該下枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対
設してなる運搬用台車において、前記枠体は、上枠の中
央部と下枠の中央部との間に中央縦枠を連結し、該中央
縦枠の両側に併列して配置した2つの側縦枠の上端部を
前記上枠の両端部に夫々固定し、前記一方の側縦枠の下
端部を前記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の下端部を
横方向に屈曲してその先端を前記中央縦枠に固定し、前
記他方の側縦枠の下端と前記下枠の上面との間に嵌装間
隙を形成して、構成し、対向した前記枠体は、上部中央
部間が、1本の横杆で連結してあると共に、下部が、前
記下枠の対向しない端部間を1本の横杆で連結してあ
り、かつ下部の中央部間が、前記嵌装間隙に対応した高
さに配置した、別の1本の横杆で連結してあることを特
徴とした運搬用台車である。
有すると共に該下枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対
設してなる運搬用台車において、前記枠体は、上枠の中
央部と下枠の中央部との間に中央縦枠を連結し、該中央
縦枠の両側に併列して配置した2つの側縦枠の上端部を
前記上枠の両端部に夫々固定し、前記一方の側縦枠の下
端部を前記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の下端部を
横方向に屈曲してその先端を前記中央縦枠に固定し、前
記他方の側縦枠の下端と前記下枠の上面との間に嵌装間
隙を形成して、構成し、対向した前記枠体は、上部中央
部間が、1本の横杆で連結してあると共に、下部が、前
記下枠の対向しない端部間を1本の横杆で連結してあ
り、かつ下部の中央部間が、前記嵌装間隙に対応した高
さに配置した、別の1本の横杆で連結してあることを特
徴とした運搬用台車である。
【0013】
【作用】この考案の運搬用台車によれば、枠体の上部お
よび下部を連結した横杆によって、枠体全体の剛性を高
めることができ、枠体の撓みや変形を防ぐことができ
る。
よび下部を連結した横杆によって、枠体全体の剛性を高
めることができ、枠体の撓みや変形を防ぐことができ
る。
【0014】
【実施例】以下この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0015】図1および図2は、第1実施例の運搬用台
車であって、枠体1a、1bを対設してあり、各枠体の
下部両端に車輪(キャスタ)2、2が設けてある。前記
枠体1a、1bは、下枠3と上枠4を中央縦枠5でI字
状に連結してあると共に、一側(図1(a)において右
側)に、下枠3から上枠4に至る側縦枠6を連結し、他
側(図1(a)において左側)に、前記中央縦枠5の下
部から上枠4に至るL字状の側縦枠7を連結して構成し
てある。
車であって、枠体1a、1bを対設してあり、各枠体の
下部両端に車輪(キャスタ)2、2が設けてある。前記
枠体1a、1bは、下枠3と上枠4を中央縦枠5でI字
状に連結してあると共に、一側(図1(a)において右
側)に、下枠3から上枠4に至る側縦枠6を連結し、他
側(図1(a)において左側)に、前記中央縦枠5の下
部から上枠4に至るL字状の側縦枠7を連結して構成し
てある。
【0016】前記側縦枠6および側縦枠7は、対向した
枠体1a、1bの間で連結しているものである。即ち、
枠体1aの側縦枠6は、枠体1a、1bの対向部を斜め
に横断する横杆8aを介して、枠体1bの側縦枠6に連
続しており、枠体1aの側縦枠7は、枠体1a、1bの
対向部を斜めに横断する横杆8bを介して、枠体1bの
側縦枠7に連続している。然して枠体1a、1bは、そ
の上部が、X字状に交差した2本の横杆8a、8bで連
結されている。尚横杆8a、8bの交差部はスペーサ9
を挾んで互いに連結してある。
枠体1a、1bの間で連結しているものである。即ち、
枠体1aの側縦枠6は、枠体1a、1bの対向部を斜め
に横断する横杆8aを介して、枠体1bの側縦枠6に連
続しており、枠体1aの側縦枠7は、枠体1a、1bの
対向部を斜めに横断する横杆8bを介して、枠体1bの
側縦枠7に連続している。然して枠体1a、1bは、そ
の上部が、X字状に交差した2本の横杆8a、8bで連
結されている。尚横杆8a、8bの交差部はスペーサ9
を挾んで互いに連結してある。
【0017】又、枠体1a、1bの下部は、1本の横杆
10で連結してある。横杆10は、前記L字状の側縦枠
7の下部と下枠3の間に形成された嵌装間隙11の高さ
としてあるもので、両枠体1a、1bの中央縦枠5、5
間に架設するようにして連結してある。
10で連結してある。横杆10は、前記L字状の側縦枠
7の下部と下枠3の間に形成された嵌装間隙11の高さ
としてあるもので、両枠体1a、1bの中央縦枠5、5
間に架設するようにして連結してある。
【0018】上記実施例の運搬用台車によれば、対向し
た枠体1a、1bを、X字状に交差させた横杆8a、8
dで連結したので、全体として剛性が高まる。従って、
使用の際、枠体1a、1bに押圧力を加えても、枠体1
a、1bが撓んだり、変形するおそれを無くすることが
できると共に、押圧力の作用によって、直ちに車輪2、
2の転動を開始させることができ、運搬作業の能率を改
善することができる。運搬用台車を使用しない時には、
図2に示したように、複数の運搬用台車を隙間なく重ね
て、保管に要するスペースを少くすることができる。即
ち、枠体1a、1bを連結した上部の横杆8a、8b
は、図2(a)に示したように、下側に交差した横杆8
bが上側に交差した横杆8aの下側に潜入するようにし
て重ねることができる。又、枠体1a、1bを連結した
下部の横杆10は、図2(b)に示したように、前記嵌
装間隙11に嵌入させて、隣接する運搬用台車の横杆1
0に並列させることができる。
た枠体1a、1bを、X字状に交差させた横杆8a、8
dで連結したので、全体として剛性が高まる。従って、
使用の際、枠体1a、1bに押圧力を加えても、枠体1
a、1bが撓んだり、変形するおそれを無くすることが
できると共に、押圧力の作用によって、直ちに車輪2、
2の転動を開始させることができ、運搬作業の能率を改
善することができる。運搬用台車を使用しない時には、
図2に示したように、複数の運搬用台車を隙間なく重ね
て、保管に要するスペースを少くすることができる。即
ち、枠体1a、1bを連結した上部の横杆8a、8b
は、図2(a)に示したように、下側に交差した横杆8
bが上側に交差した横杆8aの下側に潜入するようにし
て重ねることができる。又、枠体1a、1bを連結した
下部の横杆10は、図2(b)に示したように、前記嵌
装間隙11に嵌入させて、隣接する運搬用台車の横杆1
0に並列させることができる。
【0019】図3および図4は、第2実施例の運搬用台
車である。前記実施例においては、枠体1a、1bを連
結した下部の横杆10の為に、枠体1a、1b内に嵌装
間隙11を形成する必要があったが、この実施例は嵌装
間隙11を不要としたものである。他の部分は前記実施
例と略同様であるので、同一の符号を付して説明は省略
する。
車である。前記実施例においては、枠体1a、1bを連
結した下部の横杆10の為に、枠体1a、1b内に嵌装
間隙11を形成する必要があったが、この実施例は嵌装
間隙11を不要としたものである。他の部分は前記実施
例と略同様であるので、同一の符号を付して説明は省略
する。
【0020】枠体1a、1bの下部は、互いに対向しな
い端部間を1本の横杆12で連結してある。即ち、枠体
1a、1bの下枠3、3と横杆12でZ字状としてあ
る。
い端部間を1本の横杆12で連結してある。即ち、枠体
1a、1bの下枠3、3と横杆12でZ字状としてあ
る。
【0021】この実施例の運搬用台車も、対向した枠体
1a、1bが、X字状に交差させた横杆8a、8bで連
結されているので、全体として剛性が高まり、前記実施
例と同様の作用効果がある。又、枠体1a、1b内に嵌
装間隙11を形成する必要が無いことから、側縦枠7の
下端も下枠3に連結することができ、枠体1a、1b自
体の強度も向上し、中央縦枠5を設けない構造とするこ
とができる。
1a、1bが、X字状に交差させた横杆8a、8bで連
結されているので、全体として剛性が高まり、前記実施
例と同様の作用効果がある。又、枠体1a、1b内に嵌
装間隙11を形成する必要が無いことから、側縦枠7の
下端も下枠3に連結することができ、枠体1a、1b自
体の強度も向上し、中央縦枠5を設けない構造とするこ
とができる。
【0022】使用しない時に、複数の運搬用台車を重ね
た状態を図4に示した。上部の交差した2本の横杆8
a、8bは、図4(a)で、前記図2(a)と同様であ
る。下部の1本の横杆12は、図4(b)に示したよう
に、複数の運搬用台車の、夫々の横杆12が並列する。
た状態を図4に示した。上部の交差した2本の横杆8
a、8bは、図4(a)で、前記図2(a)と同様であ
る。下部の1本の横杆12は、図4(b)に示したよう
に、複数の運搬用台車の、夫々の横杆12が並列する。
【0023】図5および図6は、第3実施例の運搬用台
車である。この実施例は、前記第1および第2実施例の
運搬用台車に比べて、下部の剛性を向上したもので、他
の部分は、前記実施例と略同一であるので、同一部材に
は同一符号を付して説明を省略する。
車である。この実施例は、前記第1および第2実施例の
運搬用台車に比べて、下部の剛性を向上したもので、他
の部分は、前記実施例と略同一であるので、同一部材に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0024】下部の剛性を向上する為に、枠体1a、1
bの下部は、前記第1実施例の横杆10および第2実施
例の横杆12で連結してある。枠体1a、1bの下部に
は、横杆10に対する嵌装間隙11が必要で、側縦枠7
はL字状とされ、下枠3の中央部で、横杆10および上
下のスペーサ13、13を介して連結されている。
bの下部は、前記第1実施例の横杆10および第2実施
例の横杆12で連結してある。枠体1a、1bの下部に
は、横杆10に対する嵌装間隙11が必要で、側縦枠7
はL字状とされ、下枠3の中央部で、横杆10および上
下のスペーサ13、13を介して連結されている。
【0025】この実施例の運搬用台車は、対向した枠体
1a、1bが、上部において、X字状に交差させた横杆
8a、8bで連結され、下部において、横杆10および
横杆12の2本の横杆で連結されているので、上部およ
び下部ともに補強されて、全体としての剛性を強くし、
前記実施例と同様の作用効果がある。
1a、1bが、上部において、X字状に交差させた横杆
8a、8bで連結され、下部において、横杆10および
横杆12の2本の横杆で連結されているので、上部およ
び下部ともに補強されて、全体としての剛性を強くし、
前記実施例と同様の作用効果がある。
【0026】使用しない時の、複数の運搬用台車を重ね
た状態を図6に示した。上部は図6(a)で、前記図2
(a)と同様である。下部は図6(b)に示したよう
に、横杆10、10および横杆12、12の夫々が並列
する。
た状態を図6に示した。上部は図6(a)で、前記図2
(a)と同様である。下部は図6(b)に示したよう
に、横杆10、10および横杆12、12の夫々が並列
する。
【0027】図7および図8は、第4実施例の運搬用台
車である。この実施例は、枠体1a、1bの下部の連結
構造で、全体としての剛性を高めたもので、枠体1a、
1bの上部は、各枠体の中央部間に架設した1本の横杆
14で連結してある。他の部分は前記実施例と略同様で
あるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略す
る。
車である。この実施例は、枠体1a、1bの下部の連結
構造で、全体としての剛性を高めたもので、枠体1a、
1bの上部は、各枠体の中央部間に架設した1本の横杆
14で連結してある。他の部分は前記実施例と略同様で
あるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0028】この実施例の運搬用台車は、対向した枠体
1a、1bが、下部において2本の横杆10、12で連
結されて、全体としての剛性が強化され、前記実施例と
同様の作用効果がある。
1a、1bが、下部において2本の横杆10、12で連
結されて、全体としての剛性が強化され、前記実施例と
同様の作用効果がある。
【0029】使用しない時の、複数の運搬用台車を重ね
た状態を図8に示した。上部は図8(a)で、横杆14
が並列する。下部は、図6(b)と同様で、横杆10、
10および横杆12、12の夫々が並列する。
た状態を図8に示した。上部は図8(a)で、横杆14
が並列する。下部は、図6(b)と同様で、横杆10、
10および横杆12、12の夫々が並列する。
【0030】以上、この考案のいくつかの実施例につい
て説明した。何れの場合も、枠体1a、1bを対向して
構成した運搬用台車の全体の剛性を向上し、枠体1a、
1bの撓み、変形を阻止すると共に、作業性も向上する
ことができる。又、使用しない時には、複数の運搬用台
車を隙間なく重ねることができるので、保管の為のスペ
ースを少くすることができる。尚、各運搬用台車には、
図1(b)に鎖線で示したように、床板15を起伏自在
に設置したり、図3(b)に鎖線で示したように、アン
グル状の受棧16を設置したりすることができる。床板
15は合成樹脂成形パネルとして、軽量化を図るのが望
ましい。又、枠体1a、1bの上枠4と下枠3の間に補
強の為の横棧や斜棧等、或いは合成樹脂を成形して成る
リブ付パネルを設けることもできる。
て説明した。何れの場合も、枠体1a、1bを対向して
構成した運搬用台車の全体の剛性を向上し、枠体1a、
1bの撓み、変形を阻止すると共に、作業性も向上する
ことができる。又、使用しない時には、複数の運搬用台
車を隙間なく重ねることができるので、保管の為のスペ
ースを少くすることができる。尚、各運搬用台車には、
図1(b)に鎖線で示したように、床板15を起伏自在
に設置したり、図3(b)に鎖線で示したように、アン
グル状の受棧16を設置したりすることができる。床板
15は合成樹脂成形パネルとして、軽量化を図るのが望
ましい。又、枠体1a、1bの上枠4と下枠3の間に補
強の為の横棧や斜棧等、或いは合成樹脂を成形して成る
リブ付パネルを設けることもできる。
【0031】
【考案の効果】以上に説明したように、この考案によれ
ば、枠体の下端部に嵌装間隙を形成し、あるいは、対向
する枠体の下枠の対向しない端部間を1本の横杆で連結
してあるので、使用しない時には複数の運搬用台車を重
ねて、保管の為のスペースを少なくできる効果がある。
また、対向する枠体の上部が横杆で互いに連結してある
と共に下部が交差する2本の横杆で連結してあるので、
枠体に撓みや変形が起こり難く、全体的強度が向上でき
る効果がある。従って、枠体に加えた力が、車輪側に直
ちに伝達され、台車の走行が遅延なく開始され、更にネ
スティング性能の向上と相俟って、作業性も向上できる
運搬用台車を提供できる効果がある。
ば、枠体の下端部に嵌装間隙を形成し、あるいは、対向
する枠体の下枠の対向しない端部間を1本の横杆で連結
してあるので、使用しない時には複数の運搬用台車を重
ねて、保管の為のスペースを少なくできる効果がある。
また、対向する枠体の上部が横杆で互いに連結してある
と共に下部が交差する2本の横杆で連結してあるので、
枠体に撓みや変形が起こり難く、全体的強度が向上でき
る効果がある。従って、枠体に加えた力が、車輪側に直
ちに伝達され、台車の走行が遅延なく開始され、更にネ
スティング性能の向上と相俟って、作業性も向上できる
運搬用台車を提供できる効果がある。
【図1】この考案の第1実施例で、(a)は側面図、
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
【図2】同じく第1実施例で、(a)は複数の運搬用台
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
【図3】この考案の第2実施例で、(a)は側面図、
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
【図4】同じく第2実施例で、(a)は複数の運搬用台
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
【図5】この考案の第3実施例で、(a)は側面図、
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
【図6】同じく第3実施例で、(a)は複数の運搬用台
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
【図7】この考案の第4実施例で、(a)は側面図、
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は車輪を除い
て示した底面図である。
【図8】同じく第4実施例で、(a)は複数の運搬用台
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
車を重ねた状態の平面図、(b)は同じく横断平面図で
ある。
1a、1b 枠体 2 車輪 8a、8b、10、12、14 横杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 3/14
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に上枠及び下枠を有すると共に該下
枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対設してなる運搬用
台車において、前記枠体は、上枠の中央部と下枠の中央
部との間に中央縦枠を連結し、該中央縦枠の両側に併列
して配置した2つの側縦枠の上端部を前記上枠の両端部
に夫々固定し、前記一方の側縦枠の下端部を前記下枠に
固定し、前記他方の側縦枠の下端部を横方向に屈曲して
その先端を前記中央縦枠に固定し、前記他方の側縦枠の
下端と前記下枠の上面との間に嵌装間隙を形成して、構
成し、対向した前記枠体は、上部が、交差して互いに固
定されている2本の横杆で互いに連結してあると共に、
下部の中央部間が、前記嵌装間隙に対応した高さに配置
した、1本の横杆で連結してあることを特徴とした運搬
用台車。 - 【請求項2】 上下に上枠及び下枠を有すると共に該下
枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対設してなる運搬用
台車において、前記枠体は、前記上枠の両端部に夫々側
縦枠の上端部を固定し、前記一方の側縦枠の下端部を前
記下枠に固定し、前記他方の側縦枠の下端部を横方向に
屈曲してその先端を前記一方の側縦枠に固定して、構成
し、対向した前記枠体は、上部が、交差して互いに固定
されている2本の横杆で互いに連結してあると共に、下
部が前記下枠の対向しない端部間を1本の横杆で連結し
てあり、かつ下枠の上面中央部間が、別の1本の横杆で
連結してあり、該横杆と前記他方の側縦枠の屈曲した下
端部とを固定して、前記他方の側縦枠の下端と前記下枠
の上面との間に嵌装間隙を形成してあることを特徴とし
た運搬用台車。 - 【請求項3】 上下に上枠及び下枠を有すると共に該下
枠の下面に車輪を設けてなる枠体を対設してなる運搬用
台車において、前記枠体は、上枠の中央部と下枠の中央
部との間に中央縦枠を連結し、該中央縦枠の両側に併列
して配置した2つの側縦枠の上端部を前記上枠の両端部
に夫々固定し、前記一方の側縦枠の下端部を前記下枠に
固定し、前記他方の側縦枠の下端部を横方向に屈曲して
その先端を前記中央縦枠に固定し、前記他方の側縦枠の
下端と前記下枠の上面との間に 嵌装間隙を形成して、構
成し、対向した前記枠体は、上部中央部間が、1本の横
杆で連結してあると共に、下部が、前記下枠の対向しな
い端部間を1本の横杆で連結してあり、かつ下部の中央
部間が、前記嵌装間隙に対応した高さに配置した、別の
1本の横杆で連結してあることを特徴とした運搬用台
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022557U JP2607338Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 運搬用台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022557U JP2607338Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 運搬用台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575047U JPH0575047U (ja) | 1993-10-12 |
JP2607338Y2 true JP2607338Y2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=12086161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022557U Expired - Lifetime JP2607338Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 運搬用台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607338Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5227801Y2 (ja) * | 1972-04-27 | 1977-06-24 | ||
JPS5210313Y2 (ja) * | 1972-06-12 | 1977-03-05 | ||
JPS5116365U (ja) * | 1974-07-24 | 1976-02-05 | ||
JPS59137866U (ja) * | 1983-03-05 | 1984-09-14 | 日本ファイリング株式会社 | 折畳棚式台車 |
JPH0626460Y2 (ja) * | 1989-02-27 | 1994-07-20 | 株式会社日通総合研究所 | 運搬用台車 |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP1992022557U patent/JP2607338Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575047U (ja) | 1993-10-12 |
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