JP2607195Y2 - 濃塩水タンク - Google Patents

濃塩水タンク

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JP2607195Y2
JP2607195Y2 JP1993050703U JP5070393U JP2607195Y2 JP 2607195 Y2 JP2607195 Y2 JP 2607195Y2 JP 1993050703 U JP1993050703 U JP 1993050703U JP 5070393 U JP5070393 U JP 5070393U JP 2607195 Y2 JP2607195 Y2 JP 2607195Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、濃塩水タンクの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の濃塩水タンクは、例えば図4に
示すように、電解水生成装置は扉1aを有する生成装置
本体1内に設けた濃塩水タンク2内に食塩等の塩を投入
すると共に水を供給して濃塩水を生成し、この濃塩水を
重力などにより希塩水タンク3に供給すると共に水を供
給して所定濃度の希塩水を作り、この希塩水を電動ポン
プ4により電解筒5に供給して電解水を生成している。
これに使用する従来の濃塩水タンク2の内部は、例えば
図5に示すように、仕切板2bにより2つの室C,Dに
仕切られ、一方の室Cには常時相当量の食塩等の塩Sが
投入されており、これが給水管7から供給される水に溶
解して作られた濃塩水は仕切板2bを越えて他方の室D
に収容される。濃塩水タンク2の水面Wは、側室B内に
設けたフロート弁35により給水弁7aを開閉制御する
ことにより所定のレベルに保たれる。希塩水タンク3に
は供給弁9aを備えた連通管9を介して濃塩水が供給さ
れると共に給水弁を備えた給水管(図示省略)を介して
水が供給され、この供給弁9aと給水弁の制御により、
希塩水タンク3内に所定濃度の希塩水が作られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種の濃塩水タンク
では、濃塩水タンク2内の塩が減少したときに相当量の
塩Sをまとめて投入するが、これにより水面Wが上昇し
てオーバフロー管8上端の開口9aを超えると濃塩水タ
ンク2内の濃塩水が排出される。投入の際には相当量の
塩の粒子が水中に浮遊状態となるので、この塩の粒子も
オーバフロー管8から排出され、塩が無駄に消費される
だけでなく、この塩の粒子が排水管の金属部分に付着し
て錆を発生させるという問題がある。また、濃塩水タン
ク2内の掃除の際には残った塩を取り除いて洗浄しなけ
ればならないが、室Cの底に残った塩の除去は面倒であ
ると共に仕切板2bが邪魔になるので洗浄も面倒であ
り、また室C内の塩を完全に除くことは困難であるので
この際にも塩が無駄に消費されるという問題がある。本
考案はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、本考案によ
る濃塩水タンクは、図1〜図3に例示するように、槽本
体21とその上面に開口された塩の投入口Aを開閉自在
に覆う蓋25よりなる濃塩水タンクにおいて、濾斗状の
シュート部42を備え前記槽本体21の前記投入口Aの
少なくとも一部分を覆うように同投入口に設けられたシ
ュータ40と、上部開口45aを除き閉じられた投入さ
れる通常の塩の粒子が通過しない程度の細かい目の網材
よりなり前記上部開口45aが前記シュート部42下部
の開口部43に隙間なく連結された網袋45と、この網
袋の外側においてそれぞれ前記槽本体21内に開口され
たオーバフロー管31及び濃塩水供給先への連通管32
を備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】網袋45を形成する網材の目は投入される通常
の塩の粒子が通過しない程度に細かいので、シュート部
42から濃塩水タンク20に投入された塩Sの粒子は網
袋45内に保持され、その外に出ることは殆どない。し
かし濃塩水タンク20内の水は網袋45の目を通って出
入りし、網袋45内の塩Sを溶解して濃塩水を生じる。
またシュータ40を濃塩水タンク20から取り出せば、
これに連結された網袋45及びその中の塩Sも共に取り
出され、濃塩水タンク20内に塩Sの粒子は殆ど残らな
い。
【0006】
【考案の効果】上述のように、本考案によれば、投入さ
れた塩の粒子は網袋の外に出ることは殆どないので、塩
の投入などによる水面の上昇に伴いオーバフロー管から
排出される濃塩水と共に浮遊状態の塩の粒子が排出され
ることは殆どない。従って、塩の粒子の排出により塩が
無駄に消費されることはなく、この塩の粒子が排水管な
どの金属部分に付着して錆を発生させることはなくな
る。またシュータを取り出せば濃塩水タンク内に塩の粒
子は殆ど残らないので、従来濃塩水タンク内に必要とさ
れた仕切板が不要になったことと相まって濃塩水タンク
の掃除はきわめて容易となり、この掃除の際の塩の無駄
な消費もなくすことができる。
【0007】
【実施例】以下に図1〜図3に示す実施例により、本考
案の説明をする。図1に示すように、この電解水生成装
置の外箱の主要部は、外箱本体10とトップパネル19
により構成されている。外箱本体10は上面が解放され
た板金製の直方体の箱であり、その底板14には4個の
支持脚18が固定されている。外箱本体10の各側板1
3の上縁部は内側に折曲されて水平な支持平面部13a
を形成している。前側の側板13に形成された開口に
は、一方に取手17aを有する両開きの扉17が設けら
れている。扉17は両開きの代わりに片開きとしもよ
い。ほぼ平坦なトップパネル19は合成樹脂製で次に述
べる濃塩水タンク20の槽本体21と一体的に形成さ
れ、その全周に形成された下向きのフランジ19aは、
外箱本体10の各側板13の上縁部外周にぴったりと嵌
合されている。
【0008】図1及び図2に示すように、濃塩水タンク
20は槽本体21と蓋25により構成されている。上面
より見て略長方形状の槽本体21には、塩の投入口Aを
形成する上側開口部の上縁全周より外向きに延びる水平
フランジ部21aとこの水平フランジ部21aの外縁全
周より上向きに延びる起立部21bが一体的に形成され
る。起立部21bの上縁は外側に湾曲されてトップパネ
ル19となり、このようにして槽本体21とトップパネ
ル19は一体化されている。槽本体21とトップパネル
19は、塩水に侵されにくい塩化ビニルまたはABS樹
脂等の合成樹脂板を素材として真空成形するのが好まし
い。
【0009】図1及び図2に示すように、蓋25には全
外周より下向きに延びる縦フランジ部25aが一体的に
形成され、緩やかに盛り上がった蓋25の中央部には把
手部26が一体成形されている。蓋25も塩化ビニルま
たはABS樹脂等の合成樹脂板を素材として真空成形さ
れる。蓋25は縦フランジ部25aの外法寸法が起立部
21bの内法寸法よりやや小さく形成され、縦フランジ
部25aの下縁が、次に述べるシュータ40の支持板部
41を介して、水平フランジ部21aの上面に支持され
て、投入口Aを開閉自在に覆うようになっている。
【0010】図2及び図3に示すように、シュータ40
は平坦な支持板部41とその中央部に一体形成された濾
斗状のシュート部42よりなり、シュート部42下部の
開口部43は短い筒状に形成されている。シュータ40
も塩化ビニルまたはABS樹脂等の合成樹脂板を素材と
して真空成形される。本実施例では、支持板部41の外
法寸法は起立部21bの内法寸法よりやや小さく形成さ
れ、支持板部41の外縁部を槽本体21の水平フランジ
部21a上に載せることにより、シュータ40は槽本体
21に支持される。
【0011】網袋45は、ナイロン繊維などを編んだ細
かい目の網材を上部開口45aだけを残して袋状に縫製
したもので、シュート部42下部の短い筒状の開口部4
3の全外周に上部開口45aをかぶせ、その外側から帯
板46を当て、複数のリベット47とその先端に抜止め
係合するクリップ48により、開口部43に隙間なく連
結される。網袋45を形成する網材の目の大きさは70
メッシュ程度以下とし、通常の塩の粒子がその目を通過
しないようにする。開口部43に対する網袋45の上部
開口45aの連結は、リベット47とクリップ48の代
わりに小ねじを用いてもよいし、熱溶着でもよい。
【0012】図2に示すように、槽本体21の一側に液
密に取り付けられた側部ケース22により形成された側
室Bは、上下の開口を通して槽本体21内部と連通さ
れ、その内部には濃塩水タンク20内の水面Wを検出す
るフロート弁35が設けられている。槽本体21の上部
を貫通して設けた給水管30はフロート弁35により開
閉制御される給水弁33を備えており、これにより濃塩
水タンク20内の水面Wが所定の水位に維持されるよう
になっている。何らかの理由によりこの水位が過度に上
昇した場合に余分の濃塩水を排出するオーバフロー管3
1上端の開口31aは、網袋45の外側において槽本体
21内の上部に開口している。槽本体21の底面には、
濃塩水タンク20内の濃塩水を希塩水タンク3に供給す
るために、供給弁34を備えた連通管32が設けられて
いる。
【0013】上記実施例の濃塩水タンク20は、図2に
示すように、食塩等の塩Sを網袋45内に投入して使用
する。網袋45を形成する網材の目は投入される通常の
塩の粒子が通過しない程度に細かいので、シュート部4
2から濃塩水タンク20に投入された塩Sの粒子は網袋
45内に保持され、ごく微細な少量の粒子を除きその外
に出ることはない。しかし濃塩水タンク20内の水は網
袋45の目を通って出入りし、網袋45内の塩Sを溶解
して濃塩水タンク20内に濃塩水を生じる。図示の実施
例では、水道に連結される給水管30の先端を水面Wの
上方に設けたが、この先端を水面W下として網袋45に
向けて設ければ、塩Sの溶解は一層促進される。
【0014】図示の実施例では、水道に連結される給水
管30の先端を水面Wの上方に設けたが、この先端を水
面W下として網袋45に向けて設ければ、塩Sの溶解は
一層促進される。
【0015】希塩水タンク3には供給弁34を備えた給
水弁33を介して濃塩水タンク20内の濃塩水が供給さ
れると共に給水弁を備えた給水管(図示省略)を介して
水が供給され、この供給弁34と給水弁の制御により、
希塩水タンク3内には所定濃度の希塩水が作られる。こ
の希塩水は電動ポンプ4により電解筒5に供給され、酸
性水またはアルカリ水の電解水が生成されて鮮魚、精
肉、野菜等の食品処理装置等に供給される。
【0016】濃塩水タンク20内の塩が減少すれば蓋2
5を外し、相当量の塩Sをまとめてシュータ40のシュ
ート部42から網袋45内に投入する。この際に水面W
が上昇してオーバフロー管31上端の開口31aを越え
ると、濃塩水タンク20内の濃塩水がオーバフロー管3
1から外部に排出される。しかし上記実施例によれば、
投入された塩Sの粒子は一時的に浮遊状態となるが網袋
45の外に出ることはないので、オーバフロー管31か
ら排出される濃塩水と共に浮遊状態の塩Sの粒子が排出
されることはない。従って、塩Sの粒子の排出により塩
が無駄に消費されることはなく、またこの塩の粒子が排
水管などの金属部分に付着して錆を発生させることもな
い。
【0017】シュータ40を濃塩水タンク20から取り
出せば、これに連結された網袋45及びその中の塩Sも
共に取り出され、濃塩水タンク20内に塩Sの粒子は殆
ど残らない。また図5に示す従来技術の濃塩水タンク2
に必要とされた仕切板2aも不要であるので、濃塩水タ
ンク20の掃除はきわめて容易となり、この掃除の際の
塩の無駄な消費もなくすことができる。
【0018】更に、図5に示す従来技術では、濃塩水タ
ンク2内を2つに仕切ったうちの一方の室Dにオーバフ
ロー管8及び連通管9を設けなければならないという配
置上の制限を受けるが、上記実施例ではオーバフロー管
31及び連通管32は槽本体21のどこに設けてもよい
ので配置の自由度が増大する。
【0019】なお上記実施例は、濃塩水タンク20の槽
本体21をトップパネル19と一体的に形成した場合に
つき説明したが、本考案はこれに限らず限らず、上面に
開口された塩の投入口Aを開閉自在に覆う蓋を備えた構
造の濃塩水タンクならば、トップパネルと別体に形成し
たものにも適用することができる。また上記実施例で
は、シュータ40は支持板部41が投入口Aの全部を覆
うように槽本体21の水平フランジ部21a上に支持さ
せたが、投入口Aの一部を残すようにして支持板部41
を水平フランジ部21a上に支持させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 塩水タンクを備えた電解水生成装置の一例の
一部破断した正面図である。
【図2】 本考案による電解水生成装置の濃塩水タンク
の一実施例を示す側断面図である。
【図3】 図2の実施例のシュータと網袋の連結部を示
す部分拡大断面図である。
【図4】 従来技術による塩水タンクを備えた電解水生
成装置の正面図である。
【図5】 従来技術による電解水生成装置の濃塩水タン
クの一例を示す側断面図である。
【符号の説明】 3…希塩水タンク、20…濃塩水タンク、21…槽本
体、25…蓋、31…オーバフロー管、32…連通管、
40…シュータ、42…シュート部、43…開口部、4
5…網袋、45a…上部開口、A…投入口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽本体とその上面に開口された塩の投入
    口を開閉自在に覆う蓋よりなる濃塩水タンクにおいて、
    濾斗状のシュート部を備え前記槽本体の前記投入口の少
    なくとも一部分を覆うように同投入口に設けられたシュ
    ータと、上部開口を除き閉じられた投入される通常の塩
    の粒子が通過しない程度の細かい目の網材よりなり前記
    上部開口が前記シュート部下部の開口部に隙間なく連結
    された網袋と、この網袋の外側においてそれぞれ前記槽
    本体内に開口されたオーバフロー管及び濃塩水供給先へ
    連通管を備えたことを特徴とする濃塩水タンク。
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