JP2606805Y2 - 速度検出装置 - Google Patents
速度検出装置Info
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- JP2606805Y2 JP2606805Y2 JP1993038595U JP3859593U JP2606805Y2 JP 2606805 Y2 JP2606805 Y2 JP 2606805Y2 JP 1993038595 U JP1993038595 U JP 1993038595U JP 3859593 U JP3859593 U JP 3859593U JP 2606805 Y2 JP2606805 Y2 JP 2606805Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば鉄道車両の速
度や加速度・減速度を検出する速度検出装置に関する。
度や加速度・減速度を検出する速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両等においては、制動時における
車輪およびレール間の擦傷を防止するとともに、制動距
離の延伸を極力短く抑える必要がある。この場合、制動
時に車輪およびレール間に発生する相対的な滑りを少な
くするため、車両の速度と減速時の減速度とを短時間か
つ高精度に検出し、これにより制動力を随時制御するこ
とが必要になる。
車輪およびレール間の擦傷を防止するとともに、制動距
離の延伸を極力短く抑える必要がある。この場合、制動
時に車輪およびレール間に発生する相対的な滑りを少な
くするため、車両の速度と減速時の減速度とを短時間か
つ高精度に検出し、これにより制動力を随時制御するこ
とが必要になる。
【0003】従来よりこのような目的から、鉄道車両等
の車輪の回転に対応して歯車を回転させてパルス(以
下、速度パルスと称する。)を発生させる速度発電機を
設置し、そのパルス数を所定のサンプリング期間毎に計
数することにより車両等の速度や加速度・減速度を検出
する装置が開発されている。出願人は、この種の装置の
一例として特願平4−20292号を既に提案してい
る。
の車輪の回転に対応して歯車を回転させてパルス(以
下、速度パルスと称する。)を発生させる速度発電機を
設置し、そのパルス数を所定のサンプリング期間毎に計
数することにより車両等の速度や加速度・減速度を検出
する装置が開発されている。出願人は、この種の装置の
一例として特願平4−20292号を既に提案してい
る。
【0004】図4は、特願平4−20292号に開示し
た速度検出装置の検出回路の構成を示すブロック図であ
る。この図において、1は波形整形回路であり、図示し
ない速度発電機から出力される速度パルスPLSを波形
整形し、これを速度パルスPLS1として出力する。2
はカウンタ回路であり、波形整形回路1から出力される
速度パルスPLS1をカウントし、このカウント値CN
Tを出力する。3はラッチ回路であり、基準クロック発
生回路4から出力されるラッチ信号LATを受けてカウ
ンタ回路2から出力されるカウント値CNTをラッチす
る。
た速度検出装置の検出回路の構成を示すブロック図であ
る。この図において、1は波形整形回路であり、図示し
ない速度発電機から出力される速度パルスPLSを波形
整形し、これを速度パルスPLS1として出力する。2
はカウンタ回路であり、波形整形回路1から出力される
速度パルスPLS1をカウントし、このカウント値CN
Tを出力する。3はラッチ回路であり、基準クロック発
生回路4から出力されるラッチ信号LATを受けてカウ
ンタ回路2から出力されるカウント値CNTをラッチす
る。
【0005】基準クロック発生回路4は、図示しないC
PU(中央処理装置)に対して一定周期τ(以下、サン
プリング期間τと称する。)毎に割り込み信号INTを
出力する。CPUは、この割り込み信号INTを受けて
ラッチ回路3へ読み取り指令RCVを出力する。ラッチ
回路3は、この読み取り指令RCVに応じ、ラッチして
いるカウント値CNTを速度発電機の速度パルス計数値
としてCPUへ出力する。また、カウンタ回路2は、基
準クロック発生回路4から出力されるクリア信号CLR
によってクリアされる。
PU(中央処理装置)に対して一定周期τ(以下、サン
プリング期間τと称する。)毎に割り込み信号INTを
出力する。CPUは、この割り込み信号INTを受けて
ラッチ回路3へ読み取り指令RCVを出力する。ラッチ
回路3は、この読み取り指令RCVに応じ、ラッチして
いるカウント値CNTを速度発電機の速度パルス計数値
としてCPUへ出力する。また、カウンタ回路2は、基
準クロック発生回路4から出力されるクリア信号CLR
によってクリアされる。
【0006】11はDフリップフロップである。このD
フリップフロップ11には、波形整形回路1から出力さ
れる速度パルスPLS1がクロックCKとして入力され
るとともに、常にHighレベルの信号がデータDとし
て入力される。また、Dフリップフロップ11は、基準
クロック発生回路4から出力されるクリア信号CLRに
よってクリアされる。14はANDゲートであり、Dフ
リップフロップ11の出力信号Qと基準クロック発生回
路4から出力されるクロック信号CLKとのANDをと
り、この結果をクロック信号CLK2として出力する。
フリップフロップ11には、波形整形回路1から出力さ
れる速度パルスPLS1がクロックCKとして入力され
るとともに、常にHighレベルの信号がデータDとし
て入力される。また、Dフリップフロップ11は、基準
クロック発生回路4から出力されるクリア信号CLRに
よってクリアされる。14はANDゲートであり、Dフ
リップフロップ11の出力信号Qと基準クロック発生回
路4から出力されるクロック信号CLKとのANDをと
り、この結果をクロック信号CLK2として出力する。
【0007】12はカウンタ回路である。このカウンタ
回路12は、ANDゲート14から出力されるクロック
信号CLK2をカウントし、このカウント値CNT12
を出力するとともに、基準クロック発生回路4から出力
されるクリア信号CLRによってクリアされる。13は
ラッチ回路であり、基準クロック発生回路4が速度パル
スPLS1に基づいて出力するラッチ信号LAT13に
応じてカウンタ回路12のカウント値CNT12をラッ
チする。また、ラッチ回路13は、CPUから供給され
る読み取り指令RCV2に応じ、ラッチしているカウン
ト値CNT12をCPUへ出力する。
回路12は、ANDゲート14から出力されるクロック
信号CLK2をカウントし、このカウント値CNT12
を出力するとともに、基準クロック発生回路4から出力
されるクリア信号CLRによってクリアされる。13は
ラッチ回路であり、基準クロック発生回路4が速度パル
スPLS1に基づいて出力するラッチ信号LAT13に
応じてカウンタ回路12のカウント値CNT12をラッ
チする。また、ラッチ回路13は、CPUから供給され
る読み取り指令RCV2に応じ、ラッチしているカウン
ト値CNT12をCPUへ出力する。
【0008】なお、カウンタ回路12は、車両の速度が
所定速度以下になってそのカウント値が所定値を越える
と、オーバーフロー信号OFLをCPUへ出力する。こ
れにより、CPUは、現在の速度以下では速度および加
速度・減速度の検出が不可能であることを識別する。
所定速度以下になってそのカウント値が所定値を越える
と、オーバーフロー信号OFLをCPUへ出力する。こ
れにより、CPUは、現在の速度以下では速度および加
速度・減速度の検出が不可能であることを識別する。
【0009】次に、図5に示す各信号のタイミング・チ
ャートを参照し、この検出回路の動作を説明する。ま
ず、基準クロック発生回路4によって割り込み信号IN
Tが立ち上げられると、CPUは後述する割り込み処理
を行う。また、この割り込み信号INTが立ち上げられ
ると、所定のパルス幅のラッチ信号LATが基準クロッ
ク発生回路4からラッチ回路3へ出力され、カウンタ回
路2のカウント値CNTがラッチ回路3によりラッチさ
れる。また、ラッチ信号LATが出力されると、所定の
パルス幅のクリア信号CLRが基準クロック発生回路4
から出力され、カウンタ回路2,12およびDフリップ
フロップ11がクリアされる。
ャートを参照し、この検出回路の動作を説明する。ま
ず、基準クロック発生回路4によって割り込み信号IN
Tが立ち上げられると、CPUは後述する割り込み処理
を行う。また、この割り込み信号INTが立ち上げられ
ると、所定のパルス幅のラッチ信号LATが基準クロッ
ク発生回路4からラッチ回路3へ出力され、カウンタ回
路2のカウント値CNTがラッチ回路3によりラッチさ
れる。また、ラッチ信号LATが出力されると、所定の
パルス幅のクリア信号CLRが基準クロック発生回路4
から出力され、カウンタ回路2,12およびDフリップ
フロップ11がクリアされる。
【0010】その後、速度パルスPLS1が1回目に立
ち上がると、カウンタ回路2は速度パルスPLS1のカ
ウントを開始し、以後、速度パルスPLS1が立ち上が
る毎にカウントアップを行う。一方、カウンタ回路12
は、速度パルスPLS1の1回目の立ち上がりからクロ
ック信号CLKのクロック数のカウントを開始する。そ
して、速度パルスPLS1が立ち上がる毎に、所定のパ
ルス幅のラッチ信号LAT13が基準クロック発生回路
4からラッチ回路13へ出力され、このときのカウンタ
回路12のカウント値CNT12がラッチ回路13によ
りラッチされる。
ち上がると、カウンタ回路2は速度パルスPLS1のカ
ウントを開始し、以後、速度パルスPLS1が立ち上が
る毎にカウントアップを行う。一方、カウンタ回路12
は、速度パルスPLS1の1回目の立ち上がりからクロ
ック信号CLKのクロック数のカウントを開始する。そ
して、速度パルスPLS1が立ち上がる毎に、所定のパ
ルス幅のラッチ信号LAT13が基準クロック発生回路
4からラッチ回路13へ出力され、このときのカウンタ
回路12のカウント値CNT12がラッチ回路13によ
りラッチされる。
【0011】そして、再び基準クロック発生回路4によ
って割り込み信号INTが立ち上げられると、基準クロ
ック発生回路4からラッチ信号LATが出力され、この
ときのカウンタ回路2のカウント値CNTがラッチ回路
3によりラッチされる。また、ラッチ信号LATが出力
された直後にクリア信号CLRが基準クロック発生回路
4から出力され、これによりカウンタ回路2,12およ
びDフリップフロップ11がクリアされる。こうして、
割り込み信号INTの立ち上がり直後においては、ラッ
チ回路3には図示Aの値がラッチされ、ラッチ回路13
には図示Bの値がラッチされることになる。
って割り込み信号INTが立ち上げられると、基準クロ
ック発生回路4からラッチ信号LATが出力され、この
ときのカウンタ回路2のカウント値CNTがラッチ回路
3によりラッチされる。また、ラッチ信号LATが出力
された直後にクリア信号CLRが基準クロック発生回路
4から出力され、これによりカウンタ回路2,12およ
びDフリップフロップ11がクリアされる。こうして、
割り込み信号INTの立ち上がり直後においては、ラッ
チ回路3には図示Aの値がラッチされ、ラッチ回路13
には図示Bの値がラッチされることになる。
【0012】一方、CPUは、割り込み信号INTの立
ち上がりに応じて読み取り指令RCVをラッチ回路3へ
出力する。これにより、ラッチ回路3にラッチされてい
るカウント値CNTがCPUへ供給される。CPUは、
このカウント値CNTから“1”を差し引いて速度パル
ス計数値を得る。また、CPUは、割り込み信号INT
の立ち上がりに応じて読み取り指令RCV2をラッチ回
路13へ出力する。これにより、ラッチ回路13にラッ
チされているカウント値CNT12、すなわち速度パル
ス計数値に対応する期間のクロック計数値がCPUへ供
給される。
ち上がりに応じて読み取り指令RCVをラッチ回路3へ
出力する。これにより、ラッチ回路3にラッチされてい
るカウント値CNTがCPUへ供給される。CPUは、
このカウント値CNTから“1”を差し引いて速度パル
ス計数値を得る。また、CPUは、割り込み信号INT
の立ち上がりに応じて読み取り指令RCV2をラッチ回
路13へ出力する。これにより、ラッチ回路13にラッ
チされているカウント値CNT12、すなわち速度パル
ス計数値に対応する期間のクロック計数値がCPUへ供
給される。
【0013】さらに、CPUは、上述のようにして得ら
れた速度パルス計数値とこの速度パルス計数値に対応す
る期間のクロック計数値とを用いて、以下に示す数式に
基づいて速度および減速時の減速度を算出する。まず、
図6に示すように、サンプリング期間τにおける速度パ
ルス計数値をnt、この速度パルス計数値ntに対応する
期間のクロック計数値をNtとすると、クロック計数値
Ntを時間(秒)に換算した速度パルス計数期間ttは tt = 1/F0×Nt ……………………………………………(1) F0:基準クロック発生回路4のクロック周波数(HZ) によって与えられる。また、速度パルス計数値ntは、 nt = (P×103)/(3.6×π×D)×V×tt ……(2) P:速度発電機1回転当たりの発生パルス数 D:車輪径(mm) π:円周率 V:車両の速度(km/時) によって与えられる。そして、(P×103)/(3.
6×π×D)=Kと置いて、(2)式を変形すると、速
度Vは、 V = nt/(K×tt) …………………………………………(3) によって与えられる。
れた速度パルス計数値とこの速度パルス計数値に対応す
る期間のクロック計数値とを用いて、以下に示す数式に
基づいて速度および減速時の減速度を算出する。まず、
図6に示すように、サンプリング期間τにおける速度パ
ルス計数値をnt、この速度パルス計数値ntに対応する
期間のクロック計数値をNtとすると、クロック計数値
Ntを時間(秒)に換算した速度パルス計数期間ttは tt = 1/F0×Nt ……………………………………………(1) F0:基準クロック発生回路4のクロック周波数(HZ) によって与えられる。また、速度パルス計数値ntは、 nt = (P×103)/(3.6×π×D)×V×tt ……(2) P:速度発電機1回転当たりの発生パルス数 D:車輪径(mm) π:円周率 V:車両の速度(km/時) によって与えられる。そして、(P×103)/(3.
6×π×D)=Kと置いて、(2)式を変形すると、速
度Vは、 V = nt/(K×tt) …………………………………………(3) によって与えられる。
【0014】さらに、図6に示すように、速度パルス計
数値ntおよび速度パルス計数期間ttが得られた期間の
次のサンプリング期間τにおける速度パルス計数値がn
t+1、速度パルス計数期間がtt+1である場合、減速時の
減速度βは、 β = 1/(K×τ)×(nt/tt−nt+1/tt+1) ………(4) によって与えられる。
数値ntおよび速度パルス計数期間ttが得られた期間の
次のサンプリング期間τにおける速度パルス計数値がn
t+1、速度パルス計数期間がtt+1である場合、減速時の
減速度βは、 β = 1/(K×τ)×(nt/tt−nt+1/tt+1) ………(4) によって与えられる。
【0015】こうして、サンプリング期間τ内に、速度
発電機から出力される速度パルスのうち1周期分のパル
ス波形が出力された速度パルスの計数値ntと、この計
数された速度パルスの出力に要した時間の計時値Ntと
に基づき、車両の走行速度および減速度が算出される。
発電機から出力される速度パルスのうち1周期分のパル
ス波形が出力された速度パルスの計数値ntと、この計
数された速度パルスの出力に要した時間の計時値Ntと
に基づき、車両の走行速度および減速度が算出される。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の速度検出装置においては、サンプリング期間τを2
パルスの速度パルスPLS1が出力される時間間隔より
短くすると、速度検出ができなくなる。すなわち、図7
に示すように、サンプリング期間τ内に速度パルスPL
S1の立ち上がりが2回以上現れる場合(図示T1)、
速度パルス計数値ntがnt=1となるので速度検出が可
能であるが、サンプリング期間τ内に速度パルスPLS
1の立ち上がりが1回しか現れない場合(図示T2)に
は、速度パルス計数値ntがnt=0となって速度検出が
不可能になる。したがって、速度検出が可能な最短のサ
ンプリング期間τは、2パルスの速度パルスPLS1が
出力される時間間隔となる。このとき、速度検出が可能
な車両の最低速度Vは、 V = (2×3.6×π×D)/(P×103×τ) ………(5) によって与えられるため、短時間で速度を検出するため
にサンプリング期間τを短くすると、速度検出が可能な
最低速度Vが高くなり、低速度の速度領域の検出ができ
なくなってしまう。
来の速度検出装置においては、サンプリング期間τを2
パルスの速度パルスPLS1が出力される時間間隔より
短くすると、速度検出ができなくなる。すなわち、図7
に示すように、サンプリング期間τ内に速度パルスPL
S1の立ち上がりが2回以上現れる場合(図示T1)、
速度パルス計数値ntがnt=1となるので速度検出が可
能であるが、サンプリング期間τ内に速度パルスPLS
1の立ち上がりが1回しか現れない場合(図示T2)に
は、速度パルス計数値ntがnt=0となって速度検出が
不可能になる。したがって、速度検出が可能な最短のサ
ンプリング期間τは、2パルスの速度パルスPLS1が
出力される時間間隔となる。このとき、速度検出が可能
な車両の最低速度Vは、 V = (2×3.6×π×D)/(P×103×τ) ………(5) によって与えられるため、短時間で速度を検出するため
にサンプリング期間τを短くすると、速度検出が可能な
最低速度Vが高くなり、低速度の速度領域の検出ができ
なくなってしまう。
【0017】この考案は、このような背景の下になされ
たもので、短時間で速度を検出するために速度検出のサ
ンプリング期間を短くしても、低速度の速度領域まで速
度および加速度・減速度を検出することができる速度検
出装置を提供することを目的としている。
たもので、短時間で速度を検出するために速度検出のサ
ンプリング期間を短くしても、低速度の速度領域まで速
度および加速度・減速度を検出することができる速度検
出装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の考案は、輸送装置の車輪の回転
に伴って速度発電機から出力される速度パルスに基づ
き、該輸送装置の速度および加速度・減速度を検出する
検出装置において、前記速度パルスの出力パルス数をフ
リーランカウントする計数手段と、基準クロック発生回
路から出力されるクロック信号のクロック数をフリーラ
ンカウントする計時手段と、該基準クロック発生回路か
ら出力される割り込み信号と同期する所定のサンプリン
グ期間毎に前記計数手段の計数値を保持する第1の保持
手段と、前記速度パルスの一周期毎に前記計時手段の計
数値を保持する第2の保持手段と、前記第1の保持手段
によって保持された前記サンプリング期間の開始時点と
終了時点の計数値の差を算出し、この結果を該サンプリ
ング期間における速度パルス計数値として出力する第1
の減算手段と、前記第2の保持手段によって保持された
前記サンプリング期間の開始時点と終了時点の計数値の
差を算出し、この結果を前記速度パルス計数値に対応す
る期間の計時値として出力する第2の減算手段と、前記
速度パルス計数値と前記計時値とに基づき、前記輸送装
置の走行速度を算出する第1の演算手段と、前記第1の
演算装置によって算出された隣接する2つのサンプリン
グ期間における走行速度に基づき、前記輸送装置の加速
度あるいは減速度を算出する第2の演算手段とを具備す
ることを特徴としている。
ために、請求項1記載の考案は、輸送装置の車輪の回転
に伴って速度発電機から出力される速度パルスに基づ
き、該輸送装置の速度および加速度・減速度を検出する
検出装置において、前記速度パルスの出力パルス数をフ
リーランカウントする計数手段と、基準クロック発生回
路から出力されるクロック信号のクロック数をフリーラ
ンカウントする計時手段と、該基準クロック発生回路か
ら出力される割り込み信号と同期する所定のサンプリン
グ期間毎に前記計数手段の計数値を保持する第1の保持
手段と、前記速度パルスの一周期毎に前記計時手段の計
数値を保持する第2の保持手段と、前記第1の保持手段
によって保持された前記サンプリング期間の開始時点と
終了時点の計数値の差を算出し、この結果を該サンプリ
ング期間における速度パルス計数値として出力する第1
の減算手段と、前記第2の保持手段によって保持された
前記サンプリング期間の開始時点と終了時点の計数値の
差を算出し、この結果を前記速度パルス計数値に対応す
る期間の計時値として出力する第2の減算手段と、前記
速度パルス計数値と前記計時値とに基づき、前記輸送装
置の走行速度を算出する第1の演算手段と、前記第1の
演算装置によって算出された隣接する2つのサンプリン
グ期間における走行速度に基づき、前記輸送装置の加速
度あるいは減速度を算出する第2の演算手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0019】また、請求項2記載の考案は、請求項1記
載の考案において、前記サンプリング期間毎に前記第1
の保持手段に保持されている前記計数手段の計数値と、
前記第2の保持手段に保持されている前記計時手段の計
数値を取り込み、これらを記憶する記憶手段を備え、前
記第1の減算手段は、前記サンプリング期間の整数倍の
所定の演算期間について前記計数手段の計数値の差を算
出し、前記第2の減算手段は、前記サンプリング期間の
整数倍の所定の演算期間について前記計時手段の計数値
の差を算出し、前記第1の演算手段は、前記第1および
第2の減算手段の算出結果に基づき、前記演算期間につ
いて走行速度を算出し、前記第2の演算手段は、前記第
1の演算装置によって算出された隣接する2つの演算期
間における走行速度に基づき、前記加速度あるいは減速
度を算出することを特徴としている。
載の考案において、前記サンプリング期間毎に前記第1
の保持手段に保持されている前記計数手段の計数値と、
前記第2の保持手段に保持されている前記計時手段の計
数値を取り込み、これらを記憶する記憶手段を備え、前
記第1の減算手段は、前記サンプリング期間の整数倍の
所定の演算期間について前記計数手段の計数値の差を算
出し、前記第2の減算手段は、前記サンプリング期間の
整数倍の所定の演算期間について前記計時手段の計数値
の差を算出し、前記第1の演算手段は、前記第1および
第2の減算手段の算出結果に基づき、前記演算期間につ
いて走行速度を算出し、前記第2の演算手段は、前記第
1の演算装置によって算出された隣接する2つの演算期
間における走行速度に基づき、前記加速度あるいは減速
度を算出することを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1記載の考案によれば、計数手段が、速
度パルスの出力パルス数をフリーランカウントで計数
し、計時手段が、基準クロック発生回路から出力される
クロック信号のクロック数をフリーランカウントで計数
し、第1の保持手段が該基準クロック発生回路から出力
される割り込み信号と同期する所定のサンプリング期間
毎に計数手段の計数値を保持し、第2の保持手段が前記
速度パルスの一周期毎に計時手段の計数値を保持する。
そして、第1の減算手段が、第1の保持手段によって保
持された前記サンプリング期間の開始時点と終了時点の
計数値の差を算出し、この結果を該サンプリング期間に
おける速度パルス計数値として出力し、第2の減算手段
が、第2の保持手段によって保持された前記サンプリン
グ期間の開始時点と終了時点の計数値の差を算出し、こ
の結果を前記速度パルス計数値に対応する期間の計時値
として出力する。さらに、第1の演算手段が、前記速度
パルス計数値と前記計時値とに基づき、輸送装置の走行
速度を算出し、第2の演算手段が、第1の演算装置によ
って算出された隣接する2つのサンプリング期間におけ
る走行速度に基づき、輸送装置の加速度あるいは減速度
を算出する。これによれば、サンプリング期間τ毎に値
がクリアされないフリーランカウントの計数値を用いて
いるので、サンプリング期間内に速度パルスの立ち上が
り(あるいは立ち下がり)が2回以上現れない場合であ
っても、速度および加速度・減速度の検出が可能にな
る。
度パルスの出力パルス数をフリーランカウントで計数
し、計時手段が、基準クロック発生回路から出力される
クロック信号のクロック数をフリーランカウントで計数
し、第1の保持手段が該基準クロック発生回路から出力
される割り込み信号と同期する所定のサンプリング期間
毎に計数手段の計数値を保持し、第2の保持手段が前記
速度パルスの一周期毎に計時手段の計数値を保持する。
そして、第1の減算手段が、第1の保持手段によって保
持された前記サンプリング期間の開始時点と終了時点の
計数値の差を算出し、この結果を該サンプリング期間に
おける速度パルス計数値として出力し、第2の減算手段
が、第2の保持手段によって保持された前記サンプリン
グ期間の開始時点と終了時点の計数値の差を算出し、こ
の結果を前記速度パルス計数値に対応する期間の計時値
として出力する。さらに、第1の演算手段が、前記速度
パルス計数値と前記計時値とに基づき、輸送装置の走行
速度を算出し、第2の演算手段が、第1の演算装置によ
って算出された隣接する2つのサンプリング期間におけ
る走行速度に基づき、輸送装置の加速度あるいは減速度
を算出する。これによれば、サンプリング期間τ毎に値
がクリアされないフリーランカウントの計数値を用いて
いるので、サンプリング期間内に速度パルスの立ち上が
り(あるいは立ち下がり)が2回以上現れない場合であ
っても、速度および加速度・減速度の検出が可能にな
る。
【0021】また、請求項2記載の考案によれば、記憶
手段がサンプリング期間毎に、第1の保持手段に保持さ
れている計数手段の計数値と、第2の保持手段に保持さ
れている計時手段の計数値を取り込んでこれらを記憶
し、第1の減算手段が前記サンプリング期間の整数倍の
所定の演算期間について計数手段の計数値の差を算出
し、第2の減算手段が前記サンプリング期間の整数倍の
所定の演算期間について計時手段の計数値の差を算出
し、第1の演算手段が、第1および第2の減算手段の算
出結果に基づき、前記演算期間について走行速度を算出
し、第2の演算手段が、第1の演算装置によって算出さ
れた隣接する2つの演算期間における走行速度に基づ
き、加速度あるいは減速度を算出する。これにより、請
求項1記載の考案による作用に加え、サンプリング期間
毎に値がクリアされない計数値に基づいて、サンプリン
グ期間の整数倍の期間について速度が算出され、速度お
よび加速度・減速度の演算精度が向上する。
手段がサンプリング期間毎に、第1の保持手段に保持さ
れている計数手段の計数値と、第2の保持手段に保持さ
れている計時手段の計数値を取り込んでこれらを記憶
し、第1の減算手段が前記サンプリング期間の整数倍の
所定の演算期間について計数手段の計数値の差を算出
し、第2の減算手段が前記サンプリング期間の整数倍の
所定の演算期間について計時手段の計数値の差を算出
し、第1の演算手段が、第1および第2の減算手段の算
出結果に基づき、前記演算期間について走行速度を算出
し、第2の演算手段が、第1の演算装置によって算出さ
れた隣接する2つの演算期間における走行速度に基づ
き、加速度あるいは減速度を算出する。これにより、請
求項1記載の考案による作用に加え、サンプリング期間
毎に値がクリアされない計数値に基づいて、サンプリン
グ期間の整数倍の期間について速度が算出され、速度お
よび加速度・減速度の演算精度が向上する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の実施例に
ついて説明する。図1は、この考案の一実施例による速
度検出装置の検出回路の構成を示すブロック図である。
この図において、図4に示した各部と共通する部分につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、図1に示す実施例が、図4に示した従来例と異なる
点は、Dフリップフロップ11とANDゲート14とを
省略して、基準クロック発生回路4から出力されるクロ
ック信号CLKを直接カウンタ回路12へ供給するとと
もに、カウンタ回路2,12がクリア信号CLRによっ
てクリアされることなく、それぞれの入力パルスPLS
1,CLKをフリーランカウントするよう構成したとこ
ろにある。なお、この場合、カウンタ回路12の容量N
は、 N > τ/(1/F0) ……………………………………………(6 ) τ:サンプリング期間 F0:基準クロック発生回路4のクロック周波数 を満たすように設定される。また、CPU(図示略)の
割り込み処理による速度および減速度の算出方法も前述
の従来例と異なるが、その詳細については後述する。
ついて説明する。図1は、この考案の一実施例による速
度検出装置の検出回路の構成を示すブロック図である。
この図において、図4に示した各部と共通する部分につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、図1に示す実施例が、図4に示した従来例と異なる
点は、Dフリップフロップ11とANDゲート14とを
省略して、基準クロック発生回路4から出力されるクロ
ック信号CLKを直接カウンタ回路12へ供給するとと
もに、カウンタ回路2,12がクリア信号CLRによっ
てクリアされることなく、それぞれの入力パルスPLS
1,CLKをフリーランカウントするよう構成したとこ
ろにある。なお、この場合、カウンタ回路12の容量N
は、 N > τ/(1/F0) ……………………………………………(6 ) τ:サンプリング期間 F0:基準クロック発生回路4のクロック周波数 を満たすように設定される。また、CPU(図示略)の
割り込み処理による速度および減速度の算出方法も前述
の従来例と異なるが、その詳細については後述する。
【0023】次に、図2に示す各信号のタイミング・チ
ャートを参照し、この検出回路の動作を説明する。ま
ず、基準クロック発生回路4から出力される割り込み信
号INTが立ち上がると、CPUが後述する割り込み処
理を行うとともに、所定のパルス幅のラッチ信号LAT
が基準クロック発生回路4からラッチ回路3へ出力され
る。このとき、カウンタ回路2による速度パルスPLS
1のカウント値CNTがラッチ回路3によりラッチされ
る。以後、割り込み信号INTが立ち上がる毎に、上記
動作が繰り返される。
ャートを参照し、この検出回路の動作を説明する。ま
ず、基準クロック発生回路4から出力される割り込み信
号INTが立ち上がると、CPUが後述する割り込み処
理を行うとともに、所定のパルス幅のラッチ信号LAT
が基準クロック発生回路4からラッチ回路3へ出力され
る。このとき、カウンタ回路2による速度パルスPLS
1のカウント値CNTがラッチ回路3によりラッチされ
る。以後、割り込み信号INTが立ち上がる毎に、上記
動作が繰り返される。
【0024】一方、速度パルスPLS1が立ち上がる
と、カウンタ回路2がカウントアップを行うとともに、
所定のパルス幅のラッチ信号LAT13が基準クロック
発生回路4からラッチ回路13へ出力される。このと
き、カウンタ回路12によるクロック信号CLKのカウ
ント値CNT12がラッチ回路13によりラッチされ
る。以後、速度パルスPLS1が立ち上がる毎に、上記
動作が繰り返される。
と、カウンタ回路2がカウントアップを行うとともに、
所定のパルス幅のラッチ信号LAT13が基準クロック
発生回路4からラッチ回路13へ出力される。このと
き、カウンタ回路12によるクロック信号CLKのカウ
ント値CNT12がラッチ回路13によりラッチされ
る。以後、速度パルスPLS1が立ち上がる毎に、上記
動作が繰り返される。
【0025】また、CPUは、割り込み信号INTが立
ち上がると、ラッチ回路3へ読み取り指令RCVを出力
する一方、ラッチ回路13へ読み取り指令RCV2を出
力する。これにより、ラッチ回路3,13にそれぞれラ
ッチされているカウント値CNT,CNT12がCPU
へ供給される。
ち上がると、ラッチ回路3へ読み取り指令RCVを出力
する一方、ラッチ回路13へ読み取り指令RCV2を出
力する。これにより、ラッチ回路3,13にそれぞれラ
ッチされているカウント値CNT,CNT12がCPU
へ供給される。
【0026】これにより、例えばサンプリング期間τk
の始まりに対応する割り込み信号INTの立ち上がり直
後においては、このときラッチ回路3にラッチされてい
る図示A′の値と、ラッチ回路13にラッチされている
図示B′の値とがCPUへ供給される。また、このサン
プリング期間τkの終わりに対応する割り込み信号IN
Tの立ち上がり直後においては、このときラッチ回路3
にラッチされている図示Aの値と、ラッチ回路13にラ
ッチされている図示Bの値とがCPUへ供給される。
の始まりに対応する割り込み信号INTの立ち上がり直
後においては、このときラッチ回路3にラッチされてい
る図示A′の値と、ラッチ回路13にラッチされている
図示B′の値とがCPUへ供給される。また、このサン
プリング期間τkの終わりに対応する割り込み信号IN
Tの立ち上がり直後においては、このときラッチ回路3
にラッチされている図示Aの値と、ラッチ回路13にラ
ッチされている図示Bの値とがCPUへ供給される。
【0027】こうして、例えば図3に示すように、各サ
ンプリング期間τ1,τ2,τ3,τ4,……毎に、速
度パルス計数値(n3−n1),(n6−n3),(n
8−n6),(n11−n8),……と、これらに対応
する期間のクロック計数値(N3−N1),(N6−N
3),(N8−N6),(N11−N8),……とが、
CPUへ供給される。
ンプリング期間τ1,τ2,τ3,τ4,……毎に、速
度パルス計数値(n3−n1),(n6−n3),(n
8−n6),(n11−n8),……と、これらに対応
する期間のクロック計数値(N3−N1),(N6−N
3),(N8−N6),(N11−N8),……とが、
CPUへ供給される。
【0028】そして、CPUは、以下に示す数式に基づ
いて速度および減速度を算出する。例えば、サンプリン
グ期間τ1における速度V1は、
いて速度および減速度を算出する。例えば、サンプリン
グ期間τ1における速度V1は、
【数1】 (ただし、K=(P×103)/(3.6×π×D)と
する)によって与えられる。このとき、サンプリング期
間τ2における速度をV2とすると、サンプリング期間
τ1,τ2における減速度βは、
する)によって与えられる。このとき、サンプリング期
間τ2における速度をV2とすると、サンプリング期間
τ1,τ2における減速度βは、
【数2】 によって与えられる。
【0029】このように、本実施例によれば、サンプリ
ング期間τ内に速度パルスPLS1の立ち上がりが2回
以上現れない場合であっても、速度および減速度(ある
いは加速度)が検出可能となる。したがって、短時間で
速度を検出するために速度検出のサンプリング期間を短
くしても、低速度の速度領域まで速度および加速度・減
速度を検出することができる。
ング期間τ内に速度パルスPLS1の立ち上がりが2回
以上現れない場合であっても、速度および減速度(ある
いは加速度)が検出可能となる。したがって、短時間で
速度を検出するために速度検出のサンプリング期間を短
くしても、低速度の速度領域まで速度および加速度・減
速度を検出することができる。
【0030】また、CPUが有する所定のデータ記憶領
域を利用して複数のサンプリング期間τについて得られ
た値を記憶しておき、サンプリング期間τ毎に値がクリ
アされない計数値に基づいて、サンプリング期間τの整
数倍の期間について速度を算出することにより、速度お
よび加速度・減速度の演算精度を高めることも可能であ
る。
域を利用して複数のサンプリング期間τについて得られ
た値を記憶しておき、サンプリング期間τ毎に値がクリ
アされない計数値に基づいて、サンプリング期間τの整
数倍の期間について速度を算出することにより、速度お
よび加速度・減速度の演算精度を高めることも可能であ
る。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案によれば、サンプリング期間内に速度パルスの立ち上
がり(あるいは立ち下がり)が2回以上現れない場合で
あっても、速度および加速度・減速度の検出が可能にな
るので、短時間で速度を検出するために速度検出のサン
プリング期間を短くしても、低速度の速度領域まで速度
および加速度・減速度を検出することができるという効
果が得られる。
案によれば、サンプリング期間内に速度パルスの立ち上
がり(あるいは立ち下がり)が2回以上現れない場合で
あっても、速度および加速度・減速度の検出が可能にな
るので、短時間で速度を検出するために速度検出のサン
プリング期間を短くしても、低速度の速度領域まで速度
および加速度・減速度を検出することができるという効
果が得られる。
【0032】また、請求項2記載の考案によれば、請求
項1記載の考案による効果に加え、サンプリング期間毎
に値がクリアされない計数値に基づいて、サンプリング
期間の整数倍の期間について速度が算出され、速度およ
び加速度・減速度の演算精度が向上するので、高精度に
速度および加速度・減速度を検出することができるとい
う効果が得られる。
項1記載の考案による効果に加え、サンプリング期間毎
に値がクリアされない計数値に基づいて、サンプリング
期間の整数倍の期間について速度が算出され、速度およ
び加速度・減速度の演算精度が向上するので、高精度に
速度および加速度・減速度を検出することができるとい
う効果が得られる。
【図1】この考案の一実施例による速度検出装置の検出
回路の構成を示すブロック図である。
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】同回路における各信号のタイミング・チャート
である。
である。
【図3】同回路においてサンプリングされる速度パルス
計数値と速度パルス計数期間のクロック計数値を示す図
である。
計数値と速度パルス計数期間のクロック計数値を示す図
である。
【図4】従来例による速度検出装置の検出回路の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】同回路における各信号のタイミング・チャート
である。
である。
【図6】同回路においてサンプリング期間毎に計数され
る速度パルスを示す図である。
る速度パルスを示す図である。
【図7】同回路においてサンプリング期間を短くしたと
きに計数される速度パルスを示す図である。
きに計数される速度パルスを示す図である。
1 波形整形回路 2,12 カウンタ回路 3,13 ラッチ回路 4 基準クロック発生回路 11 Dフリップフロップ 14 ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−100866(JP,A) 特開 平4−60468(JP,A) 特開 平4−9767(JP,A) 特開 昭62−8059(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/489
Claims (2)
- 【請求項1】 輸送装置の車輪の回転に伴って速度発電
機から出力される速度パルスに基づき、該輸送装置の速
度および加速度・減速度を検出する検出装置において、 前記速度パルスの出力パルス数をフリーランカウントす
る計数手段と、基準クロック発生回路から出力されるクロック信号のク
ロック数をフリーランカウントする 計時手段と、該基準クロック発生回路から出力される割り込み信号と
同期する 所定のサンプリング期間毎に前記計数手段の計
数値を保持する第1の保持手段と、 前記速度パルスの一周期毎に前記計時手段の計数値を保
持する第2の保持手段と、 前記第1の保持手段によって保持された前記サンプリン
グ期間の開始時点と終了時点の計数値の差を算出し、こ
の結果を該サンプリング期間における速度パルス計数値
として出力する第1の減算手段と、 前記第2の保持手段によって保持された前記サンプリン
グ期間の開始時点と終了時点の計数値の差を算出し、こ
の結果を前記速度パルス計数値に対応する期間の計時値
として出力する第2の減算手段と、 前記速度パルス計数値と前記計時値とに基づき、前記輸
送装置の走行速度を算出する第1の演算手段と、 前記第1の演算装置によって算出された隣接する2つの
サンプリング期間における走行速度に基づき、前記輸送
装置の加速度あるいは減速度を算出する第2の演算手段
とを具備することを特徴とする速度検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の速度検出装置において、 前記サンプリング期間毎に前記第1の保持手段に保持さ
れている前記計数手段の計数値と、前記第2の保持手段
に保持されている前記計時手段の計数値を取り込み、こ
れらを記憶する記憶手段を備え、 前記第1の減算手段は、前記サンプリング期間の整数倍
の所定の演算期間について前記計数手段の計数値の差を
算出し、 前記第2の減算手段は、前記サンプリング期間の整数倍
の所定の演算期間について前記計時手段の計数値の差を
算出し、 前記第1の演算手段は、前記第1および第2の減算手段
の算出結果に基づき、前記演算期間について走行速度を
算出し、 前記第2の演算手段は、前記第1の演算装置によって算
出された隣接する2つの演算期間における走行速度に基
づき、前記加速度あるいは減速度を算出することを特徴
とする速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038595U JP2606805Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038595U JP2606805Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078772U JPH078772U (ja) | 1995-02-07 |
JP2606805Y2 true JP2606805Y2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=12529649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993038595U Expired - Lifetime JP2606805Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606805Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000180482A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-30 | Koko Res Kk | 周波数変動演算器 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP1993038595U patent/JP2606805Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078772U (ja) | 1995-02-07 |
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Legal Events
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