JP2606651B2 - 4相信号発生回路 - Google Patents

4相信号発生回路

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JP2606651B2 JP5191048A JP19104893A JP2606651B2 JP 2606651 B2 JP2606651 B2 JP 2606651B2 JP 5191048 A JP5191048 A JP 5191048A JP 19104893 A JP19104893 A JP 19104893A JP 2606651 B2 JP2606651 B2 JP 2606651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4相信号発生回路に関
し、特にディジタル通信における直交変調回路用の高周
波4相信号を発生する4相信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信においては、4相PSK
(位相偏移変調)や4〜256相QAM(直交振幅変
調)等の変復調方式が用いられる。これらの変復調方式
においては相互に90°の位相差を持つ4相信号による
直交変調器が使用される。上記4相信号の位相差は高精
度を要求され、また使用周波数帯に対応して高周波動作
が要求される。したがって、この直交変調器には、高精
度かつ高周波の上記4相信号を発生する4相信号発生回
路が重要構成要素として備えられる。
【0003】従来の4相発生回路の第1の例は、特開昭
60−35861号公報記載のように、ディジタル信号
発振器を用い、その出力から4相のディジタル信号波を
発生するというものである。
【0004】この従来の第1の例の4相信号発生回路
は、図5に示すように、水晶発振器31と、インバータ
32A,32Bと、位相回路33と、4個の直流遮断用
のバッファ回路34A〜34Dと、スイッチ駆動回路3
5と、4個のスイッチから成るスイッチ回路36とを備
える。
【0005】動作ついて説明すると、水晶発振器31
より出力された信号は、インバータ32Aにより反転さ
れることにより位相が180゜シフトし、さらに位相回
路33により270゜シフトし、さらにインバータ32
Bにより再度反転され、位相が450゜すなわち90゜
シフトした信号を得る。それぞれの出力信号はバッファ
回路34A〜34Dを経由して位相差が各々90゜の4
相信号が得られる。
【0006】従来の技術の第2の例は、図6に示すよう
に、正補の入力信号IN,INRを2逓倍する逓倍器4
1と、バッファ回路42A,42Bと、フリップフロッ
プを用いて入力周波数を2分周する分周器43とにより
構成されている。
【0007】動作について説明すると、入力信号IN,
INRの周波数f0 はそれぞれ逓倍器41により2f0
に逓倍され、さらに分周器43により再度f0 に分周さ
れる。バッファ回路42A,42Bの各々の出力信号
A,ARの位相差は180°である。分周器43は信号
A,ARがそれぞれ供給される2つのフリップフロップ
から成りそれぞれの正出力あるいは補出力同志問の位相
差は90°であるので分周器43の出力は位相が各々0
°,90°,180°および270°の4相信号とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の4相信
号発生回路は、第1の従来技術においては、回路構成が
複雑な上に、水晶発振周波数が高くなるとインバータ回
路の遅延が無視できなくなり正確な位相差の4相信号が
得られないという次点があった。
【0009】また、第2の従来技術においては、回路構
成が複雑となり、また高周波においては、逓倍器や分周
器等の回路の消費電流が多くなるという次点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の4相信号発生回
路は、第1の可変電流源から電流の供給を受け第1,第
2のトランジスタから成る第1の差動対および第2の可
変電流源から電流の供給を受け第3,第4のトランジス
タから成る第2の差動対と、第3の可変電流源から電流
の供給を受け第5,第6のトランジスタから成る第3の
差動対および第4の可変電流源から電流の供給を受け第
7,第8のトランジスタから成る第4の差動対と、前記
第1,第2,第3および第4の可変電流源の電流値を制
御する電流制御手段とを備え、前記第1および第3のト
ランジスタの各々のコレクタと前記第2および第8のト
ランジスタの各々のベースとを共通接続し、前記第2お
よび第4のトランジスタの各々のコレクタと前記第3お
よび第のトランジスタの各々のベースとを共通接続
し、前記第5および第7のトランジスタの各々のコレク
タと前記第6および第1のトランジスタの各々のベース
とを共通接続し、前記第6および第8のトランジスタの
各々のコレクタと前記第7および第4のトランジスタの
各々のベースとを共通接続し、前記第1および第4およ
び第5および第8のトランジタの各々のコレクタから第
1,第2,第3および第4の出力をそれぞれ出力するこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の4相信号発生回路の一実施
例を示す回路図である。
【0013】本実施例の4相信号発生回路は、図1に示
すように、各々トランジスタ5,6とトランジスタ7,
8とトランジスタ9,10とトランジスタ11,12と
から成る4つの差動対と、各々の差動対に動作電流を供
給する電流源用のトランジスタ13〜16と、各々の差
動対の出力対応のトランジスタ5,8,9および12の
各々のコレクタに接続された負荷用の抵抗1〜4と、電
源21と、トランジスタ13〜16の電流制御用の可変
電源22とを備える。
【0014】トランジスタ5,7の各々のコレクタとト
ランジスタ6,12の各々のベースとが共通接続されて
いる。同様に、トランジスタ6,8の各々のコレクタと
トランジスタ7,9の各々のベースとが共通接続されて
いる。また、トランジスタ9,11の各々のコレクタと
トランジスタ10,5の各々のベースとが共通接続され
ている。さらに、トランジスタ10,12の各々のコレ
クタとトランジスタ11,8の各々のベースとが共通接
続されている。これら共通接続により4つの差動対は相
互に帰還がかけられている。
【0015】トランジスタ5,6およびトランジスタ
7,8から成る2つの差動対の動作のタイムチャートを
示す図を参照して本実施例の回路の動作について説明
すると、時刻t1におけるスタート状態では、トランジ
スタ5,6,7,および8の各々のベース側の節点A
1,A2,A3,およびA4がそれぞれ高、中、中、お
よび低の各電位であるとする。これにより、トランジス
5がオンとなり、トランジスタ5のコレクタ電位(
点A2)は低電位となる。トランジスタ5のベースすな
わち節点A1に高電位が供給されたときからコレクタす
なわち節点A2が低電位に変化するまでの遅延時間をT
pdとすると、時刻t1から時間Tpd後の時刻t2で
は、節点A1,A2,A3,およびA4は、それぞれ
中、低、高、および中の各電位となる。同様に、時刻t
3では、節点A1,A2,A3,およびA4は、それぞ
れ低、中、中、および高の各電位となる。トランジスタ
9,10およびトランジスタ11,12から成る他の2
つの差動対もトランジスタのベースに高電位が供給され
たときからコレクタが低電位に変化するまでの遅延時間
を同様にTpdとすると、この回路は、周波数f=1/
4Tpdで位相ロック状態の安定な自己発振状態とな
る。
【0016】これら節点A1〜A4の出力波形を示す
3を参照すると、各々位相差が90゜の4相出力が得ら
れていることが示されている。
【0017】また、可変電源22により電流源13〜1
6の電流値を変えることで遅延時間Tpdを変化させ発
振周波数を変えることが可能である。発振周波数fと各
電流源の電流値Iとの関係を図4に示す。
【0018】以上、本発明の実施例はボイポーラトラン
ジスタによる構成について説明したが電界効果トランジ
スタを用いても同等の効果を得られることは勿論であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の4相信号発
生回路は、回路構成が簡単であり、高周波帯においても
低消費電流で容易に正確な位相差90°の4相信号が得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4相信号発生回路の一実施例の回路図
である。
【図2】本実施例の回路のタイムチャートである。
【図3】本実施例の回路の出力信号の波形を示す波形図
である。
【図4】電流源の電流値と発振周波数との関係を示す特
性図である。
【図5】従来の第1の例のブロック図である。
【図6】従来の第2の例のブロック図である。
【符号の説明】
1〜4,17〜20 抵抗 5〜16 トランジスタ 21 電源 22 可変電源 31 水晶発振器 32A,32B インバータ 33 移相器 34A〜34D バッファ回路 35 スイッチ駆動回路 36 スイッチ回路 41 逓倍器 42A,42B バッファ回路 43 分周器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の可変電流源から電流の供給を受け
    第1,第2のトランジスタから成る第1の差動対および
    第2の可変電流源から電流の供給を受け第3,第4のト
    ランジスタから成る第2の差動対と、 第3の可変電流源から電流の供給を受け第5,第6のト
    ランジスタから成る第3の差動対および第4の可変電流
    源から電流の供給を受け第7,第8のトランジスタから
    成る第4の差動対と、 前記第1,第2,第3および第4の可変電流源の電流値
    を制御する電流制御手段とを備え、 前記第1および第3のトランジスタの各々のコレクタと
    前記第2および第8のトランジスタの各々のベースとを
    共通接続し、 前記第2および第4のトランジスタの各々のコレクタと
    前記第3および第のトランジスタの各々のベースとを
    共通接続し、 前記第5および第7のトランジスタの各々のコレクタと
    前記第6および第1のトランジスタの各々のベースとを
    共通接続し、 前記第6および第8のトランジスタの各々のコレクタと
    前記第7および第4のトランジスタの各々のベースとを
    共通接続し、 前記第1および第4および第5および第8のトランジタ
    の各々のコレクタから第1,第2,第3および第4の出
    力をそれぞれ出力することを特徴とする4相信号発生回
    路。
  2. 【請求項2】 第1の可変電流源から電流の供給を受け
    第1,第2のトランジスタから成る第1の差動対および
    第2の可変電流源から電流の供給を受け第3,第4のト
    ランジスタから成る第2の差動対と、 第3の可変電流源から電流の供給を受け第5,第6のト
    ランジスタから成る第3の差動対および第4の可変電流
    源から電流の供給を受け第7,第8のトランジスタから
    成る第4の差動対と、 前記第1,第2,第3および第4の可変電流源の電流値
    を制御する電流制御手段とを備え、 前記第1および第3のトランジスタの各々のドレインと
    前記第2および第8のトランジスタの各々のゲートとを
    共通接続し、 前記第2および第4のトランジスタの各々のドレインと
    前記第3および第のトランジスの各々のゲートとを
    共通接続し、 前記第5および第7のトランジスタの各々のドレンイン
    前記第6および第1のトランジスタの各々のゲートと
    を共通接続し、 前記第6および第8のトランジスタの各々のドレインと
    前記第7および第4のトランジスタの各々のゲートとを
    共通接続し、 前記第1および第4および第5および第8のトランジタ
    の各々のドレインから第1,第2,第3および第4の出
    力をそれぞれ出力することを特徴とする4相信号発生回
    路。
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