JP2606451B2 - 深絞り缶及びその製造方法 - Google Patents

深絞り缶及びその製造方法

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JP2606451B2 JP2409582A JP40958290A JP2606451B2 JP 2606451 B2 JP2606451 B2 JP 2606451B2 JP 2409582 A JP2409582 A JP 2409582A JP 40958290 A JP40958290 A JP 40958290A JP 2606451 B2 JP2606451 B2 JP 2606451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は有機被覆鋼板を深絞り加工
して得られるシームレス缶及びその製法に関するもので
あり、より詳細には鋼板の錫含有金属の被覆率が一定の
範囲にある金属基体と有機被覆層との積層体を素材と
し、酸性飲料やスポーツ飲料等の使用に適した耐食性の
有る深絞り缶及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、側面無継目(サイド・シームレ
ス)缶としては、アルミニウム板、ブリキ板或いはティ
ン・フリー・スチール板等の金属素材を、絞りダイスと
ポンチとの間で少なくとも1段の絞り加工に付し、側面
に継目のない胴部と該胴部に継目なしに一体に接続され
た底部とから成るカップに形成し、次いで所望により前
記胴部に、しごきポンチとしごきダイスとの間でしごき
加工を加えて、容器胴部を薄肉化する缶の製造方法が知
られている。この側面無継目缶を製造するに際して、前
記金属素材にポリプロピレンや熱可塑性ポリエステル等
の熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした素材を用いる
ことも既に知られている。
【0003】本発明者等の提案にかかる特開平1-258822
号公報には、上記深絞りに際して曲げ伸ばしにより缶側
壁部を薄肉化する方法、即ち被覆金属板の前絞りカップ
を、カップ内に挿入された環状の保持部材と再絞りダイ
スとで保持し、保持部材及び再絞りダイスと同軸に且つ
保持部材内を出入し得るように設けられた再絞りポンチ
と再絞りダイスとを互いに噛み合うように相対的に移動
させ、前絞りカップよりも小径の深絞りカップに絞り成
形する方法において、再絞りダイスの作用コーナ部の曲
率半径(RD)を金属板素板厚(tB)の1乃至2.9 倍の寸法と
し、保持部材の保持コーナ部の曲率半径(RD)を前記金属
板素板厚(tB)の4.1 乃至12倍の寸法とし、保持部材及
び再絞りダイスの前絞りカップとの平面状係合部は0.00
1 乃至0.2 の動摩擦係数を有するものとし、浅絞りカッ
プ径/深絞りカップ径の比で定義される再絞り比が1.1
乃至1.5 の範囲となるように少なくとも1段の絞り成形
を行い、カップ側壁部を高さ方向全体にわたって均一に
曲げ薄肉化することを特徴とする再絞り方法が記載され
ている。また、被覆金属板としては、ティンフリースチ
ール(TFS:電解クロム酸処理鋼板)を用いることも
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、基材にT
FSを使用し有機樹脂を被覆した缶素材は、樹脂被覆層
の密着性が優れているため、前記した深絞り加工、及び
それに伴う薄肉化加工、更にはネックイン加工、蓋との
二重巻締め加工、加熱殺菌処理、あるいは内容品保存の
際に樹脂被覆材が剥離するといった問題は生じない。こ
のため、このような缶素材から成る深絞り缶は優れた加
工特性を有している。
【0005】しかしながら、大量生産工程において、有
機樹脂被覆材に欠陥や加工損傷を一定のレベルで生じる
場合があり、一部に下地金属が露出することがある。こ
のような下地金属露出があると、TFS表面処理被覆は
耐食性に限界があるため、内容物が腐食性の厳しい酸性
飲料やスポーツ飲料である場合に鉄の異常溶出或いは孔
食、漏洩といった問題が生じてくる。
【0006】また、このような問題を考慮して鋼板の表
面被覆に耐食性があるものとして、錫の犠牲溶解による
防食効果が認められる錫合金等の表面処理が考えられ
る。しかしながら、現在の各種錫めっき処理鋼板では有
機樹脂被覆材に対する密着性あるいは付着性が十分でな
いため、浅絞り加工程度の加工性にしか耐えることがで
きず、深絞り加工、あるいはその後のネックイン加工及
び二重巻締加工等に十分に耐えるに至っていない。
【0007】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、腐食性の
厳しい酸性飲料やスポーツ飲料等の内容物が問題なく適
用でき、且つ深絞りあるいは薄肉化加工が十分にできる
耐食性に優れた深絞り缶を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、鋼板
上に錫含有金属を式、 「数1」 PSn =100{1−(VFe/VFeo)} 式中、VFeは被覆鋼板面をX線光電子分光法に付し、
エッチング処理していったときの鉄(Fe)の電子強度
と錫(Sn)の電子強度とがほぼ定状になったときの鉄
の電子強度の値であり、VFeoは錫(Sn)被覆がな
い状態での鉄の電子強度の値である、で定義される被覆
率(PSn)が20乃至80%となるように被覆し、且
つこの錫含有金属被覆鋼板の全面に30乃至200mg/m
2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2 (金属クロム換
算)のクロム酸化物層を、更に被覆した後、熱可塑性樹
脂フィルムを施した缶素材を深絞り加工して成ることを
特徴とする耐食性と被覆密着性とに優れた深絞り缶が提
供される。
【0009】この深絞り缶において、錫含有金属は錫の
割合は20%以上であるべきであるが、被覆率が20〜
80%にあることにも関連して、図2の(A)及び
(B)並びに図3に示す通り、本発明に用いる錫含有金
属鋼板の表面では、鋼板が海、錫含有金属層が島となっ
た海−島構造をとるのがよい。
【0010】本発明によればまた、鋼板上に錫含有金属
を式、 「数1」 PSn =100{1−(VFe/VFeo)} 式中、VFeは被覆鋼板面をX線光電子分光法に付し、
エッチング処理していったときの鉄(Fe)の電子強度
と錫(Sn)の電子強度とがほぼ定状になったときの鉄
の電子強度の値であり、VFeoは錫(Sn)被覆がな
い状態での鉄の電子強度の値である、で定義される被覆
率(PSn)が20乃至80%となるように被覆し、且
つこの錫含有金属被覆鋼板の全面に30乃至200mg/m
2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2 (金属クロム換
算)のクロム酸化物層を、更に被覆した後、熱可塑性樹
脂フィルムを施した缶素材を、浅い前絞りカップに絞り
成形し、この前絞りカップを、カップ内に挿入された環
状の保持部材と再絞りダイスとで保持し、保持部材及び
再絞りダイスと同軸に且つ保持部材内を出入し得るよう
に設けられた再絞りポンチと再絞りダイスとを互いに噛
み合うように相対的に移動させ、前絞りカップよりも小
径の深絞りカップに絞り成形すると共に、カップ側壁部
を高さ方向全体にわたって均一に曲げ薄肉化することを
特徴とする深絞り缶の製造方法が提供される。
【0011】
【作用】本発明は、鋼板基体上に、錫含有金属を完全に
連続した被覆として施こすのではなく、表面に錫含有金
属面と鋼面とが混在するように錫含有金属を被覆するこ
と及びこの不完全錫含有金属被覆面上に30乃至200
mg/m 2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2 (金属クロム
換算)のクロム酸化物の表面処理層を設けることが顕著
な特徴であり、これにより、金属基体そのものの耐食性
を顕著に向上せしめながら、しかも金属基体と有機樹脂
被覆材である熱可塑性樹脂フィルムとの密着性を苛酷な
深絞り加工や側壁部の曲げ伸しによる薄肉化加工に耐え
るように著しく向上させることができる。
【0012】一般に、金属基体上における各原子の分布
状態並びに化学組成は、X線光電子分光法で測定するこ
とができ、本発明でも、前記光電子分光法で求めた前記
「数1」の被覆率が20乃至80%、特に好適には30
乃至60%の範囲内にあれば満足すべき結果が得られ
る。
【0013】「図1」は、本発明に用いる金属基体につ
いて、X線光電子分光法による測定結果を示しており、
横軸は鋼板をArイオンでスパッタリングしたときの処
理時間を示すものであり、約20分間のスパッタリング
は約300オングストロームのエッチング量に相当する
ものである。また縦軸はX線照射によって放出される各
元素の光電子強度として表わし、このピーク強度は金属
基体面の露出金属の種類及び組成を示すものである。
【0014】また、「図2」の(A)は、缶素材となる
積僧体の断面構造を金属の表面構造を強調して示したも
のであり、「図2」の(B)は、錫含有金属被覆鋼板
(金属クロム及びクロム酸化物の表面処理層を除いたも
の)の断面構造を、やはり表面構造を強調して示したも
のである。「図1」に示すように、エッチングの初期
は、クロム及びクロム酸化物に基づくCr及びOの電子
放出がほとんどであることから鋼板が最外表面において
完全にクロム及びクロム酸化物被覆されていることが分
かる。次に、エッチング処理が進行するに従って、クロ
ム及びクロム酸化物が除かれるため、これらに基づく電
子放出は減少し、錫及びFeに基づく電子放出が増加し
てくるのが分かる。即ち、錫含有金属の被覆が完全でし
かも連続したものである場合には、Feに基づく電子放
出は生じないが、Sn及びFeによる電子放出が共存し
ていることは、クロム被覆前の錫含有金属被覆鋼板に
は、Fe相とSn相とが混在して露出していることを示
す。スパッタリングの進行に伴って、Snの光電子強度
とFeの光電子強度とがほぼ水平にレベリングする状態
(定常状態)が表われるが、この時点における強度は、
鋼板の基準面(メッキ前の表面)における両金属の面積
比に関係するものとみてよい。本発明の測定では、この
時点でのFeによる光電子強度をVFeとする。
【0015】これは、「図2」において、(A)の状態
から約30分間エッチングした状態(B)では、錫含有
金属面Snと鋼金属面Feとが共存し、しかも鋼の海に
錫含有金属Snが島(山)9となって浮かんでいるた
め、この定常状態が一定時間継続することが了解されよ
う。
【0016】「図1」は、「図2」の状態迄のエッチン
グを示しているが、更にエッチングを続行すると、「図
6」に示す通り、錫含有金属層が消失し、Feからの電
子放出のみとなり、その光電子強度は未被覆鋼板の光電
子強度VFeoとなる。
【0017】「図3」は錫含有金属の被覆率Psnが4
7%の鋼板の400倍における顕微鏡写真であり、黒い
部分が鋼、白い部分が錫含有金属である。この写真から
鋼が海、錫含有金属が島となった表面構造をとっている
ことが了解される。錫含有金属層の大きさは、約0.2
乃至5μmの範囲にわたっている。
【0018】この鋼の部分は、金属クロム−クロム酸化
物層を介して有機樹脂被覆層の密着力を高め、一方錫含
有金属層の部分はそれが溶出することによって下地鋼の
腐食や金属溶出を防止するように作用する。かくして、
このような缶素材を深絞り加工、更には薄肉化加工した
場合、有機樹脂被覆材が全く剥離せず、また一部に加工
損傷があった場合でも、その損傷が酸性飲料やスポーツ
飲料等によって腐食を受けることがない。
【0019】また、「図4」は錫含有金属の被覆率PS
nを変化させたときの耐食性(変色評価)と有機樹脂及
びクロム被覆を含めた密着力の変化を示す概念的特性線
図である。「図4」に示すように耐食性は被覆率PSn
20%を境に急激に向上することが理解され、一方被覆
率PSnが80%を越ると密着力が低下し深絞り加工に
耐えられなくなり、被覆率PSnが100%にあっては
たとえ錫及び金属クロムの被覆が完全であっても密着力
が落ち深絞り加工が困難となる(「図4」のP点)。
【0020】
【発明の好適態様】以下、添付図面に従って本発明に係
る深絞り缶の好ましい態様を示す。
【0021】「図2」の(A)は本発明に用いられる缶
素材の模写断面図である。「図2」の(A)に示すよう
に、鋼板2面には錫含有金属の表面処理層4が形成さ
れ、更に金属クロム及びクロム水和酸化物の表面処理層
6が形成されている。金属クロム及びクロム水和酸化物
層6は完全に鋼板2面及び錫含有金属層4面を覆って形
成され、金属クロム及びクロム水和酸化物層6面には更
に有機樹脂層8が形成されている。尚、クロム及びクロ
ム水和酸化物層6及び有機樹脂層8は、「図2」の
(A)において厚みが強調されて描かれている。また、
本発明においては錫含有金属の表面処理層4は「図3」
に示すように鋼板2面に被覆率PSn20〜80%の範囲
で被覆されている。以下、各構成素材について詳述す
る。
【0022】鋼板及び錫含有金属被覆層 鋼板基体は、公知の高度の加工変形を必要としない缶蓋
等の用途に使用されるものであってもよく、また、高度
の加工変形を必要とする組成物で構成されたものであっ
てもよい。鋼板の厚みは、最終缶の寸法等にもよるが、
通常0.05乃至0.35mm、特に0.07乃至0.30mmの範囲にある
のが望ましい。
【0023】鋼板に被覆処理する錫含有金属の被覆量
は、100乃至5000mg/m2 、特に100乃至4000mg/m2
の範囲であることが望ましい。被覆量が前記範囲を下回
る場合には、「図2」の(A)に示す錫含有金属山部
(島)4Aが十分に形成されず、また被覆率PSnが20
%を下回る場合がある。一方、被覆量が前記範囲を上回
る場合には、被覆率PSnが大きく成り過ぎて密着力の低
下を招く。
【0024】また、錫含有金属は鉄、その他の金属との
合金であってもよいが、その含有率は少なくとも20%
以上であることが望ましい。錫含有率が前記範囲を下回
る場合には、成形された深絞り缶における耐食性の向上
が十分に達成されない。
【0025】「図3」に示す表面構造の錫含有金属層を
形成させるには、後述する実施例に示すとおり、メッキ
層を粒状の形で析出させ、形成されるメッキ鋼板を塩酸
等による酸洗浄に付するのがよい。
【0026】クロム及び金属クロム水和酸化物の被覆層 クロム及びクロム水和酸化物の被覆層は、30乃至20
0mg/m 2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2 (金属クロ
ム換算)クロム酸化物層からなる。この層を形成する際
には、鋼板面及び錫含有被覆層面を十分に覆うように処
理するのがよい。好適な表面処理鋼板の一例は、電解ク
ロム酸処理鋼板であり、このものは有機樹脂被覆材密着
性と耐腐食性との組合せに優れている。
【0027】有機樹脂被覆層 有機樹脂被覆8としては、各種熱可塑性樹脂フィルムを
挙げることができる。また、結晶性熱可塑性樹脂が好適
に用いることができるフィルムとしては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ルエステル共重合体、アイオノマー等のオレフィン系樹
脂フィルム;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、エチレンテレフタレート/イソフタ
レート共重合体、エチレンテレフタレート/アジペート
共重合体、エチレンテレフタレート/セバケート共重合
体、ブチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体
等のポリエステルフィルム;ナイロン6、ナイロン6,
6、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミドフィル
ム;ポリ塩化ビニルフィルム;ポリ塩化ビニリデンフィ
ルム等を用いることができる。これらのフィルムは未延
伸のものでも二軸延伸のものでもよい。その厚みは、一
般に3乃至50μm、特に5乃至40μmの範囲にある
ことが望ましい。
【0028】フィルムの金属板への積層は、熱融着法、
ドライラミネーション、押出コート法等により行われ、
フィルムと金属板との間に接着性(熱融着性)が乏しい
場合には、例えばウレタン系接着剤、エポキシ系接着
剤、酸変性オレフィン樹脂系接着剤、コポリアミド系接
着剤、コポリエステル系接着剤や以下に述べる接着プラ
イマー等を介在させることができる。接着プライマーと
しては、金属板への密着性及び防食性に優れ、しかも樹
脂フィルムに対する接着性にも優れた塗料が使用され
る。この接着プライマーとしては、エポキシ樹脂とエポ
キシ樹脂に対する硬化剤樹脂、例えばフェノール樹脂、
アミノ樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂等との組合せか
ら成る塗料、特にエポキシ−フェノール塗料や、塩化ビ
ニル共重合体樹脂及びエポキシ樹脂系塗料の組成物から
成るオルガノゾル系塗料等が使用される。接着プライマ
ー或いは接着剤層の厚みとしては、0.1 乃至5μmの範
囲が望ましい。
【0029】ラミネートに際しては、金属或いはフィル
ムの一方或いは両方に接着プライマー或いは接着剤層を
設け、必要により乾燥乃至部分キュアした後、両者を加
熱下に圧着一体化する。このラミネート加工中にフィル
ム中の二軸分子配向が若干緩和することがあるが、絞り
再絞り成形には何等差支えがなく、成形作業性の点では
好ましい場合もある。
【0030】その他の組成物 外面用のフィルムには、金属板を隠蔽し、また絞り−再
絞り成形時に金属板へのしわ押え力の伝達を助ける目的
で無機フィラー(顔料)を含有させることができる。無
機フィラーとしては、ルチル型またはアナターゼ型の二
酸化チタン、亜鉛華、グロスホワイト等の無機白色顔
料;バライト、沈降性硫酸バライト、炭酸カルシウム、
石膏、沈降性シリカ、エアロジル、タルク、焼成或いは
未焼成クレイ、炭酸バリウム、アルミナホワイト、合成
乃至天然のマイカ、合成ケイ酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム等の白色体質顔料;カーボンブラック、マグネタ
イト等の黒色顔料;ベンガラ等の赤色顔料;シエナ等の
黄色顔料;群青、コバルト青等の青色顔料を挙げること
ができる。これらの無機フィラーは、樹脂当り10乃至
500 重量%、特に10乃至300重量%の量で配合させ
ることができる。フィルムと共に使用可能な保護塗料と
しては、熱硬化性及び熱可塑性樹脂から成る任意の保護
塗料:例えば、フェノール−エポキシ塗料、アミノ−エ
ポキシ塗料等の変性エポキシ塗料;例えば塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
部分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン
酸共重合体、エポキシ変性−、エポキシアミノ変性−或
いはエポキシフェノール変性−ビニル塗料等のビニルま
たは変性ビニル塗料;アクリル樹脂系塗料;スチレン−
ブタジエン系共重合体等の合成ゴム系塗料等の単独また
は2種以上の組合せが使用される。
【0031】これらの塗料は、エナメル或いはラッカー
等の有機溶媒溶液の形で、或いは水性分散液または水溶
液の形で、ローラ塗装、スプレー塗装、浸漬塗装、静電
塗装、電気泳動塗装等の形で金属素材に施す。勿論、前
記樹脂塗料が熱硬化性の場合には、必要により塗料を焼
付ける。保護塗装は、耐腐食性と加工性の見地から、一
般に2乃至30μm、特に3乃至20μmの厚み(乾燥
状態)を有することが望ましい。また、絞り−再絞り性
を向上させるために、塗膜中に、各種滑剤を含有させる
こともできる。
【0032】絞り加工 絞り−再絞り加工は、「図5」の加工工程に示すように
被覆金属板10を円板に打抜き、前絞り工程で径の大き
い前絞りポンチとダイスとを用いて底部11と側壁12
とから成る前絞りカップ13を成形し、この前絞りカッ
プ13を、カップ内に挿入された環状の保持部材と再絞
りダイス(図示せず)とで保持し、保持部材及び再絞り
ダイスと同軸にかつ保持部材内を出入し得るように設け
られた再絞りポンチと再絞りダイスとを互いに噛み合う
ように相対的に移動させ、前絞りカップよりも小径の深
絞りカップ16に絞り成形し、同様にして更に小径のカ
ップ19に絞り成形することにより行う。
【0033】尚、14及び17はカップ16及び19の
底部であり、15及び18はカップ16及び19の側壁
部である。この再絞り成形に際して、再絞りダイスの作
用コーナ部において被覆金属板の曲げ伸ばしによる薄肉
化が行われるようにしたり、或いは再絞り成形に際して
再絞りポンチと再絞りダイスとの間で被覆金属板に軽度
のしごきが加わり、これにより薄肉化が行われるように
することが好ましい。一般に、「図5」において、各カ
ップの側壁部の厚みは、 tw'''≦ tw''≦ tw'≦tB の関係にある。式、 絞り比=(素板径)/(ポンチ径) …(2) で定義される絞り比は、一般に1.2 乃至2.0 特に1.3 乃
至1.9 の範囲内にあることが好ましく、式、 再絞り比=(絞りポンチ径)/(再絞りポンチ径)…(3) で定義される再絞り比は、一般に1.1 乃至1.6 特に1.15
乃至1.5 の範囲内にあることが好ましい。
【0034】また側壁部の薄肉化の程度は一般に素板厚
(底部厚)の5乃至45%、特に5乃至40%程度がよ
い。絞り−深絞り成形に際して、樹脂層に分子配向が生
じるような条件を用いることが好ましく、このため成形
を樹脂層の延伸温度、例えばPETの場合は40乃至2
00℃の温度で行うのがよい。
【0035】絞り成形及び再しぼり成形に際して、被覆
金属板或いは更にカップに、各種滑剤、例えば流動パラ
フィン、合成パラフィン、食用油、水添食用油、パーム
油、各種天然ワックス、ポリエチレンワックス等を塗布
して成形を行うのがよい。滑剤の塗布量は、その種類に
よっても相違するが、一般に0.1 乃至10mg/dm2 、特
に0.2 乃至5mg/dm2 の範囲内にあるのがよく、滑剤の
塗布は、これを溶融状態で表面にスプレー塗布すること
により行われる。得られた深絞り缶は、そのまま或いは
水洗、乾燥等の後処理を行った後、ドーミング加工、ト
リミング、ネックイン加工、ビード加工、フランジ加工
等を行って、最終缶胴とする。以上の各加工工程におい
ても有機樹脂被覆材は鋼板に対して優れた追従性を示し
ている。
【0036】
【実施例】(実施例1) 厚さ0.15mm、調質度DR−9の冷間圧延鋼板を酸
洗した後に通常のフェロスタン浴を用いて電流密度0.
5A/m2 でSnをめっきし、塩酸酸洗することにより
Sn量1.2g/m2 、Sn被覆率50%のSnめっき
鋼板を得た。次に、このSnめっき鋼板に常法の電解C
r酸処理を行い金属Cr量120mg/m2 、Cr水和
酸化物量15mg/m2 を積層状にめっきした。なお、
Sn被覆率はXPS(X線光電子分光)法を用いた分析
を行い式(1)から算出した。
【0037】この様にして得られためっき鋼板の缶内面
に成る側に予めエポキシフェノール系接着プライマーを
塗布したクリアの厚み20μmの二軸延伸ポリエチレン
テレフタレート/イソフタレートフイルム(融点230
℃)を、また一方缶外面になる側に同様の接着プライマ
ーを塗布した厚み15μmの二酸化チタン含有二軸延伸
ポリエチレンテレフタレート/イソフタレートフィルム
(融点230℃)を両面同時に熱接着することにより、
樹脂被覆金属板を得た。この被覆金属板にパーム油を塗
布し、直径187mmの円板に打ち抜き、常法にしたが
って浅絞りカップに成形した。この絞り工程における絞
り比は1.4である。
【0038】次いで第1次、第2次、第3次再絞り工程
では、絞りカップを80℃に予備加熱した後、再絞り成
形を行った。この時の第1次乃至第3次の再絞り工程の
成形条件は次のとおりである。 第1次再絞り比 1.25 第2次再絞り比 1.25 第3次再絞り比 1.25 再絞りダイスの作用コーナー部の曲率半径(Rd ) 0.40mm 缶胴の薄肉化の為に曲げ伸ばし法による再絞り加工を施
した。このようにして行った絞り、再絞りでは、加工性
に問題はなく得られた深絞りカップの諸特性は以下の通
りである。 カップ径 66mm カップ高さ 140mm 側壁厚み変化率 −20% この後、常法にしたがってドーミング成形を行った後、
パーム油を洗浄水で脱脂後トリミングを行った。次いで
印刷工程において通常のインキ及び仕上げニスを使用し
て外面印刷を施し焼き付けた後に、ネックイン−フラン
ジ加工を施し、薄肉被覆深絞り缶を作製した。
【0039】この時のSn中の金属Snの割合は、被
覆深絞り缶の底部を試料として有機樹脂被覆材を、90
℃過酸化水溶液に浸積して除去した後の電気化学的測定
(JIS−G3303付属書)で求めて70%であっ
た。この様にして得られた被覆深絞り缶は工程途中で被
覆材が剥離することなく加工することができ、ひき続き
オレンジジュースを液体窒素を滴下しながらの95℃の
熱間充填と蓋の巻締めを行い、37℃で長期保存し、缶
内面の腐食状態孔食漏洩を観察したが何等異常は認め
られ無かった。これらの結果をまとめて「表1」に示
す。
【0040】(実施例2) Snめっきに際しSn量を3.2g/m2 、Sn被覆率
を76%とした以外は実施例1と同様の被覆及び加工を
行い被覆深絞り缶を得た。得られた結果を「表1」にま
とめて示す。
【0041】(実施例3) Snめっきに際しSn量を520mg/m2 、Sn被覆
率を26%とした以外は実施例1と同様の被覆及び加工
を行い被覆深絞り缶を得た。得られた結果を「表1」に
まとめて示す。
【0042】(実施例4) 実施例1においてめっき鋼板に二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレート/イソフタレートフィルムを熱接着するに
際し、フィルムの融点近傍の高温で接着したためにSn
層と鋼の界面に合金層が生成しSn層中の金属Snの割
合が45%である以外は実施例1と同様の被覆処理及び
加工を行い被覆深絞り缶を得た。得られた結果を「表
1」にまとめて示す。
【0043】(比較例1) 厚さ0.15mm、調質度DR−9の冷間圧延鋼板を酸
洗した後に通常のフェロスタン浴を用いて電流密度1.
5A/m 2 でSnをめっきし、Sn量3.7g/m 2
Sn被覆率100%のSnめっき鋼板を得た。
【0044】次に、このSnめっき鋼板に常法の電解C
r酸処理を行い金属Cr量120mg/m2 、Cr水和
酸化物量15mg/m2 を積層状にめっきしためっき鋼
板を用いる以外は実施例1と同様の被覆処理及び加工を
行ったが、第3次再絞り加工後にカップの胴部で樹脂被
覆層が一部剥離する結果となり、それ以降の加工はでき
なかった。
【0045】(比較例2) 厚さ0.15mm、調質度DR−9の冷間圧延鋼板を酸
洗した後に常法の電解Cr酸処理を行い金属Cr量12
0mg/m2 、Cr水和酸化物量15mg/m2 を積層
状にめっきした、いわゆるSnなし鋼板を用いる以外は
実施例1と同様の被覆処理及び加工を行い被覆深絞り缶
を得た。得られた結果を「表1」にまとめて示す。
【0046】(比較例3) Snめっきに際し、Sn量を400mg/m2 、Sn被
覆率を15%とした以外は実施例1と同様の被覆及び加
工を行い、被覆深絞り缶を得た。得られた結果を「表
1」にまとめて示す。
【0047】(比較例4) Snめっきに際し、Sn量を3.8g/m2 、Sn被覆
率を85%とした以外は実施例1と同様の被覆及び加工
を行い、被覆絞り缶を得たが、深絞り加工、ネックイン
加工、巻締め加工時に樹脂被覆が部分的に剥離している
のが観察された。得られた結果を「表1」にまとめて示
す。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、鋼板面に錫含有金属を
被覆率20乃至80%の範囲で被覆し、更に30乃至2
00mg/m 2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2 (金属ク
ロム換算)のクロム酸化物の被覆をして、熱可塑性樹脂
フィルムの有機樹脂被覆層を鋼板に形成し、これを深絞
り缶としたので、深絞り缶の有機樹脂被覆層は錫含有金
属層があっても鋼板面に十分に密着しており、前述した
深絞り加工、ドーミング加工、トリミング、ネックイン
加工、ビード加工、フランジ加工等の際に全く隔離が見
られない。しかも、錫含有金属が所定量以外存在するこ
とにより、錫の犠牲溶解効果が生じ、腐食性の厳しい酸
性飲料内容物等にも十分に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる表面処理缶素材のX線光電子分
光法の測定結果を示すグラフである。
【図2】缶素材断面の模写図である。
【図3】本発明に用いる錫含有金属被覆鋼板表面におけ
る粒子構造を示す顕微鏡写真である。
【図4】缶素材の錫被覆率と、有機被覆材料の密着力及
び耐食性との相関線図である。
【図5】缶素材からの絞り工程図である。
【図6】「図1」において、エッチングを更に続行した
場合のX線光電子分光法の測定結果を示すグラフであ
る。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板上に錫含有金属を式、 【数1】 PSn =100{1−(VFe/VFeo)} 式中、VFeは被覆鋼板面をX線光電子分光法に付し、
    エッチング処理していったときの鉄(Fe)の電子強度
    と錫(Sn)の電子強度とがほぼ定状になったときの鉄
    の電子強度の値であり、VFeoは錫(Sn)被覆がな
    い状態での鉄の電子強度の値である、 で定義される被覆率(PSn)が20乃至80%となる
    ように被覆し、且つこの錫含有金属被覆鋼板の全面に
    0乃至200mg/m 2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2
    (金属クロム換算)のクロム酸化物層を、更に被覆した
    後、熱可塑性樹脂フィルムを施した缶素材を深絞り加工
    して成ることを特徴とする耐食性と被覆密着性とに優れ
    た深絞り缶。
  2. 【請求項2】 前記錫含有金属は錫の割合が20%以上
    であることを特徴とする請求項1記載の深絞り缶。
  3. 【請求項3】 前記錫含有金属被覆鋼板の表面は、鋼が
    海及び錫含有金属被覆が島となった海−島構造を有する
    請求項1記載の深絞り缶。
  4. 【請求項4】 鋼板上に錫含有金属を式、 「数1」 PSn =100{1−(VFe/VFeo)} 式中、VFeは被覆鋼板面をX線光電子分光法に付し、
    エッチング処理していったときの鉄(Fe)の電子強度
    と錫(Sn)の電子強度とがほぼ定状になったときの鉄
    の電子強度の値であり、VFeoは錫(Sn)被覆がな
    い状態での鉄の電子強度の値である、 で定義される被覆率(PSn)が20乃至80%となる
    ように被覆し、且つこの錫含有金属被覆鋼板の全面に
    0乃至200mg/m 2 の金属クロム層と1乃至50mg/m 2
    (金属クロム換算)のクロム酸化物層を、更に被覆した
    後、熱可塑性樹脂フィルムを施した缶素材を、浅い前絞
    りカップに絞り成形し、この前絞りカップを、カップ内
    に挿入された環状の保持部材と再絞りダイスとで保持
    し、保持部材及び再絞りダイスと同軸に且つ保持部材内
    を出入し得るように設けられた再絞りポンチと再絞りダ
    イスとを互いに噛み合うように相対的に移動させ、前絞
    りカップよりも小径の深絞りカップに絞り成形すると共
    に、カップ側壁部を高さ方向全体にわたって均一に曲げ
    薄肉化することを特徴とする深絞り缶の製造方法。
  5. 【請求項5】 再絞りダイスの作用コーナ部の曲率半径
    (RD)を金属板素板厚(tB)の1乃至2.9倍の寸
    法とし、保持部材の保持コーナー部の曲率半径(RD)
    を前記金属板素板厚(tB)の4.1乃至12倍の寸法
    とし、保持部材及び再絞りダイスの前絞りカップとの平
    面状係合部は0.001乃至0.2の動摩擦係数を有す
    るものとし、浅絞りカップ径/深絞りカップ径の比で定
    義される再絞り比が1.1乃至1.5の範囲となるよう
    に少なくとも1段の絞り成形を行うことを特徴とする請
    求項4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 側壁部の薄肉化を、素板厚(底部厚)の
    5乃至45%だけ薄くなるように行う請求項4記載の深
    絞り缶の製造方法。
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