JP2606415B2 - シールド付電線の製造方法 - Google Patents

シールド付電線の製造方法

Info

Publication number
JP2606415B2
JP2606415B2 JP17124190A JP17124190A JP2606415B2 JP 2606415 B2 JP2606415 B2 JP 2606415B2 JP 17124190 A JP17124190 A JP 17124190A JP 17124190 A JP17124190 A JP 17124190A JP 2606415 B2 JP2606415 B2 JP 2606415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
shield
forming
electric wire
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17124190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0461717A (ja
Inventor
亮一 会田
光一 中島
昇 中久喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP17124190A priority Critical patent/JP2606415B2/ja
Publication of JPH0461717A publication Critical patent/JPH0461717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606415B2 publication Critical patent/JP2606415B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Extraction Processes (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシールド付電線の製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、シールド用のAlテープ、Cuテープのフォーミン
グには第6図から第8図に示されているようなテープフ
ォーミング治具を使用していた。これはシールドテー
プ、絶縁電線および導体(ドレンワイヤ)または導電性
樹脂によって被覆された導体(所謂ドレンワイヤ)を一
括してこのテープフォーミング治具1に大きい開口部1A
1の図中M方向から楕円状穴1Aに挿入し、小さい開口部1
A2を有する出口側Nでシールドテープを絞り込むもので
ある(第8図参照)。すなわちテープフォーミング治具
1のM方向側(入口側)が示されている第7図に示され
ているように、テープフォーミング治具1の大きい開口
部1A1にAlテープ2を敷き、その上に導体(ドレンワイ
ヤ)3、導体上に被覆した絶縁体(絶縁電線)4を載
せ、テープフォーミング治具1の出口側では出口側が示
されている第8図に示されているように、Alテープ2を
絞り込み、絶縁体4および導体3を包み込むのである。
その後、第10図から第12図に示されているようなテー
プフォーミング成形用ダイス、すなわち挿入側(入口
側)であるM方向側が示されている第11図および出口側
Nが示されている第12図に示されているように、挿入側
が楕円形開口部5A1を有し出口側が所定ピッチPで、か
つ所定幅tの連結部を持って連結された所定径Dの複数
の円形開口部5A2持ったテープフォーミング成形用ダイ
ス5(第10図参照)を2段以上通すことによって、最終
的に要求される形状にAlテープをフォーミングしてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 従来のテープフォミング方法では、最初のテープフォ
ーミング治具でシールドテープ端部同志が衝突し、第9
図に示されているようにシールドテープであるAlテープ
2のフォーミング乱れFが発生していた。この乱れFは
シールド電線のかなめであるシールド効果を失わせるも
のである。なお同図は導体3a上に絶縁体4を被覆したも
の(絶縁電線)および導体3a上に導電性樹脂6を被覆し
たもの(ドレンワイヤ)にAlテープ2でシールドし、こ
のAlテープ2の外周に更に絶縁体7を設ける場合が示さ
れている。
ところで従来のテープフォーミング治具は入口側から
出口側まで楕円形をしており、出口に向って徐々に絞り
込んでシールドテープを丸める方法をとっている。シン
グルコアを包み込む場合はこの方法でもほぼ完璧にコア
全体をシールドすることができるが、複数のコアを1枚
のシールドテープで包み込む場合(後述する第4図およ
び第5図参照)は、シールドテープのラップ方向が常に
一定した状態になっていなければならない。従来の楕円
形をしたテープフォーミング治具ではラップ方向が安定
せず、シールドテープの突合せ現象が発生してフォーミ
ング乱れが発生する。フォーミング乱れが発生すると、
完璧に複数のコア全体を包み込むことかできず、すき間
が発生しシールド付電線としての機能を果さなくなって
しまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、シール
ド効果の信頼性を十分に確保することを可能としたシー
ルド付電線の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、テープフォーミング治具を、入口側が半
円形開口部を持ち、出口側がシールドテープの端部を渦
巻状にする渦巻状開口部を持って形成することにより、
達成される。
[作用] 上記手段を設けたので、シールドテープのテープフォ
ーミング治具によるフォーミング乱れが発生しなくなっ
て、シールドテープで複数のコア全体を包み込むことが
できるようになる。
[実施例] 以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図から第3図には本発明の一実施例が示されてい
る。なお、従来と同じ部品には同じ符号を付したので説
明を省略する。本実施例ではテープフォーミング治具1a
を、入口側が半円形開口部1a1を持ち、出口側がAlテー
プ2の端部を渦巻状にする渦巻状開口部1a2を持って形
成した。このようにすることによりAlテープ2のテープ
フォーミング治具1aによるフォーミング乱れが発生しな
くなって、Alテープ2で複数のコア全体を包み込むこと
ができるようになり、シールド効果の信頼性を十分に確
保することを可能としたシールド付電線の製造方法を得
ることができる。
すなわちテープフォーミング治具1aは第1図に示され
ているように、入口側が半円形開口部1a1(第2図参
照)を持ち、出口側が渦巻状開口部1a2(第3図参照)
を持って形成されており、図中M方向から絶縁体4で絶
縁された導体(絶縁電線)および導体3(ドレイワイ
ヤ)(第5図参照)または導電性樹脂6で被覆された導
体3a(ドレンワイヤ)(第4図参照)を並列に挿入し、
それを包み込むようにAlテープ2を挿入する。テープフ
ォーミング治具1aの出口側ではAlテープ2のみを渦巻状
の出口形状に添わせる(第3図参照)ことによってフォ
ーミングを行う。
渦巻状にした渦巻状開口部の寸法は、渦巻状開口部の
外周を使用するシールドテープの+0.5〜+3.0mmとす
る。例えばシールドテープ幅16mmであれば、渦巻状開口
部の外周は16.5〜19.0mmとするのが最適である。第1表
にはこのシールドテープ幅と渦巻状開口部の外周長との
対応が示してある。
この出口側を渦巻状にしたテープフォーミング治具の
後に、シールドテープ本成形用の上述の第10図に示され
ているテープフォーミング成形用ダイス5を2段以上通
すことによって、テープフォーミングを行う。このテー
プフォーミング成形用ダイス5の出口側のピッチP、幅
tの連結部、円形開口部5A2の径φD等は、次のように
設計する。
φD=(コア径+シールドテープ厚×2)+2x P=製品ピッチ+y t=(シールドテープ厚×2)+2x このxはコアとシールドテープおよびシールドテープ
と円形開口部径とのクリアランスを考慮した値であり、
1段目のテープフォーミング成形用ダイスではX=0.1
〜0.3、2段目ではx=0.05〜0.1と段を重ねる毎にxは
小さくして、シールドテープ絞りを徐々に大きくしてい
くのが望ましい。ピッチPはシールドテープが絞り込ま
れる分だけ狭くなるので、変位yを考慮する必要があ
る。1段目のテープフォーミング成形用ダイスではy=
0.4〜0.6mm、2段目以後はシールドテープの絞りに合わ
せて徐々に変位yを小さくしていく。このようにしてシ
ールドテープのフォーミングを行って得られたのが、上
述の第4図および第5図に示されているシールド付電線
である。第4図に示されているものは絶縁体4で被覆し
た導体3a(絶縁電線)と導電性樹脂6で被覆した導体3a
(ドレンワイヤ)とをAlテープ2でフォーミングしたも
のであり、第5図に示されているものは絶縁体4で被覆
した導体3a(絶縁電線)とドレンワイヤ3とをAlテープ
2でフォーミングしたものである。これら両図から明ら
かなように、Alテープ2のフォーミングの乱れはない。
このように本実施例によればシールドテーブ端部が衝
突し、フォーミングが乱れることがなくなった。また、
シールドテープを強制的に渦巻状にするため、シールド
テープが反転したり、シールドテープに極端なしわがよ
ったりすることがなくなり、シールド効果を従来より向
上させることができた。
なお、本実施例ではシールドテープにAlテープを使用
した例について説明したが、Cuテープでも同様に実施す
ることができ、同様な作用効果を奏することは云うまで
もない。
なおまた、特にこのテープシールドフォーミング方式
はアルミポリエステルラミネートテープの場合、アルミ
の厚さ10μm、ポリエステル厚さ6μm、合計16μmの
ような極めて薄く、アルミの金属塑性変形形状を保持し
難いテープを用いる場合に有効である。
[発明の効果] 上述のように本発明はテープフォーミング治具を、入
口側が半円形開口部を持ち、出口側がシールドテープの
端部を渦巻状にする渦巻状開口部を持って形成したの
で、シールドテープのテープフォーミング治具によるフ
ォーミング乱れが発生しなくなって、シールドテープで
複数のコア全体を包み込むことができるようになり、シ
ールド効果の信頼性を十分に確保することを可能とした
シールド付電線の製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシールド付電線の製造方法の一実施例
によるテープフォーミング治具による製造状態を示す斜
視図、第2図は第1図の入口側を示す正面図、第3図は
第1図の出口側を示す正面図、第4図および第5図は同
じく一実施例によるシールド付電線の縦断側面図、第6
図は従来のシールド付電線の製造方法によるテープフォ
ーミング治具の斜視図、第7図は第6図の入口側の使用
状態を示す正面図、第8図は第6図の出口側の使用状態
を示す正面図、第9図は従来のシールド付電線の製造方
法によるシルド付電線の縦断側面図、第10図はシールド
付電線の製造方法によるテープフォーミング成形用ダイ
スの斜視図、第11図は第10図の入口側の正面図、第12図
は第10図の正面図である。 1a:テープフォーミング治具、 1a1:半径開口部、 1a2:渦巻状開口部、 2:Alテープ(シールドテープ)、 3:導体(ドレンワイヤ)、 3a:導体、 4:絶縁体、 5:テープフォーミング成形用ダイス、 5A1:楕円形開口部、 5A2:円形開口部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドテープを導体上に被覆した絶縁体
    およびドレンワイヤ上に巻付けるのに、これらシールド
    テープ、絶縁体およびドレンワイヤをテープフォーミン
    グ治具を通して絶縁体およびドレンワイヤ上にシールド
    テープを絞り込み、次いでこの絞り込んだものを入口側
    が楕円形開口部を有し、出口側が所定ピッチで、かつ所
    定幅の連結部をもって連結された所定径の複数の円形開
    口部を有するテープフォーミング成形用ダイスを通して
    巻付けているシールド付電線の製造方法において、前記
    テープフォーミング治具が、入口側が半円形開口部を持
    ち、出口側が、前記シールドテープの端部を渦巻状にす
    る渦巻状開口部を持って形成されていることを特徴とす
    るシールド付電線の製造方法。
JP17124190A 1990-06-28 1990-06-28 シールド付電線の製造方法 Expired - Lifetime JP2606415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17124190A JP2606415B2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 シールド付電線の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17124190A JP2606415B2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 シールド付電線の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0461717A JPH0461717A (ja) 1992-02-27
JP2606415B2 true JP2606415B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=15919661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17124190A Expired - Lifetime JP2606415B2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 シールド付電線の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606415B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101018139B1 (ko) * 2008-10-30 2011-02-25 주식회사 포스코 열처리가 생략가능한 선재의 제조방법, 선재를 제조하기 위한 다이스 및 다이스 배열체

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0461717A (ja) 1992-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7491071B2 (en) Shield end processing structure
JP3394041B2 (ja) 電気ケーブル
US20130126232A1 (en) Wire harness waterproof structure
US6246001B1 (en) Method for manufacturing a grounding construction for a plurality of shielded cables and a grounding construction
JPH06150732A (ja) ワイヤーハーネス
JP5461504B2 (ja) 接続ケーブル
US20050153576A1 (en) Method for manufacturing wire harness branching portion
JP2606415B2 (ja) シールド付電線の製造方法
JP6496478B2 (ja) シールド電線及びシールド電線の製造方法
US20020033271A1 (en) Multiple cable
JPH0997520A (ja) 多芯ケーブル及びその製造方法
JPH07320799A (ja) シールド電線の端末処理構造及びコネクタ
US6166326A (en) Metal cable
JP3018917B2 (ja) 多重シールド線
JP2000251548A (ja) シ―ルド電線のドレイン線加工方法、及び、シ―ルド電線
JP2003045241A (ja) シールドフラット電線及びその製造方法
JP2833386B2 (ja) ワイヤハーネスのシールド方法
JP3152442B2 (ja) 素線絶縁ケーブル予備圧縮方法
JP2544247Y2 (ja) 同軸ケーブルの接続構造
JPH08340615A (ja) シールド線のアース接続構造
JP3646321B2 (ja) シールド電線の端末構造
JPH1131426A (ja) ワイヤーハーネスの形成方法
JPH05174641A (ja) シールド電線
JP2557150Y2 (ja) シールド線用接続端子
JP3961091B2 (ja) シールド電線の導通クリップ