JP2606018Y2 - カンヌキ式ドアロックのシール構造 - Google Patents

カンヌキ式ドアロックのシール構造

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JP2606018Y2
JP2606018Y2 JP1992093316U JP9331692U JP2606018Y2 JP 2606018 Y2 JP2606018 Y2 JP 2606018Y2 JP 1992093316 U JP1992093316 U JP 1992093316U JP 9331692 U JP9331692 U JP 9331692U JP 2606018 Y2 JP2606018 Y2 JP 2606018Y2
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door
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道広 多田
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はバンボデー等の開口部
を開閉する観音開きドアに設けたカンヌキ式ドアロック
のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、観音開きドアのドアロックとして
は、外観見栄えの向上を狙って図5に示す如く、観音開
きドア1の内部に埋め込んで取付けられたカンヌキ式ド
アロック10が知られている。即ち前記カンヌキ式ドア
ロック10は、例えばバンボデー8の観音開きドア1の
内部に埋め込んだガイドパイプ2に挿通されたドアロッ
クシャフト3の上下端にバンボデー8側に設けられたロ
ックヒメール6に噛合させてロックするロックメール5
が設けられており、前記ドアロックシャフト3の中間部
には図1に示す如くドアロックシャフト3を回動させる
ロックハンドル4が設けられている。そして、前記バン
ボデー8の外周シールのための、ウエザストリップ7も
外観見栄えの向上を狙って内蔵式とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
従来のカンヌキ式ドアロック10は、外周のウエザスト
リップ7が内蔵式のため図5に示す如く矢印の経路を辿
って、水、塵埃などがドア1の上部からガイドパイプ2
とドアロックシャフト3の隙に侵入し、ドアロックシャ
フト3に塗布したグリースと混り合いロックの操作性を
悪くしたり、特に寒冷時において凍結しロックの機能不
良を発生させる等の問題がある。また、前記ガイドパイ
プ2とドアロックシャフト3の隙にシール用パッキンを
嵌装した場合は、ドアロックシャフト3を回転操作時に
摺動抵抗となり操作力に影響を与えると共に、シール用
パッキンの耐久寿命を阻害する。この考案はかかる前記
問題点に鑑みてなされたもので、回転操作力に影響を与
えることなく、水、粉塵などの侵入による機能不良を防
止したカンヌキ式ドアロックのシール構造を提供するこ
とを課題とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この考案のカンヌキ式
ドアロックのシール構造は、観音開きドアを閉止位置に
固定するカンヌキ式ドアロックのシール構造であって、
ドア内に埋設されたドアロックシャフトの上端突出部
に、ゴムまたは可撓性を有する合成樹脂で形成された環
状の弾性体シール部材を嵌着し、該弾性体シール部材に
は、その内周面上端に、前記ドアロックシャフトに密接
するひれを設ける一方、下面外周に、ドア本体の上端面
に当接する筒状のひれを設けたことを特徴とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この考案のカンヌキ式
ドアロックのシール構造は、観音開きドアを閉止位置に
固定するカンヌキ式ドアロックのシール構造であって、
ドア内に埋設されたドアロックシャフトのドア本体から
突出する上端突出部に、ゴムまたは可撓性を有する合成
樹脂で形成された環状の弾性体シール部材を嵌着し、該
弾性体シール部材には、その内周面上端に、前記ドアロ
ックシャフトの外周面に密接するひれを設ける一方、下
面外周に、ドア本体の上端面に当接する筒状のひれを設
けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】この考案の実施例を添付図を参照して説明す
る。即ち、本例のカンヌキ式ドアロックのシール構造
は、図1に示す如く、観音開きドア(ドア本体)1を備
えた自動車のバンボデー(ボデー本体)8におけるドア
本体1の上端部Aに配設する。図1〜図4において、1
はドア本体、2は前記ドア本体1内に埋め込まれたガイ
ドパイプ、3は前記ガイドパイプ2に挿通されたドアロ
ックシャフトで、その上下両端のドア本体からの突出部
にボデー本体8側に設けられたロックヒメール6に噛合
せてロックするロックメール5が固着されている。ま
た、前記ドアロッタシャフト3の中間部に図1に示すロ
ックハンドル4が設けられている。7は前記ボデー本体
8とドア本体1の開口内周部をシールするウェザストリ
ップであり、ドア本体1側に取り付けられている。9は
前記ガイドパイプ2とドアロックシャフト3の隙を塞ぐ
ための弾性体シール部材である。
【0007】前記弾性体シール部材9は、ゴムまたは可
撓性を有する合成樹脂で環状に形成された本体91と、
該本体91の内周面上端に内方に向けて設けられたひれ
92と、本体91の下面外周に下方に向けて設けられた
筒状のひれ93とからなっている。図3は前記弾性体シ
ール部材9の取付詳細を示し、弾性体シール部材9を前
記ドアロックシャフト3に嵌着した時には、前記ひれ9
2がドアロックシャフト3に密接し、かつ筒状のひれ9
3の先端がドア本体1の上端面に当接してガイドパイプ
2とドアロックシャフト3の隙を閉塞し、ロックメール
5の下面とドア本体1間の寸法Bのバラツキの影響を受
けることがない。
【0008】しかして、この実施例によれば、弾性体シ
ール部材9はその本体91の内周面上端のひれ92がド
アロックシャフト3に密接することによりロックハンド
ル4の操作により回転するドアロックシャフト3と一体
に回転し、操作力に影響を与えることがなく、摺動抵抗
による磨耗もないので長期間に亘って良好なシール性能
を確保できる。
【0009】従って、この実施例によれば、ドアロック
シャフト3とガイドパイプ2の隙に水、粉塵などが侵入
しドアロック機能が不良となることを防止することがで
きる。また、弾性体シール部材9はドアロックシャフト
3に嵌着するだけでよく、組付性も極めて良い。
【0010】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、ドア
ロックシャフトとドア本体の隙を確実に閉塞でき、該隙
に塵埃などが侵入してドアロックが機能不良となること
を防止することができる。また、この考案の弾性体シー
ル部材はロックハンドルの操作により回転するドアロッ
クシャフトと一体的に回転し操作力になんら影響を与え
ることがなく、摺動抵抗による耐久寿命が阻害されるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかわるバン型車両の後部斜視図。
【図2】ドア閉止時のカンヌキ式ドアロックのシール構
造の説明図。
【図3】弾性体シール部材の取付部拡大説明図。
【図4】弾性体シール部材の断面図。
【図5】従来のドア閉止時の図2相当説明図。
【符号の説明】
1…ドア本体,2…ガイドパイプ,3…ドアロックシャ
フト,9…弾体性シール部材,91…本体,92…ひ
れ,93…筒状のひれ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観音開きドアを閉止位置に固定するカン
    ヌキ式ドアロックのシール構造であって、ドア内に埋設
    されたドアロックシャフトのドア本体から突出する上端
    突出部に、ゴムまたは可撓性を有する合成樹脂で形成さ
    れた環状の弾性体シール部材を嵌着し、該弾性体シール
    部材には、その内周面上端に、前記ドアロックシャフト
    の外周面に密接するひれを設ける一方、下面外周に、ド
    ア本体の上端面に当接する筒状のひれを設けたことを特
    徴とするカンヌキ式ドアロックのシール構造。
JP1992093316U 1992-12-09 1992-12-09 カンヌキ式ドアロックのシール構造 Expired - Fee Related JP2606018Y2 (ja)

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JPH0649131U JPH0649131U (ja) 1994-07-05
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JPS417288Y1 (ja) * 1964-01-25 1966-04-14
JPH0475071U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30
JP3075191U (ja) * 2000-07-27 2001-02-09 チクシ電気株式会社 首振り機構

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