JP2605987Y2 - 掲示板の屋根取付構造 - Google Patents

掲示板の屋根取付構造

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JP2605987Y2
JP2605987Y2 JP1993058591U JP5859193U JP2605987Y2 JP 2605987 Y2 JP2605987 Y2 JP 2605987Y2 JP 1993058591 U JP1993058591 U JP 1993058591U JP 5859193 U JP5859193 U JP 5859193U JP 2605987 Y2 JP2605987 Y2 JP 2605987Y2
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JP
Japan
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roof
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bulletin board
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Inventor
定夫 岸野
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株式会社日本アルミ
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  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、主として、神社やお
寺の境内に立てられる組立式掲示板の屋根取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種、組立式の掲示板は、出荷時に
は、屋根と掲示板本体とを分解した状態でパッキング
し、ユーザーサイドで組み立てることが多く、したがっ
て、組立容易なことが要求される。
【0003】従来例としては、例えば、実公平3−53
268号があり、図5に示すような屋根取付構造を備え
ている。すなわち、本願考案の図1のIV−IV断面拡大図
に相当する図5において、額縁状の掲示板本体1の上枠
5の上面には、断面形状上開きコの字形のブラケット1
01が固着され、一方、屋根2の下面には、前後にZ形
の取付片102a,102bがリベットにより固着され
ている。上記ブラケット101の前後両垂直面101
a、101bに、屋根2の前後の取付片102a,10
2bを嵌め合わせ、前後両方から差し込んだボルト10
3a,103bにより、それらの間を締結している。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】図5のような取付構造では、屋根2を持ち
上げた状態で、ブラケット101と取付片102a,1
02bの前後の正確な位置合せを行わなければならず、
屋根載置作業に手間がかかる。また、前方と後方からそ
れぞれボルト103a,103bを差し込んで固着しな
ければならず、ボルト締め作業にも手間がかかる。さら
に、前方からもボルト締めしていると、ボルト頭部が正
面から見えて、外観上好ましくない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願考案は、掲示板本体の上枠に、概ね水平な載置面
を備えると共に屋根取付金具を備え、屋根には、上記上
枠の載置面に当接して前後にスライド可能なスライド面
を備え、取付金具の前部と屋根の前部には、屋根を前方
にスライドすることにより互いに係合する係合部をそれ
ぞれ形成し、屋根取付金具の後部には立直状の取付片
を、屋根の後部には、上記取付片の後面に当接するねじ
取付座をそれぞれ形成し、前側の係合部同志の係合と、
後方から挿入される取付ねじによる取付座と取付片との
締結により、屋根を掲示板本体に固定している。
【0006】
【作用】屋根を掲示板本体に取り付ける場合には、屋根
を本体に対して正式取付位置よりも少し後方にずらし
て、本体上枠の載置面に屋根の下部スライド面を載せ
る。
【0007】そして、屋根を前方へスライドさせること
により、前部においては、本体と屋根の係合部同志を係
合させ、後部においては、本体の取付片に屋根の取付座
を当接させる。これにより、屋根前部の上方への移動が
規制され、かつ、屋根全体の前後方向の位置決めがなさ
れる。
【0008】最後に、取付座に後方から取付ねじを挿入
し、該取付座を屋根取付金具の取付片に固定する。
【0009】
【実施例】図1は、神社の境内等に立てられる屋根付掲
示板の正面図であり、掲示板本体1と、該本体1の両側
に固着された左右1対の支柱3と、本体1の上側に着脱
自在に取り付けられた屋根2とから構成され、両支柱3
が、地面に植設されている。
【0010】本体1は、アルミ型材製の上下の枠5,6
と、同様にアルミ型材製の左右の縦枠7とにより、矩形
額縁状に形成されており、該本体1内の前部には1対の
ガラス引戸10が水平方向にスライド可能に嵌め込まれ
ている。屋根2は、左右両端が妻となっており、それぞ
れ飾り用の破風部材11が固着されている。
【0011】図2は、図1のII−II断面図であり、上枠
5と下枠6とは、同形状のアルミ型材が使用され、また
本体1の背部には背板8が嵌着されている。
【0012】図4は、図1のIV−IV断面拡大図であり、
本体上枠5の下面には、前部にガラス引戸嵌合用の2本
の溝15が形成され、該溝15にそれぞれガラス引戸1
0の上端がスライド自在に嵌合し、後部には背板嵌合用
の溝16が形成され、該溝16に背板8の上端部が嵌合
固定されている。
【0013】上枠5の上面の前後部分には、略同じ前後
方向幅を有する水平な載置面17,18が形成されてお
り、前後の載置面17,18間には凹部19が形成さ
れ、凹部19の底面の前後端部及び中央部には凸状の金
具取付座20が形成されている。
【0014】上記凹部19内には断面形状が上開きコの
字形の屋根取付金具21が、前後方向移動不能に嵌め込
まれ、金具取付座20に、タッピンねじ25により固定
されている。
【0015】屋根取付金具21の前端片21aは上方に
垂直に延び、その上端に、後方へ突出する係合部26が
一体に形成されている。屋根取付金具21の後端取付片
21bは、垂直に上方に延び、めねじ部28が形成され
ている。
【0016】屋根2は、アルミ型材により形成されてお
り、その下側の前後両部には、前記載置面17,18よ
りも広い前後方向幅を有する水平なスライド面30,3
1が形成されている。前側スライド面30の前側には前
下方に延びる軒部分38が形成されており、後側には上
方へと張り出す逆L字形部33が形成され、該逆L字形
部33の後端部には、前記係合部26に後方から係合可
能な前方突出状の係合部34が形成されている。
【0017】屋根2の後部下端には、前方へと凹む取付
ねじ挿入用の溝36が形成されており、該溝36の前底
壁はねじ取付座36aとなっており、ねじ挿通孔41を
有している。溝36の下側壁は前記後側スライド面31
を兼ねている。また、前部の係合部34と後部の溝36
の間は、大きく上方ヘと入り込んだステー部37が形成
されており、該ステー部37及び軒部分には、破風部材
11を固着するためのタッピン用ボス部40が形成され
ている。
【0018】屋根取付金具21の突出状係合部26に
は、屋根2の突出状係合部34が後方から係合し、これ
により屋根前部の上方への移動が規制されており、屋根
取付金具21の後端取付片21bには、溝36の取付座
36aが後方から当接し、後方から挿入された取付ボル
ト39をめねじ部28に螺着することにより、屋根後部
を固定している。溝36の開口部には、カバー部材42
が嵌め込まれている。
【0019】上枠5及び屋根2はアルミ型材でできてい
るので、当然全長に亙って同一断面形状を有している。
一方、屋根取付金具21は、図3に示すように上枠5上
の適宜箇所(たとえば左右2カ所)に配置されている。
【0020】次に、屋根2の取付作業の手順を説明す
る。屋根2を、図4の正式取付位置よりも少し後方にず
らして、上枠5の載置面17,18にそれぞれ前後各ス
ライド面30、31を載せる。この時、係合部26は相
手側係合部34と干渉することなく逆L字形部33内に
入り込む。
【0021】次に、載置面17,18上で、屋根2を前
方にスライドさせ、溝底の取付座36aを取付片21b
に当接させる。これにより、前後方向の位置決めがなさ
れる。
【0022】後方から溝36内に取付ボルト39を入
れ、ボルト挿通孔41に挿通して取付片21bのめねじ
部28に螺合する。これにより屋根2の全体が固定され
る。最後に、溝36の入口にカバー部材(キャップ)4
2を嵌める。
【0023】
【別の実施例】(1)屋根取付金具21を上枠と一体形
成することも可能である。 (2)前部の係合部として、図4では本体側及び屋根側
共に突出状係合部(突起)を形成しているが、一方を突
起として、他方を溝とすることができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように本願考案は、掲示板
本体1の上枠5に、概ね水平な載置面17,18と屋根
取付金具21を備え、屋根2には、上記上枠5の載置面
17,18に当接して前後にスライド可能なスライド面
30,31を備え、取付金具21の前部と屋根2の前部
には、屋根2を前方にスライドすることにより互いに係
合する係合部26,34をそれぞれ形成し、屋根取付金
具21の後部には立直状の取付片21bを、屋根2の後
部には、上記取付片21bの後面に当接するねじ取付座
36aをそれぞれ設け、前側の係合部同志の係合と、後
方から挿入される取付ねじ39による取付座36aと取
付片21bとの締結により、屋根2を掲示板本体1に固
定しているので、次のような利点がある。
【0025】(1)屋根取付作業において、屋根2を掲
示板本体1の載置面17,18に載せ、前方にスライド
するだけで前部の係合と前後方向の位置決めが行え、最
終的に取付ボルト39により屋根後部を固定することに
より、取付作業が完了することになるので、屋根の載置
及び位置合せ作業が簡単かつ正確に行え、組立作業性が
向上する。
【0026】(2)ボルト39の使用は後部だけである
ので、ボルトによる固定作業工程が短縮でき、また、取
付用部品点数の削減にもつながる。さらに、正面側にボ
ルト頭部が露出することはなく、外観も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案を適用した屋根付きの掲示板の正面
図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 図2の後面部分拡大図である。
【図4】 図1のIV−IV断面拡大図である。
【図5】 図4に相当する従来例の断面拡大図である。
【符号の説明】
1 掲示板本体 2 屋根 3 支柱 5 上枠 17,18 載置面 21 屋根取付金具 21b 取付片 26 係合部 30,31 スライド面 34 係合部 36a 取付座 39 取付ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掲示板本体の上枠に、概ね水平な載置面
    を備えると共に屋根取付金具を備え、屋根には、上記上
    枠の載置面に当接して前後にスライド可能なスライド面
    を備え、取付金具の前部と屋根の前部には、屋根を前方
    にスライドすることにより互いに係合する係合部をそれ
    ぞれ形成し、屋根取付金具の後部には立直状の取付片
    を、屋根の後部には、上記取付片の後面に当接するねじ
    取付座をそれぞれ形成し、前側の係合部同志の係合と、
    後方から挿入される取付ねじによる取付座と取付片との
    締結により、屋根を掲示板本体に固定していることを特
    徴とする掲示板の屋根取付構造。
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