JP2605390B2 - フューエルタンク - Google Patents
フューエルタンクInfo
- Publication number
- JP2605390B2 JP2605390B2 JP1015933A JP1593389A JP2605390B2 JP 2605390 B2 JP2605390 B2 JP 2605390B2 JP 1015933 A JP1015933 A JP 1015933A JP 1593389 A JP1593389 A JP 1593389A JP 2605390 B2 JP2605390 B2 JP 2605390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- pipe
- breather pipe
- fuel tank
- breather
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明はフューエルタンクに関するもので、詳しく
は、フューエルパイプの上部構造に関するものである。
は、フューエルパイプの上部構造に関するものである。
b. 従来の技術 自動車のフューエルタンクには、第６図に示したよう
に、ブリーザパイプａが配設されており、注入ガンｂか
ら吐出される燃料は、フューエルパイプｃを通ってタン
クケースｄ内に導かれる。そして、注入された燃料ｅの
体積に相当するタンクケースｄ内の空気は、ブリーザパ
イプａを経てフューエルパイプｃの上端部に導かれ、そ
こから注入口ｆを経て外部へ排出される。
に、ブリーザパイプａが配設されており、注入ガンｂか
ら吐出される燃料は、フューエルパイプｃを通ってタン
クケースｄ内に導かれる。そして、注入された燃料ｅの
体積に相当するタンクケースｄ内の空気は、ブリーザパ
イプａを経てフューエルパイプｃの上端部に導かれ、そ
こから注入口ｆを経て外部へ排出される。
c. 発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のフューエルタンクでは、燃料を
注入する際に、注入ガンｂのノズルｇが第６図に示した
ような位置にセットされると、吐出された燃料がブリー
ザパイプａに浸入して空気の排出を妨げ、ブリーザ機能
（燃料の噴返し防止機能）を阻害する場合がある。
注入する際に、注入ガンｂのノズルｇが第６図に示した
ような位置にセットされると、吐出された燃料がブリー
ザパイプａに浸入して空気の排出を妨げ、ブリーザ機能
（燃料の噴返し防止機能）を阻害する場合がある。
そこで、このような問題を解消するために、第７図に
示したように、フューエルパイプｃ内におけるブリーザ
パイプ開口付近に遮蔽板ｈを配設し、それによって注入
燃料がブリーザパイプａ内へ流入するのを防止し、もっ
てブリーザ機能を確保するようにしたフューエルタンク
が提供されている。
示したように、フューエルパイプｃ内におけるブリーザ
パイプ開口付近に遮蔽板ｈを配設し、それによって注入
燃料がブリーザパイプａ内へ流入するのを防止し、もっ
てブリーザ機能を確保するようにしたフューエルタンク
が提供されている。
しかしながら、このようなフューエルタンクでは、遮
蔽板ｈをフューエルパイプｃ内に固定しなければなら
ず、その作業が極めて煩雑である。
蔽板ｈをフューエルパイプｃ内に固定しなければなら
ず、その作業が極めて煩雑である。
本発明の目的は、製作が容易で、しかも確実に燃料の
噴返しが防止できるフューエルタンクを提供することに
ある。
噴返しが防止できるフューエルタンクを提供することに
ある。
d. 課題を解決するための手段 本発明のフューエルタンクでは、フューエルパイプの
注入口に臨ませるブリーザパイプの端部を加工し、該ブ
リーザパイプの開口を下方または側方に向け、それによ
って注入燃料のブリーザパイプへの流入を防止してい
る。
注入口に臨ませるブリーザパイプの端部を加工し、該ブ
リーザパイプの開口を下方または側方に向け、それによ
って注入燃料のブリーザパイプへの流入を防止してい
る。
即ち、第１の発明では、ブリーザパイプの端部を外部
からフューエルパイプの注入口付近に臨ませたフューエ
ルタンクにおいて、ブリーザパイプの端部下半部を切欠
くとともに、上半部を下方に折曲げており、第２の発明
では、ブリーザパイプをフューエルパイプ内の通って該
フューエルパイプの注入付近まで延設させたフューエル
タンクにおいて、ブリーザパイプの先端を潰して閉塞す
るとともに、その閉塞した部分より下方のブリーザパイ
プの周面の一部に周方向の切り込みを入れ、該切り込み
の直下部分を押し込むようにして変形させ下方に向かう
開口を形成している。
からフューエルパイプの注入口付近に臨ませたフューエ
ルタンクにおいて、ブリーザパイプの端部下半部を切欠
くとともに、上半部を下方に折曲げており、第２の発明
では、ブリーザパイプをフューエルパイプ内の通って該
フューエルパイプの注入付近まで延設させたフューエル
タンクにおいて、ブリーザパイプの先端を潰して閉塞す
るとともに、その閉塞した部分より下方のブリーザパイ
プの周面の一部に周方向の切り込みを入れ、該切り込み
の直下部分を押し込むようにして変形させ下方に向かう
開口を形成している。
e. 実施例 第１図乃至第３図は本発明に係るフューエルタンクの
一実施例を示している。
一実施例を示している。
このフューエルタンクでは、第１図に示したように、
ブリーザパイプ１の一端が、タンクケース２の外部から
タンクケース２の天井壁2aを貫通して天井部に臨み、他
端がフューエルパイプ３の上端内部に臨んでいる。そし
て、ブリーザパイプ１の他端は、第２図に示したよう
に、端部下半部が切欠かれ、上半部が下方に折曲げられ
ている。したがって、このブリーザパイプ１の他端は、
開口1aの上方にカバー1bが形成された状態になってい
る。
ブリーザパイプ１の一端が、タンクケース２の外部から
タンクケース２の天井壁2aを貫通して天井部に臨み、他
端がフューエルパイプ３の上端内部に臨んでいる。そし
て、ブリーザパイプ１の他端は、第２図に示したよう
に、端部下半部が切欠かれ、上半部が下方に折曲げられ
ている。したがって、このブリーザパイプ１の他端は、
開口1aの上方にカバー1bが形成された状態になってい
る。
このようなフューエルタンクでは、第３図に示したよ
うに、注入ガン４のノズル4aが、フューエルパイプ３内
のブリーザパイプ１の端部上方にセットされた場合に、
ノズル4aから吐出された燃料は、ブリーザパイプ１の端
部上方に注がれるが、カバー1bによってフューエルパイ
プ３の下方へ案内される。
うに、注入ガン４のノズル4aが、フューエルパイプ３内
のブリーザパイプ１の端部上方にセットされた場合に、
ノズル4aから吐出された燃料は、ブリーザパイプ１の端
部上方に注がれるが、カバー1bによってフューエルパイ
プ３の下方へ案内される。
したがって、燃料はブリーザパイプ１内へ流入するこ
となく、よって空気通路は確保される。
となく、よって空気通路は確保される。
第４図は、本発明に係るフューエルタンクの他の実施
例を示したものである。
例を示したものである。
このフューエルタンクでは、ブリーザパイプ11の全体
がフューエルパイプ13内に配設されている。そして、こ
のブリーザパイプ11は、第４図（ｂ）に示したように、
上端を潰すことによって閉塞されており、その閉塞部11
aより下方の周面に開口11bが形成されている。
がフューエルパイプ13内に配設されている。そして、こ
のブリーザパイプ11は、第４図（ｂ）に示したように、
上端を潰すことによって閉塞されており、その閉塞部11
aより下方の周面に開口11bが形成されている。
第４図に示したブリーザパイプ11の詳細な構造を第５
図に示す。
図に示す。
第５図において、ブリーザパイプ21は、周面の一部に
周方向の切り込み21aを入れ、その切り込み21aの直下部
分21bを押し込むように変形させることによって、下方
に向かう開口21cを形成している。
周方向の切り込み21aを入れ、その切り込み21aの直下部
分21bを押し込むように変形させることによって、下方
に向かう開口21cを形成している。
このようなフューエルタンクでは、第４図に示したよ
うに、注入ガン14のノズル14aが、フューエルパイプ13
内のブリーザパイプ11の端部上方にセットされた場合
に、ノズル14aから吐出された燃料は、ブリーザパイプ1
1の端部上方に注がれるが、傾斜部11cによってフューエ
ルパイプ13の下方へ案内される。
うに、注入ガン14のノズル14aが、フューエルパイプ13
内のブリーザパイプ11の端部上方にセットされた場合
に、ノズル14aから吐出された燃料は、ブリーザパイプ1
1の端部上方に注がれるが、傾斜部11cによってフューエ
ルパイプ13の下方へ案内される。
したがって、燃料はブリーザパイプ11内へ流入するこ
となく、よって空気通路は確保される。
となく、よって空気通路は確保される。
f. 発明の効果 また、開口部が、切り込みより内側にあるため、注入
燃料のブリーザパイプへの流入を確実に防ぐことができ
る。また、開口部は、ブリーザパイプに切り込みを入れ
直下部分を押し込むだけで製作できるため、従来のよう
に穴あけ加工が必要でないため、製作が容易である。
燃料のブリーザパイプへの流入を確実に防ぐことができ
る。また、開口部は、ブリーザパイプに切り込みを入れ
直下部分を押し込むだけで製作できるため、従来のよう
に穴あけ加工が必要でないため、製作が容易である。
第１図乃至第３図は本発明に係るフューエルタンクの一
実施例を示しており、第１図はそのフューエルタンクの
一部を示した断面図、第２図はその要部を拡大して示し
た断面図であり、第２図（ａ）は断面側面拡大図、第２
図（ｂ）は第２図（ａ）を右方向からみた断面側面図、
第３図は、第１図において注入ガンをフューエルパイプ
に挿入して燃料を注入する状態を示す断面拡大図、第４
図は本発明に係るフューエルタンクの他の実施例を示し
たもので、要部を一部切り欠いて示した側面図、第５図
は第４図に示したブリーザパイプの詳細を示したもの
で、第５図（ａ）はその先端部の側面図、第５図（ｂ）
は一部を切り欠いた正面図、第６図および第７図は従来
のフューエルタンクを示しており、第６図はそのフュー
エルタンクの一部を示した断面図、第７図は他のフュー
エルタンクの要部を拡大して示した断面図である。 １……ブリーザパイプ、1a……開口、 1b……カバー、２……タンクケース、 2a……天井壁、３……フューエルパイプ、 ４……注入ガン、4a……ノズル、 11……ブリーザパイプ、11a……閉塞部、 11b……開口、11c……傾斜部、 13……フューエルパイプ、14……注入ガン、 14a……ノズル、21……ブリーザパイプ、 21a……切込み、21b……直下部分、 21c……開口、21d……上端。
実施例を示しており、第１図はそのフューエルタンクの
一部を示した断面図、第２図はその要部を拡大して示し
た断面図であり、第２図（ａ）は断面側面拡大図、第２
図（ｂ）は第２図（ａ）を右方向からみた断面側面図、
第３図は、第１図において注入ガンをフューエルパイプ
に挿入して燃料を注入する状態を示す断面拡大図、第４
図は本発明に係るフューエルタンクの他の実施例を示し
たもので、要部を一部切り欠いて示した側面図、第５図
は第４図に示したブリーザパイプの詳細を示したもの
で、第５図（ａ）はその先端部の側面図、第５図（ｂ）
は一部を切り欠いた正面図、第６図および第７図は従来
のフューエルタンクを示しており、第６図はそのフュー
エルタンクの一部を示した断面図、第７図は他のフュー
エルタンクの要部を拡大して示した断面図である。 １……ブリーザパイプ、1a……開口、 1b……カバー、２……タンクケース、 2a……天井壁、３……フューエルパイプ、 ４……注入ガン、4a……ノズル、 11……ブリーザパイプ、11a……閉塞部、 11b……開口、11c……傾斜部、 13……フューエルパイプ、14……注入ガン、 14a……ノズル、21……ブリーザパイプ、 21a……切込み、21b……直下部分、 21c……開口、21d……上端。
Claims (2)
- 【請求項１】ブリーザパイプの一端をタンクケースの外
部から天井に臨ませ、他端をフューエルパイプの上端内
部に臨ませたフューエルタンクにおいて、上記ブリーザ
パイプの他端の下半部を切欠くとともに、上半部を下方
に折曲げたことを特徴とするフューエルタンク。 - 【請求項２】ブリーザパイプをフューエルパイプ内を通
って該フューエルパイプの上端部まで延設させたフュー
エルタンクにおいて、上記ブリーザパイプの一端を潰し
て閉塞するとともに、前記閉塞した部分より下方のブリ
ーザパイプの周面の一部に周方向の切り込みを入れ、該
切り込みの直下部分を押し込むようにして変形させ下方
に向かう開口を形成したことを特徴とするフューエルタ
ンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1015933A JP2605390B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | フューエルタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1015933A JP2605390B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | フューエルタンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02197419A JPH02197419A (ja) | 1990-08-06 |
| JP2605390B2 true JP2605390B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=11902575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1015933A Expired - Lifetime JP2605390B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | フューエルタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605390B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5422806U (ja) * | 1977-07-15 | 1979-02-15 | ||
| JPS6236920U (ja) * | 1985-08-24 | 1987-03-04 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1015933A patent/JP2605390B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02197419A (ja) | 1990-08-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS62120226A (ja) | 特に自動車用の燃料タンクの注入管 | |
| US6065369A (en) | Air breather structure in transmission | |
| JPH03217319A (ja) | 自動車用エアボックス構造 | |
| JP2605390B2 (ja) | フューエルタンク | |
| US5954083A (en) | Liquid flow-out prevention valve | |
| JPH09163547A (ja) | 電気接続箱の排水構造 | |
| JPS58141923A (ja) | フイラ−チユ−ブ構造 | |
| JPS5919777Y2 (ja) | エンジンのブレザ装置 | |
| JPH07293220A (ja) | エンジンのオイル注入口構造 | |
| JP2595261Y2 (ja) | エンジンのオイル注入口構造 | |
| KR950011324B1 (ko) | 엔진의 실린더헤드구조 | |
| JPS5812678Y2 (ja) | エア−ポツトの注出部構造 | |
| JPH0891061A (ja) | 燃料タンクのフィラー構造 | |
| JP2561245Y2 (ja) | フューエルタンクの流動音防止用セパレーター | |
| JPH07304341A (ja) | 燃料タンクの旋回槽構造 | |
| JPH065232Y2 (ja) | 車両用内燃機関における空気導入装置 | |
| KR19980029560A (ko) | 자동차엔진의 벤틸레이터를 겸한 오일필러캡 구조 | |
| JPH0414086Y2 (ja) | ||
| JP3113511B2 (ja) | エンジンフードの側部シール構造 | |
| JPS5928905Y2 (ja) | 燃料タンクの注入口 | |
| JPS5867521A (ja) | 車両の燃料注入口部構造 | |
| KR19980045054A (ko) | 자동차 엔진의 벤틸레이터를 겸한 오일필러캡 구조 | |
| JPS6313419Y2 (ja) | ||
| JPS59123619U (ja) | デイ−ゼルエンジンの渦流室 | |
| JPH0445947Y2 (ja) |