JP2605367Y2 - 合成樹脂製のキー - Google Patents
合成樹脂製のキーInfo
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- JP2605367Y2 JP2605367Y2 JP1993045686U JP4568693U JP2605367Y2 JP 2605367 Y2 JP2605367 Y2 JP 2605367Y2 JP 1993045686 U JP1993045686 U JP 1993045686U JP 4568693 U JP4568693 U JP 4568693U JP 2605367 Y2 JP2605367 Y2 JP 2605367Y2
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- key
- electromagnetic wave
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は扉に設置された電気錠と
の関係で使用される合成樹脂製のキーに関する。
の関係で使用される合成樹脂製のキーに関する。
【0002】
【従来の技術】最近ではキーレス時代となり、例えば特
開平2−47480号公報に記載されているように、キ
ーボードに設けられたテンキーを暗証番号に基づいて操
作し、電気錠を解錠している。また半導体チップの表面
または内部に複数の回路を生成させ、この回路に基づく
共振周波数の組み合わせをカード内に封入した、いわゆ
る「カードキー」を用い、非接触式で扉に設けられた電
気錠の施錠手段を解錠状態にする施解錠機構が出現して
いる。
開平2−47480号公報に記載されているように、キ
ーボードに設けられたテンキーを暗証番号に基づいて操
作し、電気錠を解錠している。また半導体チップの表面
または内部に複数の回路を生成させ、この回路に基づく
共振周波数の組み合わせをカード内に封入した、いわゆ
る「カードキー」を用い、非接触式で扉に設けられた電
気錠の施錠手段を解錠状態にする施解錠機構が出現して
いる。
【0003】しかして、前者の場合手動でも電気錠を解
錠することができるように常に金属製のキーを持ち歩い
ているが、一般に金属製のキーは1本当たり約10グラ
ムあり、日常生活ではポケットなどに他の金属製のキー
と一緒に2〜5本程持ち歩いてるのが普通であるから、
ある意味では金属製のキーの数が増えると重くて不便で
ある。そして、万一、停電、制御装置の故障などの原因
で電気錠が作動しない場合、あるいは何等かの理由で当
該電気錠用の金属製のキーをその場で所持していない時
は、常に管理人等がいる訳でもないので、非常に困るこ
とがある。
錠することができるように常に金属製のキーを持ち歩い
ているが、一般に金属製のキーは1本当たり約10グラ
ムあり、日常生活ではポケットなどに他の金属製のキー
と一緒に2〜5本程持ち歩いてるのが普通であるから、
ある意味では金属製のキーの数が増えると重くて不便で
ある。そして、万一、停電、制御装置の故障などの原因
で電気錠が作動しない場合、あるいは何等かの理由で当
該電気錠用の金属製のキーをその場で所持していない時
は、常に管理人等がいる訳でもないので、非常に困るこ
とがある。
【0004】一方、後者の場合は、金属製のキーを必ず
しも所持しなくても良いと言う便利さはあるが、同じく
万一、停電、制御装置の故障などの原因で施解錠機構が
作動しない場合には、「カードキー」では電気錠を解錠
させることができないと言う欠点がある。
しも所持しなくても良いと言う便利さはあるが、同じく
万一、停電、制御装置の故障などの原因で施解錠機構が
作動しない場合には、「カードキー」では電気錠を解錠
させることができないと言う欠点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は以上のような
従来の欠点に鑑み、万一の場合を考慮し、予備のキーと
して常に所持していてもそれほど負担にならず、また非
接触式で扉に設けられた電気錠の施錠手段を解錠状態に
することができると共に、万一、停電、制御装置の故障
などの原因で施解錠機構が作動しない場合でも、当該電
気錠を解錠することができる合成樹脂製のキーを得るこ
とである。
従来の欠点に鑑み、万一の場合を考慮し、予備のキーと
して常に所持していてもそれほど負担にならず、また非
接触式で扉に設けられた電気錠の施錠手段を解錠状態に
することができると共に、万一、停電、制御装置の故障
などの原因で施解錠機構が作動しない場合でも、当該電
気錠を解錠することができる合成樹脂製のキーを得るこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の合成樹脂製のキ
ーは、摘み部に特定の周波数2Aを空気中より受信応答
する電磁波IDチップ3Aを有し、かつ、非接触式カー
ドキーを使えなくなった時に扉に設けられた電気錠11
を手動で解錠させることができる合成樹脂製のキー本体
5と、このキー本体5を同一平面内に収納することがで
きる収納部6を有し、かつ、離脱あるいは曲げ起こし可
能な複数個の小さな連結部7を介してキー本体と一体化
されたシート8と、キー本体5の周囲に位置するように
シート8に設けられた受信応答アンテナコイル3Bとか
ら成り、前記キー本体5の電磁波IDチップ3Aは、電
気錠11を制御する制御装置17の電磁波送信検知手段
13の一部を構成する送信コイル13aと相俟ってパル
スとなる電磁誘導20を生じさせる受信コイル3aを有
することを特徴とする。
ーは、摘み部に特定の周波数2Aを空気中より受信応答
する電磁波IDチップ3Aを有し、かつ、非接触式カー
ドキーを使えなくなった時に扉に設けられた電気錠11
を手動で解錠させることができる合成樹脂製のキー本体
5と、このキー本体5を同一平面内に収納することがで
きる収納部6を有し、かつ、離脱あるいは曲げ起こし可
能な複数個の小さな連結部7を介してキー本体と一体化
されたシート8と、キー本体5の周囲に位置するように
シート8に設けられた受信応答アンテナコイル3Bとか
ら成り、前記キー本体5の電磁波IDチップ3Aは、電
気錠11を制御する制御装置17の電磁波送信検知手段
13の一部を構成する送信コイル13aと相俟ってパル
スとなる電磁誘導20を生じさせる受信コイル3aを有
することを特徴とする。
【0007】上記構成に於いて、電磁波IDチップ3A
は、受信コイル3aと、整流器3b、充電器3cと、該
充電器の電圧が所定圧に達すると、スイッチ3dをON
/OFFさせる暗号発生回路3eとを有することを特徴
とする。
は、受信コイル3aと、整流器3b、充電器3cと、該
充電器の電圧が所定圧に達すると、スイッチ3dをON
/OFFさせる暗号発生回路3eとを有することを特徴
とする。
【0008】
【作用】本考案の合成樹脂製のキーX1(X)は、発明
の実施形態として「扉の施解錠機構Y」との関係で使用
される。この扉の施解錠機構Yは、図5で示すように、
前記合成樹脂製のキーX1(X)と、扉10に設けられ
かつ送信コイル13aを有すると共に前記キーX1
(X)がセンサエリア内に入った時電磁波IDチップ3
A(3)が応答したパルスと成る電磁誘導により自らも
パルスを発生させる電磁波送信検知手段13と、この電
磁波送信検知手段からの検知信号を検知部が受け取った
時記憶部14にあらかじめ登録された記憶情報と一致し
た場合にのみ照合信号を出力する制御装置17と、この
制御装置と電気的に接続しかつ前記照合信号に基づき施
錠手段を解錠状態にする電気錠11との組み合わせから
成る。
の実施形態として「扉の施解錠機構Y」との関係で使用
される。この扉の施解錠機構Yは、図5で示すように、
前記合成樹脂製のキーX1(X)と、扉10に設けられ
かつ送信コイル13aを有すると共に前記キーX1
(X)がセンサエリア内に入った時電磁波IDチップ3
A(3)が応答したパルスと成る電磁誘導により自らも
パルスを発生させる電磁波送信検知手段13と、この電
磁波送信検知手段からの検知信号を検知部が受け取った
時記憶部14にあらかじめ登録された記憶情報と一致し
た場合にのみ照合信号を出力する制御装置17と、この
制御装置と電気的に接続しかつ前記照合信号に基づき施
錠手段を解錠状態にする電気錠11との組み合わせから
成る。
【0009】そこで、発明の実施形態としての扉の施解
錠機構Yについて説明する。例えばキーX1(X)を電
磁波送信検知手段13に近づけると、装置あるいは機構
側の電磁波送信検知手段の送信コイル13aの回りには
常に磁界が発生しているため、キー側の受信コイル3a
に電流が流れる。その電流は整流器3bを通って充電器
3cに蓄えられる。そして、充電器3cの電圧が所定圧
に達すると、暗号発生回路3eが働き、ROMに固定し
てある情報によりスイッチ3dが動作する。このスイッ
チのON/OFFにより電流が変動し、パルスと成る電
磁誘導により電磁波送信検知手段13側でも自らパルス
が発生する。このパルスは装置あるいは機構側の制御装
置17の検知部13cに送られる。
錠機構Yについて説明する。例えばキーX1(X)を電
磁波送信検知手段13に近づけると、装置あるいは機構
側の電磁波送信検知手段の送信コイル13aの回りには
常に磁界が発生しているため、キー側の受信コイル3a
に電流が流れる。その電流は整流器3bを通って充電器
3cに蓄えられる。そして、充電器3cの電圧が所定圧
に達すると、暗号発生回路3eが働き、ROMに固定し
てある情報によりスイッチ3dが動作する。このスイッ
チのON/OFFにより電流が変動し、パルスと成る電
磁誘導により電磁波送信検知手段13側でも自らパルス
が発生する。このパルスは装置あるいは機構側の制御装
置17の検知部13cに送られる。
【0010】そこで、中央演算処理装置CPUは判定部
15の判定に基づき、記憶部14にあらかじめ登録され
た記憶情報と検知部13cからの入力信号とが一致した
場合にのみ照合信号をスイッチ回路に流す。そうする
と、、電気錠11は解除状態となる。
15の判定に基づき、記憶部14にあらかじめ登録され
た記憶情報と検知部13cからの入力信号とが一致した
場合にのみ照合信号をスイッチ回路に流す。そうする
と、、電気錠11は解除状態となる。
【0011】一方、施解錠機構が電気的に作動しない場
合は、キーX1(X)を電気錠11のキー穴に差し込
み、手動で電気錠を解錠する。
合は、キーX1(X)を電気錠11のキー穴に差し込
み、手動で電気錠を解錠する。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本考案を詳細
に説明する。
に説明する。
【0013】まず図1及び図2は第1実施例の合成樹脂
製のキーXである。このキーXは電池を持たず摘み部1
に電気錠側の電磁波送信検知手段13の送信部より送信
される特定の周波数2を空気中より受信応答する電磁波
IDチップ3を有する。電磁波IDチップ3は、半導体
材料や絶縁材料の表面または内部に複数の回路を生成さ
せたもので、ある決められ固有の解錠用の周波数を空気
中より受信したエネルギーを利用し、その中に設けられ
た充電器の電圧が所定圧に達すると、暗号発生回路が働
き、ROMに固定してある情報によりスイッチが動作す
る。
製のキーXである。このキーXは電池を持たず摘み部1
に電気錠側の電磁波送信検知手段13の送信部より送信
される特定の周波数2を空気中より受信応答する電磁波
IDチップ3を有する。電磁波IDチップ3は、半導体
材料や絶縁材料の表面または内部に複数の回路を生成さ
せたもので、ある決められ固有の解錠用の周波数を空気
中より受信したエネルギーを利用し、その中に設けられ
た充電器の電圧が所定圧に達すると、暗号発生回路が働
き、ROMに固定してある情報によりスイッチが動作す
る。
【0014】すなわち、キーXの電磁波IDチップ3
は、電気錠11を制御する制御装置17の電磁波送信検
知手段13の一部を構成する送信コイル13aと相俟っ
てパルスとなる電磁誘導20を生じさせる受信コイル3
aを有する。またその回路に整流器3b及び充電器3c
を有する。そして、充電器3cにはスイッチ3dをON
/OFFさせる暗号発生回路3eが接続している。
は、電気錠11を制御する制御装置17の電磁波送信検
知手段13の一部を構成する送信コイル13aと相俟っ
てパルスとなる電磁誘導20を生じさせる受信コイル3
aを有する。またその回路に整流器3b及び充電器3c
を有する。そして、充電器3cにはスイッチ3dをON
/OFFさせる暗号発生回路3eが接続している。
【0015】このような構成に於いては、装置あるいは
機構側の電磁波送信検知手段13の送信コイル13aの
回りに常に磁界が発生しているため、キーX(後述のキ
ーX1も同じ。)が電磁波送信検知手段13に接近する
と、キーX側の受信コイル3aに電流が流れる。その電
流は整流器3bを通って充電器3cに蓄えられる。
機構側の電磁波送信検知手段13の送信コイル13aの
回りに常に磁界が発生しているため、キーX(後述のキ
ーX1も同じ。)が電磁波送信検知手段13に接近する
と、キーX側の受信コイル3aに電流が流れる。その電
流は整流器3bを通って充電器3cに蓄えられる。
【0016】そして、充電器3cの電圧が所定圧に達す
ると、暗号発生回路3eが働き、ROMに固定してある
情報によりスイッチ3dが動作する。このスイッチのO
N/OFFにより電流が変動し、パルスと成る電磁誘導
20により電磁波送信検知手段13側でも自らパルスが
発生する。このように機能を有する電磁波IDチップ3
は、本実施例、キーXの摘み部1に内蔵されている。し
かし、電磁波IDチップ3は必ずしも摘み部1に内蔵さ
せる必要はなく、摘み部1の凹所に固定的に埋め込んだ
り、または摘み部1に貼着させたり、さらには摘み部1
に被せる、吊り下げるなど適宜に取り付けても良い。4
は摘み部1に連設する差し込み部で、この差し込み部4
の形態は普通一般の金属製のキーと同様であり、扉に設
けられた電気錠を手動で解錠させることができる。
ると、暗号発生回路3eが働き、ROMに固定してある
情報によりスイッチ3dが動作する。このスイッチのO
N/OFFにより電流が変動し、パルスと成る電磁誘導
20により電磁波送信検知手段13側でも自らパルスが
発生する。このように機能を有する電磁波IDチップ3
は、本実施例、キーXの摘み部1に内蔵されている。し
かし、電磁波IDチップ3は必ずしも摘み部1に内蔵さ
せる必要はなく、摘み部1の凹所に固定的に埋め込んだ
り、または摘み部1に貼着させたり、さらには摘み部1
に被せる、吊り下げるなど適宜に取り付けても良い。4
は摘み部1に連設する差し込み部で、この差し込み部4
の形態は普通一般の金属製のキーと同様であり、扉に設
けられた電気錠を手動で解錠させることができる。
【0017】次に図3及び図4は第2実施例の合成樹脂
製のキーX1である。この合成樹脂製キーX1は、摘み
部に特定の周波数2Aを空気中より受信応答する電磁波
IDチップ3Aを有し、かつ、非接触式カードキーを使
えなくなった時に扉に設けられた電気錠11を手動で解
錠させることができる合成樹脂製のキー本体5と、この
キー本体5を同一平面内に収納することができる収納部
6を有し、かつ、離脱あるいは曲げ起こし可能な複数個
の小さな連結部7を介してキー本体と一体化されたシー
ト8と、キー本体5の周囲に位置するようにシート8に
設けられた受信応答アンテナコイル3Bとから成り、前
記キー本体5の電磁波IDチップ3Aは、電気錠11を
制御する制御装置17の電磁波送信検知手段13の一部
を構成する送信コイル13aと相俟ってパルスとなる電
磁誘導20を生じさせる受信コイル3aを有する。そし
て、電磁波IDチップ3Aは、受信コイル3aと、整流
器3b、充電器3cと、該充電器の電圧が所定圧に達す
るとスイッチ3dをON/OFFさせる暗号発生回路3
eとを有する点は第1実施例の合成樹脂製のキーXと同
様である。
製のキーX1である。この合成樹脂製キーX1は、摘み
部に特定の周波数2Aを空気中より受信応答する電磁波
IDチップ3Aを有し、かつ、非接触式カードキーを使
えなくなった時に扉に設けられた電気錠11を手動で解
錠させることができる合成樹脂製のキー本体5と、この
キー本体5を同一平面内に収納することができる収納部
6を有し、かつ、離脱あるいは曲げ起こし可能な複数個
の小さな連結部7を介してキー本体と一体化されたシー
ト8と、キー本体5の周囲に位置するようにシート8に
設けられた受信応答アンテナコイル3Bとから成り、前
記キー本体5の電磁波IDチップ3Aは、電気錠11を
制御する制御装置17の電磁波送信検知手段13の一部
を構成する送信コイル13aと相俟ってパルスとなる電
磁誘導20を生じさせる受信コイル3aを有する。そし
て、電磁波IDチップ3Aは、受信コイル3aと、整流
器3b、充電器3cと、該充電器の電圧が所定圧に達す
るとスイッチ3dをON/OFFさせる暗号発生回路3
eとを有する点は第1実施例の合成樹脂製のキーXと同
様である。
【0018】上記構成に於いて、合成樹脂製キーX1は
カード状となり、予備的に手帳、財布などに入れて常に
持ち歩くことができると共に、受信応答アンテナコイル
3BがキーX1の電磁波IDチップ3Aとは別個にプラ
スされているので、電気錠側の電磁波送信検知手段13
との距離がある程度大きく成っても良い。
カード状となり、予備的に手帳、財布などに入れて常に
持ち歩くことができると共に、受信応答アンテナコイル
3BがキーX1の電磁波IDチップ3Aとは別個にプラ
スされているので、電気錠側の電磁波送信検知手段13
との距離がある程度大きく成っても良い。
【0019】次に図5は前述したように上記合成樹脂製
のキーX、X1を利用した扉の施解錠機構である。
のキーX、X1を利用した扉の施解錠機構である。
【0020】この扉の施解錠機構Yは、特定の周波数2
を空気中より受信応答する上述した電磁波IDチップ3
(3A)を有し、かつ、扉10の開閉端部に設けられた
電気錠11の施錠手段12を手動で解錠させることがで
きる硬質の合成樹脂製のキーX(X1)と、前記扉10
に設けられ、かつ、送信コイル13aを有すると共に前
記キーがセンサエリア内に入った時電磁波IDチップ3
(3A)が応答するパルスと成る電磁誘導20により自
らもパルス2(2A)を発生させる電磁波送信検知手段
13と、この電磁波送信検知手段13からの検知(パル
ス)信号を検知部13cが受け取った時、記憶部14に
あらかじめ登録された記憶情報と該検知信号とを突き合
わせて比較判定する判定部15を介し、記憶情報と該検
知信号とが一致すると判定された場合にのみスイッチ回
路16に照合信号を流す制御装置17と、この制御装置
17と電気的に接続し、かつ、前記照合信号に基づき施
錠手段12を解錠状態にする前記電気錠13との組み合
わせから成る。なお、18はコネクタ、19は蝶番機能
を有する通電金具である。
を空気中より受信応答する上述した電磁波IDチップ3
(3A)を有し、かつ、扉10の開閉端部に設けられた
電気錠11の施錠手段12を手動で解錠させることがで
きる硬質の合成樹脂製のキーX(X1)と、前記扉10
に設けられ、かつ、送信コイル13aを有すると共に前
記キーがセンサエリア内に入った時電磁波IDチップ3
(3A)が応答するパルスと成る電磁誘導20により自
らもパルス2(2A)を発生させる電磁波送信検知手段
13と、この電磁波送信検知手段13からの検知(パル
ス)信号を検知部13cが受け取った時、記憶部14に
あらかじめ登録された記憶情報と該検知信号とを突き合
わせて比較判定する判定部15を介し、記憶情報と該検
知信号とが一致すると判定された場合にのみスイッチ回
路16に照合信号を流す制御装置17と、この制御装置
17と電気的に接続し、かつ、前記照合信号に基づき施
錠手段12を解錠状態にする前記電気錠13との組み合
わせから成る。なお、18はコネクタ、19は蝶番機能
を有する通電金具である。
【0021】従って、前記電磁波送信検知手段13は、
フエライト構造体(いわばアンテナ/リーダー)で、キ
ーXへの波動を送信/検知する機能を有する。また前記
制御装置17はプリント基板上に構成され、中央演算処
理装置CPUを有する。さらに、前記電気錠11は駆動
トランジスタを介してソレノイドが接続されており、そ
の具体的な構成はすでに公知である。
フエライト構造体(いわばアンテナ/リーダー)で、キ
ーXへの波動を送信/検知する機能を有する。また前記
制御装置17はプリント基板上に構成され、中央演算処
理装置CPUを有する。さらに、前記電気錠11は駆動
トランジスタを介してソレノイドが接続されており、そ
の具体的な構成はすでに公知である。
【0022】上記構成に於いては、電磁波送信検知手段
13の扉10に設けられた送信コイル13aの回りには
常に磁界が発生し、かつ、送信部13bから特定の周波
数が送信され続けている。そこで、キーX(X1)を電
磁波送信検知手段13の送信コイル13aに近づける
と、キー側の受信コイル3aに電流が流れる。その電流
は整流器3bを通って充電器3cに蓄えられる。そし
て、充電器の電圧が所定圧に達すると、暗号発生回路3
eが働き、ROMに固定してある情報によりスイッチ3
dが動作する。このスイッチ3dのON/OFFにより
電流が変動し、パルスと成る電磁誘導20により電磁波
送信検知手段13側でも自らパルスが発生する。このパ
ルス(検知信号)は装置あるいは機構側の制御装置17
の検知部(情報受信部)13cに送られる。
13の扉10に設けられた送信コイル13aの回りには
常に磁界が発生し、かつ、送信部13bから特定の周波
数が送信され続けている。そこで、キーX(X1)を電
磁波送信検知手段13の送信コイル13aに近づける
と、キー側の受信コイル3aに電流が流れる。その電流
は整流器3bを通って充電器3cに蓄えられる。そし
て、充電器の電圧が所定圧に達すると、暗号発生回路3
eが働き、ROMに固定してある情報によりスイッチ3
dが動作する。このスイッチ3dのON/OFFにより
電流が変動し、パルスと成る電磁誘導20により電磁波
送信検知手段13側でも自らパルスが発生する。このパ
ルス(検知信号)は装置あるいは機構側の制御装置17
の検知部(情報受信部)13cに送られる。
【0023】そこで、中央演算処理装置CPUは照合あ
るいは判定部15の判定に基づき、記憶部14にあらか
じめ登録された記憶情報と入力信号とが一致した場合に
のみ照合信号をスイッチ回路16に流す。そうする
と、、電気錠11の施錠手段12が解錠状態となる。
るいは判定部15の判定に基づき、記憶部14にあらか
じめ登録された記憶情報と入力信号とが一致した場合に
のみ照合信号をスイッチ回路16に流す。そうする
と、、電気錠11の施錠手段12が解錠状態となる。
【0024】一方、万一、停電、制御装置の故障などの
原因で施解錠機構が作動しない場合は、キーX(X1)
の差し込み部4を電気錠11のシリンダのキー穴に差し
込み、金属製のキーと同様に手動で電気錠11を解錠す
る。
原因で施解錠機構が作動しない場合は、キーX(X1)
の差し込み部4を電気錠11のシリンダのキー穴に差し
込み、金属製のキーと同様に手動で電気錠11を解錠す
る。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
にあっては、キーを合成樹脂材を素材にして形成し、こ
れによりキーの軽量化も図ることができる。
にあっては、キーを合成樹脂材を素材にして形成し、こ
れによりキーの軽量化も図ることができる。
【0026】したがって、予備のキーとして合成樹脂製
キーを財布に入れた状態で所持していてもそれほど負担
にならず、また合成樹脂製のキーを扉の電磁波送信検知
手段13に近づけてもキー自体からの障害がなく、制御
装置を介し、扉10に設けられた電気錠11の施錠手段
12を解錠状態にすることがてきると共に、停電、制御
装置の故障などの原因で施解錠機構が電気的に作動しな
い場合(非接触式カードキーを使えなくなった時)で
も、当該電気錠11のキー穴にキーの差し込み部を差し
込んで手動で解錠することができる。
キーを財布に入れた状態で所持していてもそれほど負担
にならず、また合成樹脂製のキーを扉の電磁波送信検知
手段13に近づけてもキー自体からの障害がなく、制御
装置を介し、扉10に設けられた電気錠11の施錠手段
12を解錠状態にすることがてきると共に、停電、制御
装置の故障などの原因で施解錠機構が電気的に作動しな
い場合(非接触式カードキーを使えなくなった時)で
も、当該電気錠11のキー穴にキーの差し込み部を差し
込んで手動で解錠することができる。
【0027】さらに、合成樹脂製キーX1は、キー本
体5の使用後に、複数個の小さな連結部7を介してシー
ト8の収納部6にキー本体5を「パチン」と言う具合に
嵌め込むことができるので、キー本体5がシート8から
容易に離脱(落下)しない、キー本体5をシート8の
収納部6に該シートと同一平面になるよに収納すること
ができるので、嵩ばらない、キー本体5の周囲に位置
するように受信応答アンテナコイル3Bがシート8に配
設されているので、キーXの場合よりもさらに検知距離
が伸びる等の利点がある。
体5の使用後に、複数個の小さな連結部7を介してシー
ト8の収納部6にキー本体5を「パチン」と言う具合に
嵌め込むことができるので、キー本体5がシート8から
容易に離脱(落下)しない、キー本体5をシート8の
収納部6に該シートと同一平面になるよに収納すること
ができるので、嵩ばらない、キー本体5の周囲に位置
するように受信応答アンテナコイル3Bがシート8に配
設されているので、キーXの場合よりもさらに検知距離
が伸びる等の利点がある。
【図1】本考案の合成樹脂製のキーの第1実施例を示す
概略説明図。
概略説明図。
【図2】本考案の合成樹脂製のキーの電気回路を示す概
略説明図。
略説明図。
【図3】本考案の合成樹脂製のキーの第2実施例を示す
概略説明図。
概略説明図。
【図4】図3の4−4線に基づく概略説明図。
【図5】本考案の実施形態としての施解錠機構を示す概
略説明図。
略説明図。
X、X1…キー、1…摘み部、2、2A…特定の周波
数、3、3A…電磁波IDチップ、4…差し込み部、5
…キー本体、3B…受信応答アンテナコイル、8…シー
ト、Y…扉の施解錠機構、10…扉、11…電気錠、1
2…施錠手段、13…電磁波検出手段、16…スイッチ
回路、17…制御装置。
数、3、3A…電磁波IDチップ、4…差し込み部、5
…キー本体、3B…受信応答アンテナコイル、8…シー
ト、Y…扉の施解錠機構、10…扉、11…電気錠、1
2…施錠手段、13…電磁波検出手段、16…スイッチ
回路、17…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 奥山雅裕 東京都港区芝3丁目1番12号美和ロック 株式会社内 (72)考案者 粕谷周史 大阪市天王寺区真田山町2番2号株式会 社アート内 (56)参考文献 特開 昭63−63875(JP,A) 特開 平2−8470(JP,A) 特開 昭62−287725(JP,A) 実開 昭63−34264(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 19/00 E05B 49/00
Claims (2)
- 【請求項1】 摘み部に特定の周波数2Aを空気中より
受信応答する電磁波IDチップ3Aを有し、かつ、非接
触式カードキーを使えなくなった時に扉に設けられた電
気錠11を手動で解錠させることができる合成樹脂製の
キー本体5と、このキー本体5を同一平面内に収納する
ことができる収納部6を有し、かつ、離脱あるいは曲げ
起こし可能な複数個の小さな連結部7を介してキー本体
と一体化されたシート8と、キー本体5の周囲に位置す
るようにシート8に設けられた受信応答アンテナコイル
3Bとから成り、前記キー本体5の電磁波IDチップ3
Aは、電気錠11を制御する制御装置17の電磁波送信
検知手段13の一部を構成する送信コイル13aと相俟
ってパルスとなる電磁誘導20を生じさせる受信コイル
3aを有することを特徴とする合成樹脂製のキー。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、電磁波IDチップ3
Aは、受信コイル3aと、整流器3b、充電器3cと、
該充電器の電圧が所定圧に達するとスイッチ3dをON
/OFFさせる暗号発生回路3eとを有することを特徴
とする合成樹脂製のキー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045686U JP2605367Y2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 合成樹脂製のキー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045686U JP2605367Y2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 合成樹脂製のキー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711675U JPH0711675U (ja) | 1995-02-21 |
JP2605367Y2 true JP2605367Y2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=12726276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993045686U Expired - Fee Related JP2605367Y2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 合成樹脂製のキー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605367Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009037524A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Miwa Lock Co Ltd | 自動販売機 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP1993045686U patent/JP2605367Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711675U (ja) | 1995-02-21 |
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