JP2605274Y2 - 四肢電極用クリップ - Google Patents

四肢電極用クリップ

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JP2605274Y2
JP2605274Y2 JP1993028734U JP2873493U JP2605274Y2 JP 2605274 Y2 JP2605274 Y2 JP 2605274Y2 JP 1993028734 U JP1993028734 U JP 1993028734U JP 2873493 U JP2873493 U JP 2873493U JP 2605274 Y2 JP2605274 Y2 JP 2605274Y2
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electrode
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徳昭 外処
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Nihon Kohden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生体の四肢に装着して
心電図などの生体電気信号を検出する四肢電極用クリッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】心電図などの生体電気信号を測定するた
め、電極を手首や足首に取り付けるための、従来の四肢
電極用クリップの一例の構成を図6に示す。図6におい
て、1対の挟持板1,2の基端近傍は支軸3により回動
可能に連結されており、支軸3より基端側にそれぞれ把
持部4,5が形成されている。また支軸3より先端側に
挟持部6,7が形成されており、挟持部6,7の対向面
はそれぞれ凹状に弯曲している。さらに一方の挟持部7
の内側の面には金属板で構成された電極8が取り付けら
れており、電極8には誘導コード9が接続されている。
また把持部4,5にはそれぞれ矩形状の貫通孔4a,5
aが形成されており、貫通孔4a,5aにはコ字状のば
ね10が挿通されている。そしてばね10の両端はそれ
ぞれ挟持部6,7に固定されていて、挟持部6,7を近
接する方向に押圧付勢している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のクリップにおいて、電極8は金属板で形成され
ているため、四肢に装着時に心電図用クリームを塗布す
る必要があった。このため測定後の洗滌に手間がかかる
という問題があった。この手間を省くためクリームの代
りに生理的食塩水などの電解質溶液を塗布すると、電極
8が腐食するおそれがあった。
【0004】また電極8が一方の挟持部7に固定されて
いるため、被検者の四肢の太さなどの相異により電極8
が四肢に確実に接触せず、複数種類のクリップを用意し
なければならなかった。
【0005】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、電極の電解質溶液による腐食の発生を防ぎ、被検者
の体型にかかわりなく最適な密着性を得ることのできる
四肢電極用クリップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本考案は、支軸を介して相互に回
動可能に連結され、前記支軸より基端側にそれぞれ把持
部を有し、前記支軸より先端側の一方に電極が装着され
た1対の挟持部からなる四肢電極用クリップにおいて、
前記電極を導電ゴムで構成するとともに、該導電ゴムの
四肢に当接する面に保水用の凹溝を形成したことを特徴
としている。
【0007】請求項2に記載の本考案は、前記導電ゴム
を、前記1対の挟持部の一方に装着された金属電極に保
持させたことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の四肢電極用クリップにおいて
は、一方の挟持部に装着された電極を導電ゴムで構成
し、導電ゴムの表面に凹溝を形成したので、凹溝を介し
て生理的食塩水などの電解質溶液を保水することがで
き、電極の腐食を防ぐことができる。従って従来使用さ
れていた心電図用クリームを塗布する必要がなくなり、
測定後の洗滌が容易となる。
【0009】請求項2に記載の四肢電極用クリップにお
いては、従来の金属電極が装着されたクリップに前記導
電ゴムを保持させることにより、電極端子の腐食を防い
で電解質溶液を保水させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の四肢電極用クリップの一実施
例を図面を参照して説明する。
【0011】図1及び図2に本考案の一実施例の構成を
示す。図1,2において、図6に示す従来例の部分と対
応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適
宜省略する。本実施例の特徴は電極としての電極端子1
1を導電ゴムでほぼU字状に形成し、クリップの挟持部
7に弾性的に嵌合装着し、電極端子11の四肢に対向す
る面に格子状の凹溝12を形成した点にある。電極端子
11の一端には誘導コード9の図示しない先端チップを
差し込む差込み孔13が形成されている。
【0012】本実施例によれば、電解質溶液に腐食され
ない導電ゴムで構成された電極端子11の表面に格子状
の凹溝12が形成されており、凹溝12により生理的食
塩水などの電解質溶液を保持することができるので、従
来必要であった心電図用クリームを塗布する必要がなく
なる。この結果、測定後の電極端子11の洗滌は食塩水
を洗い流すだけでよく、洗滌が簡単となる。また電極端
子11は弾性的にクリップの挟持部7に嵌合されてお
り、摩擦力で位置決め保持されているので、電極端子1
1を挟持部7に沿って移動することができる。従って被
検者の四肢の太さに応じて移動することにより、最適の
密着性が得られる。
【0013】上記実施例では電極端子11を摩擦力でク
リップの挟持部7に保持する場合について説明したが、
図3に示すように電極端子11に突起部14を設け、ク
リップの挟持部7に突起部14が嵌合する複数の孔部1
5を形成して、被検者の体型に応じて最適な孔部15に
突起部14を嵌合させてもよい。このようにして電極端
子11を挟持部7に位置決め固定することにより、電極
端子11の四肢に対する最適の密着性が得られる。
【0014】図4及び図5に本考案の他の実施例の構成
を示す。本実施例では電極端子11の対向する肉厚の両
端部にそれぞれスリット孔16を貫通して形成し、図6
に示す従来例における金属電極8の対向する二辺に形成
された突起部8aをスリット孔16に嵌合して、金属電
極8に電極端子11を保持固定した。
【0015】本実施例によれば、従来の金属電極8が装
着されたクリップを用い、金属電極8を表面に格子状の
凹溝12が形成され導電ゴムで構成された電極端子11
を被着することにより、従来必要であった心電図用クリ
ームを不要とし、生理的食塩水などの電解質溶液を保水
させることができ、洗滌を容易にすることができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の四肢電極
用クリップによれば、クリップの挟持部に表面に凹溝が
形成され導電ゴムで構成された電極を装着するようにし
たので、電極が腐食されることなく生理的食塩水などの
電解質溶液を保水させることができ、洗滌を容易にする
ことができる。
【0017】また金属電極に上記電極を装着することに
より、金属電極が装着された従来のクリップを用いて
も、腐食を発生させることなく電解質溶液を保水させる
ことができ、洗滌を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の四肢電極用クリップの一実施例の構成
を示す斜視図。
【図2】図1の電極端子の構成を示す裏面斜視図。
【図3】本考案の他の実施例の構成を示す要部分解斜視
図。
【図4】本考案の別の実施例の構成を示す要部側面図。
【図5】図4の電極端子の構成を示す裏面斜視図。
【図6】従来の四肢電極用クリップの一例の構成を示す
斜視図。
【符号の説明】
3 支軸 4,5 把持
部 6,7 挟持部 8 金属電極 11 電極端子(電極) 12 凹溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸を介して相互に回動可能に連結さ
    れ、前記支軸より基端側にそれぞれ把持部を有し、前記
    支軸より先端側の一方に電極が装着された1対の挟持部
    からなる四肢電極用クリップにおいて、前記電極を導電
    ゴムで構成するとともに、該導電ゴムの四肢に当接する
    面に保水用の凹溝を形成したことを特徴とする四肢電極
    用クリップ。
  2. 【請求項2】 前記導電ゴムを、前記1対の挟持部の一
    方に装着された金属電極に保持させたことを特徴とする
    請求項1記載の四肢電極用クリップ。
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