JP2605271Y2 - 粘着電極の接続構造 - Google Patents
粘着電極の接続構造Info
- Publication number
- JP2605271Y2 JP2605271Y2 JP1993011772U JP1177293U JP2605271Y2 JP 2605271 Y2 JP2605271 Y2 JP 2605271Y2 JP 1993011772 U JP1993011772 U JP 1993011772U JP 1177293 U JP1177293 U JP 1177293U JP 2605271 Y2 JP2605271 Y2 JP 2605271Y2
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- Japan
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- adhesive electrode
- conductive terminal
- connection structure
- electrode
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生体表面に接着された
粘着電極から心電図などの生体電気信号を外部に導出す
る粘着電極の接続構造に関する。
粘着電極から心電図などの生体電気信号を外部に導出す
る粘着電極の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば心電図などの生体電気信号を測定
する場合、シート状の導電端子の片面に導電性粘着剤層
が形成されてなる電極を、前記粘着剤層を介して被検者
の胸部などに貼り付け、電極の導電端子をクリップで挟
持し、クリップに接続された誘導コードを介して外部に
設けられた測定装置に接続して測定を行っていた。
する場合、シート状の導電端子の片面に導電性粘着剤層
が形成されてなる電極を、前記粘着剤層を介して被検者
の胸部などに貼り付け、電極の導電端子をクリップで挟
持し、クリップに接続された誘導コードを介して外部に
設けられた測定装置に接続して測定を行っていた。
【0003】図3に従来のクリップの一例の構成を示
す。図3において、ほぼ平面状に形成された基部1に
は、軸2を介して可動部3の中央部が回動可能に取り付
けられている。基部1の可動部3に対向する面には、金
属で板状に形成された導電部4が設けられており、可動
部3の一端の導電部4に対向する面には鋸歯状の挟持部
5が形成されている。また導電部4の挟持部5と反対側
の一端には誘導コード6が接続されている。さらに基部
1と可動部3との間には挟持部5を導電部4に押圧する
方向に付勢するバネ材7が装着されている。
す。図3において、ほぼ平面状に形成された基部1に
は、軸2を介して可動部3の中央部が回動可能に取り付
けられている。基部1の可動部3に対向する面には、金
属で板状に形成された導電部4が設けられており、可動
部3の一端の導電部4に対向する面には鋸歯状の挟持部
5が形成されている。また導電部4の挟持部5と反対側
の一端には誘導コード6が接続されている。さらに基部
1と可動部3との間には挟持部5を導電部4に押圧する
方向に付勢するバネ材7が装着されている。
【0004】一方、粘着電極8は、シート状の導電端子
9の片面に導電性粘着剤層10が形成されてなってい
る。そして導電状粘着剤層10側を被検者の胸部などの
生体表面11に貼り付け、電極8の導電端子9の一端を
クリップ12で挟持して測定を行っていた。
9の片面に導電性粘着剤層10が形成されてなってい
る。そして導電状粘着剤層10側を被検者の胸部などの
生体表面11に貼り付け、電極8の導電端子9の一端を
クリップ12で挟持して測定を行っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成された従来の生体電気信号導出構造によると、
導電端子9を挟持するためのクリップ12が必要となる
ため、コスト高になるという問題があった。
うに構成された従来の生体電気信号導出構造によると、
導電端子9を挟持するためのクリップ12が必要となる
ため、コスト高になるという問題があった。
【0006】本考案はこのような状況に鑑みてなされた
もので、生体の表面に接着された粘着電極から、クリッ
プを使用することなく生体電気信号を導出することがで
きる安価な粘着電極の接続構造を提供することを目的と
する。
もので、生体の表面に接着された粘着電極から、クリッ
プを使用することなく生体電気信号を導出することがで
きる安価な粘着電極の接続構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、シートの片面に導電性粘着剤層を形成し
て成る粘着電極に誘導コードを接続し、前記導電性粘着
剤層により生体表面に接着固定された前記粘着電極から
生体電気信号を導出する粘着電極の接続構造において、
前記誘導コードは、導電端子部と、該導電端子部に接続
されたリード線とを備え、前記導電端子部は前記生体表
面に密着した状態で前記粘着電極の前記導電性粘着剤層
により固定されることを特徴としている。
に、本考案は、シートの片面に導電性粘着剤層を形成し
て成る粘着電極に誘導コードを接続し、前記導電性粘着
剤層により生体表面に接着固定された前記粘着電極から
生体電気信号を導出する粘着電極の接続構造において、
前記誘導コードは、導電端子部と、該導電端子部に接続
されたリード線とを備え、前記導電端子部は前記生体表
面に密着した状態で前記粘着電極の前記導電性粘着剤層
により固定されることを特徴としている。
【0008】また、前記導電端子部に前記粘着電極との
相対位置を規制する位置決め手段を設けたことを特徴と
している。
相対位置を規制する位置決め手段を設けたことを特徴と
している。
【0009】
【作用】上記の構成によると、導電端子部が粘着電極に
より直接生体表面に接着固定され、生体電気信号は導電
端子部に接続されたリード線により外部に導出されるの
で、クリップが不要となり大幅なコストの低減を図るこ
とができる。
より直接生体表面に接着固定され、生体電気信号は導電
端子部に接続されたリード線により外部に導出されるの
で、クリップが不要となり大幅なコストの低減を図るこ
とができる。
【0010】また、導電端子部に粘着電極との相対位置
を規制する位置決め手段を設けることにより、導電端子
部と粘着電極とのずれの発生を防止し、導電端子部を生
体表面の所定の位置に保持することができ、正確な測定
を行うことができる。
を規制する位置決め手段を設けることにより、導電端子
部と粘着電極とのずれの発生を防止し、導電端子部を生
体表面の所定の位置に保持することができ、正確な測定
を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の粘着電極の接続構造の一実施
例を図面を参照して説明する。
例を図面を参照して説明する。
【0012】図1及び図2に本考案の一実施例の構成を
示す。これらの図において、図3に示す従来例の部分と
対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は
適宜省略する。本実施例の特徴は紙などのシート13の
片面に導電性粘着剤層10を形成してなる粘着電極14
により、金属で所定の形状に形成された導電端子部15
を直接生体表面11に接着し、導電端子部15にリード
線16を接続した点にある。
示す。これらの図において、図3に示す従来例の部分と
対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は
適宜省略する。本実施例の特徴は紙などのシート13の
片面に導電性粘着剤層10を形成してなる粘着電極14
により、金属で所定の形状に形成された導電端子部15
を直接生体表面11に接着し、導電端子部15にリード
線16を接続した点にある。
【0013】図2に導電端子部15の形状例を示す。
(a) に示すものは矩形板状の基部15aの先端に円板状
の先端部15bを一体に設けたものである。(b) に示す
ものは先端に円環状の先端部15cを設けて、先端部1
5cの中心においても導電性粘着層10を生体表面11
に接着できるようにしたものである。(c) に示すものは
基部15dを十字状にし、それぞれの先端に位置決め手
段としての折曲部15eを形成して、折曲部15eによ
り粘着電極14の外周の位置決めを行うようにしたもの
である。
(a) に示すものは矩形板状の基部15aの先端に円板状
の先端部15bを一体に設けたものである。(b) に示す
ものは先端に円環状の先端部15cを設けて、先端部1
5cの中心においても導電性粘着層10を生体表面11
に接着できるようにしたものである。(c) に示すものは
基部15dを十字状にし、それぞれの先端に位置決め手
段としての折曲部15eを形成して、折曲部15eによ
り粘着電極14の外周の位置決めを行うようにしたもの
である。
【0014】また(d) に示すものは(a) に示す導電端子
部15の円板状の先端部14bの中心に、位置決め手段
としての突起部15fを設け、突起部15fが粘着電極
14を貫通するようにしたものである。さらに(e) に示
すものは(a) に示す導電端子部15の基部15aの外周
全面と先端部15bの片面とを絶縁部材17で被覆し、
保管時の変質を防止するようにしたものである。
部15の円板状の先端部14bの中心に、位置決め手段
としての突起部15fを設け、突起部15fが粘着電極
14を貫通するようにしたものである。さらに(e) に示
すものは(a) に示す導電端子部15の基部15aの外周
全面と先端部15bの片面とを絶縁部材17で被覆し、
保管時の変質を防止するようにしたものである。
【0015】本実施例によれば、一端にリード線16が
接続された導電端子部15を直接生体表面11上に密着
させ、粘着電極14により接着固定するようにしたの
で、従来必要であったクリップが不要となり、大幅なコ
ストの低減を図ることができる。また折曲部15eや突
起部15fなどの位置決め手段を設けることにより、導
電端子部15と粘着電極14とのずれの発生を防止し、
導電端子部15を生体表面11の所定の位置に保持する
ことができ、正確な測定を行うことができる。
接続された導電端子部15を直接生体表面11上に密着
させ、粘着電極14により接着固定するようにしたの
で、従来必要であったクリップが不要となり、大幅なコ
ストの低減を図ることができる。また折曲部15eや突
起部15fなどの位置決め手段を設けることにより、導
電端子部15と粘着電極14とのずれの発生を防止し、
導電端子部15を生体表面11の所定の位置に保持する
ことができ、正確な測定を行うことができる。
【0016】上記実施例に示した導電端子部15の形状
及び位置決め手段の構造は数例を示したものであり、こ
れらに限定されるものではない。
及び位置決め手段の構造は数例を示したものであり、こ
れらに限定されるものではない。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の粘着電極
の接続構造によれば、生体表面に粘着電極により導電端
子部を直接接着固定するようにしたので、従来必要であ
ったクリップが不要となり、大幅なコストの低減を図る
ことができる。また導電端子部に粘着電極との相対位置
を規制する位置決め手段を設けることにより、導電端子
部を生体表面の所定の位置に保持することができ、正確
な測定を行うことができる。
の接続構造によれば、生体表面に粘着電極により導電端
子部を直接接着固定するようにしたので、従来必要であ
ったクリップが不要となり、大幅なコストの低減を図る
ことができる。また導電端子部に粘着電極との相対位置
を規制する位置決め手段を設けることにより、導電端子
部を生体表面の所定の位置に保持することができ、正確
な測定を行うことができる。
【図1】本考案の粘着電極の接続構造の一実施例の構成
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】図1の導電端子部の構成例を示す説明図。
【図3】従来の電極クリップの一例の構成を示す側面
図。
図。
【符号の説明】 11 生体表面 14 粘着電極 15 導電端子部 15e 折曲部
(位置決め手段) 15f 突起部(位置決め手段) 16 リード線
(位置決め手段) 15f 突起部(位置決め手段) 16 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−8736(JP,A) 特開 平3−280933(JP,A) 実開 平1−37208(JP,U) 実開 平1−95906(JP,U) 実開 昭63−43503(JP,U) 実開 昭63−158309(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/0408
Claims (2)
- 【請求項1】 シートの片面に導電性粘着剤層を形成し
て成る粘着電極に誘導コードを接続し、前記導電性粘着
剤層により生体表面に接着固定された前記粘着電極から
生体電気信号を導出する粘着電極の接続構造において、 前記誘導コードは、導電端子部と、該導電端子部に接続
されたリード線とを備え、前記導電端子部は前記生体表
面に密着した状態で前記粘着電極の前記導電性粘着剤層
により固定されることを特徴とする粘着電極の接続構
造。 - 【請求項2】 前記導電端子部に前記粘着電極との相対
位置を規制する位置決め手段を設けたことを特徴とする
請求項1記載の粘着電極の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993011772U JP2605271Y2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 粘着電極の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993011772U JP2605271Y2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 粘着電極の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668721U JPH0668721U (ja) | 1994-09-27 |
JP2605271Y2 true JP2605271Y2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=11787266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993011772U Expired - Fee Related JP2605271Y2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 粘着電極の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605271Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP1993011772U patent/JP2605271Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668721U (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000328 |
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