JP2605184Y2 - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2605184Y2
JP2605184Y2 JP1992075956U JP7595692U JP2605184Y2 JP 2605184 Y2 JP2605184 Y2 JP 2605184Y2 JP 1992075956 U JP1992075956 U JP 1992075956U JP 7595692 U JP7595692 U JP 7595692U JP 2605184 Y2 JP2605184 Y2 JP 2605184Y2
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JP
Japan
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port
valve device
solenoid valve
bypass passage
filter
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JP1992075956U
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JPH0640547U (ja
Inventor
剛 渕田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のアンチ
スキッド制御装置による液圧制御のために用いて好適な
電磁弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電磁弁装置として
は、例えば、特開平3−41278号公報に記載のもの
が知られている。
【0003】かかる装置は、その装置本体に、電磁弁と
共にチェックバルブが備えられており、そのチェックバ
ルブは、弁体としてのボールをスプリングによって弁座
との対向方向に付勢する構成となっている。また、この
ような装置においては、電磁弁によって開閉される連通
路のポートにフィルターが取付けられることが多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
磁弁装置は、チェックバルブがボールやスプリングなど
の複数の部品によって構成され、しかもフィルターを取
付ける場合には、そのフィルターがチェックバルブとは
別体に構成されることになるため、電磁弁装置の部品点
数の増加、構成の複雑化、大型化および高価格化を招く
という問題があった。
【0005】本考案の目的は、チェックバルブとフィル
ターとを簡易に構成して備えることができる電磁弁装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の電磁弁装置は、
対のポート間の連通路中に電磁弁を備え、かつ少なくと
も一方のポートにフィルターが取付けられた電磁弁装置
において、前記対のポート間にバイパス通路を形成し、
前記フィルターを弾性部材を介して前記一方のポートに
取付け、前記弾性部材に、前記一方のポートに開口する
前記バイパス通路の開口部に位置して、該バイパス通路
中における流体の一方向の流れを許容しかつ他方向の流
れを阻止するリップ部を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の電磁弁装置は、フィルターを弾性部材
によって保持し、その弾性部材に、チェックバルブとし
て機能するリップ部を設けることにより、チェックバル
ブとフィルターとを簡易に構成し、装置全体の部品点数
の削減、小型化および低価格化を実現する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1および図2は、本考案の第1の実施例
を説明するための図である。
【0010】図1において1は、ハウジング2の孔2A
内に嵌着されるケーシング(装置本体)であり、その中
央の貫通孔1A内には、下端に球状の弁体3を有するプ
ランジャー4が上下動自在に嵌装されている。貫通孔1
A内の下側には、上面に弁座部5Aを有する筒状のバル
ブシート5が嵌着されている。プランジャー4は、スプ
リング6によって上方へ付勢されており、コイル7の励
消磁によって上下動する。そして、コイル7が通電され
ていないときは、プランジャー4がスプリング6によっ
て上方への移動位置に保持され、またコイル7が通電励
磁されたときは、図1に示すようにプランジャー4が下
方へ移動する。したがって、装置本体1の内部には、常
開の電磁弁Vが構成されている。8はプランジャー4の
上方への移動位置を規制するシム、9はセンターポスト
である。
【0011】貫通孔1Aの下端開口部はポートP1 とさ
れており、そのポートP1 は、ハウジング2の孔2Aの
底部に形成された流路2Bに連通されている。また、ケ
ーシング1には、貫通孔1Aの中間部位から外方へ放射
状に延在する複数の孔1Bが形成されており、それらの
孔1Bの外方側開口部はポートP2 とされ、それらのポ
ートP2 は、ケーシング1とハウジング2の孔2Aの内
周面との間に形成された環状流路2Cを介して流路2D
に連通されている。したがって、ポートP1 ,P2 間に
は、電磁弁Vを備えた連通路L1 が形成されている。
【0012】ケーシング1の下端外周部には弾性のリン
グ状フレーム(弾性部材)10が嵌着され、そのフレー
ム10の内周部には、ポートP1 を覆うメッシュ状のフ
ィルター11が保持されている。フレーム10の下面に
は、断面略逆V字状の切欠き部10Aが形成されてい
て、フレーム10の下側外周部分が、ハウジング2の内
周面に圧接するリップ部10Bとされている。また、環
状流路2C内には、ポートP2 を覆うリング状のフィル
ター12が備えられている。
【0013】さらに、ケーシング1とハウジング2の孔
2Aの内周面との間には、ポートP2 と流路2Bとの間
を連通するバイパス通路L2 が形成されており、通常、
このバイパス通路L2 の下端は、図1に示すようにフレ
ーム10によって閉塞されている。
【0014】次に、作用について説明する。
【0015】連通路L1 は、電磁弁Vによって開閉され
て、ポートP1 ,P2 間を連通、遮断する。また、ポー
トP2 側よりもポートP1 側が高圧のときは、図1に示
すように、フレーム10のリップ部10Bがハウジング
2の孔2Aの内周面に密接してバイパス通路L2 を閉塞
する。逆に、ポートP1 側よりもポートP2 側が高圧の
ときは、図2に示すように、フレーム10のリップ部1
0Bが内方に変形し、バイパス通路L2 を開いて流体の
矢印A方向の流れを許容する。したがって、フレーム1
0は、フィルター11の保持機構と共に、チェックバル
ブとしての機能をも兼有することになる。
【0016】図3および図4は、本考案の第2の実施例
を説明するための図である。本実施例の場合は、ケーシ
ング1の内部にバイパス通路L2 が設けられていると共
に、フレーム10の内周縁部に薄肉のリップ部10Bが
形成されている。そして、フレーム10のリップ部10
Bは、前述した実施例の場合と同様に機能し、ポートP
1 側よりもポートP2 側が高圧のときは、図3に示すよ
うにバイパス通路L1を閉じ、逆に、ポートP2 側より
もポートP1 側が高圧のときは、図4に示すように湾曲
してバイパス通路L1 を開く。なお、図3および図4に
おいて20は、ケーシング1とハウジング2の孔2Aの
内周部との間をシールするOリングである。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の電磁弁装
置は、フィルターを弾性部材によって保持し、その弾性
部材にチェックバルブとして機能するリップ部を設けた
構成であるから、チェックバルブとフィルターとを簡易
に構成して備えることができ、この結果、装置全体の部
品点数の削減、小型化および低価格化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の電磁弁装置の異なる動作状態を示す要部
の拡大断面図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す要部の縦断面図で
ある。
【図4】図3の電磁弁装置の異なる動作状態を示す要部
の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング(装置本体) 2 ハウジング 3 弁体 4 プランジャー 5 バルブシート 6 スプリング 7 コイル 10 フレーム(弾性部材) 10A 切欠き部 10B リップ部 11,12 フィルター P1 ,P2 ポート L1 連通路 L2 バイパス通路 V 電磁弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対のポート間の連通路中に電磁弁を備
    え、かつ少なくとも一方のポートにフィルターが取付け
    られた電磁弁装置において、 前記対のポート間にバイパス通路を形成し、 前記フィルターを弾性部材を介して前記一方のポートに
    取付け、 前記弾性部材に、前記一方のポートに開口する前記バイ
    パス通路の開口部に位置して、該バイパス通路中におけ
    る流体の一方向の流れを許容しかつ他方向の流れを阻止
    するリップ部を形成したことを特徴とする電磁弁装置。
JP1992075956U 1992-11-02 1992-11-02 電磁弁装置 Expired - Lifetime JP2605184Y2 (ja)

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JPH0640547U JPH0640547U (ja) 1994-05-31
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KR100423645B1 (ko) * 2000-06-01 2004-03-22 주식회사 만도 안티록 브레이크 시스템용 노말 오픈형 솔레노이드밸브

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JPH0640547U (ja) 1994-05-31

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