JP2605091Y2 - 熱線式検知器 - Google Patents

熱線式検知器

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JP2605091Y2
JP2605091Y2 JP1992053008U JP5300892U JP2605091Y2 JP 2605091 Y2 JP2605091 Y2 JP 2605091Y2 JP 1992053008 U JP1992053008 U JP 1992053008U JP 5300892 U JP5300892 U JP 5300892U JP 2605091 Y2 JP2605091 Y2 JP 2605091Y2
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譲二 筒井
幹夫 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゾーンロケータ機能を
備える熱線式検知器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱線式検知器には、検知領域から入射し
て来る熱線をセンサ回路の熱線感知素子に収束させてお
き、該熱線量が変化すると該変化に応じた電圧を熱線感
知素子から出力させて、該出力電圧が所定レベル以上で
あれば発報出力するようにした受動型熱線式検知器があ
る。このような受動型熱線式検知器には、1台の熱線式
検知器で複数の異なった検知領域を備える、複数検知領
域型のものがある。
【0003】このような複数検知領域型の熱線式検知器
の設置時にあっては、検知領域の設定調節を行うもの
の、狙い通りの設定が成されていないと、本来発報しな
ければならないのに発報しないと言う失報を生じたり、
本来発報してはならないのに発報してしまうと言う誤報
を生じたりする。そこで、正確な検知領域の設定調節を
可能にして、上述のような失報や誤報を生じないように
するための、ゾーンロケータ機能を備えた熱線式検知器
が既に考案されている。
【0004】図4はこのようなゾーンロケータ機能を備
える熱線式検知器の一例を説明するための要部断面図で
ある。図4において、1a,b,c,d はそれぞれ収束
レンズ、2a は平面集合反射板、2b は平面反射板、3
は熱線感知素子、4はプリント配線基板、5は光源、6
は光源5を支えると共に光源5に給電するための支持
具、E1,2,3 は検知領域の確認作業者の目の位置、
A,B,…は検知領域を示している。収束レンズ1a
検知領域Aを形成しており、検知領域Aからやって来る
熱線を平面集合反射板2a に反射させた後、更に平面反
射板2b に反射させ、最終的に熱線感知素子3に収束さ
せる。収束レンズ1b は検知領域Bからやって来る熱線
を直接熱線感知素子3に収束させる。収束レンズ1c,
d についても同様である。
【0005】ところで、熱線の収束する焦点近傍の熱線
感知素子3の前方に配設されている光源5を点灯する
と、光源5から放出される可視光は、前述の熱線の収束
経路の逆を辿ってそれぞれの収束レンズ1a,b,c,
d から放出される。従って、それぞれの検知領域A,
B,…の確認のためのゾーンロケータ機能を使用する場
合は、光源5を点灯させておいて、熱線式検知器を見た
とき収束レンズ1a,b,c,d を通して光源5の見え
る箇所が検知領域であると判断でき、このゾーンロケー
タ機能を用いて正確にそれぞれの検知領域A,B,…が
把握でき、正確に検知領域を設定調節できる。
【0006】図5はゾーンロケータ機能を備える熱線式
検知器の他の例を説明するための要部断面図であり、図
5(a)は検知状態を示し、図5(b)は検知領域の確
認状態を示している。図5において、2a は平面集合反
射板、2b は放物面反射板、3は熱線感知素子、4はプ
リント配線基板、5は光源、E1,2,3 は検知領域の
確認作業者の目の位置、A,B,…は検知領域を示して
いる。
【0007】この図5に示す熱線式検知器にあっては、
熱線感知素子3は放物面反射板2bの焦点近傍に配設さ
れており、放物面反射板2b と平面集合反射板2a とで
それぞれの検知領域A,B,…を形成している。この図
5に示す熱線式検知器のゾーンロケータ機能を使用する
には、まず、図5(a)に示す状態から図5(b)に示
す状態にする。つまり、プリント配線基板4を移動させ
て光源5を放物面反射板2b の焦点に位置させるのであ
る。その後、光源5を点灯させて熱線式検知器を見たと
き、平面集合反射板2a を介して光源5の見える箇所が
検知領域であると判断できる。そして、検知領域A,
B,…の設定調節が完了すると再びプリント配線基板4
を図5(a)の状態に戻して熱線検知のための運用に入
るのである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の熱線式検知器にあっては、例えば、図4
に示すような熱線式検知器では、熱線検知時であっても
熱線感知素子3の前方に光源5が有るので、小さな光源
5ではあるものの、せっかく熱線感知素子3に収束する
熱線が光源5によって遮られるので、その分、熱線式検
知器の感度が低下する。また、例えば、図5に示すよう
な熱線式検知器では、収束される熱線が光源5によって
遮られることは無いものの、光源5を移動するための機
械的な機構が介在するために構造が複雑に成る上に、ガ
タツキが生じ熱線感知素子3を焦点近傍に正確に固定す
ることが難しく熱線式検知器の感度が低下すると言う問
題点があった。
【0009】本考案は、上記の問題点を改善するために
成されたもので、その目的とするところは、構造が簡単
な上に検知感度の低下がなく特性の安定した熱線式検知
器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の問題点
を解決するため、請求項1記載の考案にあっては、熱線
の収束する焦点近傍に配設される熱線感知素子と、ゾー
ンロケータ機能のための光源とを備える熱線式検知器に
おいて、前記光源からの可視光を前記熱線感知素子の近
傍前部に導き散光する導光路と、該導光路を移動せしめ
る操作レバーと、該操作レバーを操作することによって
前記導光路が前記光源からの可視光を前記熱線感知素子
の近傍前部に導き散光する位置に達したとき前記光源を
点灯せしめるスイッチとを設けたことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【作用】上記のように構成したことにより、請求項1記
載の考案にあっては、熱線の収束する焦点近傍に熱線感
知素子を固定すると共に、ゾーンロケータ機能のための
光源を焦点近傍とは異なる他の位置に固定しておいて
も、ゾーンロケータ機能を用いる場合には、導光路によ
って光源からの可視光を熱線感知素子の近傍前部に導き
散光することが可能であり、導光路が光源からの可視光
を熱線感知素子の近傍前部に導き散光する位置に達する
と、スイッチが自動的にオンして、ゾーンロケータ機能
のための光源を点灯することができる。しかも、熱線感
知時には、操作レバーの操作によって、熱線感知素子に
収束する熱線が導光路で遮られないように、導光路の位
置を熱線感知素子の近傍前部から外すことができる。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本考案に係る熱線式検知器の一実施例
を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は熱線式
検知器を示す要部断面図、図2は熱線式検知器を示す要
部平面図、図3は熱線式検知器を示す要部斜視図であ
る。
【0015】図1〜図3において、1は平面集合反射
板、2は放物面反射板、3は熱線感知素子に相当する焦
電素子、4はプリント配線基板、5は光源に相当する発
光ダイオード、6は導光路、7は操作レバー、8はスイ
ッチに相当するマイクロスイッチ、9はコイルバネであ
る。
【0016】平面集合反射板1は平面状の鏡面反射板を
複数接合して富士山形に成したようなアルミニウム板の
加工物で、頂部には放物面反射板2からの熱線を焦電素
子3に導入するための開口部1a が形成され、富士山形
の裾の周縁には立ち上がった円筒枠1b が形成されてい
る。また、円筒枠1b には、操作レバーを可動するため
のL字形に屈曲したスライド孔1c が設けられている。
【0017】放物面反射板2は鏡面の回転放物面を備え
たアルミニウム板製のもので、平面集合反射板1の開口
部1a の前方に翳したように配設されている。なお、図
2および図3にあっては放物面反射板2は省略されてい
る。焦電素子3は受ける熱線量が変化するとその変化に
応じた電圧を出力するもので、プリント配線基板4の略
中央に実装されている。プリント配線基板4は、平面集
合反射板1の円筒枠1b 内に収容固定されるもので円形
に裁断されており、操作レバー7を貫通できる軸孔4a
が穿設されている。発光ダイオード5は通電されると赤
色の可視光を発光するものでプリント配線基板4に実装
されており、焦電素子3と軸孔4a との略中間の位置に
配設されている。
【0018】導光路6はL字形に屈曲された透明のアク
リル樹脂製の細い棒材で、一端には発光ダイオード5か
らの可視光の受光効率を向上するために球面で抉ったよ
うな受光部6a が形成され、他端には導光路6を通って
来る発光ダイオード5からの可視光を効率良く放物面反
射板2の方向に散光させる、45度の傾斜を以て切断し
た散光部6b が形成されている。また、導光路6の屈曲
部の外角部分には発光ダイオード5からの可視光を効率
良く屈折させるための45度の傾斜面が形成されてい
る。
【0019】操作レバー7は針金を屈曲加工したもので
プリント配線基板4の軸孔4a に貫通されており、操作
レバー7の一端には受光部6a 近傍の導光路6が取着さ
れ、操作レバー7の他端には操作を容易にするためのJ
字形に屈曲した把手7a が形成されている。マイクロス
イッチ8は操作レバー7の近傍に配設されており、操作
レバー7の把手7a を操作して、導光路6の受光部6a
が発光ダイオード5の近傍前部に位置すると共に導光路
6の散光部6b が焦電素子3の近傍前部に位置したとき
に、マイクロスイッチ8のレバー8a に操作レバー7が
当接して、マイクロスイッチ8がオンするようにされて
いる。コイルバネ9は操作レバー7に付勢力Fを与える
もので、この付勢力Fは軸孔4a を軸として操作レバー
7を回動して、導光路6を焦電素子3の近傍前部から外
すように作用している。
【0020】上述のように構成された熱線式検知器にあ
っては、次のようにして熱線検知の動作を行う。すなわ
ち、熱線式検知器は、検知領域からやって来る熱線を、
平面集合反射板1で反射させて放物面反射板2に導き、
更に放物面反射板2で反射させて最終的に焦電素子3の
位置で収束させる。
【0021】このとき、操作レバー7はL字形のスライ
ド孔1c の縦方向の孔である操作レバー掛止部1c1から
外されており、操作レバー7は付勢力Fによって回動し
てスライド孔1c の操作レバー掛止部1c1の無い側に位
置する状態に成っている。つまり、導光路6は焦電素子
3の近傍前部から外れており、導光路6は焦電素子3に
収束する熱線を遮ることはない。従って、熱線式検知器
の感度は導光路6によって低下しない。
【0022】また、上述のように構成された熱線式検知
器にあっては、次のようにしてゾーンロケータ機能を発
揮させることができる。すなわち、操作レバー7の把手
aを操作して、付勢力Fに逆らって操作レバー7を回
動させ、操作レバー7を操作レバー掛止部1c1に掛止す
る。すると、導光路6の受光部6a は発光ダイオード5
の近傍前部に位置すると共に導光路6の散光部6b は焦
電素子3の近傍前部に位置する。このとき、操作レバー
7はマイクロスイッチ8のレバー8a に当接するので、
マイクロスイッチ8はオンして発光ダイオード5は点灯
する。すると、発光ダイオード5から発光する赤色の可
視光は、図1の破線で示すように、導光路6を通って散
光部6b から放物面反射板2の方向に散光される。従っ
て、操作レバー7を操作レバー掛止部1c1に掛止してお
いて熱線式検知器を見たとき、散光部6b から散光され
る赤色の可視光の見える位置は、この熱線式検知器の検
知領域であると判断できる。
【0023】
【考案の効果】本考案の熱線式検知器は上記のように構
成したものであるから、請求項1記載の考案にあって
は、熱線感知素子は焦点近傍に、光源は焦点近傍とは異
なる他の位置に、それぞれ固定したままの状態であって
も、導光路を移動できる操作レバーによって熱線検知状
態とゾーンロケータ機能使用状態との切り換えが可能
で、振動等があっても熱線感知素子はガタツクこが無
く、熱線の収束する焦点近傍に熱線感知素子を精度良く
配設固定しておくことができ、ゾーンロケータ機能を備
えていながら、ゾーンロケータ機能を使用する場合にの
み導光路によって光源からの可視光を熱線感知素子の近
傍前部に導き散光できるので、熱線検知時には熱線感知
素子に収束される熱線を遮るものを無くすことができ、
電気を通電しない部分(操作レバーや導光路)可動で
あるので構造が簡単な上に検知感度の低下がなく特性の
安定したものとできる。また、ゾーンロケータ機能使用
状態にすると自動的に光源が点灯するので、利便性の優
れた熱線式検知器を提供できる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の熱線式検知器を示す要
部断面図である。
【図2】本考案に係る一実施例の熱線式検知器を示す要
部平面図である。
【図3】本考案に係る一実施例の熱線式検知器を示す要
部斜視図である。
【図4】従来の熱線式検知器の一例を説明するための要
部断面図である。
【図5】従来の熱線式検知器の他の例を説明するための
要部断面図である。
【符号の説明】
3 熱線感知素子 5 光源 6 導光路 7 操作レバー 8 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/12 G08B 13/193

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱線の収束する焦点近傍に配設される熱
    線感知素子と、ゾーンロケータ機能のための光源とを備
    える熱線式検知器において、前記光源からの可視光を前
    記熱線感知素子の近傍前部に導き散光する導光路と、該
    導光路を移動せしめる操作レバーと、該操作レバーを操
    作することによって前記導光路が前記光源からの可視光
    を前記熱線感知素子の近傍前部に導き散光する位置に達
    したとき前記光源を点灯せしめるスイッチとを設けたこ
    とを特徴とする熱線検知器。
JP1992053008U 1992-07-28 1992-07-28 熱線式検知器 Expired - Lifetime JP2605091Y2 (ja)

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