JP2605085Y2 - 食器乾燥庫を備えた厨房家具 - Google Patents
食器乾燥庫を備えた厨房家具Info
- Publication number
- JP2605085Y2 JP2605085Y2 JP1993060722U JP6072293U JP2605085Y2 JP 2605085 Y2 JP2605085 Y2 JP 2605085Y2 JP 1993060722 U JP1993060722 U JP 1993060722U JP 6072293 U JP6072293 U JP 6072293U JP 2605085 Y2 JP2605085 Y2 JP 2605085Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabinet
- drying
- hot air
- kitchen furniture
- air outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はベースキャビネット内
部を食器乾燥庫とするようにした厨房家具に関するもの
である。
部を食器乾燥庫とするようにした厨房家具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】厨房家具を構成するベースキャビネット
を食器乾燥庫としたものは、実開平1-164966号公報及び
実開平1-77441 号公報の技術が知られている。
を食器乾燥庫としたものは、実開平1-164966号公報及び
実開平1-77441 号公報の技術が知られている。
【0003】前者は、厨房家具のワークトップ下のキャ
ビネットを食器乾燥庫としたものであり、後者は厨房家
具としての流し台の脇のキャビネットを食器乾燥庫とし
たものである。
ビネットを食器乾燥庫としたものであり、後者は厨房家
具としての流し台の脇のキャビネットを食器乾燥庫とし
たものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】乾燥庫においては、吸
気口と排気口が必ず必要とされるが、上記いずれのもの
にあってもキャビネットの前面でかつ、下腹部の高さに
なってしまうために、排気される湿った空気が作業者に
直接当たって不快であるとともに、高温の空気を排出す
る殺菌型の食器乾燥庫である場合は、作業者の安全にも
係るという問題があった。
気口と排気口が必ず必要とされるが、上記いずれのもの
にあってもキャビネットの前面でかつ、下腹部の高さに
なってしまうために、排気される湿った空気が作業者に
直接当たって不快であるとともに、高温の空気を排出す
る殺菌型の食器乾燥庫である場合は、作業者の安全にも
係るという問題があった。
【0005】温風を食器乾燥庫内にくまなく行き渡らせ
ることが必要であるという観点からすると、実開平1-77
441 号公報に示された技術は、下キャビネットの上部空
間では温風が素通しで抜けやすいという問題があった。
ることが必要であるという観点からすると、実開平1-77
441 号公報に示された技術は、下キャビネットの上部空
間では温風が素通しで抜けやすいという問題があった。
【0006】厨房家具を構成するキャビネット素材とし
ては、ステンレス鋼板やホーロー鋼板が使用されている
が、これらのキャビネット素材特性を生かして食器乾燥
庫のキャビネットとする点についての配慮が不足してい
た。具体的には、実開平1-164966号公報の第1図におけ
る風道11や、中空体5や排気口までの風道、キャビネ
ットの底板や背板を利用せず全く別に設けている点に現
れている。これらを別部品にて構成することは無駄であ
るのみならず、食器乾燥庫内を狭くすることになってい
た。
ては、ステンレス鋼板やホーロー鋼板が使用されている
が、これらのキャビネット素材特性を生かして食器乾燥
庫のキャビネットとする点についての配慮が不足してい
た。具体的には、実開平1-164966号公報の第1図におけ
る風道11や、中空体5や排気口までの風道、キャビネ
ットの底板や背板を利用せず全く別に設けている点に現
れている。これらを別部品にて構成することは無駄であ
るのみならず、食器乾燥庫内を狭くすることになってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記の従来
技術の課題を解決するために開発されたもので、食器乾
燥庫からの高温の排気による作業者の不快感を除き、か
つ安全性を高め、温風が効率よく、かつくまなく行き渡
らせるようにすることと、キャビネットの素材特性を生
かした構造とし、無駄を省き、内部を広く使えるように
することを目的にするものである。
技術の課題を解決するために開発されたもので、食器乾
燥庫からの高温の排気による作業者の不快感を除き、か
つ安全性を高め、温風が効率よく、かつくまなく行き渡
らせるようにすることと、キャビネットの素材特性を生
かした構造とし、無駄を省き、内部を広く使えるように
することを目的にするものである。
【0008】そして、この考案の要旨とするのは、ステ
ンレス鋼板製またはホーロー製のベースキャビネットの
内部を食器乾燥庫とした厨房家具において、前記キャビ
ネットのテーブル直下の幕板の上面に吸気口を、台輪の
前面に排気口を夫々設け、内部の乾燥室の上部に温風吹
出口を設け、この温風吹出口に臨む乾燥機ユニットを設
けると共に、乾燥室を構成するキャビネットの底板には
温風出口を穿設し、この温風出口から台輪の排気口に繋
がる排気通路を乾燥室の底板に溶接した溝形鋼板によっ
て形成したことを特徴とするものである。
ンレス鋼板製またはホーロー製のベースキャビネットの
内部を食器乾燥庫とした厨房家具において、前記キャビ
ネットのテーブル直下の幕板の上面に吸気口を、台輪の
前面に排気口を夫々設け、内部の乾燥室の上部に温風吹
出口を設け、この温風吹出口に臨む乾燥機ユニットを設
けると共に、乾燥室を構成するキャビネットの底板には
温風出口を穿設し、この温風出口から台輪の排気口に繋
がる排気通路を乾燥室の底板に溶接した溝形鋼板によっ
て形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下図面に示す一実施例に即して説明する。
ベースキャビネット1は流し台、調理台あるいはシステ
ムキッチンの一部を構成するもので、このベースキャビ
ネット1の内部を全部あるいは一部を区画して食器乾燥
庫2としたものである。
ベースキャビネット1は流し台、調理台あるいはシステ
ムキッチンの一部を構成するもので、このベースキャビ
ネット1の内部を全部あるいは一部を区画して食器乾燥
庫2としたものである。
【0010】乾燥室3内には前面扉と一体の引き出し4
を設けてあり、この引き出し4には水受けトレイ5を乗
せ、調理器具や食器を並べる金属製の籠6を設けてあ
る。7はまな板Pやフキン用のラックで扉の裏側から突
設してある。乾燥室3を構成する天板31、側板32、
底板33及び背板34は、図4に示すようにステンレス
鋼板などの金属製素材を断熱材3aで覆って構成したも
のとしてある。図示しないが引き出し4を構成する扉も
同様な構造とする。
を設けてあり、この引き出し4には水受けトレイ5を乗
せ、調理器具や食器を並べる金属製の籠6を設けてあ
る。7はまな板Pやフキン用のラックで扉の裏側から突
設してある。乾燥室3を構成する天板31、側板32、
底板33及び背板34は、図4に示すようにステンレス
鋼板などの金属製素材を断熱材3aで覆って構成したも
のとしてある。図示しないが引き出し4を構成する扉も
同様な構造とする。
【0011】吸気口8はベースキャビネット1の前面上
部に設けるのであるが、具体的には、テーブルトップ9
の直下の幕板10の上面に設けるようにしてある。排気
口12は、ベースキャビネット1の台輪13の前面に設
けるようにしてある。乾燥室3の上部すなわち天板31
には温風吹出口311を開口させ、この温風吹出口31
1に臨む乾燥機ユニット14を設けるようにしてある。
この乾燥機ユニット14は、例えば半導体ヒーターと送
風ファンなどからなるものである。乾燥機ユニット14
の吸引口にはフィルター15が設けてあり、吸気口8か
ら外気を吸引したときに塵や埃を除去するのである。こ
のフィルター15は乾燥室3内部から引き出し自在とし
て簡単に清掃することができるようになっている。
部に設けるのであるが、具体的には、テーブルトップ9
の直下の幕板10の上面に設けるようにしてある。排気
口12は、ベースキャビネット1の台輪13の前面に設
けるようにしてある。乾燥室3の上部すなわち天板31
には温風吹出口311を開口させ、この温風吹出口31
1に臨む乾燥機ユニット14を設けるようにしてある。
この乾燥機ユニット14は、例えば半導体ヒーターと送
風ファンなどからなるものである。乾燥機ユニット14
の吸引口にはフィルター15が設けてあり、吸気口8か
ら外気を吸引したときに塵や埃を除去するのである。こ
のフィルター15は乾燥室3内部から引き出し自在とし
て簡単に清掃することができるようになっている。
【0012】乾燥室3を構成するベースキャビネット1
の底板33には温風出口331を設けるようにしてあ
り、乾燥機ユニット14からの温風が引き出し4に乗せ
られた調理器具や食器などを乾燥させて湿った温風とな
り温風出口331から押し出されることになる。温風出
口331からは台輪13内を溝型鋼板にて構成した排気
通路17を経て、台輪13前面の排気口12から外部に
排出されることになる。具体的には溝型鋼板を乾燥室3
の底板33に溶接することにより形成する。
の底板33には温風出口331を設けるようにしてあ
り、乾燥機ユニット14からの温風が引き出し4に乗せ
られた調理器具や食器などを乾燥させて湿った温風とな
り温風出口331から押し出されることになる。温風出
口331からは台輪13内を溝型鋼板にて構成した排気
通路17を経て、台輪13前面の排気口12から外部に
排出されることになる。具体的には溝型鋼板を乾燥室3
の底板33に溶接することにより形成する。
【0013】18は操作パネルで、詳細な図示は省略す
るが、主電源スイッチ、タイマーキー、運転停止キー、
送風表示ランプ、異常表示ランプなどが並べられてい
る。
るが、主電源スイッチ、タイマーキー、運転停止キー、
送風表示ランプ、異常表示ランプなどが並べられてい
る。
【0014】この食器乾燥庫2を用いるには、まず、引
き出し4を開けて、洗浄した鍋、食器などを籠6にセッ
トし、引き出し4を押し込むことにより扉を確実に閉め
る。主電源を投入し、タイマーキーにより希望の乾燥時
間を設定し、運転キーを押して乾燥運転を開始させるの
である。設定された乾燥時間を経過したのちは、ヒータ
ーを止めて、単なる送風運転を10分程度行うようにな
っている。
き出し4を開けて、洗浄した鍋、食器などを籠6にセッ
トし、引き出し4を押し込むことにより扉を確実に閉め
る。主電源を投入し、タイマーキーにより希望の乾燥時
間を設定し、運転キーを押して乾燥運転を開始させるの
である。設定された乾燥時間を経過したのちは、ヒータ
ーを止めて、単なる送風運転を10分程度行うようにな
っている。
【0015】
【考案の効果】この考案は以上のような構成からなるも
ので、吸気口は上部に、排気口は下部に配置されるの
で、排気される湿った空気は下方から排出されるので、
従来のように下腹部の高さからで不快となるようなこと
が避けられたのである。
ので、吸気口は上部に、排気口は下部に配置されるの
で、排気される湿った空気は下方から排出されるので、
従来のように下腹部の高さからで不快となるようなこと
が避けられたのである。
【0016】また、温風を上部から乾燥庫内に供給する
ので、軽い温風により上部から温度を上げて、順次乾燥
庫の温風出口に押し出すことになるためにくまなく温風
を行き渡らせることができ、従来例のように温風が排気
口に向かって早いスピードで移動し乾燥効率を悪くする
ようなことがなくなったのである。
ので、軽い温風により上部から温度を上げて、順次乾燥
庫の温風出口に押し出すことになるためにくまなく温風
を行き渡らせることができ、従来例のように温風が排気
口に向かって早いスピードで移動し乾燥効率を悪くする
ようなことがなくなったのである。
【0017】吸気口を、キャビネット前面の幕板の上面
に設けるようにすると、まったく目立たなくすることが
でき、システムキッチンなどに組み込む際に好適なもの
となる。
に設けるようにすると、まったく目立たなくすることが
でき、システムキッチンなどに組み込む際に好適なもの
となる。
【0018】キャビネット素材を金属製とした場合は乾
燥庫を構成する天板などを断熱材で被覆すれば、乾燥庫
としてのスペースを広く取れることになる。
燥庫を構成する天板などを断熱材で被覆すれば、乾燥庫
としてのスペースを広く取れることになる。
【図1】この考案に係る厨房家具の概略断面図である。
【図2】この考案に係る厨房家具の正面図である。
【図3】図1のAーA線断面図である。
【図4】乾燥室の天板と側板の拡大断面図である。
1 ベースキャビネット 2 食器乾燥庫 3 乾燥室 3a 断熱材 31 天板 311 温風吹出口 32 側板 33 底板 331 温風出口 4 引き出し 5 水受けトレイ 6 籠 7 ラック 8 吸気口 9 テーブルトップ 10 幕板 12 排気口 13 台輪 14 乾燥機ユニット 15 フィルター 17 排気通路
フロントページの続き (72)考案者 国井 清史 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−183962(JP,U) 実開 昭58−14859(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 19/00 A47B 77/08
Claims (1)
- 【請求項1】 ステンレス鋼板製またはホーロー製のベ
ースキャビネットの内部を食器乾燥庫とした厨房家具に
おいて、前記キャビネットのテーブル直下の幕板の上面
に吸気口を、台輪の前面に排気口を夫々設け、内部の乾
燥室の上部に温風吹出口を設け、この温風吹出口に臨む
乾燥機ユニットを設けると共に、乾燥室を構成するキャ
ビネットの底板には温風出口を穿設し、この温風出口か
ら台輪の排気口に繋がる排気通路を乾燥室の底板に溶接
した溝形鋼板によって形成したことを特徴とする食器乾
燥庫を備えた厨房家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060722U JP2605085Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 食器乾燥庫を備えた厨房家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060722U JP2605085Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 食器乾燥庫を備えた厨房家具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727460U JPH0727460U (ja) | 1995-05-23 |
JP2605085Y2 true JP2605085Y2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=13150462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060722U Expired - Lifetime JP2605085Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 食器乾燥庫を備えた厨房家具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605085Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4350703B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2009-10-21 | 三菱電機株式会社 | キッチンキャビネット |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP1993060722U patent/JP2605085Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727460U (ja) | 1995-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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