JP2605062B2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP2605062B2 JP62277060A JP27706087A JP2605062B2 JP 2605062 B2 JP2605062 B2 JP 2605062B2 JP 62277060 A JP62277060 A JP 62277060A JP 27706087 A JP27706087 A JP 27706087A JP 2605062 B2 JP2605062 B2 JP 2605062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、モータにて試験片を負荷する材料試験機に
関する。
B.従来の技術 第4図の従来の材料試験機を示す。この材料試験機30
は、テーブル31上に立設された一対のねじ棹32と、ねじ
棹32に螺合されたクロスヘッド33と、ねじ棹32を回転駆
動するサーボモータ11とを有し、クロスヘッド33にはロ
ードセル12を介してつかみ具34が、テーブル31には下つ
かみ具35が設けられている。モータ11の回転は、変速機
36を介して一対のねじ棹32に伝達され、ねじ棹32の回転
によりクロスヘッド33が昇降して試験片37が負荷され
る。変速機36は、減速機361と、2つの電磁クラッチ36
2,363とを有し、電磁クラッチ362を継なぎ電磁クラッチ
363を切るとモータ11の回転がそのまま出力され、電磁
クラッチ362を切り電磁クラッチ363を継なぐとモータ11
の回転が減速されて出力される。38は駆動歯車列であ
る。
例えば、モータ11の速度範囲を2〜2000rpmとし、減
速機361の減速比を1/100とすれば、モータ速度範囲は0.
02〜2000rpmとなる。
すなわち、一般の材料試験機では、負荷速度が500〜
0.5mm/min程度であり、電磁クラッチ363を切り電磁クラ
ッチ362を継ないでモータ11の回転数を制御することに
よりこの負荷速度範囲を達成している。また、0.5mm/mi
n以下の負荷速度が必要な場合には、電磁クラッチ362を
切り電磁クラッチ363を継ないでモータ11の回転数を1/1
00に減速している。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のモータ制御装置においては機械
式の変速機36が不可欠で、構成が複雑であり、かつ変速
機36からギア音、振動が発生するという問題があった。
本発明の目的は、機械的な減速機を用いることなくモ
ータの駆動制御のみにより広範囲な負荷速度が得られる
材料試験機を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 本発明は、試験片を負荷するためのモータと、モータ
回転速度を検出する検出手段と、目標モータ速度と検出
された速度との偏差に基づいてモータ駆動信号をモータ
へ供給するモータ駆動回路と、試験片の負荷荷重を検出
する荷重検出器とを備え、低速度運転時にはモータの出
力軸を間欠回転せしめ、この間欠回転時には試験片の負
荷速度が円滑に変化するように、材料試験機の剛性、材
料試験機運転部の慣性力を設定するとともに、間欠運転
時に最大となる単位回転角あたりの負荷荷重の変動が前
記荷重検出器の分解能よりも小さくなるように、前記荷
重検出器の分解能、前記モータの分解能を設定したこと
を特徴とする材料試験機である。
E.作用 低速度運転時にモータの出力軸が間欠回転するが、材
料試験機の剛性、運転部の慣性用の設定により、試験片
の負荷速度が円滑に変化する。また、間欠回転時におけ
る最大の単位回転角あたりの負荷荷重の変動が、荷重検
出器の分解能よりも小さいから、荷重検出器によって検
出される試験片の変位−荷重特性図には、モータの回転
分解能に起因する段階状の変化が現れない。
F.実施例 第1図(a),(b)は、本発明に係る材料試験機の
概略構成図であり、第4図と同様の箇所には同一の符号
を付して説明する。モータ制御部10で制御されるモータ
1の回転は駆動歯車列38を介してねじ棹32に伝達され
る。モータ1にはエンコーダ2が設けられ、このエンコ
ーダ2からモータ回転数に対応した周波数のパルス信号
がモータ制御部10に入力される。また、試験片37の伸び
は伸び計15で検出される。
第1図(b)はモータ制御部10を示し、位置コントロ
ーラ3には、負荷速度設定部4から目標負荷速度及び目
標位置に応じたパルス信号と、エンコーダ2から送給さ
れる実際のモータ回転数に相応したパルス信号が入力さ
れ、これら2つのパルス信号の回転数偏差が、単位時間
当たりの偏差、即ち周波数偏差に相応する電圧値に変換
されて出力される。F/Vコンバータ5は、エンコーダ2
のパルス信号をその周波数に相応した電圧値に変換し、
速度フィードバック信号として偏差器6に入力する。こ
の偏差器6には位置コントローラ3から出力された電圧
信号も入力されており、両入力信号の偏差をとり、モー
タ制御信号として次段のPWMモータ駆動回路7に入力さ
れる。
PWMモータ駆動回路7は、偏差器71と、コンパレータ7
2と、スイッチングトランジスタ73と、変流器74と、整
流器(全波整流器)75と、交流電源76とから成り、変流
器74の検出信号を偏差器71にフィードバックすることに
よりPWM制御が行なわれる。なお、変流器74は、モータ
1に供給される所定のデューティ比のモータ駆動パルス
信号の平均電圧を取り出すものである。
例えば、負荷速度として0.05〜1000mm/minを設定する
と、その速度比は1:20000となる。今、0.1〜1000mm/min
の高速運転時ではPWM制御によりモータ1の出力軸が連
続回転するようにし、0.05〜0.1mm/minの低速度運転時
では、モータ1の出力軸が設定された速度に相応した回
転角づつ間欠回転するように各機器の仕様を設定する。
そして、このモータ間欠回転時においても試験片の負荷
速度が滑らかに変動するように、材料試験機の剛性,各
運動部の慣性力などを適切に定める。
第2図は記録部のブロック図であり、試験片に負荷さ
れる荷重を検出するロードセル12の検出信号はアンプ13
を介してレコーダ14の縦軸駆動端子に入力される。試験
片の伸びを検出する伸び計15の検出信号はアンプ16を介
してレコーダ14の横軸駆動端子に入力される。
第3図は、横軸をモータ回転角、縦軸を荷重としたグ
ラフであり、実線は、第1図(a)に示した材料試験機
のロードセル下端を固定してモータ1をある角度づつ回
転させたときのロードセル12の出力特性を示している。
1点鎖線は、つかみ具まで含めた場合の同様の特性であ
る。
第3図から、ロードセル12の分解能が荷重aであると
き、無負荷状態のロードセル12が荷重aを出力するだけ
材料試験機を変形させるためには、モータ1を回転角b
だけ回転すればよいことがわかる。今、モータ1の回転
分解能がbより大きい回転角cとすると、モータ1を回
転角cづつ回転するとき、ロードセル12が2aづつ増加す
ることがあり、記録計13の荷重−伸び線図がステップ状
となることがある。
したがって本発明では、材料試験機の剛性、ロードセ
ル12の分解能、モータ1の分解能を次のように設定す
る。
第3図に示すとおり、ロードセル12の分解能をaと
し、材料試験機の剛性が1点鎖線で示されるものとする
場合、モータ1の回転分解能がbよりも小さいdとなる
ように設定する。これにより、モータ1が回転角dだけ
回転しても実際に試験片に働く荷重がロードセル12の分
解能以下であるから、モータ1の出力軸が間欠に駆動さ
れても記録計の表示はステップ状に変化することがな
く、スムースな測定が可能となる。
このような実施例の動作を説明する。
速度設定部4において所望の負荷速度及び変位を設定
すると、モータ1の出力軸が連続回転するようなパルス
信号が駆動回路7からモータ1に供給される。モータ1
の回転速度及び回転数はエンコーダ2で検出され、回転
数に比例したパルス信号が位置コントローラ3に入力さ
れる。位置コントローラ3には、速度設定部4から負荷
速度及び変位に応じたパルス信号も供給され、両入力パ
ルス数の単位時間当たりの差、即ち周波数偏差に相応し
た電圧信号を偏差器6に送る。エンコーダ2からのパル
ス信号はF/Vコンバータ5で電圧値に変換され偏差器6
に入力される。偏差器6は、両入力の偏差をとり、PWM
モータ駆動回路7に偏差に相応した信号を入力する。PW
Mモータ駆動回路7は周知の回路であり、入力電圧信号
の大小に応じたデューティ比のモータ駆動パルス信号を
モータ1に供給する。モータ1はこのモータ駆動信号に
より回転駆動される。
上述したように、低速度運転時にモータ1の出力軸は
間欠回転するが、材料試験機の剛性や運動部の慣性力を
適切に定めているから試験片の負荷速度は滑らかに変動
する。
また、間欠回転時の最大単位回転角に伴い変動する荷
重がロードセル12の分解能よりも小さくなるようにして
いるから、記録計14においてステップ状ではなく連続し
た伸び−荷重特性図が得られる。
なお、本実施例ではPWM制御を行っているから、高速
運転時にもモータ1はモータ駆動パルス信号が供給され
るが、モータ自身の回転部の慣性力によって、その出力
軸は間欠回転せず滑めらかに連続回転する。
また、高低速用の2種類のモータ駆動回路を設け、高
速時はPWN制御をせずに電圧制御によりモータ1を回転
駆動し、低速時にのみモータ1をパルス駆動するように
切換制御してもよい。
G.発明の効果 本発明の材料試験機によれば、低速度運転時にモータ
の出力軸が間欠回転するが、材料試験機の剛性、運転部
の慣性力の設定により、滑らかに試験片の負荷をかける
ことができる。また、間欠回転時における最大の単位回
転角あたりの負荷荷重の変動が、荷重検出器の分解能よ
りも小さいので、試験片の変位−荷重特性図には、モー
タの回転分解能に起因する段階状の変化が現れず、円滑
な測定を行うことができる。従って、モータの駆動制御
のみで広範囲な負荷速度が得られ、機械的な減速機が省
略された簡素で静粛な材料試験機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を説明するもので、
第1図(a)が材料試験機の正面図、第1図(b)がそ
のモータ制御部のブロック図、第2図がロードセル,伸
び計,記録計の結線図、第3図がモータ回転角と荷重と
の関係を示すグラフである。 第4図が従来の材料試験機を示す正面図である。 1:モータ、2:エンコーダ 3:位置コントローラ、4:速度設定部 7:PWMモータ駆動回路 30:材料試験機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験片を負荷するためのモータと、モータ
    回転速度を検出する検出手段と、目標モータ速度と検出
    された速度との偏差に基づいてモータ駆動信号をモータ
    へ供給するモータ駆動回路と、試験片の負荷荷重を検出
    する荷重検出器とを備え、低速度運転時にはモータの出
    力軸を間欠回転せしめ、この間欠回転時に試験片の負荷
    速度が円滑に変化するように、材料試験機の剛性、材料
    試験機運転部の慣性力を設定するとともに、間欠運転時
    に最大となる単位回転角あたりの負荷荷重の変動が前記
    荷重検出器の分解能よりも小さくなるように、前記荷重
    検出器の分解能、前記モータの分解能を設定したことを
    特徴とする材料試験機。
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