JP2604852B2 - 超音波駆動装置 - Google Patents

超音波駆動装置

Info

Publication number
JP2604852B2
JP2604852B2 JP1120958A JP12095889A JP2604852B2 JP 2604852 B2 JP2604852 B2 JP 2604852B2 JP 1120958 A JP1120958 A JP 1120958A JP 12095889 A JP12095889 A JP 12095889A JP 2604852 B2 JP2604852 B2 JP 2604852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
voltage
probe
amplification factor
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1120958A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02299646A (ja
Inventor
正一 五反田
友尚 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP1120958A priority Critical patent/JP2604852B2/ja
Priority to US07/513,230 priority patent/US5151085A/en
Publication of JPH02299646A publication Critical patent/JPH02299646A/ja
Priority to US07/895,839 priority patent/US5425704A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2604852B2 publication Critical patent/JP2604852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は超音波駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
超音波振動子を用いる装置は、従来種々のものが提案
されており、例えば特開昭63−212341号公報、同63−21
2342号公報に開示されているように、内視鏡に挿入して
体腔内に発生した血腫、腫瘍等の対象物をプローブを介
して超音波で破砕し、その破砕された対象物をプローブ
を経て吸引して体腔外に排出するようにした超音波吸引
装置が知られている。
このような超音波処置装置においては、超音波振動子
により駆動される工具の振幅が、対象物の音響インピー
ダンスによって変化せず、常に一定の値を保つようにす
ることが望ましい。このようなことから、従来の超音波
処置装置として、工具の振幅が超音波振動子に印加され
る電流量にほぼ比例することから、発振器の出力を増幅
率が可変の電圧制御増幅器(VCA)を介して超音波振動
子に供給してこれを駆動すると共に、その駆動電流を検
出し、それが常に一定となるように該駆動電流に基づい
てVCAの増幅率を制御するようにしたものが提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、VCAを用いて定電流回路を構成して
超音波振動子を駆動するようにすれば、構成を比較的簡
単にできると共に、比較的良好な定電流特性を得ること
ができる。しかしながら、上記のように単に駆動電流を
検出し、それに基づいて駆動電流が常に一定となるよう
にVCAの増幅率を制御する構成にあっては、電気的に安
定な動作を維持することが困難な場合がある。例えば、
上述した超音波吸引装置にあっては、プローブを切除部
位に押し付けた時に、切除対象の違いにより超音波振動
子の電気的特性が激しく変化してその駆動電流が極めて
小さくなり、これがため一定の振幅を得るためにその駆
動電流に基づいて作成されるVCAのコントロール電圧が
異常に高くなる。その結果、VCAの増幅率が異常に大き
くなって超音波振動子に印加する電圧が駆動回路や超音
波振動子の耐圧を越え、これによりこれらが破壊された
り、生体を危険に晒したり、あるいは損傷したりすると
いう問題が生じることになる。
この発明は、上述した従来の問題点に着目してなされ
たもので、駆動回路や超音波振動子を破壊したり、生体
を危険に晒したり損傷することなく、超音波振動子を常
に安定して安全に駆動できるよう適切に構成した超音波
駆動装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記目的を達成するため、この発明では、電圧制御増
幅器を介して超音波振動子を駆動すると共に、その駆動
電流に基づいて電圧制御増幅器の増幅率を制御するよう
にした超音波駆動装置において、前記駆動電流に基づい
て制御する前記電圧制御増幅器の増幅率の上限値を制限
する手段を設ける。
〔実施例〕
第1図はこの発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。発振器1の出力は、増幅率が可変の電圧制御増幅器
(VCA)2に供給して増幅し、その出力を電力増幅器3
で増幅して超音波振動子4に供給し、これにより超音波
振動子4を駆動してプローブ5を超音波振動させるよう
にする。この超音波振動子4に流れる電流は電流検出器
6で検出し、その出力をローパスフィルタ(LPF)7お
よび電圧制限器8を経てVCA2にコントロール電圧として
供給してその増幅率を制御するようにする。
第2図は第1図に示した超音波駆動装置の要部の具体
的な回路構成を示すものである。電力増幅器3は、該電
力増幅器3の出力およびVCA2の出力を入力とする差動増
幅器3−1と、該差動増幅器3−1の出力をそれぞれベ
ースに入力する2個のトランジスタ3−2,3−3とを有
するプッシュプル増幅器をもって構成し、その出力をイ
ンピーダンスマッチング用のトランス9を介して超音波
振動子4に供給するようにする。また、電流検出器6
は、変流器6−1およびその出力の絶対値を検出する差
動増幅器6−2を有し、この差動増幅器6−2の出力を
LPF7に供給する。
LPF7は、差動増幅器6−2の出力を非反転入力端子に
受ける差動増幅器7−1と、この差動増幅器7−1の出
力端子および反転入力端子間に並列に接続したコンデン
サ7−2および抵抗7−3と、反転入力端子に抵抗7−
4を介して接続した可変の基準電源7−5とを有し、こ
の基準電源7−5により超音波振動子4の駆動電流を所
望の値に設定するようにして、差動増幅器7−1の出力
を電圧制限器8に供給するようにする。
電圧制限器8はツェナーダイオード8−1を用いて構
成し、その設定電圧によりLPF7の出力の上限値すなわち
VCA2の増幅率の上限値を制限するようして、該LPF7の出
力をVCA2にコントロール電圧として供給するようにす
る。これにより、VCA2の増幅率を、ツェナーダイオード
8−1の設定電圧により設定された上限値以下の範囲
で、超音波振動子4の駆動電流がLPF7の基準電源7−5
で設定された値となるように制御するようにする。
このように構成すれば、例えば超音波吸引装置におい
て、プローブ5を切除部位に押し付けた時に、切除対象
の違いによる超音波振動子4の電気的特性の変化によ
り、その駆動電流が著しく低下してLPF7の出力が大きく
変化しても、VCA2のコントロール電圧は電圧制限器8に
よってその上限値が一定の値に制限されるので、VCA2の
増幅率が異常に大きくなることはない。したがって、駆
動回路系や超音波振動子4にそれらが破壊されるような
耐圧以上の電圧が印加されるのを有効に防止できると共
に、生体を危険に晒したり、あるいは損傷したりするの
も有効に防止でき、超音波振動子4を常に安定して安全
に駆動することができる。
第3図はこの発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。この実施例は、超音波振動子4に着脱自在に接続さ
れるプローブ5のインピーダンスを、プローブ種類検出
器11において超音波振動子4に供給される電圧および電
流に基づいて検出し、そのインピーダンスすなわちプロ
ーブ5の種類に応じて、電圧制限器切換手段12を介して
電圧制限器8によって制限するVCA2のコントロール電圧
の上限値すなわちVCA2の増幅率の上限値を変更するよう
にしたもので、その他の構成は第1実施例と同様であ
る。
このため、この実施例では第4図に示すように、電圧
制限器8をプローブ5の種類に対応する複数、この実施
例では3種類のプローブ5に対応するそれぞれ設定電圧
の異なる3個のツェナーダイオード8−2〜8−4を用
いて構成し、これらツェナーダイオード8−2〜8−4
をプローブ種類検出器11で検出したプローブ5の種類に
応じて、電圧制限器切換手段12を構成するスイッチ12−
1〜12−3を介して選択するようにする。
このように構成すれば、着脱自在に接続される各種プ
ローブ5を、それぞれ最適な振幅で駆動することができ
る。
次に、この発明に係る超音波駆動装置が適用される超
音波吸引装置を内視鏡に組み合わせて利用した例につい
て第5図を参照して説明する。
超音波吸引装置21の基本側本体22には、超音波振動子
23を介してホーン24が設けられ、このホーン24に超音波
振動伝達部材としてのパイプ状のプローブ25が着脱自在
に連結されている。プローブ25の内路は吸引路26として
作用し、この吸引路26はホーン24および超音波振動子23
を通して形成された吸引路(図示せず)、本体22に設け
られた口金27および吸引チューブ28を介して図示しない
吸引器に接続されるようになっている。
上記のプローブ25は、内視鏡装置を構成するシース29
に挿入されると共に、このシース29には光学視管30も挿
入される。シース29の基部には、ハンドル部31とスライ
ダ32とが設けられ、スライダ32に上記のプローブ25が固
定されるようになっている。スライダ32はばね33によっ
てハンドル部31から離間する方向に附勢され、このばね
33の附勢力に抗してスライダ32をハンドル部31側にスラ
イドさせることにより、プローブ25の先端をシース29の
先端開口から突出させて体腔内の対象組織に当接し得る
ようになっている。
したがって、この超音波吸引装置21によれば、対象組
織を内視鏡で観察し、該対象組織にプローブ25を当接さ
せて超音波振動子23を駆動することにより、対象組織を
超音波で破砕し、その破砕された対象物を吸引して体腔
外に排出することができる。
なお、この発明は上述した超音波吸引装置に限らず、
超音波メスや超音波加工装置等の種々の超音波装置にお
ける駆動装置に有効に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、超音波振動子の駆
動電流に基づいて制御する電圧制御増幅器の増幅率の上
限値を制限する手段を設けたので、超音波振動子の電気
的特性が激しく変化して電圧制御増幅器の増幅率を制御
する信号が異常に大きくなっても、増幅率の上限値が一
定の値に制限されるので超音波振動子に印加される電圧
が異常に高くなることはない。したがって、駆動回路系
や超音波振動子に耐圧以上の電圧が印加されてこれらが
破壊されるのを有効に防止できると共に、対象物を損傷
したり、また医療用超音波装置においては生体を危険に
晒すことなく、超音波振動子を常に安定して安全に駆動
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示すブロック図、 第2図はその要部の具体的な回路構成を示す図、 第3図はこの発明の第2実施例を示すブロック図、 第4図は第3図に示す電圧制限器および電圧制限器切換
手段の構成を示す図、 第5図はこの発明に係る超音波駆動装置が適用される超
音波吸引装置を内視鏡に組み合わせて利用する場合の構
成を示す図である。 1……発振器、2……電圧制御増幅器(VCA) 3……電力増幅器、4……超音波振動子 5……プローブ、6……電流検出器 7……ローパスフィルタ(LPF) 8……電圧制限器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧制御増幅器を介して超音波振動子を駆
    動すると共に、その駆動電流に基づいて電圧制御増幅器
    の増幅率を制御するようにした超音波駆動装置におい
    て、 前記駆動電流に基づいて制御する前記電圧制御増幅器の
    増幅率の上限値を制限する手段を設けたことを特徴とす
    る超音波駆動装置。
JP1120958A 1989-04-28 1989-05-15 超音波駆動装置 Expired - Fee Related JP2604852B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1120958A JP2604852B2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 超音波駆動装置
US07/513,230 US5151085A (en) 1989-04-28 1990-04-23 Apparatus for generating ultrasonic oscillation
US07/895,839 US5425704A (en) 1989-04-28 1992-06-09 Apparatus for generating ultrasonic oscillation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1120958A JP2604852B2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 超音波駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02299646A JPH02299646A (ja) 1990-12-11
JP2604852B2 true JP2604852B2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=14799202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1120958A Expired - Fee Related JP2604852B2 (ja) 1989-04-28 1989-05-15 超音波駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604852B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016137456A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 Necネットワーク・センサ株式会社 圧電素子駆動装置及び圧電素子駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02299646A (ja) 1990-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4384271B2 (ja) 超音波手術装置
EP1495727B1 (en) Ultrasonic surgical system and probe
US6019775A (en) Ultrasonic operation apparatus having a common apparatus body usable for different handpieces
US4587958A (en) Ultrasonic surgical device
JP2506563B2 (ja) 電気外科手術装置
US5013312A (en) Bipolar scalpel for harvesting internal mammary artery
JP2008212679A (ja) 手術用処置装置
US6780165B2 (en) Micro-burst ultrasonic power delivery
US20090287205A1 (en) Systems and methods for preventing tissue popping caused by bubble expansion during tissue ablation
US9022935B2 (en) Ultrasound surgery system
CN103826561A (zh) 手术系统
EP2977114A2 (en) Electrosurgical ultrasonic vessel sealing and dissecting system
JP3696034B2 (ja) 超音波駆動装置及び超音波手術装置
JP2604852B2 (ja) 超音波駆動装置
JP3209545B2 (ja) 超音波駆動装置
JP2799196B2 (ja) 超音波処置装置
JP3486469B2 (ja) 圧電振動子の駆動装置
JP2594338B2 (ja) 超音波吸引装置
JP3699825B2 (ja) 超音波手術装置
JPS6155384B2 (ja)
EP0498341B1 (en) Contact detecting and signaling device
JPH11299801A (ja) 手術システム
JPH07110278B2 (ja) 超音波手術装置
JPH05170Y2 (ja)
CA1203562A (en) Ultrasonic oscillator device for surgical operations

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees