JP2604845Y2 - 水抜き可能な逆止弁付止水栓 - Google Patents

水抜き可能な逆止弁付止水栓

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JP2604845Y2
JP2604845Y2 JP1992013196U JP1319692U JP2604845Y2 JP 2604845 Y2 JP2604845 Y2 JP 2604845Y2 JP 1992013196 U JP1992013196 U JP 1992013196U JP 1319692 U JP1319692 U JP 1319692U JP 2604845 Y2 JP2604845 Y2 JP 2604845Y2
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由男 橋岡
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Tabuchi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は水道配管など、主とし
て地中に埋設されるメーターボックス内に設置される止
水栓であって、閉栓により二次側に残留する水液を自動
的に排出し得るようにした水抜き可能な逆止弁付止水栓
の改良構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から止水栓の閉栓後、二次側に残留
する水液を抜きとることによって不凍効果を得るように
した逆止弁内装型の止水栓は幾つかの構造のものが知ら
れているが、中でも一般的なものは、図4に例示したよ
うに栓筐(イ)の一次側(ロ)と二次側(ハ)との間に
横方向から貫入するスピンドル(ニ)によって開閉可能
なボール弁体(ホ)を備え、該ボール弁体(ホ)の上方
で、且つ二次側(ハ)に位置して逆止弁(ヘ)を内蔵し
た止水栓において、二次側(ハ)とスピンドル(ニ)と
の間にバイパス(ト)を貫設するとともに、スピンドル
(ニ)と栓筺外部との間に連通孔(チ)を設け、該連通
孔(チ)に通路(リ)を有する排水シート(ヌ)と、逆
止ボール弁(ル)および排水路(ヲ)を備えた排水シー
ト抑え(ワ)とからなる水抜き機構を設けた上、前記ボ
ール弁体(ホ)を閉止した時に前記バイパス(ト)と前
記水抜き機構との間が連通する通路(カ)をスピンドル
(ニ)の膨球部(ヨ)に設けるという構成であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記図4に示した従来
技術に係る不凍機構を備えた逆止弁付止水栓の構成は、
その逆止弁(ヘ)を球体(ボール)の重量による落下方
式としたものであったから、逆止弁(ヘ)をボール弁体
(ホ)の直上に位置させなければならず、勢いボール弁
体(ホ)の開閉を操作するスピンドル(ニ)は栓筐
(イ)の横方向に突出させざるを得なかった。従って多
くの場合、地中に埋設され、狭隘なメーターボックス内
に設置されるこの種の止水栓としては、開閉操作等の取
り扱いに不便であるという共通的な課題があった。
【0004】又、上述したようにスピンドル(ニ)が栓
筐(イ)の横方向から貫入する構造であると、通常栓筐
(イ)の可及的上部に設ける必要のある排水路(ヲ)を
充分高い位置に設けるためには、上記排水シート(ヌ)
及び排水シート抑え(ワ)を長大なものにしなければな
らず、いきおい栓筐(イ)の大型化と水抜き機構部の複
雑化が避けられなかった。
【0005】反面、上記排水路(ヲ)の開設位置が低い
場合には、外部水の栓筐内への侵入を防止する必要上、
上記水抜き機構にも別途逆止ボール弁(ル)等の装備を
余儀なくされるなど、水抜き機構部の一層の複雑化と多
部材化を招くという問題があった。
【0006】更に又、図4に見られるバイパス(ト)と
スピンドル(ニ)の膨球部(ヨ)とを水密に支持する排
水シート(ヌ)との位置関係では、開栓(通水)時にお
いてバイパス(ト)を介してスピンドル(ニ)の膨球部
表面に作用する二次側の流体圧が、常時上記排水シート
(ヌ)をスピンドル(ニ)の表面から開離させる方向に
働くためにOリング(タ)および(タ’)が必須とな
り、その損傷による二次側の漏水事故が発生し易くなる
という課題もみられたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】叙述の実情に鑑み本考案
は、上記従来公知の不凍機構を備えた逆止弁付止水栓が
有する技術的課題を克服することを目的としたものであ
って、栓筐内に設けられた流体通路を開閉なボール弁体
と、二次側に逆止弁を備え、二次側でバイパスを介して
水抜き機構部と連通するようにした止水栓において、上
記逆止弁はスプリングの付勢下で作動する構造とする一
方、上記スピンドルの中間部に形成された膨球部に入口
を有し、スピンドルの上端部に近く出口を開口した中孔
を貫設し、上記入口をバイパスに臨むように位置せしめ
ると同時に、該部に入口と連通可能な透孔を備えた排水
シートを介して上記膨球面に密着させるという手段を用
いたものである。
【0008】
【作用】本考案は上述したような構成としたので、水抜
き機構部の構造が単純となり、止水栓全体が小型化でき
るという独特の作用を有すると共に、上記水抜き機構部
はスピンドル3の膨球部に接して排水シートを設けたこ
とによって、開栓中における二次側の水圧が排水シート
を常にスピンドル方向に押圧するので、この部分からの
漏水が殆ど発生しない他、逆止弁としてスプリング付勢
のものを採用したことでハンドルを常に栓筐の上方に位
置させ得るため、従来のこの種逆止弁付止水栓に比べて
ハンドル操作の容易性が大幅に向上し、更に栓筐内への
外部水の侵入機会も軽減されるから、補助的な逆止弁も
省略し得る等々、格別の作用を有するものである。
【0009】
【実施例】以下、本考案の構成を図面に示す一つの実施
例に従って更に詳述すると、1は流入口(A)と流出口
(B)を有する栓筐、2はボール型の弁体、3は弁体回
転用のスピンドルであって、中間部を緩い膨球部3aと
し、該膨球部表面の一箇所に入口4aと上端部に近い側
周の1〜複数箇所に出口4bを設け、この両口4a・4
b間を中孔4によって連通したものである。
【0010】又5は流出口(B)側、即ち二次側から上
記スピンドル3の膨球部3aに通じるバイパス、6は該
バイパスと膨球部3aとの間に設けられた排水シート
で、その中心部に貫設された透孔6aがスピンドル3の
回転によって膨球部の入口4aに連通自在としてもので
ある。この場合、スピンドル3の回転によって変移する
上記ボール型の弁体2とスピンドルの膨球部3aの入口
4aとの位置的関係は、該弁体2の閉栓状態においての
み入口4aが排水シートの透孔6aを介してバイパス5
側と連通するように構成されるのである。
【0011】尚、図中7はスプリング付勢型の逆止弁、
8はスピンドル3の上端に取付られたハンドル、8’は
上記ハンドルの下部に一体に連成されたキャップ部を示
し、上記スピンドル3の中孔4末端の出口4bから排出
される水液を栓筐外に誘導する空隙9を備えて栓筐1に
外嵌されており、更に10は二次側配管接続用のナッ
ト、11は栓筐内の各所に設けられたOリングを示す。
【0012】次に上記構成の本案水抜き可能な逆止弁付
止水栓の使用の実際について述べると、図1に示した開
栓状態においては、内部流体は流入口(A)側から弁体
2を経て流出口(B)に流動する。この際流体はバイパ
ス5にも流入するが、スピンドル3の入口4aは弁体2
の開栓量、即ちスピンドル3の回転角度に応じて排水シ
ートの透孔6aから位置がずれるので、上記バイパス5
とスピンドルの中孔4とは互いに絶縁された状態とな
り、この部分の流体は中孔4側には流入することはな
い。
【0013】一方、ハンドル操作によってスピンドル3
を閉栓方向に回転すると、その膨球部3aの入口4aは
次第に排水シートの透孔6aに近づき、弁体2が完全に
閉栓状態になった時点で、上記入口4aと透孔6aとが
連通するので、栓筐1の二次側、即ちバイパス5などに
充満した水液はスピンドル3の中孔4から出口4bを経
てキャップ8に設けられた空隙9より、栓筐1の外部に
確実に排出されるのである。
【0014】
【考案の効果】以上詳述したとおり、本案水抜き可能な
逆止弁付止水栓は、閉栓による二次側の残留水液が自動
的に外部に排出できるので寒冷地における凍結事故が確
実に防止できるという本来的な目的は完全に達せられる
他、本案逆止弁付止水栓の構造的特徴としては、二次側
にスプリング付勢型の逆止弁を設けたものであるから、
従来の重量落下型のボール逆止弁とは異なり、逆止弁を
ボール弁体の上方ではなく横方向に配置することが可能
となり、従ってハンドルを常に上向きに設置することが
できることと、スピンドルの内部に中孔を貫設して排水
通路としたこととによって残留水を栓筐の充分高い位置
から排出することが可能になり、従来のこの種逆止弁付
止水栓のように排水通路への外部水の流入を防止するた
めの逆止機構などを設ける必要もない。
【0015】更に又、本案品は在来品に比べて内部の水
抜き機構の構造自体が簡単で構成部材数も大幅に減少
し、栓筐の小型化が可能となったから、特に狭隘なメー
ターボックス内などにおける設置作業や弁の開閉操作が
容易に行えるという多くの優れた実用的効果が得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案逆止弁付止水栓の中心部縦断面図、
【図2】本案逆止弁付止水栓の左側面図、
【図3】図2に示したX−X線断面図、
【図4】従来の不凍機能を備えた逆止弁付止水栓の要部
を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 栓筐 2 ボール型の弁体 3 スピンドル 4 中孔 5 バイパス 6 排水シート 7 スプリング付勢型の逆止弁 8 ハンドル 9 空隙 10 接続用のナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓筐内に設けられ、スピンドルを介して栓
    筐外から流体通路を開閉可能としたボール弁体と、流入
    口の二次側に逆止弁を内装して上記スピンドルとの間を
    バイパスによって連通するようにした水抜き機構を有す
    る止水栓において、上記逆止弁はスプリングの付勢下で
    作動する構造とする一方、上記スピンドルの中間部に形
    成された膨球部に入口を有し、スピンドルの上端部に近
    く出口を開口する中孔を貫設し、上記入口をバイパスに
    臨むように位置せしめると同時に、該部に入口と連通可
    能な透孔を備えた排水シートを設け、スピンドルの膨球
    面と密着するようにしたことを特徴とする水抜き可能な
    逆止弁付止水栓。
JP1992013196U 1992-02-07 1992-02-07 水抜き可能な逆止弁付止水栓 Expired - Lifetime JP2604845Y2 (ja)

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