JP2604711B2 - 画像変換装置 - Google Patents

画像変換装置

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JP2604711B2
JP2604711B2 JP60204038A JP20403885A JP2604711B2 JP 2604711 B2 JP2604711 B2 JP 2604711B2 JP 60204038 A JP60204038 A JP 60204038A JP 20403885 A JP20403885 A JP 20403885A JP 2604711 B2 JP2604711 B2 JP 2604711B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第8図) D発明が解決しようとする問題点(第9図) E問題点を解決するための手段(第1図、第9図) F作用(第1図、第9図) G実施例 (G1)画像変換の原理(第1図〜第3図) (G2)第1実施例(第4図、第5図) (G2)第2実施例(第6図、第7図) (G3)その他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は画像変換装置に関し、特に2次元平面上に表
された入力画像に、幾何学的変換を施すことにより入力
画像を任意の3次元的曲面に張り付けた後、これを2次
元平面に透視したと同様の変換画像を得ようとするもの
である。
B発明の概要 本発明は、入力画像の微小ブロツク領域の画像データ
を出力画像の微小平行四辺形領域に割り当てるようにし
た画像変換装置において、微小平行四辺形領域の画素領
域を入力画像上に逆変換して形成されたウインド領域に
ついて各画素の画像データを重付け演算することにより
微小ブロツク領域の代表点における画像データを得るよ
うにすることにより、ウインド領域に含まれる各画素の
画像データを失うことなく出力画像に変換できるように
する。
C従来の技術 この種の画像変換装置は、放送用特殊効果装置や、ア
ニメーシヨン作成装置などに用いられており、従来、例
えば特開昭58−19975号公報及び特開昭60−59474号公報
に開示されているように、入力画像の微小ブロツク領域
を変換画像の微小平行四辺形領域に変換する方法が提案
されている。
この変換方法は、第8図(A)に示すように、入力画
像IMINを所定の大きさの微小ブロツク領域ER1に分割
し、当該微小ブロツク領域ER1に含まれている画素のう
ちの代表点(所定の領域内の画素のうち中心付近の画素
位置を代表点と呼ぶ)について、第8図(B)に示す出
力画像IMOUT上の変換位置を求め、この変換された代表
点と、その周りの代表点との位置関係から微小ブロツク
領域ER1に対応する微小平行四辺形領域ER2を形成し、当
該微小平行四辺形領域ER2に含まれるべき画素を補間演
算によつて求める。
この画像変換方法は、入力画像IMINを出力画像IMOUT
に変換する際に用いられる演算式が1次式で近似計算で
きる(すなわち線形近似できる)ことにより、データの
演算処理量を格段的に軽減でき、これにより、実用上リ
アルタイムで画像変換をなし得る(1/30秒以下の時間で
1フレーム分の画像データを処理し得る)利点がある。
D発明が解決しようとする問題点 ところが、この方法によると、入力画像IMINの微小ブ
ロツク領域ER1を出力画像IMOUT上の微小平行四辺形領域
ER2に変換する際に、極端に微小変形された部分におい
ては、入力画像IMINの対応する微小ブロツク領域ER1に
含まれる各画素の画像情報をそのまま出力画像IMOUT
に変換しようとすれば、大規模な演算回路を設ける必要
がある。
例えば第9図(B)に示すように、微小平行四辺形領
域ER2が極端に細い平行四辺形になつた場合を考える。
この場合代表点P2についての画素領域PIX2(この画素は
出力画像IMOUT上の画素を形成し、長方形でなる)は、
これを入力画像IMIN(第9図(A))上に逆変換したと
すれば、入力画像IMINにおいて、代表点P2に対応する代
表点P1を含む細長い平行四辺形をもつ画素領域PIX1に変
換し得、当該画素領域PIX1には、代表点P1の画素以外
に、その周りの画素をも含んでいる。
従つて画素領域PIX1の画像情報を出力画像IMOUT上の
代表点P2の画像情報として変換しようとする場合、画素
領域PIX1についての画像情報を代表点P1の画像情報とし
て求め、この画像情報を出力画像IMOUT上の代表点P2の
画像情報として用いるような変換を実行すればよいと考
えられる。
その1つの方法として代表点P1の画素をもつている画
像データをそのまま代表点P2に割当てることが考えられ
る。このようにすれば、画素領域PIX1に含まれる他の画
素の画像データを出力画像IMOUT上の画素領域PIX2に変
換することができなくなり、この分画質の劣化が生ずる
ことを避け得ない。
これを防ぐ方法として従来、画素領域PIX1が重複する
画素のデータに重み付けて加算した値を代表点P1の画像
データとして代表点P2に変換する方法が考えられてい
る。この場合各画素に対する重付け係数として、入力画
像IMINの各画素領域と、逆変換画素領域PIX1との重複面
積の比率に対応した値に選定する方法が提案されてい
る。この方法によれば、代表点P1の画像情報として逆変
換画素領域PIX1に含まれているすべての画素の画像情報
を逆変換画素領域PIX1に対する影響度に応じて代表点P1
の画素データに含ませることができることにより、理論
上高度な画質の画像情報を出力画像IMOUTの代表点P2上
に変換することができると考えられる。
ところがこのようにすると、逆変換した画像領域PIX1
に基づいて各画素の重付け係数を演算して代表点P1の画
像データを得るまでの演算回路が大規模になることを避
け得ず、簡易な構成の画像変換装置を実現することが困
難な問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、入力画
像IMIN上に逆変換した画素領域PIX1の代表点P1の画像情
報を、できるだけ簡易な構成の2次元フイルタを用いる
ことによつて求めることができるようにした画像変換装
置を得ようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するための本発明においては、入
力画像IMINに幾何学的画像変換処理を施して出力画像IM
OUTを生成するようになされた画像変換装置において、
出力画像IMOUTを複数の微小平行四辺形領域ER2に分割
し、微小平行四辺形領域ER2に対応する逆変換画素領域P
IX1を入力画像IMIN上に設定し、逆変換画素領域PIX1を
入力画像IMINのX軸及びY軸に投影することによつて、
X軸及びY軸への投影長を示すデータを生成する第1の
画像変換回路4と、第1の画像変換回路4において生成
された投影長を示すデータに基づいて、入力画像を、横
及び縦の長さがそれぞれX軸及びY軸への投影に等しい
ウインド領域に分割し、該ウインド領域内の画素データ
に対して、水平方向及び垂直方向にフイルタリング処理
をすることにより、矩形領域の中心付近の画素位置にお
ける画素データを生成する2次元フイルタ1と、2次元
フイルタ1において生成された中心付近の画素位置にお
ける画素データと、第1の画像変換回路からの変換デー
タとを用いて処理をすることにより、出力画像IMOUT
微小平行四辺形領域ER2内の各画素位置の画素データを
生成する第2の画像変換回路5とを具え、出力画像IM
OUTを第2の画像変換回路5から出力するようにする。
F作用 出力画像IMOUT上の微小平行四辺形領域ER2の画素領域
PIX2を入力画像IMIN上に逆変換して逆変換画素領域PIX1
を形成し、この逆変換画素領域PIX1を含むウインド領域
WINDを形成する。
このウインド領域WINDに含まれている各画素の画像デ
ータは水平方向及び垂直方向について重付け演算されて
第1の代表点(すなわち中心付近の画素位置)P1におけ
る画像データを演算により求め当該画像データを出力画
像IMOUT上の代表点(すなわち中心付近の画素位置)P2
に割り当てるようにする。
かくすることにより、入力画像IMINから出力画像IM
OUTへの変換をする際の縮小率が大きい画像部分につい
て、画質の劣化を有効に回避し得る画像変換装置を得る
ことができる。
G実施例 以下図面について本発明の一実施例を詳述する。
(G1)画像変換の原理 本発明は次のような原理に基づいて、入力画像IMIN
の逆変換画素領域PIX1をフイルタリングすることによつ
て代表点P1の画像情報を得る。
まず第9図(A)において逆変換画素領域PIX1のx方
向の長さWx及びy方向の長さWyを求め、入力画像IMIN
うち当該逆変換画素領域PIX1の部分では、水平方向に1/
Wxに縮小し、かつ垂直方向に1/Wyに縮小した画像情報を
代表点P1の画像情報として出力画像IMOUT上の代表点P2
に割当てる。
ここで逆変換画素領域PIX1のx軸方向の長さは、逆変
換画素領域PIX1をx軸上に投影した投影長さを意味し、
またy軸方向の長さWyは逆変換画素領域PIX1をy軸上に
投影した投影長さを意味する。かくして入力画像IMIN
にx軸方向にWxの長さをもちかつy軸方向にWyの長さを
もつ長方形の画素領域(これをウインドと呼ぶ)WINDを
変換対象領域として選定したことになる。
今ウインド領域WINDとして水平方向及び垂直方向の長
さをそれぞれWx=3画素長さ及びWy=3画素長に選定し
た場合を考えると、ウインド領域WINDは、第1図に示す
ように、代表点P1を中心として9つの画素領域を有す
る。これら9つの画素領域の画素の画像データVD(−
1)(−1)〜VD11で表す。
これらの画像情報VD(−1)(−1)〜VD11のフイル
タリング処理は水平方向の処理ステツプと、垂直方向の
処理ステツプとに分けて実行する。
すなわち先ず、水平方向又は垂直方向のいずれか一
方、例えば水平方向について、代表点P1を通つて垂直方
向に延長する線上の点P1y-1、P1y0(=P1)、P1y+1(第
1図)をそれぞれ通る水平走査ライン上の画素がもつ画
素データを、次式に基づいて重付け演算をして、各点P1
y-1、P1y0、P1y+1の画像データVDy-1、VDy0、VDy+1を求
める。
VDy-1=a(-1)VD(−1)(−1) +a0VD0(−1)+a1VD1(−1) ……(1) VDy0=a(-1)VD(−1)0 +a0VD00+a1VD10 ……(2) VDy+1=a(-1)VD(−1)1 +a0VD01+a1VD11 ……(3) その結果第2図に示すように、ウインド領域WINDの9
つの画素の画像データを、代表点P1を通つて垂直方向に
配列されている点P1y-1、P1y0、P1y+1の画素データに変
換演算することができる。
この第1ステツプの演算結果に基づいて、次に垂直方
向について重付け演算を実行して、代表点P1がある点P1
y0の画像データVDP1を次式によつて求める。
VDP1=b(-1)VDy-1 +b0VDy0+b1VDy+1 ……(4) かくして第3図に示すように、ウインド領域WINDの9
つの画素がもつている画像データをそれぞれ重付けして
代表点P1が存在するP1y0に画素データVDP1として変換す
ることができる。
この画像データVDP1は、ウインド領域WINDに含まれて
いる全ての画素がもついる画像情報を所定の重付け係数
で重み付けした後、加算演算して求めたものであるの
で、ウインド領域WINDに含まれている画素の画像データ
を含んでいる。従つて重付け係数を微小ブロツク領域ER
1から微小平行四辺形領域ER2に変換する際の縮小率を考
慮して最適値に選定すれば、実用上十分に高い画質の変
換画像データを出力画像IMOUT上の微小平行四辺形領域E
R2上に形成することができる。
(G2)第1実施例 以上の原理に基づくフイルタリング動作をする2次元
フイルタ1を含んで画像変換装置2(第4図)が構成さ
れる。
第4図において、入力画像データVDINは2次元フイル
タ1に与えられ、その出力端に得られる代表点P1につい
ての画像データVDP1が入力用メモリ3に書き込まれる。
フイルタ1には、第1の画像変換回路4から水平圧縮率
データとして、逆変換画素領域PIX1に対応するウインド
領域WINDのx軸方向の長さのデータWxが供給されると共
に垂直圧縮率データとしてウインド領域WINDのy軸方向
の長さデータWyが供給される。
第1の画像変換回路4は、入力画像IMINの微小ブロツ
ク領域ER1の代表点P1を、出力画像IMOUTの微小平行四辺
形領域ER2の代表点P2へ変換する回路で、当該変換デー
タDATAを第2の画像変換回路5に供給する。第2の画像
変換回路5は出力画像IMOUT上に変換された代表点P2に
基づいて、微小平行四辺形領域ER2を変換演算すると共
に、当該微小平行四辺形領域ER2に含まれる画素の位置
を補間演算する。
実際上第1の画像変換回路4は、オペレータの入力デ
ータに基づいてソフトウエアのプログラム処理によつて
変換演算を実行し、これに対して第2の画像変換回路5
は専用ハードウエアによつて変換動作を実行するように
なされ、かくしてリアルタイムで変換演算を実行し得る
(演算時間が1フレーム当たり1/30秒以内で済む)よう
になされている。
第2の画像変換回路5の変換出力は、出力用メモリ6
に格納され、その出力が変換画像データVDOUTとして送
出される。
2次元フイルタ1は、第5図に示すように、第1段フ
イルタリング処理回路11とバツフアメモリ部12と第2段
フイルタリング処理回路13とを有する。
第1段フイルタリング処理回路11は、(1)式〜
(3)式について上述したフイルタリング演算処理を実
行する回路で、第1の画像変換回路4から供給される水
平圧縮率データとしてのx軸方向長さデータWxを重付け
係数発生回路21、22、23に供給する。重付け係数回路22
は、ウインド領域WINDの代表点P1を通る垂直方向の点P1
y-1、P1y0、P1y+1の画像データVD0(−1)、VD00、VD0
1(第1図)に対する重付け係数a0を発生重付け係数乗
算回路25に与える。また重付け係数発生回路21は代表点
P1を通る垂直方向の画素に対して1画素分だけ速いタイ
ミングの画素についての画像データVD(−1)(−
1)、VD(−1)0、VD(−1)1に対する重付け係数
a(-1)を発生して重付け係数乗算回路26に供給し、また
重付け係数発生回路23は代表点P1を通る垂直方向の画素
に対して1画素分だけ遅いタイミングの画素についての
重付け係数a1のデータを発生して重付け係数乗算回路27
に供給する。
一方入力画像データVDINが1画素ずつ縦続接続された
3段のラツチ回路31、32、33に供給され、各ラツチ回路
31、32、33の出力データがそれぞれ乗算回路26、25、27
において重付け係数a(-1)、a0、a1と乗算される。
かくして(1)式〜(3)式の第1項、第2項、第3
項によつて表されるデータが、それぞれ乗算回路26、2
5、27の出力端に得られ、乗算回路26及び25の出力が加
算回路34において加算された後、加算回路35において乗
算回路27の出力データと加算され、かくして加算回路35
の出力端に(1)式〜(3)式によつて表されるデータ
VDy-1、VDy0、VDy+1が送出される。
この加算回路35の出力端に得られる画像データV
Dy-1、VDy0、VDy+1は、順次隣り合う水平走査ラインの
対応する画素P1y-1、P1y0、P1y+1のタイミングでそれぞ
れ発生され、これが順次バツフアメモリ部12の4つのラ
インバツフアメモリにそれぞれ格納されて行く。
第1〜第4のラインバツフアメモリ41〜44は、順次隣
り合う1走査ライン分の画素データを巡回的に記憶して
行くように書込制御信号WD1〜WD4によつて書込制御され
る。例えば第1〜第3ラインバツフアメモリ41〜43を用
いて第1〜第3番目のラインの代表点P1についての画素
データを書き込んだ後、第4番目の走査ラインについて
の画素データを第4ラインバツフアメモリ44に書き込
み、以下同様にしてラインバツフアメモリ41、42、43、
44、41、42……の順序で巡回的に1走査ライン分の画素
データを順次書き込んで行くことにより、常に3走査ラ
イン分の画素データから読み出しながら、残る走査ライ
ン分の画素データを書き込んで行くことができるように
なされている。
バツフアメモリ部12のラインバツフアメモリ41〜44の
うちの3つのラインバツフアメモリの記憶内容は、各走
査ラインの先頭画素から順次1画素ずつ一斉に読み出さ
れてマルチプレクサ構成の選択回路51〜53に与えられ
る。選択回路51〜53は、それぞれ選択信号SL1〜SL3によ
つて、ウインド領域WIND(第2図)の3ライン分の重付
け変換データVDy-1、VDy0、VDy+1のデータを選択して乗
算回路54、55、56にそれぞれ与えられる。
これらの乗算回路54、55、56には、重み付係数発生回
路57、58、59において得られる重付け係数b(-1)、b0、b
1((4)式)が乗算入力として与えられる。この重付
け係数発生回路57、58、59はROMで構成され、水平圧縮
率データWyに基づいて重付け係数b(-1)、b0、b1をそれ
ぞれ発生する。
かくして第2段フイルタリング処理回路13は乗算回路
54、55、56の出力端にそれぞれ(4)式の第1項、第2
項、第3項の式で表される重付け変換後の画像データが
得られ、これが加算回路57及び58によつて加算されて画
像データ出力VDP1として送出される。
かくして第3図に示すように、ウインド領域WINDに含
まれるすべての画素がもつている画像情報に基づいて、
これを所定の重付け係数で重み付けした後加算するフイ
ルタリング処理によつて、ウインド領域WINDがもつてい
る画像情報を実用上必要に応じた比率で含んでなる画像
データVDP1を、水平方向及び垂直方向の長さをそれぞれ
1/Wx及び1/Wyに縮小して代表点P1のデータとして表して
なる画像データ出力を入力用メモリ3(第4図)に格納
することができる。
第5図の構成において、2次元フイルタ1は、第1の
画像変換回路4から与えられる水平圧縮率データWx及び
垂直圧縮率データWyが与えられたとき、第1段フイルタ
リング処理回路11の重付け係数発生回路21、22、23か
ら、ウインド領域WIND(第1図)の3本の水平走査ライ
ンにそれぞれ含まれる3つの画素データに対して水平圧
縮率データWxに対応して決まる重付け係数a(-1)、a0、a
1を発生し、重み付け加算した結果を代表点P1を含む垂
直方向の3点の重付け変換データ(第2図)としてライ
ンバツフアメモリ41〜44に書き込む。
これと共に第2段フイルタリング処理回路13は、第1
段フイルタリング処理回路11によつて得られた3つの画
素データ(第2図)に対して垂直圧縮データWyに対応し
て決まる重み付け係数y(-1)、y0、y1を発生し、重み付
け加算した結果を代表点P1における画像データ出力VDP1
(第3図)として送出する。
ここで第2段フイルタリング処理回路13の選択回路51
〜53は現在データを取り込んでいるラインバツフアメモ
リを除く3つのラインバツフアメモリから垂直方向に配
列された3画素分の画素データを順次選択するように切
換動作する。
かくして2次元フイルタ1において、ウインド領域WI
NDに含まれている全ての画素の画像情報を含んだ画像デ
ータが代表点P1の画像データとして形成され、これが入
力用メモリ3(第4図)に書き込まれ、当該入力用メモ
リ3に記憶された各代表点P1の画像データが第2の画像
変換回路5において入力画像IMIN(第8図(A))から
出力画像IMOUT(第8図(B))に変換された後、微小
平行四辺形領域ER2に含まれている各画素についての画
素データを補間演算して出力用メモリ6(第4図)に格
納して行く。
その結果出力用メモリ6から出力画像IMOUTに対応す
る変換画像データVDOUTが送出される。
以上の構成によれば、入力画像IMINの代表点P1の画像
データを、出力画像IMOUTの代表点P2に割り当てる際
に、入力画像IMINに形成したウインド領域WINDに含まれ
る全ての画素の画像データを用いて重付け変換データを
得るようにしたことにより、出力画像IMOUTのうちでも
圧縮率が大きな画像部分の画像データとして入力画像IM
INに対する画質を、実質上見た目に十分な程度に維持す
ることができる画像変換装置を実現し得る。
かくするにつき変換演算としてはウインド領域WINDの
1本の走査ライン上に水平方向に配列されている画素に
ついての演算(上述の実施例の場合3回)と、垂直方向
に配列されている1列分の画素についての重付け演算回
数(上述の実施例の場合3回)の和の演算回数(上述の
実施例の場合6回)で済み、かくして簡易な演算によつ
て実用上十分な画質の変換画像を実現し得る。
因に従来の場合のように、ウインド領域WINDに含まれ
る全ての画素についての重付け演算をしようとすれば、
全ての画素の個数に相当する回数(上述の実施例3×3
=9回)だけ繰り返さなければならないが、第5図の構
成のように水平方向及び垂直方向に分けて重付け演算を
すれば、演算回数を一段と低減し得る。
なお上述の実施例においては、第1図〜第3図に示す
ように、ウインド領域WINDとして水平方向の長さWxを3
画素の長さに選定し、かつ垂直方向の長さWyを3画素の
長さに選定したが、当該長さWx及びWyの数は必要に応じ
て任意の数に選定し得る。
(G2)第2実施例 しかしこれらの長さWx及びWyを余り長く取ると、代表
点1の画像データを得るための演算回数が次第に長くな
るので、実用的ではなくなるおそれがある。
例えば第6図に示すように、入力画像IMIN上に所定の
大きさ(例えばWx=3、Wy=3)のウインド領域WINDを
設定したとする場合、出力画像IMOUTの縮小率が大きい
部分の画素領域PIX2に対応する逆変換画素領域PIX1の大
きさがウインド領域WINDより大きくなる場合が生ずるお
それがある。このような場合にも、第9図について上述
したように、逆変換画素領域PIX1を含むようなウインド
領域WINDを形成するとすれば、第7図に示すように、水
平方向の幅Wx及び垂直方向の幅Wyを格段的に大きくしな
ければならない結果になる(例えばWx=5、Wy=5程度
に)。
このように格段的に大きくすると、水平方向及び垂直
方向における重付け演算回数が、長さが大きくなつた分
大きくなり、トータル演算回数は5+5=10回に増え
る。このような場合に圧縮率がそれ程大きくない他の画
像部分と同じような大きさのウインド領域WIND(Wx
3、Wy=3程度)の演算回数と同じ演算回数で済むよう
にできれば、演算時間を長大にしないようにできる。
そのためこの実施例においては、第7図に示すよう
に、代表点P1を中心として水平方向及び垂直方向に1つ
置いて隣の画素の位置P11の画像データと、代表点P1の
画像データとを用いて(1)式〜(3)式及び(4)式
の重付け演算を実行する。
ここで点P11相互間と、点P11及び代表点P1間とにある
点P12の画像データは、各点P12の周りにある点P11及び
代表点P1の画像データから内挿して得たものと考える。
そして当該点P12の画像データを周りの点P11及び代表点
P1に振り分ける。これによりウインド領域WINDに含まれ
ているすべての画素の画像データが、代表点P1と水平方
向及び垂直方向に1つ置いて隣の点P11における画像デ
ータに含まれることになる。かくして(1)式〜(3)
式及び(4)式の重付け演算を実行し得、この演算を実
行する際に用いられる重付け係数a(-1)、a0、a1及びb
(-1)、b0、b1の値が予め点P12の画像データが振り分け
られるように加味して選定される。
従つて第7図のように構成すれば、重付け演算をすべ
き範囲を表すウインド領域WINDの演算回路としては、代
表点P1と点P11とでなる演算回路だけをもつていればよ
いことになり、点P12についての重付け演算回路を必要
としない。従つて小さい回路規模で広いウインド領域WI
NDを設定したと同様の重付け変換をなし得る2次元フイ
ルタを容易に実現し得る。
(G3)その他の実施例 なお第7図においては、水平方向及び垂直方向に1つ
置きの画素の位置の画像データを用いて重付け演算を実
行するようにした場合について述べたがこれに代え、複
数個置きの画素の画像データを用いて重付け変換演算を
実行するようにしても上述の場合と同様の効果を得るこ
とができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、出力画像上の画素領域
PIX2の中心付近の画素位置の画素データを得るにつき、
当該出力画像IMOUT上の画素領域PIX2を入力画像IMIN
に逆変換したときに当該逆変換画素領域を含む所定の領
域WINDの画像情報を用いて、逆変換画素領域PIX1の中心
付近の画素位置P1の画像データを得これを出力画像IM
OUT上の対応する中心付近の画素位置P2に割り当てるよ
うにしたことにより、画質の劣化を有効に回避し得る2
次元フイルタリング機能を具えた画像変換装置を容易に
実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明による2次元フイルタリング処
理の際の重付け演算の説明に供する略線図、第4図は本
発明による画像変換装置の構成を示すブロツク図、第5
図はその2次元フイルタの詳細構成を示すブロツク図、
第6図及び第7図は本発明の他の実施例の説明に供する
略線図、第8図及び第9図は従来の画像変換装置の説明
に供する略線図である。 1……2次元フイルタ、2……画像変換装置、3……入
力用メモリ、4、5……画像変換回路、6……出力用メ
モリ、IMIN……入力画像、IMOUT……出力画像、VDIN
…入力画像データ、VDOUT……変換画像データ、VDP1
…画像データ出力、WIND……ウインド領域、P1、P2……
代表点、11……第1段フイルタリング処理回路、12……
バツフアメモリ部、13……第2段フイルタリング処理回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−19975(JP,A) 特開 昭60−134991(JP,A) 特開 昭56−79571(JP,A) 特開 昭60−59474(JP,A) 特開 昭58−105374(JP,A) 特開 昭56−76683(JP,A) 特開 昭59−139476(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像に幾何学的画像変換処理を施して
    出力画像を生成するようになされた画像変換装置におい
    て、 上記出力画像を複数の微小平行四辺形領域に分割し、上
    記微小平行四辺形領域に対応する逆変換画素領域を上記
    入力画像上に設定し、上記逆変換画素領域を上記入力画
    像のX軸及びY軸に投影することによつて、上記X軸及
    びY軸への投影長を示すデータを生成する第1の画像変
    換回路と、 上記第1の画像変換回路において生成された上記投影長
    を示すデータに基づいて、上記入力画像を、横及び縦の
    長さがそれぞれ上記X軸及びY軸への投影長に等しいウ
    インド領域に分割し、該ウインド領域内の画素データに
    対して、水平方向及び垂直方向にフイルタリング処理を
    することにより、上記矩形領域の中心付近の画素位置に
    おける画素データを生成する2次元フイルタと、 上記2次元フイルタにおいて生成された上記中心付近の
    画素位置における画素データと、上記第1の画像変換回
    路からの変換データとを用いて処理をすることにより、
    上記出力画像の上記微小平行四辺形領域内の各画素位置
    の画素データを生成する第2の画像変換回路と を具え、上記出力画像を上記第2の画像変換回路から出
    力することを特徴とする画像変換装置。
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