JP2604635Y2 - スイッチ - Google Patents
スイッチInfo
- Publication number
- JP2604635Y2 JP2604635Y2 JP1993028056U JP2805693U JP2604635Y2 JP 2604635 Y2 JP2604635 Y2 JP 2604635Y2 JP 1993028056 U JP1993028056 U JP 1993028056U JP 2805693 U JP2805693 U JP 2805693U JP 2604635 Y2 JP2604635 Y2 JP 2604635Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- contact
- case
- shaft
- contact piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種電子機器に使用さ
れるスイッチに関するものである。
れるスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4〜図9により説明す
る。
る。
【0003】同図によると、11は上面に長方形の開口
部11aを有する略升状のケースで、底面11bには底
面と同一平面上に一対の共通端子12と個別端子13
が、対向する側壁11c,11dの上部の一端には一対
の穴11e,11fが、底面11bの略中央には底面か
ら開口部の方向にU字状の切り欠き部11gを有したリ
ブ11hが形成されている。14は導電材からなり接続
機能と後記するレバー15を復帰させる機能とを有した
捩りコイルばね状の接触片で、ケース11の切り欠き部
11gにより保持されるコイル部14aを備え、コイル
部14aの一端は直線状の固定端14bでその先端には
共通端子12に接触する固定接点14cが形成され、他
端は外周方向に突出する略U字状に形成された可動端1
4dでその先端には個別端子13に接離する可動接点1
4eを有している。15は絶縁材からなり略扇状に形成
され、ケース11の開口部11aを覆う密閉機能とスイ
ッチ操作機能を持ったレバーであり、前記ケース11の
開口部11aに収納されケース11の穴11e,11f
を中心に回動動作するための一対の軸部15a,15b
が側面15c,15dに形成されている。
部11aを有する略升状のケースで、底面11bには底
面と同一平面上に一対の共通端子12と個別端子13
が、対向する側壁11c,11dの上部の一端には一対
の穴11e,11fが、底面11bの略中央には底面か
ら開口部の方向にU字状の切り欠き部11gを有したリ
ブ11hが形成されている。14は導電材からなり接続
機能と後記するレバー15を復帰させる機能とを有した
捩りコイルばね状の接触片で、ケース11の切り欠き部
11gにより保持されるコイル部14aを備え、コイル
部14aの一端は直線状の固定端14bでその先端には
共通端子12に接触する固定接点14cが形成され、他
端は外周方向に突出する略U字状に形成された可動端1
4dでその先端には個別端子13に接離する可動接点1
4eを有している。15は絶縁材からなり略扇状に形成
され、ケース11の開口部11aを覆う密閉機能とスイ
ッチ操作機能を持ったレバーであり、前記ケース11の
開口部11aに収納されケース11の穴11e,11f
を中心に回動動作するための一対の軸部15a,15b
が側面15c,15dに形成されている。
【0004】次に、上記従来の技術の動作について図7
〜図9により説明すると、図7はレバー15のレリーズ
状態を示す図で、この状態でレバー15は接触片14の
復元力により可動端14dを介して軸部15a,15b
を中心に時計方向の回転モーメントが加えられ、レバー
15のストッパー部15eがケース11の側壁11iを
付勢した状態で静止している。この状態では、可動接点
14eは個別端子13とは開離した状態でギャップGを
有し、前記固定接点14cは共通端子12と接触してい
る。この状態からレバー15の押し込み操作Fを行ない
図8の状態になると、レバー15の底面15fにより押
された接触片14の可動端14dが反時計方向にコイル
部14aを中心として回動し、可動接点14eが個別端
子13と接触し、スイッチがオン状態となる。
〜図9により説明すると、図7はレバー15のレリーズ
状態を示す図で、この状態でレバー15は接触片14の
復元力により可動端14dを介して軸部15a,15b
を中心に時計方向の回転モーメントが加えられ、レバー
15のストッパー部15eがケース11の側壁11iを
付勢した状態で静止している。この状態では、可動接点
14eは個別端子13とは開離した状態でギャップGを
有し、前記固定接点14cは共通端子12と接触してい
る。この状態からレバー15の押し込み操作Fを行ない
図8の状態になると、レバー15の底面15fにより押
された接触片14の可動端14dが反時計方向にコイル
部14aを中心として回動し、可動接点14eが個別端
子13と接触し、スイッチがオン状態となる。
【0005】この状態から更にレバー15の押し込み操
作Fを続行すると、レバー15の底面15fによって可
動端14dは可動接点14eが個別端子13と接触した
状態を維持しながら回動動作を行ない、図9に見られる
ようにレバー15の底面15fがケース11のリブ11
hと当接した時点でレバー15の回転動作が完了する。
この状態でレバー15の押し込み動作を解除すると、レ
バー15は接触片14の復帰力により、図7に示す元の
レリーズ状態に復帰する。
作Fを続行すると、レバー15の底面15fによって可
動端14dは可動接点14eが個別端子13と接触した
状態を維持しながら回動動作を行ない、図9に見られる
ようにレバー15の底面15fがケース11のリブ11
hと当接した時点でレバー15の回転動作が完了する。
この状態でレバー15の押し込み動作を解除すると、レ
バー15は接触片14の復帰力により、図7に示す元の
レリーズ状態に復帰する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
のスイッチではレバー15の軸部15a,15bと接触
片14のコイル部14aの当接部Dがコイル部14aの
回転中心と軸部15a,15bの回転中心を結んだ直線
上にあるため、接触片14の復元力から成る突き上げ荷
重Aにより、当接部Dに摩擦が発生し、レバー15の軸
部15a,15bを中心とした回転運動が妨げられ、レ
バーが復帰しようとする力Bが減少し、レバー15の戻
りが不充分となる課題があった。
のスイッチではレバー15の軸部15a,15bと接触
片14のコイル部14aの当接部Dがコイル部14aの
回転中心と軸部15a,15bの回転中心を結んだ直線
上にあるため、接触片14の復元力から成る突き上げ荷
重Aにより、当接部Dに摩擦が発生し、レバー15の軸
部15a,15bを中心とした回転運動が妨げられ、レ
バーが復帰しようとする力Bが減少し、レバー15の戻
りが不充分となる課題があった。
【0007】本考案はこのような従来の課題を解決する
ものであり、レバー復帰の信頼性に優れたスイッチを提
供することを目的とするものである。
ものであり、レバー復帰の信頼性に優れたスイッチを提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するために、可動接点を有する捩りコイルばね状の接触
片と、この接触片のコイル部に当接する当接部が回転中
心より操作部側に位置するように形成された軸部を有し
てケースに支持されたレバーとで構成するものである。
するために、可動接点を有する捩りコイルばね状の接触
片と、この接触片のコイル部に当接する当接部が回転中
心より操作部側に位置するように形成された軸部を有し
てケースに支持されたレバーとで構成するものである。
【0009】
【作用】以上の考案によれば、レバーの軸部と接触片の
コイル部との当接部が、レバーの軸部の回転中心と接触
片のコイル部の中心を結んだ線上よりレバーの操作部側
に位置しているので、レバーが復帰する際に、接触片の
コイル部からの突き上げ荷重によりレバーが復帰する方
向に回転モーメントが与えられるためレバーの復帰力を
高め、レバーの戻りに対しての信頼性を高めたスイッチ
を提供できるものである。
コイル部との当接部が、レバーの軸部の回転中心と接触
片のコイル部の中心を結んだ線上よりレバーの操作部側
に位置しているので、レバーが復帰する際に、接触片の
コイル部からの突き上げ荷重によりレバーが復帰する方
向に回転モーメントが与えられるためレバーの復帰力を
高め、レバーの戻りに対しての信頼性を高めたスイッチ
を提供できるものである。
【0010】
【実施例】本考案のスイッチの一実施例を図1〜図3に
より説明する。なお、従来技術と同一部分は同一番号を
付与し、説明を省略して説明すると、1は絶縁体からな
り略扇状に形成され、ケース11の開口部11aを覆う
密閉機能とスイッチ操作機能を持つレバーであり、前記
ケース11の開口部11aに収納されケース11の穴1
1e,11fを中心に回転動作するための一対の軸部1
a,1bがレバー1の側面に形成されている。この軸部
1a,1bは半月状で、上部円周部1gが、レバー1の
回転時ケース穴11e,11fによって支持され、下部
の操作部側端部1hが接触片14のコイル部14aと当
接している。
より説明する。なお、従来技術と同一部分は同一番号を
付与し、説明を省略して説明すると、1は絶縁体からな
り略扇状に形成され、ケース11の開口部11aを覆う
密閉機能とスイッチ操作機能を持つレバーであり、前記
ケース11の開口部11aに収納されケース11の穴1
1e,11fを中心に回転動作するための一対の軸部1
a,1bがレバー1の側面に形成されている。この軸部
1a,1bは半月状で、上部円周部1gが、レバー1の
回転時ケース穴11e,11fによって支持され、下部
の操作部側端部1hが接触片14のコイル部14aと当
接している。
【0011】なお、この操作部側端部1hは図1のごと
くレバー1を押圧した状態にあっても接触片14の弾性
力により時計方向に付勢される位置、つまり、レバー1
を図2の状態に戻す回転モーメントの常に作用点となる
ようにレバー1の回転中心である軸部1a,1bの中心
よりレバー1の操作部側に位置するように設定されてい
る。
くレバー1を押圧した状態にあっても接触片14の弾性
力により時計方向に付勢される位置、つまり、レバー1
を図2の状態に戻す回転モーメントの常に作用点となる
ようにレバー1の回転中心である軸部1a,1bの中心
よりレバー1の操作部側に位置するように設定されてい
る。
【0012】次に上記実施例の動作について説明する。
【0013】尚、レバー1の押込時は従来技術と同一の
ため省略し、レバー1の復帰時のみについて説明する。
ため省略し、レバー1の復帰時のみについて説明する。
【0014】図1に示す状態においてレバー1の押込み
動作を解除すると、接触片14の可動端14dが時計方
向に回動すると共に、レバー1の操作部底面1fを押し
上げ、かつレバー1の軸部1a,1bの下部の操作部側
端部1hは、接触片14のコイル部14aからの突き上
げ荷重Aによる時計方向の回転モーメントが加えられ、
レバー1は図2に示す様に復帰することとなる。
動作を解除すると、接触片14の可動端14dが時計方
向に回動すると共に、レバー1の操作部底面1fを押し
上げ、かつレバー1の軸部1a,1bの下部の操作部側
端部1hは、接触片14のコイル部14aからの突き上
げ荷重Aによる時計方向の回転モーメントが加えられ、
レバー1は図2に示す様に復帰することとなる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、前記実施例より明らかなよう
に、レバーの軸部が接触片のコイル部と、軸部の回転中
心よりレバーの操作部側で当接していることで、レバー
押込時からレリーズに至る間、常に接触片のコイル部か
らの突き上げ荷重が回転モーメントとしてレバーの軸部
に加わり、レバーの操作部底面に加わる復帰力と共に、
レバーを復帰させる力として働くことで、レバーの復帰
に対し、高い信頼性が得られるものである。
に、レバーの軸部が接触片のコイル部と、軸部の回転中
心よりレバーの操作部側で当接していることで、レバー
押込時からレリーズに至る間、常に接触片のコイル部か
らの突き上げ荷重が回転モーメントとしてレバーの軸部
に加わり、レバーの操作部底面に加わる復帰力と共に、
レバーを復帰させる力として働くことで、レバーの復帰
に対し、高い信頼性が得られるものである。
【図1】本考案のスイッチの一実施例のレバー押圧状態
の側断面図
の側断面図
【図2】同レバー復帰状態の側断面図
【図3】同要部であるレバー軸部の側面図
【図4】従来のスイッチの分解斜視図
【図5】同ケースの内部の構造を説明する斜視図
【図6】同要部である接触機構部分を説明する斜視図
【図7】同動作説明のためのレバー非押圧状態の側断面
図
図
【図8】同スイッチオン時の側断面図
【図9】同レバーを押込んだ状態の側断面図
1 レバー 1a,1b レバー軸部 1h 操作部側端部 11 ケース 12 共通端子 13 個別端子 14 接触片 14a 接触片コイル部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 21/00
Claims (1)
- 【請求項1】 底面に一対の共通端子と個別端子が植設
され対向する側壁の上部の一端に一対の穴を設けた上面
に開口部を有する略升状の絶縁材からなるケースと、こ
のケース内に配置されコイル部の一端に前記共通端子と
接する固定接点を有し他端に外周方向に突出する略U字
状に形成された可動端を備えその先端に前記個別端子と
接離する可動接点を設けた捩りコイルばね状の導電材か
らなる接触片と,この接触片の前記可動端に当接する操
作部を有し前記ケースの穴に回動可能に支持される軸部
を備えこの軸部が当接する前記コイル部の当接部が前記
軸部の回転中心よりも操作部側に位置する略扇状のレバ
ーからなるスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993028056U JP2604635Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993028056U JP2604635Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686240U JPH0686240U (ja) | 1994-12-13 |
JP2604635Y2 true JP2604635Y2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=12238107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993028056U Expired - Lifetime JP2604635Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604635Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW345673B (en) * | 1996-07-08 | 1998-11-21 | Alps Electric Co Ltd | Switch |
CN1215508C (zh) * | 2000-10-31 | 2005-08-17 | 松下电工株式会社 | 小型开关 |
JP4595741B2 (ja) * | 2005-08-17 | 2010-12-08 | パナソニック株式会社 | スイッチ |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP1993028056U patent/JP2604635Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686240U (ja) | 1994-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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