JPS6137153Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特にプリント板などに直接半田付にて
装着して使用する充電部が一部露出したスイツチ
のアクチエータに関するもので、その目的とする
ところは特殊なスイツチを用いずにかつ絶縁を改
善したスイツチのアクチエータを提供するにあ
る。

以下本考案スイツチのアクチエータの実施例を
図面を参照して説明する。

１は基台、１ａは取付穴、２はアクチエータ、
２ａは腕片、２ｂは突起、２ｃは押圧部、２ｄは
操作部、３は固定端子、３ａは固定接点、４は反
転ばね、４ａは可動接点、４ｂは係合部、４ｃは
圧縮部、４ｄは押圧駆動、４ｅは引張部、５は共
通端子、５ａは係合部である。

絶縁質の合成樹脂製の基台１にはねじ取付のた
めの取付穴１ａ，１ａが夫々貫通して設けてあ
る。

また基台１上には固定端子３，３が対設してあ
り夫々固定接点３ａ，３ａが取着してある。

両固定端子とは離れて共通端子５が基台１上に
設けられ、共通端子５には係合部が延設してあ
る。

反転ばね４は圧縮部４ｃと両翼の引張部４ｅ，
４ｅで反転力が発生し、圧縮部４ｃは係合部の溝
にヒンジ係合し、係合部４ｂも共通端子４の本体
部の溝にヒンジ係合し、遊端側には可動接点４ａ
が取着され、押圧駆動部４ｄを押圧すると可動接
点４ａは常閉側の固定接点３ａに接触し、押圧を
釈放すれば復帰するようにしてある。

アクチエータ２はやや軟質の合成樹脂により形
成され、絶縁質で、一端には突起２ｂ，２ｂを対
設しかつ分岐した腕片２ａ，２ａが設けられ、両
腕片２ａ，２ａの橋絡部を延長して操作部として
ある。そして橋絡部を反転ばね４の押圧部２ｃと
してある。

アクチエータ２は分岐した腕片２ａ，２ａを若
干外側に拡げて両突起２ｂ，２ｂを取付穴１ａに
はめこみ、アクチエータ２を基台１に枢支し、押
圧部２ｃを反転ばね４の押圧駆動部４ｄに対面さ
せ、操作部２ｄを押圧すれば反転ばね４は両固定
端子間を反転し、操作部２ｄを釈放すれば復帰す
る。

そしてスイツチの基台は一般に電気機器に取着
するための取婦穴１ａが設けられており、プリン
ト板に直付けした場合に不要となるこの取付穴１
ａを利用してアクチエータを枢支して基台１上の
反転ばね４を反転させ、アクチエータ２の延長部
で充電部である反転ばね４や固定端子３等を覆つ
ているからプリント板へ直付けする場合に充電部
を覆うカバーを外した状態で多用される充電部の
露出したスイツチの絶縁を改善できるものであ
る。

そしてプリント板直取付用のねじ取付用として
多種類のスイツチを準備する必要がないので廉価
なスイツチが得られる。

以上説明したように本考案スイツチのアクチエ
ータによれば、スイツチの基台１側方のスイツチ
取付穴１ａに絶縁質のアクチエータ２の一対の分
岐腕片２ａ，２ａに夫々突設した突起２ｂ，２ｂ
を枢支し、前記基台１上に対向する固定端子板
３，３間を揺動反転しかつ基台１上に露出する反
転ばね４の押圧駆動部４ｄに前記アクチエータ４
の分岐腕片２ａ，２ａの橋絡部を対向し、橋絡部
の延長端で反転ばね４を含む充電部をほぼ覆うと
共に延長端をスイツチの操作部２ｄとしてなる構
成としており、電気機器にねじ取付するための取
付穴１ａを有する基台に、プリント板直取付時に
不要となる取付穴１ａを利用してアクチエータを
枢支し、絶縁性のアクチエータ２でもつてプリン
ト板直取付時に省略されるカバーなしの充電部で
ある露出した反転ばね４や固定端子３を覆つて、
操作部２ｄに作用する図外駆動部材との絶縁が改
善でき、スイツチの生産数量も少なくてよいから
廉価に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案スイツチのアクチエータの実施例を
示す分解斜視図である。 １……基台、１ａ……取付穴、２……アクチエ
ータ、２ａ……腕片、２ｂ……突起、３……固定
端子、４……反転ばね、４ｄ……押圧駆動部、２
ｄ……操作部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スイツチの基台側方のスイツチ取付穴に絶縁質
   のアクチエータの一対の分岐腕片に夫々突設した
   突起を枢支し、前記基台上の対向する固定端子板
   間を揺動反転しかつ基台上に露出する反転ばねの
   押圧駆動部に前記アクチエータの分岐腕片の橋絡
   部を対向し、橋絡部の延長端で反転ばねを含む充
   電部をほぼ覆うと共に延長端をスイツチの操作部
   としてなるスイツチのアクチエータ。