JP2604582B2 - 圧電磁器組成物 - Google Patents
圧電磁器組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は高周波共振子等に用いられる圧電磁器組成物
に関し、より詳細には3倍波振動に対して有用な圧電磁
器組成物に関する。
に関し、より詳細には3倍波振動に対して有用な圧電磁
器組成物に関する。
従来から、圧電磁器組成物としてはPbTiO3をはじめと
してこれにPb(Ni1/3Nb2/3)O3などを固溶させたもの、
あるいはこれらの系に第3成分を加えたもの等が知ら
れ、これらによって圧電特性や電気特性を改善し、焦電
素子、圧電振動子、共振子、発振子、セラミックフィル
タ、弾性表面波フィルタなどの電子部品に適用されてい
る。
してこれにPb(Ni1/3Nb2/3)O3などを固溶させたもの、
あるいはこれらの系に第3成分を加えたもの等が知ら
れ、これらによって圧電特性や電気特性を改善し、焦電
素子、圧電振動子、共振子、発振子、セラミックフィル
タ、弾性表面波フィルタなどの電子部品に適用されてい
る。
近年に至って、上述のような電子部品は小型化が求め
られているが圧電磁器素子を電子部品に適用する場合、
圧電磁器自体の性質上小型化には制限がある。そこで、
特に高周波用電子部品においては3倍波振動を適用する
ことによって更に小型化、高性能化を図る試みがなされ
ている。
られているが圧電磁器素子を電子部品に適用する場合、
圧電磁器自体の性質上小型化には制限がある。そこで、
特に高周波用電子部品においては3倍波振動を適用する
ことによって更に小型化、高性能化を図る試みがなされ
ている。
このように3倍波振動を適用し得る圧電磁器としては
例えば特開昭57−129869号に示すようにPbLaTiO3系にMn
O2を添加することによって厚み縦3倍波振動の周波数温
度特性を改善する試みがなされている。
例えば特開昭57−129869号に示すようにPbLaTiO3系にMn
O2を添加することによって厚み縦3倍波振動の周波数温
度特性を改善する試みがなされている。
しかし乍ら、上述の先行技術によれば、Laの酸化物ま
たは炭酸化物とMnの酸化物または炭酸化物を共存させて
ボールミル等で湿式混合するとLa化合物とMn化合物との
間に分離が発生し易く、製品の特性のバラツキが生じる
とともに波形の乱れが発生し、製品の歩留りを著しく低
下させていた。
たは炭酸化物とMnの酸化物または炭酸化物を共存させて
ボールミル等で湿式混合するとLa化合物とMn化合物との
間に分離が発生し易く、製品の特性のバラツキが生じる
とともに波形の乱れが発生し、製品の歩留りを著しく低
下させていた。
このような混合不良に対しては、混合、仮焼を何度も
繰り返し行うことによって均一分散を行うことができる
が、製造工程が煩雑となるとともに製造コストが高くな
る。
繰り返し行うことによって均一分散を行うことができる
が、製造工程が煩雑となるとともに製造コストが高くな
る。
また、特殊な混合方法や合成法、例えば共沈法やアル
コキシド法を用いる場合でも製造コストを考慮した場
合、最適な方法とは言い難い。
コキシド法を用いる場合でも製造コストを考慮した場
合、最適な方法とは言い難い。
本発明者等は上記の問題点に対し研究を重ねた結果、
PbLaMnTiO3系のLaの一部をSr,Ca,Baのいずれかの金属に
よって置換し、且つTiの一部を(Nb1/2Fe1/2),(Nb
1/2Co1/2),(Nb1/2Ni1/2)のいずれかで置換させるこ
とによって簡便なボールミル混合法における分離を低減
させることができ、それにより圧電磁器の3倍波振動近
傍のスプレアスの発生が低減できると共に3倍波振動の
P/Vのバラツキを抑え、しかも良好な特性の圧電磁器を
製造し得る製造条件、特に焼成温度の許容幅を広くする
ことができ、それによって歩留りを向上させ得ることを
知見した。
PbLaMnTiO3系のLaの一部をSr,Ca,Baのいずれかの金属に
よって置換し、且つTiの一部を(Nb1/2Fe1/2),(Nb
1/2Co1/2),(Nb1/2Ni1/2)のいずれかで置換させるこ
とによって簡便なボールミル混合法における分離を低減
させることができ、それにより圧電磁器の3倍波振動近
傍のスプレアスの発生が低減できると共に3倍波振動の
P/Vのバラツキを抑え、しかも良好な特性の圧電磁器を
製造し得る製造条件、特に焼成温度の許容幅を広くする
ことができ、それによって歩留りを向上させ得ることを
知見した。
以下、本発明を詳述する。
本発明の圧電磁器組成物はPbLaMnTiO3系に対しLaの一
部をSr,Ca,Baのいずれかによって置換するとともにTiの
一部を(Nb1/2Fe1/2),(Nb1/2Co1/2),(Nb1/2N
i1/2)のいずれかによって置換したものであり、全体と
しては単相のペロブスカイト型構造を形成するものであ
る。
部をSr,Ca,Baのいずれかによって置換するとともにTiの
一部を(Nb1/2Fe1/2),(Nb1/2Co1/2),(Nb1/2N
i1/2)のいずれかによって置換したものであり、全体と
しては単相のペロブスカイト型構造を形成するものであ
る。
各成分の配合比率は各々酸化物として換算してPbOが4
2〜48.5モル%、特に44〜46モル%、TiO2が48〜52モル
%、特に49〜51モル%、SrO,CaO,BaOから選ばれる少な
くとも1種の金属酸化物とLa2O3との合計量で2.5〜8モ
ル%、特に4〜6モル%、MnO2が0.05〜2.0モル%、特
に0.5〜1.0モル%、Pb(Nb1/2Fe1/2)O3,Pb(Nb1/2Co
1/2)O3,Pb(Nb1/2Ni1/2)O3から選ばれる少なくとも1
種のペロブスカイト化合物が3モル%以下、特に1.5モ
ル%以下の割合で配合されるが、この圧電磁器組成物が
単相のペロブスカイト型構造を呈するためにはPbサイト
系、即ちPb,La及びSr,Ca,Baのいずれかの原子から構成
される系とTiサイト系、即ち、Ti,Mnと(Nb1/2F
e1/2),(Nb1/2Co1/2),(Nb1/2Ni1/2)のいずれかと
から構成される系との原子比が略一致するか又はその近
傍であることが必要である。言い換えればPbO,La2O3,Sr
O,CaO,BaOのモル%合計量とTiO2,MnO2,Pb(Nb
1/2M1/2)O3((但しM=Fe,Co,Ni)のモル%の合計量
とが略同一となるように設定する。
2〜48.5モル%、特に44〜46モル%、TiO2が48〜52モル
%、特に49〜51モル%、SrO,CaO,BaOから選ばれる少な
くとも1種の金属酸化物とLa2O3との合計量で2.5〜8モ
ル%、特に4〜6モル%、MnO2が0.05〜2.0モル%、特
に0.5〜1.0モル%、Pb(Nb1/2Fe1/2)O3,Pb(Nb1/2Co
1/2)O3,Pb(Nb1/2Ni1/2)O3から選ばれる少なくとも1
種のペロブスカイト化合物が3モル%以下、特に1.5モ
ル%以下の割合で配合されるが、この圧電磁器組成物が
単相のペロブスカイト型構造を呈するためにはPbサイト
系、即ちPb,La及びSr,Ca,Baのいずれかの原子から構成
される系とTiサイト系、即ち、Ti,Mnと(Nb1/2F
e1/2),(Nb1/2Co1/2),(Nb1/2Ni1/2)のいずれかと
から構成される系との原子比が略一致するか又はその近
傍であることが必要である。言い換えればPbO,La2O3,Sr
O,CaO,BaOのモル%合計量とTiO2,MnO2,Pb(Nb
1/2M1/2)O3((但しM=Fe,Co,Ni)のモル%の合計量
とが略同一となるように設定する。
上記構成のうちLaのSr,Ca,Baによる置換によって特に
原料調製時の分散不良を改善し、Tiの(Nb1/2Fe1/2),
(Nb1/2Co1/2),(Nb1/2Ni1/2)による置換によって焼
成温度を下げるとともに最適の焼成温度幅を拡げること
ができることから、焼成温度のブレに伴う不良品の発生
を抑制し、圧電磁器製造時の歩留りを向上させることが
できる。
原料調製時の分散不良を改善し、Tiの(Nb1/2Fe1/2),
(Nb1/2Co1/2),(Nb1/2Ni1/2)による置換によって焼
成温度を下げるとともに最適の焼成温度幅を拡げること
ができることから、焼成温度のブレに伴う不良品の発生
を抑制し、圧電磁器製造時の歩留りを向上させることが
できる。
なお、前述の数値限定は圧電磁器組成物としての良好
な特性を満足するためのものであって、PbOが42モル%
を下回ると共振の鋭さを示す機械的品質係数が低下し、
48.5モル%を超えると分極ができ難くなり、TiO2が48モ
ル%を下回っても分極が難しくなる。また、Sr,Ca,Baか
ら選ばれる少なくとも1種とLaの各々の酸化物の合計量
が2.5モル%を下回ると3倍波振動の周波数温度係数が
大きく、8モル%を上回るとキュリー点が低下し、使用
温度の上限が狭くなる。
な特性を満足するためのものであって、PbOが42モル%
を下回ると共振の鋭さを示す機械的品質係数が低下し、
48.5モル%を超えると分極ができ難くなり、TiO2が48モ
ル%を下回っても分極が難しくなる。また、Sr,Ca,Baか
ら選ばれる少なくとも1種とLaの各々の酸化物の合計量
が2.5モル%を下回ると3倍波振動の周波数温度係数が
大きく、8モル%を上回るとキュリー点が低下し、使用
温度の上限が狭くなる。
さらにMnO2量が0.1モル%を下回ると周波数温度係数
が大きくなり、2.0モル%を超えると磁器の比抵抗が低
下して,分極し難くなる。
が大きくなり、2.0モル%を超えると磁器の比抵抗が低
下して,分極し難くなる。
また、Tiサイトに対する置換基の量が3モル%を超え
ると全体としての結晶相が単相にならず複相となり、f
o3・tのバラツキが大きくなる傾向にある。
ると全体としての結晶相が単相にならず複相となり、f
o3・tのバラツキが大きくなる傾向にある。
さらに、本発明によれば、上述の系に対し、更にSi
O2,MgO,CrOのうち少なくとも1種を2.0モル%以下の割
合で配合することにより、さらに品質安定性および機械
的品質係数を向上させることができる。
O2,MgO,CrOのうち少なくとも1種を2.0モル%以下の割
合で配合することにより、さらに品質安定性および機械
的品質係数を向上させることができる。
本発明の圧電磁器組成物の製造に際しては常法に基づ
いて行うことができ、PbO,TiO2,La2O3,MnO2,SrO,CaO,Ba
O,Nb2O3,Fe2O3,NiO,CoO等の原料粉末を所定量秤量し、
ポット等で湿式あるいは乾式混合する。
いて行うことができ、PbO,TiO2,La2O3,MnO2,SrO,CaO,Ba
O,Nb2O3,Fe2O3,NiO,CoO等の原料粉末を所定量秤量し、
ポット等で湿式あるいは乾式混合する。
このペロブスカイト型化合物を粉砕後所定の割合で先
の混合物とともに混合して所望により乾燥後850〜1100
℃で仮焼する。次いで、この仮焼物を粉砕後、有機結合
剤を混合して造粒し、成型後焼成する。焼成は1250〜13
50℃で行われるが、本発明では特に1220〜1280℃で焼成
することにより良好な圧電特性を有する圧電磁器組成物
が得られる。
の混合物とともに混合して所望により乾燥後850〜1100
℃で仮焼する。次いで、この仮焼物を粉砕後、有機結合
剤を混合して造粒し、成型後焼成する。焼成は1250〜13
50℃で行われるが、本発明では特に1220〜1280℃で焼成
することにより良好な圧電特性を有する圧電磁器組成物
が得られる。
この焼成物は圧電性をもたせるために80〜150℃で2V/
mm〜7KV/mmの分極処理を行う。
mm〜7KV/mmの分極処理を行う。
その後、必要に応じて蒸着等の電極を設けることによ
って電子部品となる。
って電子部品となる。
なお、用いられる原料粉末としては前述した酸化物の
他、磁器として酸化物となり得るものであればいずれで
も使用することができ、例えば炭酸化物、水酸化物等を
用いることもできる。
他、磁器として酸化物となり得るものであればいずれで
も使用することができ、例えば炭酸化物、水酸化物等を
用いることもできる。
以下、本発明を次の例で説明する。
原料としてPbO,TiO2,La2O3,MnO2とSrCO3,CaCO3,BaC
O3,のうちいずれかと、Nb2O3,Fe2O3,CoO,NiOによって合
成されたPb(Ni1/2Fe1/2)O3,Pb(Nb1/2Co1/2)O3,Pb
(Nb1/2Ni1/2)O3のいずれかをさらに添加物としてSi
O2,MgO,Cr2O3を用い第1表に示す組成となるよう秤量
し、ポットミル中で湿式混合した。
O3,のうちいずれかと、Nb2O3,Fe2O3,CoO,NiOによって合
成されたPb(Ni1/2Fe1/2)O3,Pb(Nb1/2Co1/2)O3,Pb
(Nb1/2Ni1/2)O3のいずれかをさらに添加物としてSi
O2,MgO,Cr2O3を用い第1表に示す組成となるよう秤量
し、ポットミル中で湿式混合した。
混合後に脱水乾燥し850℃〜1100℃で2時間仮焼し
た。次いで仮焼粉末を粉砕し、有機結合剤を混合して造
粒を行った。このように得られた造粒粉末を約1000Kg/c
m2の圧力で直径18mm、厚さ1.5mmの円板に成型した。成
型円板を第1表の温度で2時間焼成して圧電磁器を得
た。測定用として厚さ0.3mmに研摩した後に銀蒸着によ
り電極を形成したものを夫々120〜150℃、4〜2KV/mm、
10分間分極処理した。
た。次いで仮焼粉末を粉砕し、有機結合剤を混合して造
粒を行った。このように得られた造粒粉末を約1000Kg/c
m2の圧力で直径18mm、厚さ1.5mmの円板に成型した。成
型円板を第1表の温度で2時間焼成して圧電磁器を得
た。測定用として厚さ0.3mmに研摩した後に銀蒸着によ
り電極を形成したものを夫々120〜150℃、4〜2KV/mm、
10分間分極処理した。
得られたサンプルに対してベクトルインピーダンスメ
ータにて厚み縦3倍波振動の電気機械結合係数(K
t3)、同じく機械的品質係数(QM3)を測定した。
ータにて厚み縦3倍波振動の電気機械結合係数(K
t3)、同じく機械的品質係数(QM3)を測定した。
また、fo3・tは厚み縦3倍波の共振周波数fo3と厚み
tより算出した。なお、fo3・tは周波数定数の3次オ
ーバートーンである。
tより算出した。なお、fo3・tは周波数定数の3次オ
ーバートーンである。
結果は第1表に示す。
第1表から明らかなようにPb(Nb1/2M1/2)O3系化合
物の量が5モル%であるNo.6,7は個々の特性としては良
好なものが時に得られるが全体として特性のバラツキが
大きく、製造上好ましくない。
物の量が5モル%であるNo.6,7は個々の特性としては良
好なものが時に得られるが全体として特性のバラツキが
大きく、製造上好ましくない。
また、La2O3に対して置換を行わないNo.17はP/VのCV
値が大きくなり、特性バラツキも大きくなる。またLa2O
3に対する置換量が多いNo.18ではキュリー温度が低く、
使用温度の上限が狭くなる。PbOに対するLa2O3および
(Sr,Ca,Ba)系の合計置換量が少ないNo.19では温度特
性が大きくなる。さらにMnO2を添加しない場合はP/Vが
小さい等の欠点を有する。
値が大きくなり、特性バラツキも大きくなる。またLa2O
3に対する置換量が多いNo.18ではキュリー温度が低く、
使用温度の上限が狭くなる。PbOに対するLa2O3および
(Sr,Ca,Ba)系の合計置換量が少ないNo.19では温度特
性が大きくなる。さらにMnO2を添加しない場合はP/Vが
小さい等の欠点を有する。
これらの比較例に対し、本発明の組成物(No.1〜5,8
〜16)はKt3が7.7以上、QMt値3500以上の優れた特性を
有するものであり、本発明の組成によれば、特性のバラ
ツキが低減され、焼成温度が1220〜1280℃の範囲であれ
ば前述と同様に良好な特性の磁器組成物が得られること
から製造安定性に極めて優れたものである。
〜16)はKt3が7.7以上、QMt値3500以上の優れた特性を
有するものであり、本発明の組成によれば、特性のバラ
ツキが低減され、焼成温度が1220〜1280℃の範囲であれ
ば前述と同様に良好な特性の磁器組成物が得られること
から製造安定性に極めて優れたものである。
以上、詳述した通り本発明の圧電磁器組成物は、特定
比率から成るPbTiO3系ペロブスカイト構造の磁器組成物
に対しPbの一部をLaおよびSr,Ca,Baのいずれかの金属に
よって置換し、且つTiの一部をMnおよび(Nb1/2F
e1/2),(Nb1/2Ni1/2),(Nb1/2Co1/2)のいずれかに
よって置換することにより製造時の分散不良を解消する
とともに製造条件の厳しさを緩和できることから、均一
な組成の磁器を安定に供給することができる。それによ
って分離によって生じた特性のバラツキや波形の乱れ
(スプレアスの発生)を防止することができ、圧電特性
に優れた磁器組成物を安定に供給することができる。
比率から成るPbTiO3系ペロブスカイト構造の磁器組成物
に対しPbの一部をLaおよびSr,Ca,Baのいずれかの金属に
よって置換し、且つTiの一部をMnおよび(Nb1/2F
e1/2),(Nb1/2Ni1/2),(Nb1/2Co1/2)のいずれかに
よって置換することにより製造時の分散不良を解消する
とともに製造条件の厳しさを緩和できることから、均一
な組成の磁器を安定に供給することができる。それによ
って分離によって生じた特性のバラツキや波形の乱れ
(スプレアスの発生)を防止することができ、圧電特性
に優れた磁器組成物を安定に供給することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】PbO 42〜48.5モル%、 TiO2 43〜52モル%、 SrO、CaO、BaOから選ばれる少なくとも1種の金属酸化
物とLa2O3とを含有し、その合計量 2.5〜8モル%、 MnO2 0.1〜2.0モル%、および Pb(Nb1/2Fe1/2)O3、Pb(Nb1/2Co1/2)O3、Pb(Nb1/2N
i1/2)O3から選ばれる少なくとも1種のペロブスカイト
化合物 3モル%以下 から成る圧電磁器組成物。 - 【請求項2】PbO 42〜48.5モル%、 TiO2 43〜52モル%、 SrO、CaO、BaOから選ばれる少なくとも1種の金属酸化
物とLa2O3とを含有し、その合計量 2.5〜8モル%、 MnO2 0.1〜2.0モル%、 Pb(Nb1/2Fe1/2)O3、Pb(Nb1/2Co1/2)O3、Pb(Nb1/2N
i1/2)O3から選ばれる少なくとも1種のペロブスカイト
化合物 3モル%以下、および SiO2、MgO、CrOから選ばれる少なくとも1種の酸化物2
モル%以下、 から成る圧電磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62012047A JP2604582B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 圧電磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62012047A JP2604582B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 圧電磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63182255A JPS63182255A (ja) | 1988-07-27 |
JP2604582B2 true JP2604582B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=11794687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62012047A Expired - Fee Related JP2604582B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 圧電磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604582B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5158516B2 (ja) | 2006-12-26 | 2013-03-06 | 株式会社村田製作所 | 圧電磁器組成物及び圧電素子 |
RU2597352C1 (ru) * | 2015-08-06 | 2016-09-10 | федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Южный федеральный университет" | Пьезоэлектрический керамический материал |
RU2596837C1 (ru) * | 2015-08-06 | 2016-09-10 | федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Южный федеральный университет" | Пьезоэлектрический керамический материал |
-
1987
- 1987-01-21 JP JP62012047A patent/JP2604582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63182255A (ja) | 1988-07-27 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |