JP2604307Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2604307Y2
JP2604307Y2 JP1993015992U JP1599293U JP2604307Y2 JP 2604307 Y2 JP2604307 Y2 JP 2604307Y2 JP 1993015992 U JP1993015992 U JP 1993015992U JP 1599293 U JP1599293 U JP 1599293U JP 2604307 Y2 JP2604307 Y2 JP 2604307Y2
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JP
Japan
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socket
plug
valve
peripheral surface
sleeve valve
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俊一 斎藤
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ソケットとプラグの両
者を接続或は分離することにより流路を開閉するように
した管継手に関し、特に、ソケット内のバルブの摺動性
を良好にした管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりソケットとプラグを分離或は接
続することにより自動的に流路を開閉する管継手とし
て、ソケット或はプラグの一方のバルブが開閉する片路
開閉型と、両者のバルブが開閉する両路開閉型の管継手
が知られている。これらの管継手は、自動的にバルブが
開閉するので、ソケットとプラグを分離したときに流体
の漏出が防止され、元バルブを開閉操作する必要がない
利点を有するため、各分野で広く利用されている。
【0003】ところで、ソケット内にバルブ機構を設け
た管継手は、各種の構造が提案されているが、このう
ち、短筒状のスリーブバルブをソケットの内周面にOリ
ングを介して摺動自在に設け、ソケットとプラグの分離
時におけるスリーブバルブをスプリングを介してプラグ
の挿入側に付勢させ、プラグの接続時にプラグの先端部
によりこのスリーブバルブをソケットの後端部に押圧す
ることによりソケット内のバルブ機構を開放するように
した構造の管継手が実施されている。この構造は、長期
間接続した後にソケットとプラグを分離した場合、或は
適用流体などによる原因によって、スリーブバルブの外
周面に装着したOリングの摺動性が悪くなるため、通
常、Oリングにテフロンコーテイングを施し、Oリング
の摺動抵抗を減らすようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の管継手の接続・分離を繰り返した場合、ソケッ
ト内でスリーブバルブが移動してOリングが摺動接触を
繰り返すと、Oリングのテフロンコーテイングが剥離す
る現象が発生し、そのため、Oリングの摺動性が低下す
るため、ソケットとプラグの分離時にスリーブバルブが
瞬時に密封されないばかりか、流体漏れ等が発生するお
それがある。しかも、半導体製造プロセスなどのクリー
ン性を要求される分野で適用される場合、この剥離した
コーテイングが流体内にパーティクルとして混入する場
合があるため、特にこれらの分野で不具合を生じてい
る。
【0005】本考案は、上記の従来例に鑑みこれらの課
題を解決するために開発したものであり、その目的とす
るところは、ソケットとプラグを接続或は分離する場合
に内部のバルブ機構が円滑に作動することによりバルブ
が確実に開閉すると共に、クリーン性を要求される流体
にも適用可能な管継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、ソケットとプラグとからなる管継手であ
って、前記ソケットの内部に設けたスリーブ弁の外周面
にシールリングを介して摩擦抵抗の少ない材料で形成し
た筒状スペーサを装着し、非接続状態のスリーブ弁の外
周面を、筒状スペーサの内周面の全長の2分の1以上の
長さまで挿入した管継手である。
【0007】
【作用】本考案における管継手は上記のように構成した
ので、プラグをソケットに挿入しプラグの先端部が突き
当たるまで挿入した後に、プラグの先端部がスリーブ弁
部の先端面をスプリングの付勢力に抗して押し込まれ、
バルブシャフトの弁座面からスリーブ弁部の先端側面が
離間しバルブが開放して流路が形成され、プラグとソケ
ットは確実に接続される。
【0008】この場合、スリーブ弁部はシールリングを
介して摩擦抵抗の少ない材料で形成した筒状スペーサの
内周面を摺動するので、スリーブ弁部の摺動性が良好で
あり、スムーズに動いてバルブを確実に開閉する。
【0009】次いで、プラグとソケットを分離する場合
は、ソケットからプラグを引き抜くと、スリーブ弁部
は、シールリングを介して筒状スペーサの内周面をスプ
リングの付勢力によりプラグ挿入方向に移動して元の位
置に復帰すると、スリーブ弁部の先端面が弁座面に圧接
して密封され、バルブの流路が確実に閉止される。
【0010】
【実施例】図面は、本考案における管継手の一実施例を
示したものである。ソケット1は、ソケット筒体1aと
接続部1bを有する接続筒部材1cをOリング1dを介
して螺着結合して構成する。また、ソケット1のプラグ
挿入口2の近傍位置に複数個の出没孔3を形成し、この
出没孔3に施錠ボール4を半径方向に出没自在に設け、
更に、ソケット1の外周面に施錠ボ−ル4の外方への動
きを規制或は解除する操作環5をばね6を付勢させて摺
動自在に設ける。一方、プラグ7の外周面に設けた円周
溝8に対して施錠ボ−ル4を係止或は離脱させてソケッ
ト1とプラグ7の両者を接離自在とする。
【0011】更に、ソケット1の内周面には、摩擦抵抗
の少ない材料で形成した筒状スペーサ9を装着する。本
例において、筒状スペーサ9は、フッ素樹脂例えばテフ
ロン(四ふっ化エチレン樹脂)を用いていおり、この筒
状スペーサ9の先端部はソケット1の内周面に形成した
突部10に係止させ、筒状スペーサ9の後端部は、複数
の連通孔11aを有するバルブ爪部材11の外周側面で
止着する。ソケット1の内周面と筒状スペーサ9の外周
面の間には、Oリング12を介在させる。この筒状スペ
ーサ9の内周面には、スリーブ弁14を摺動自在に設け
る。即ち、スリーブ弁14は、プラグ挿入側にスプリン
グ13により付勢させたスリーブ弁部(外周面)14
をシールリング15を介在させて摺動自在に設け、更
に、スリーブ弁部14の先端側面にシール材16を設け
る。
【0012】このスリーブ弁部14の先端側面をシール
材16を介して流路の中央位置に固着したバルブシャフ
ト17の弁座面18に圧接させて密封する。このバルブ
シャフト17は、後端部近傍を前述のバルブ爪部材11
の中央部に係合させ、後端部に設けた螺子部19にナッ
ト20を螺着して流路の中央位置にバルブシャフト17
固着させる。また、図1において、21はプラグ7を
ソケット1に挿入したときに、プラグ7の先端外周面を
シールするOリングであり、22は操作環5を係止する
ためのストップリングである。
【0013】両路開閉型の場合は、プラグ7の開口側の
先端内周面にスプリング23により付勢させたスライド
バルブ24の弁頭部25をシール材25aを介して圧接
させて密封し、ソケット1にプラグ7を挿入したとき
に、プラグ7の先端部26がソケット1のスリーブ弁部
14を押圧してスリーブ弁部14の流路を開放し、か
つ、プラグ7のスライドバルブ24がソケット1の弁座
面18に押圧されてスライドバルブ24の流路を開放す
るように設ける。また、図2において、27は連通孔2
8を有するバルブ爪であり、29はOリングである。
【0014】次に上記実施例の作用を説明する。ソケッ
ト1の外周に設けた操作環5を図1の矢印に示すように
引いた状態で、プラグ7をソケット1の挿入口2に挿入
し、プラグ7の先端部26がスリーブ弁部16の先端側
面に突き当たるまで挿入した後に、操作環5から手を離
し、更に、プラグ7を押し込むと、プラグ7の先端部2
6がスリーブ弁部14の先端側面をスプリング13の付
勢力に抗して押し込まれ、バルブシャフト17の弁座面
18からスリーブ弁部14の先端側面が離間してソケッ
ト1内に流路が形成され、かつ、操作環5は、元の位置
に戻り、この時、図4に示すようにプラグ7とソケット
1は確実に接続される。この場合、スリーブ弁部14は
シールリング15を介して摩擦抵抗の少ない材料すなわ
ちテフロンで形成した筒状スペーサ9の内周面をシール
リング15を介在し摺動するので、スリーブ弁部14
の摺動性が良好であり、スムーズに動いてバルブを確実
に開閉する。
【0015】次いで、プラグ7とソケット1を分離する
場合は、操作環5を引いた状態でソケット1からプラグ
7を引き抜くと、スリーブ弁部14は、シールリング1
5を介して筒状スペーサ9の内周面をスプリング13の
付勢力によりプラグ挿入方向に移動して元の位置に復帰
すると、スリーブ弁部14の先端側面がシール材16を
介して弁座面18の後面に圧接して密封され、バルブの
流路が確実に閉止され、特にソケット1とプラグ7を分
離したときに瞬時にバルブが閉止し、流体が漏れたり、
空気がみだりに混入するおそれもない。
【0016】なお、上記の実施例は、筒状スペ−サ9を
摩擦抵抗の少ない材料としてフッ素樹脂例えばテフロン
(四ふっ化エチレン樹脂)を用いているが、これに限る
ことなく、その他の摩擦抵抗の少ない材料も選択するこ
とができ、また、本考案におけるソケットとプラグは、
両路開閉型や片路開閉型にも適用できることは勿論であ
るが、何れにしてもスリーブ形状のバルブが摺動して移
動する部材の外周面に装着して摺動性を良好にするもの
には広く適用できる。更に、上記したプラグ7とソケッ
ト1は、接続分離できる管継手であれば適用可能である
から、施錠ボール4の接続方式以外にピン構造の接続方
式でも良く、また、操作環5のない構造のものにも適用
できる。
【0017】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
によると、ソケットとプラグを接続或は分離する場合に
内部のバルブ機構が円滑に作動することによりバルブが
確実に開閉すると共に、特に、ソケットとプラグを長期
間に渡って接続していた後に、離脱させた場合でも、シ
ールリングが固着した状態が起きることがなく、スリー
ブ弁部がスムーズに移動して流路を閉止することが可能
となり、しかも、パーティクルが流体に混入することが
ないので、半導体製造プロセスで用いられる純水等のよ
うにクリーン性を要求される流体にも適用することがで
きる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における一実施例を示すソケットの拡大
断面図である。
【図2】本考案における一実施例を示すプラグの拡大断
面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】本考案におけるソケットとプラグを接続した状
態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ソケット 7 プラグ 9 筒状スペーサ14 スリーブ弁 14 スリーブ弁部15 シールリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットとプラグとからなる管継手であ
    って、前記ソケットの内部に設けたスリーブ弁の外周面
    にシールリングを介して摩擦抵抗の少ない材料で形成し
    た筒状スペーサを装着し、非接続状態のスリーブ弁の外
    周面を、筒状スペーサの内周面の全長の2分の1以上の
    長さまで挿入したことを特徴とする管継手。
JP1993015992U 1993-03-10 1993-03-10 管継手 Expired - Lifetime JP2604307Y2 (ja)

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