JP2604304B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2604304B2
JP2604304B2 JP26217392A JP26217392A JP2604304B2 JP 2604304 B2 JP2604304 B2 JP 2604304B2 JP 26217392 A JP26217392 A JP 26217392A JP 26217392 A JP26217392 A JP 26217392A JP 2604304 B2 JP2604304 B2 JP 2604304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中の塵埃等を除去
する空気清浄機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種空気清浄機として、例えば
特開平61−28472号公報(B03C 3/04)に記載のものが知ら
れている。この空気清浄機は、本体中央部に送風機を配
置し、本体両側に、イオン化部とU字状のフィルタ体と
からなる集塵ユニットを配設しており、本体両側に形成
した吸込口から吸い込んだ空気を、集塵ユニットにて浄
化して吹き出すようになっている。しかしながら、この
空気清浄機は、本体中央部に送風機を配設し、本体両側
に集塵ユニットを配設した構成であるため、本体が大型
化し、また、ファンケ−シングの構成上、フィルタ体の
本体背面側はほとんど空気が通過せず、実質的なフィル
タ体の面積が小さいため、集塵効率が劣る欠点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、集塵効率を向上し、小型化特に前
後方向の薄型化が可能な空気清浄機を提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、空気清
浄機本体内を前後空間に区画し、この前後の空間を連通
する吸気口を略中央部に形成した仕切板体と、前記前後
の空間の内、一方の空間に収納される送風機の送風羽根
と、他方の空間の左右両側のみに配設されるイオン化部
と、前記吸気口を被う如く前記他方の空間の前記イオン
化部間に配設されるフィルタ体と、前記他方の空間に連
通して形成される吸込口と、前記一方の空間に連通して
形成される吹出口とを備え、空気清浄機本体内に、前記
送風機の起風により、前記吸込口から吸い込まれた空気
を前記左右のイオン化部、前記フィルタ体、前記吸気口
の順に通して前記吹出口に案内する通気路を形成し、フ
ィルタ体は、前記左右のイオン化部から離れるにつれて
前記他方の空間の前記仕切板体と対面する壁面に近づく
ように中折れ状として、フィルタ体と前記壁面との間に
形成される前記通気路の前後方向の幅を、左右のイオン
化部から離れるに従って狭くなるようにしたものであ
る。
【0005】
【0006】
【0007】
【作用】本発明によれば、送風機を駆動すると、塵埃等
と共に空気が吸込口から空気清浄機の他方の空間に吸い
込まれ、塵埃等は先づ左右のイオン化部にてイオン化さ
れる。イオン化された塵埃等はフィルタ体に吸着され、
清浄化された空気は一方の空間を経て吹出口から吹き出
される。ここでフィルタ体は、左右のイオン化部から離
れるにつれて、他方の空間の仕切板体と対面する壁面に
近づくように中折れ状とし、フィルタ体とこの壁面との
間に形成される通気路の前後方向の幅を、左右のイオン
化部から離れるに従って狭くなるようにしているので、
フィルタ体の面積を増大することができると共に、フィ
ルタ体を通る空気の量をイオン化部からの距離に関係な
くほぼ均一化することができ、集塵効率を向上すること
ができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下に詳述
する。
【0011】図5は空気清浄機1の横断面図を示すもの
である。空気清浄機1は図3に示す床置使用と、図4に
示す壁掛使用とに使い分けて用いることができる。以下
の説明において、上下左右前後といった位置を示す言葉
は、特別の断りのない限り、図3に示す床置使用状態を
基準として用いる。
【0012】空気清浄機1は、吸気グリル部2を形成し
た着脱自在の前カバ−体3を有する本体4と、後述する
仕切板体13により前後に区画された本体内の後方の空間
(一方の空間)に位置する送風装置5と、本体内の前方
の空間(他方の空間)の左右両側のみに装着されたイオ
ン化部6と、本体4内の前方の空間を前後二層に分離す
る着脱自在なガイド板体7と、ガイド板体7の後方に通
気間隔を有して位置するフィルタ体8とを有する。フィ
ルタ体8は、左右のイオン化部6間に、前記仕切板体13
の略中央部に設けた吸気口12を被う如く設けられてい
る。前カバ−体3と本体4とガイド板体7及び空気清浄
機1の構成部材における電気的接続部分以外は、絶縁材
料で形成され、本実施例では、ABS樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等の合成樹脂を用いている。本体4の上面左半
側には、グリル状吹出口9を形成し、上面右半側には、
着脱自在の制御箱体10を収納する凹部11を形成してい
る。
【0013】送風装置5は、本体4内を前後に仕切ると
共に、中央に吸気口12を形成した仕切板体13と、仕切板
体13に一体に形成したファンケース部14と、吸気口12の
中央に支持杆にて支持した電動機支持部に装着支持する
電動機15と、電動機15にて駆動される送風羽根16とから
なる。送風羽根16は薄型径大のシロッコファンを用いて
おり、電動機15及び送風羽根16から構成される送風機の
駆動により、吸気口12より吸い込んだ空気を吹出口8よ
り本体4外へ送風する。吸気口12に対しては、本体4外
より吸気グリル部2を通して吸い込んだ空気が供給さ
れ、その空気は、フィルタ体8にて塵埃や煙草の煙等が
除去されたものである。吹出口9の後方近傍には、清浄
された空気をイオン化するための針状電極17と板状電極
18とを形成している。仕切板体13とファンケース部14と
本体4にて囲まれた部分には、後述する空気清浄機制御
回路基板が装着される。吹出口9及び凹部11を形成した
本体4の上壁部は、別部材として形成した後、螺子、弾
性係合等の連結手段にて結合一体化される。
【0014】イオン化部6は、別体部品として組み立て
た後に、本体4の左右内側と仕切板体13左右両側との角
部に上下方向全高にわたり装着される。イオン化部6
は、細長い直方体における長手方向の隣り合う二側壁を
除いた箱状に形成された取付ケース体19と、取付ケース
体19の長手方向開口縁に薄肉ヒンジにて開閉自在に形成
した吸排グリル体20と、取付ケース体19後壁内面に装着
した針状イオン化電極21と板状対向電極22とからなる。
針状イオン化電極21は長手方向に等間隔でもって複数本
後壁に貫通突設され、取付ケース体19内に突出した先端
は尖らせており、取付ケース体19外に突出した端部は導
電板23にて電気的に連結している。板状対向電極22はく
し形導電板部の各舌片より板部を折曲立設して形成し、
板状対向電極22は取付ケース体19後壁内面に装着し、板
部が針状イオン化電極21との間を仕切るように立設装着
される。取付ケース体19後壁内面には、針状イオン化電
極21を囲む突条24を形成している。板状対向電極22は、
突条24と取付ケース体19の側壁内面に形成した突起25に
て仮保持される。突起25は取付をスムーズに行うために
三角突起としている。針状イオン化電極21と板状対向電
極22との間には、高電圧が印加され、針状イオン化電極
21の先端でコロナ放電が起こり、イオンが発生し、この
イオンが空気中の塵埃等に付着し、塵埃を帯電させる。
高電圧の印加により、針状イオン化電極21の先端からの
コロナ放電だけでなく、取付ケース体19後壁内面に沿っ
て、板状対向電極22に向かう沿面放電が発生し、十分な
高電圧の高電圧を印加できないことがある。だが、針状
イオン化対向電極22の周囲に突条24を形成したことで、
沿面距離が大きくなり、沿面放電を防止できる。また、
突条24のイオン化電極21に面しない外側面には、塵埃の
付着が少なく、その他の取付ケース体19部分には、塵埃
が付着する。その結果、付着した塵埃によるリーク電流
が流れようとするが、突条24の塵埃の付着のない部分が
絶縁部となり、リーク電流が流れることを防止する。
【0015】吸排グリル体20は階段状に形成し、その内
側壁部に、吸込グリル26と吹出グリル27を形成し、吸込
グリル26と吹出グリル27との間を仕切板28としている。
取付ケース体19の後壁内側縁は凹凸係止鍔部29となって
おり、吸排グリル体20の吹出グリル27端縁が凹凸係止鍔
部29に係合することで、取付ケース体19は吸排グリル体
20にて閉ざされる。吸排グリル体20を閉ざすと、針状イ
オン化電極21と板状対向電極22を被うことで、電極21、
22への手指の直接接触によるケガが防止され、電極21、
22の変形破損も防止される。仕切板28は板状対向電極22
の板部端部に当接して支持されることで、吸排グリル体
20の支持が確実なものとなる。また、仕切板28と板状対
向電極22との当接及び仕切板28により、イオン化部6の
通気路を確実に区画できる。さらに、吸込グリル26を形
成したことで、吸込気流が整流され、針状イオン化電極
21と板状対向電極22に対する空気流の流れが均一な直進
流となり、イオン化部6の奥でのUターンがスムーズに
行われる。Uターンした後の吹出グリル27に向かう流れ
は、板状対向電極22による整流作用及び仕切板28による
通路に形成して均一な直進流となることで、通風抵抗も
少なく、イオン発生による集塵を帯電させることが効率
よく行われる。
【0016】吸排グリル体20の吹出グリル27の数ケ所に
は、イオン化部6の外向きに突出したリブ30を形成し、
リブ30の縁部は、傾斜部31となっている。イオン化部6
は本体4の両側壁と、仕切板体13両側部に形成した仕切
壁32との間に挿入装着する。装着は、仕切板体13に突設
したボス33に捩じ込む螺子34にて行われる。螺子34にて
板状対向電極22と取付ケース体19は仕切板体13に固定さ
れる。イオン化部6は固定された状態で、吸排グリル体
20の開閉を行うことができる。針状イオン化部電極21と
板状対向電極22への給電は、仕切板体13より、前方に突
出した弾性給電片35、36の導電板23及び板状対向電極22
への接触にて行われる。弾性給電片35、36は、仕切板体
13の後面より前面に貫通突設され、弾性給電片35、36間
の接触及び高電圧印加による放電を防止するために、絶
縁仕切板37、38を仕切板体13及び取付ケース体19より一
体に形成している。
【0017】仕切板体13の仕切壁32と、仕切板体13の上
下端部に形成した仕切壁39にて囲まれた部分には、仕切
板体13と間隔を保持し、吸気口12を被う如く、フィルタ
支持用通気性電極板体40が支持される。電極板体40はラ
ス板にて形成され、その左右両端縁に形成した係止片を
仕切壁39に形成した係止部に係止し、仕切板体13より突
設したボス41に螺子にて固定される。仕切壁39の数ケ所
には、電極板体40の支持部42を形成している。本実施例
において電極板体40は、支持部42にて平面断面状くの字
形に湾曲支持している。電極板体40を湾曲支持したこと
で、電動機5に対向する部分が、最も前方に突出するこ
とになり、電動機5を吸気口12より仕切板体13の前面側
に突出せしめて支持することができ、空気清浄機1の前
後方向の寸法を小さくすることができる。
【0018】フィルタ体8は電極板体40に沿って支持さ
れる。フィルタ体8も湾曲支持されることで、平面支持
するものに比べてフィルタ体8の面積を大きくすること
ができ、その分集塵能力の向上につながるものである。
フィルタ体8は、その左右端縁部をイオン化部6に形成
したリブ30にて係止され、端部の電極板体40からの浮き
上がりを防止できる。リブ30の傾斜部31及びイオン化部
6の階段構造は、外したフィルタ体8を装着する時の案
内となる。電極板体40は接地されており、帯電した塵埃
の捕集によりフィルタ体8が電荷を持つことを防止し、
常に安定した電気的吸着力を維持できるようにしてい
る。
【0019】前カバ−体3の内面には、吸気グリル部2
を被う如く、プレフィルタ−体43を装着している。ガイ
ド板体7はその中央下端の係止部44を前カバ−体3の内
面下部支持部45に係止し、その中央上端の固定部46を前
カバ−体3の内面上部のボス47に捩じ込む化粧螺子48に
て固定している。前カバ−体3にガイド板体7を装着し
た状態において、プレフィルタ−体43はガイド板体7の
中央部上下方向に延設するリブ49と、両側部に突設する
突起50にて前カバ−体3の内面に押圧支持される。プレ
フィルタ体43とガイド板体7との間には通気路が形成さ
れる。ガイド板体7は電極板体40と同方向に平面断面状
くの字型に形成されて中折れ状となており、その曲がり
は電極板体40より小さい。従って、ガイド板体7(これ
が空気清浄機本体内の仕切板体13で区画された前方の空
間の仕切板体13と対面する壁面に相当)と、電極板体40
に沿って支持された中折れ状のフィルタ体8との間に形
成される通気路の前後方向の間隔は、左右のイオン化部
6から離れるにつれて狭くなる。このことによりこの通
気路のイオン化部6から離れた中央部分をイオン化部6
の近くに比べてより低圧にすることができ、イオン化部
を通って通気路へ吸引された空気を中央部分まで充分に
導くことができ、その結果、フィルタ体8の全体から略
均一の量の空気を吸引することができる。
【0020】吸気グリル部2より吸い込まれ、プレフィ
ルタ体43を通過した空気はプレフィルタ体43にて大きな
塵埃が捕集される。プレフィルタ体43を通過した空気
は、ガイド板7にてその流れを変更され、両側に向かう
流れとなり、イオン化部6の吸込グリル26に案内され
る。前カバ−体3を本体4に装着した状態においてガイ
ド板7の両側部はイオン化部6の仕切板28に当接し、吸
気グリル部2より吸い込んだ空気を効率よくイオン化部
6に導く。本実施例において、吸気グリル部2をプレフ
ィルタ体43にて被ったことで、プレフィルタ体43とガイ
ド板7との間の通気路の圧力が低圧となる。その結果、
吸気グリル部2のイオン化部6に近接する部分から集中
的に吸い込まれようとする傾向を吸気グリル部2全体か
らの吸い込みとできるものである。また、プレフィルタ
体43とガイド体7との間隔が中央から両側に向かい広く
なることで中央部分をより低圧とすることができ、吸気
グリル部2全体から吸気がより効率よく行われる。さら
に、リブ49にて通気路を左右に分離したことで、吸気の
流れはよりスムーズとなる。
【0021】ガイド板7の後面中央には上下方向に延び
るリブ51を形成し、両側部には、左右方向に延びる複数
の突片52を形成している。フィルタ体8は前カバ−体3
が本体4に装着された状態で、リブ51及び突片52にて押
圧保持される。従って、空気清浄機1が停止し、フィル
タ体8の電極板体40への風圧による吸着力がなくなって
も、確実に保持される。突片52はイオン化部6の吹出グ
リル27から吹き出される風をより直進性の強い風とし、
フィルタ体8の中央部に送り、フィルタ体8による均一
な集塵を行わせるものである。
【0022】前カバ−体3の本体4への着脱構造は、弾
性係止構造となっている。前カバ−体3は本体4に被さ
るように装着され、上下壁後端内面に係止突起53、54を
形成している。前カバ−体3の下壁外面には着脱用操作
突起55を形成している。前カバー体3の内面上部には、
係止片56を形成している。前カバー体3の係止突起53、
54と係止片56に対応する本体4部分には、弾性係止体57
と係止部58と引掛孔59を係止している。前カバー体3は
その上部の係止突起54及び係止片56を係止部58と引掛孔
59に係合させた後、下部の係止突起53を弾性係止体57に
係合させる。前カバー体3の本体4への着脱構造は、空
気清浄機1を壁掛使用した時、最も有効に作用するもの
である。即ち、壁掛使用状態で、前カバー体3を外すと
き、その上部を手前に引いて係止突起53と弾性係止体57
との係合を外す。この時、前カバー体3は、手にて保持
していないと、前方に落下しようとするが、係止片56が
引掛孔59に引っ掛かることでその落下が阻止される。
【0023】イオン化部6には、使用状態において高電
圧が印加されており、誤って運転中に前カバー体3が外
されたりすると、危険であると共に、前カバー体3が確
実に装着されていない状態で運転されると、空気清浄機
1としての機能が十分に発揮されない。前カバー体3が
本体4に確実に装着されて始めて、空気清浄機1が運転
可能となる安全スイッチ60、61を装着している。安全ス
イッチ60は本体4下中央前部に装着され、安全スイッチ
61は本体4上中央前部に装着され、安全スイッチ60、61
は前カバー体3に形成した操作片62、63にて切入され
る。従って、前カバー体3が確実に本体4に装着されて
初めて安全スイッチ60、61が投入される。
【0024】制御箱体10の下面中央両側には係止部64を
形成し、本体4とは制御コード65にて電気的に連結され
る。制御コード65は凹部11内より引き出される。制御箱
体10はその制御コード65を引き出さない端部を凹部11右
内側部に形成した段部66にて支持し、制御箱体10の係止
部64を形成した部分より他端側中央を突部67にて支持す
ることで、凹部11内に収納する。収納されると、制御箱
体10の係止部64に弾性係止体68が係合する。凹部11の下
部は制御コード65の収納保持空間となる。凹部11からの
制御箱体10の取り出しは、制御箱体10の制御コード65の
引き出し端部を内側に押し込むと、突部67を中心にシー
ソー的に回動し、弾性係止体68が係止部64より外れ、凹
部11より制御箱体10が飛び出る。係止部64は図4に示す
壁掛使用において、制御箱体10の壁への取付状態におけ
る支持金具との係合にも用いられる。
【0025】制御箱体10には、空気清浄機1の運転を止
める停止スイッチ69と、ガス感知装置による自動運転
と、弱運転、標準運転、急速清浄運転とを選択する運転
切替スイッチ70と、タイマー運転設定スイッチ71と、ガ
ス感知装置の感度を変更する感度切換スイッチ72とを有
する。制御箱体10には、運転状態を示す発光表示体を装
着しており、自動、弱、標準、急速運転表示体73と、
4、2、1時間及び30分の時間表示体74と、汚れ度合を
2段階で示す汚れ表示体75とを有する。制御箱体10に
は、空気中のガスを感知するガス感知素子76を内装して
いる。運転切換スイッチ70を操作すると、その設定は自
動、弱、標準、急速を経て、再び自動に復帰し、それに
合わせて運転表示体73が点灯する。自動運転を設定する
と、運転表示体73の自動が点灯すると共に、その時の運
転状態である弱、標準、急速の運転表示体73が適宜点灯
する。汚れ表示体75は赤色と緑色とに形成され、汚れ度
合が高いと赤色が点灯し、汚れ度合が低いと緑色が点灯
する。感度切換スイッチ72により自動運転時の運転開始
を調整できる。
【0026】制御回路は、図18に示す如く構成されて
いる。制御回路は、ガス感知素子76を含み、その出力を
処理し、A/D変換し、比較機77にて処理するガス感知
部78と、運転切換スイッチ70とタイマー運転設定スイッ
チ72と停止スイッチ69からの入力を処理し、空気清浄機
1の運転モードを設定処理するマイクロコンピュータ等
にて形成された運転制御部79と、ガス感知部78からの信
号を処理し、あらかじめ決められた自動運転モードを選
択判断するマイクロコンピュータ等にて形成された自動
運転制御部80と、自動運転制御部80及び運転制御部79か
らの自動運転制御信号を比較制御処理して電動機制御信
号を出力する自動電動機制御部81と、運転制御部79また
は自動電動機制御部81からの信号にて切換駆動制御され
るスイッチング部82と、電動機15の運転停止を判別する
停動判別部83と、停動判別部83による電動機15の運転時
のみ通電される高電圧部84と、各制御部への給電を行う
駆動電源部85とからなる。
【0027】空気清浄機1を商用電源86に接続すると、
初期リセット回路87にて空気清浄機1が停止状態を維持
するように制御される。空気清浄機1、いわゆる電動機
15は停止していても、ガス感知部78及び自動運転制御部
80は駆動されており、ガス感知部78にて感知した状態を
汚れ表示体75にて表示する。但し、ガス感知素子76の特
性上、正規のガス濃度に対応した所定値を出力するまで
に通常5分の時間を要することから、自動運転は5分経
過後でないと行われないようにしており、5分間は緑色
の汚れ表示体75が点滅するようにしている。本実施例は
上記5分の自動運転不能時間を短縮するために、自動運
転不能時間を2分間とし、2分から5分までの3分間に
おいて汚れ上昇に伴う出力値が通常より小さくなること
で感度を上げて自動運転が的確に行われるようにしてい
る。2分経過すると、緑色の汚れ表示体75は点滅から点
灯に変わる。そして、汚れ上昇が検知されると、赤色の
汚れ表示体75の点灯に切り換わる。
【0028】而して、空気清浄機本体4内を仕切板体13
にて前後空間に区画し、本体内の一方の空間(後方の空
間)に送風機の送風羽根を配置し、本体内の他方の空間
(前方の空間)の左右両側のみにイオン化部6を配置
し、本体内の他方の空間のイオン化部6、6間にフィル
タ体8を配置し、吸気グリル部2より吸引した空気を左
右のイオン化部にて帯電させた後、イオン化部6、6間
に設けたフィルタ体8に左右両側から空気を通すように
したため、フィルタ体8の全面を有効に浄化作用として
活用することができると共に、空気清浄機本体の前後方
向の幅を小さく即ち薄型化することができる。
【0029】また、フィルタ体8は、前記左右のイオン
化部6、6から離れるにつれて、他方の空間(前方の空
間)の仕切板体13と対面する壁面即ちガイド板体7に近
付くように中折れ状としたので、送風機の電動機15を本
体内の他方の空間に突出させて支持させることができ、
一層本体の前後方向の寸法を小さくすることができると
共に、フィルタ体8の面積を増大することができ、集塵
効率を向上することができる。
【0030】更にフィルタ体8とガイド板体7(他方の
空間の仕切板体13と対面する壁面)との間に形成される
通気路の前後方向の幅を、左右のイオン化部から離れる
につれて狭くなるようにしたので、通気路のイオン化部
から離れた中央部分を低圧にすることができ、この結
果、フィルタ体8全体に略均一の量の空気が通り、フィ
ルタ体の全面積を浄化作用として有効に活用することが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の構成によれば、仕切板体にて前
後空間に区画した本体内の一方の空間に送風機の送風羽
根を、他方の空間の左右両側のみにイオン化部を夫々配
置し、本体内の他方の空間のイオン化部間にフィルタ体
を配置し、吸気グリル部(吸込口)より吸引した空気を
左右のイオン化部にて帯電させた後、フィルタ体に左右
両側から空気を通すようにしたため、フィルタ体の全面
を有効に浄化作用として活用することができると共に、
空気清浄機本体の前後方向の幅を小さく即ち薄型化する
ことができ、インテリアとしての価値を高めることがで
きる。
【0032】本発明の請求項2の構成によれば、フィル
タ体は、イオン化部から離れるにつれて他方の空間の仕
切板体と対面する壁面(ガイド板体)に近づくよう中折
れ状とし、フィルタ体とガイド板体との間に形成される
通気路の前後方向の幅を、左右のイオン化部から離れる
につれて狭くなるようにしたので、送風機の電動機を本
体内の他方の空間に突出させて支持させることができ、
一層本体の前後方向の寸法を小さくすることができると
共に、フィルタ体の面積を増大することができ、集塵効
率を向上することができ、更に、通気路のイオン化部か
ら離れた中央部分を低圧にすることができ、この結果、
フィルタ体全体に略均一の量の空気を通して、フィルタ
体の全面積を浄化作用として有効に活用することができ
る。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の吸排グリル体を開いたイオ
ン化部の斜視図である。
【図2】同空気清浄機の分解斜視図である。
【図3】同床置使用時の斜視図である。
【図4】同壁掛使用時の斜視図である。
【図5】同横断面図である。
【図6】同縦断面図である。
【図7】同図6とは異なる位置で切断した縦断面図であ
る。
【図8】同図6及び図7とは異なる位置で切断した縦断
面図である。
【図9】同分解横断面図である。
【図10】同制御箱体の正面図である。
【図11】同イオン化部の斜視図である。
【図12】同空気清浄機の横断面図である。
【図13】同イオン化部の一部断面斜視図である。
【図14】同吸排グリル体を開いた状態のイオン化部分
の拡大断面図である。
【図15】同制御箱体保持部の縦断面図である。
【図16】同横断面図である。
【図17】同要部拡大断面図である。
【図18】同回路図である。
【符号の説明】
2 吸気グリル部 4 空気清浄機本体 6 イオン化部 7 ガイド体 8 フィルタ体 9 吹出口 12 吸気口 13 仕切板体 15 電動機 16 送風羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉見 和好 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−137977(JP,U) 実開 昭54−57586(JP,U) 実公 昭45−465(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気清浄機本体内を前後空間に区画し、
    該前後の空間を連通する吸気口を略中央部に形成した仕
    切板体と、前記前後の空間の内、一方の空間に収納され
    る送風機の送風羽根と、他方の空間の左右両側のみに配
    設されるイオン化部と、前記吸気口を被う如く前記他方
    の空間の前記イオン化部間に配設されるフィルタ体と、
    前記他方の空間に連通して形成される吸込口と、前記一
    方の空間に連通して形成される吹出口とを備え、前記空
    気清浄機本体内に、前記送風機の起風により、前記吸込
    口から吸い込まれた空気を前記左右のイオン化部、前記
    フィルタ体、前記吸気口の順に通して前記吹出口に案内
    する通気路を形成し、前記フィルタ体は、前記左右のイ
    オン化部から離れるにつれて前記他方の空間の前記仕切
    板体と対面する壁面に近づくように中折れ状として、フ
    ィルタ体と前記壁面との間に形成される前記通気路の前
    後方向の幅を、左右のイオン化部から離れるに従って狭
    くなるようにした空気清浄機。
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