JP2604206B2 - 構築材の建方装置 - Google Patents

構築材の建方装置

Info

Publication number
JP2604206B2
JP2604206B2 JP63215246A JP21524688A JP2604206B2 JP 2604206 B2 JP2604206 B2 JP 2604206B2 JP 63215246 A JP63215246 A JP 63215246A JP 21524688 A JP21524688 A JP 21524688A JP 2604206 B2 JP2604206 B2 JP 2604206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
construction
steel
target
steel frame
pinhole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63215246A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0266266A (ja
Inventor
眞 小森
征行 鷹巣
亮 伊藤
健 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Construction Co Ltd filed Critical Tokyu Construction Co Ltd
Priority to JP63215246A priority Critical patent/JP2604206B2/ja
Publication of JPH0266266A publication Critical patent/JPH0266266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604206B2 publication Critical patent/JP2604206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄骨材、鋼管、PC(プレキャストコンクリ
ート)材等の構築材を所望の姿勢角度に建込むための建
方装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、鉄骨材を建込む場合には、鉄骨造・鉄骨鉄筋
コンクリート造等の構築物、鉄骨製アーチ屋根、鋼橋、
トンネル等の支保工、貯蔵タンクの脚柱、送電用鉄塔、
その他の鉄骨製タワー等、多種のものがあり、また、鋼
管を建込む場合には、鋼製煙突、鋼管橋、パイプライン
等があり、さらに、PC材を建込む場合には、カーテンウ
ォール、排水管、トンネル覆工セグメント等がある。
従来、例えば鉄骨の建方工法としては、第4図に示す
ように、工場にて数層分を1節として加工された鉄骨柱
を構築現場にてタワークレーン等の建方機械により建込
むと共に、これに鉄骨梁等の横架材を掛け渡し、各接合
部を本締ボルトの1/5〜1/3本数のボルトで仮締めし、そ
の後、鉄骨の要所にワイヤー筋かいを張ってトランシッ
ト・下げ振り等で歪みを修正しながら本締め、溶接また
はリベット打ちやボルト締めを行なっていた。
そして、上記鉄骨柱の建込みに際しては、各接合部の
位置に誘導作業員が居て、建方機械のオペレーターに手
・笛・旗等で合図したり、トランシーバー等の無線機を
用いて誘導していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記現場作業員の手・笛・旗・無線機
等による誘導は、特に微妙な誘導が困難で相当の熟練を
要するばかりでなく、誘導に手間取って時間がかかった
り危険を伴ない、特に風が強いと建込作業が出来なかっ
た。
また、上記従来の建方工法は、一旦仮締めしてから歪
直し作業を行っていたため、建方完了までに多くの手間
と時間を要し、作業能率が悪くて建設費が効果になり工
期が長くなる等の問題点があった。
特に、超高層ビルの場合などでは、スパン調整が不十
分で、建方誤差範囲に納めるために、大掛かりな設備に
より修正していた。
更に、上述のように構築材を鉛直に建込む場合に限ら
ず、梁等の横架材のように水平に建込んだり、橋やタワ
ーのように所定の姿勢角度を保って建込む場合にも、高
精度で能率良く建込むことが困難であった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、構築材の建込状態
を糧方機械のオペレーターが適確に把握して遠隔操作に
より所定建込位置に迅速かつ正確に誘導し、その構築材
の建方位置や姿勢を保つことにより仮締め及び歪直し作
業を省略して、直接本締めを行ない、誘導作業員の負担
と作業工程を軽減して建設費を大幅に低減せしめ、建方
能率を飛躍的に向上せしめることが出来る構築材の建方
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の構築材の建方装置は、XY軸方向の照準方向を
自動調整する2個の二次元補償器とCCDカメラから構成
され、既設の構築材の接続部付近に着脱自在に取り付け
られる照準監視装置と;クレーン等の建方機械により吊
り込まれる別の構築材の上記構築材との接続部から離れ
た部位に取り付けられ、中心部にピンホールを明けたり
光源を設けたターゲットと;上記CCDカメラにより撮像
されたターゲットのピンホールや光源の基準位置からの
偏位状態を移し出すモニターと;から構成されることを
特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図はアーチ状鉄骨屋根、タワー、鋼橋等に於い
て、鉄骨材を所望の角度で建込み、接続する場合を示す
もので、1は基礎または既設の下層鉄骨材の頭部であっ
て、その上に接続される別の鉄骨材2がタワークレー
ン、トラッククレーン等の建込機械(図示せず)により
吊込まれている。
上記鉄骨材1の頭部の一側部には、照準監視装置Aが
取付けられている。
該照準監視装置Aは、第2図に示すように、主として
第1の二次元補償器3と、第2の二次元補償器4と、CC
Dカメラ5から構成されている。
上記二次元補償器3,4は、各々X軸方向およびY軸方
向の照準方向を自動調整するものである。
また、上記CCDカメラ5は、上記光学システムを通し
て結像した視準点を電気的に検出するようになってい
る。
5′は接視鏡である。6はマグネットベースやクラン
プ等の取付具であって、上記鉄骨材1に着脱自在に付着
するようになっている。
第2図に示すターゲット7は、中心部にピンホール7a
を明け、該ピンホール7aを通過する光と、ターゲット7
の母材から反射する光とが識別できるようになってお
り、第1図に示すように、建込み中の鉄骨材2の上部に
着脱自在に取付けられるようにっている。
次に、上記装置による鉄骨建方作業について説明す
る。
まず、鉄骨柱1および2に、それぞれ照準監視装置A
およびターゲット7をセットする。この際、照準監視装
置Aの受光基準一と、ターゲット7のピンホール7aの位
置が、接続すべき両鉄骨材1,2の基準面から同じ位置に
あるようにセットしておく。
上記準備作業が完了したら、鉄骨材2に吊りワイヤー
8を掛けて、クレーン等の建方機械により所定吊込位置
まで移動させる。
この場合、該鉄骨材2はできるだけ架設方向を保つよ
うに吊設するのが好ましい。
鉄骨材2を接続すべき鉄骨材1の付近に移動させると
共に、接続姿勢に近い状態にすると、上記照準監視装置
Aによりターゲット7の像がとらえられ、CCDカメラ5
により受像されたターゲット像は、第3図に示すよう
に、画像処理装置9を介してモニター10に移し出され、
鉄骨材2が鉄骨材1の接続位置付近に吊込まれたことが
確認される。
続いて、鉄骨材2を鉄骨材1の接続部位上に近づけ
て、直ちに接続作業に入る。
接続作業に於いては、まず、仮締状態にボルトを締め
てから、上記モニター10に写し出された照準点すなわち
ターゲット像のピンホール7aの偏位状態を見ながら、該
視準点(ピンホール7a)の回転振れが重心位置にくるよ
うに、鉄骨材2の姿勢を修正し、本締めする。この場
合、下方の照準監視装置Aの付近にいる作業員がモニタ
ーを見て、クレーンオペレーターに合図を送るか、モニ
ターを更にオペレーター席にも置いて、オペレーター自
信がモニターを直接見ながら修正するようにしてもよ
い。この修正作業は、コンピューターにより上記照準点
の回転振れの重心位置を演算せしめて、自動的に行って
もよい。
尚、第3図に於いて、11はパソコンやポケットコンピ
ュータ等の演算装置であって、そのディスプレイに照準
点すなわちピンホール7aの偏位量X,Yがデジタル的に表
示されるようになっている。
鉄骨材2の接続が終了したら、照準監視装置Aおよび
必要に応じてターゲット7を取外して、次の建方作業に
移る。
尚、これらの照準監視装置Aおよびターゲット7を複
数組揃えておき、1組が取付け取外し作業をしている間
に、別組により建方作業を行えば、能率が向上する。
また、ターゲットにレーザー光、LED等の光源を設け
れば、夜間、トンネル内、地下等の暗所に於いても効果
的に建方作業を行うことができる。
本発明は、上記アーチ上鉄骨屋根、タワー、鋼橋等に
おける鉄骨材の建方に限定するものではなく、例えば、
鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造等の建築物、トンネル
等の支保工、貯蔵タンクの脚柱等の鉄骨材、また鋼製煙
突、鋼管橋、パイプライン等の鋼管材、さらにカーテン
ウォール、排水管、トンネル覆工セグメント等のPC材、
アルミ等の金属板によるカーテンウォール等を任意の方
向に建込んで接続する場合に適用し得るものである。
[発明の効果] (1)既設の構築材に接続される別の構築材の上部吊込
部付近に、中心部にピンホールを明けたり光源を設けた
だけのターゲットを取り付けているので、鉄骨柱の上部
に電源を設ける必要はあるものの通信ケーブルを配置す
る必要はなく、取り付け取り外しに手間がかからず、メ
ンテナンスが不要である等の利点がある。
(2)既設の鉄骨柱側に鉛直点監視装置を設けて視準情
報を集中させたので、支障の多い無線を避けた有線ケー
ブにより確実に情報をオペレータに提供し易いという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置による建方作業状態を示す斜視図、
第2図は照準監視装置の構成図、第3図は照準監視シス
テムの該略説明図、第4図は従来の建方作業の説明図で
ある。 1,2……鉄骨材、3,4……二次元補償器,5……CCDカメ
ラ、5′……接眼鏡、6……取付具、7……ターゲッ
ト、7a……ピンホール、8……吊りワイヤー、9……画
像処理装置、10……モニター、11……演算装置、12……
照準監視装置、X,Y……偏位量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−14959(JP,A) 特開 昭63−19514(JP,A) 特開 昭62−35219(JP,A) 特開 昭60−65870(JP,A) 特公 昭54−9904(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】XY軸方向の照準方向を自動調整する2個の
    二次元補償器とCCDカメラから構成され、既設の構築材
    の接続部付近に着脱自在に取り付けられる照準監視装置
    と;クレーン等の建方機械により吊り込まれる別の構築
    材の上記構築材との接続部から離れた部位に取り付けら
    れ、中心部にピンホールを明けたり光源を設けたターゲ
    ットと;上記CCDカメラにより撮像されたターゲットの
    ピンホールや光源の基準位置からの偏位状態を映し出す
    モニターと;から構成されることを特徴とする構築材の
    建方装置。
JP63215246A 1988-08-31 1988-08-31 構築材の建方装置 Expired - Lifetime JP2604206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63215246A JP2604206B2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 構築材の建方装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63215246A JP2604206B2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 構築材の建方装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0266266A JPH0266266A (ja) 1990-03-06
JP2604206B2 true JP2604206B2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=16669137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63215246A Expired - Lifetime JP2604206B2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 構築材の建方装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604206B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001158599A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Yaskawa Electric Corp 高所作業用ブームの位置決め装置
JP5724235B2 (ja) * 2010-07-23 2015-05-27 株式会社大林組 接続方法及び構造物
JP6382404B1 (ja) * 2017-07-11 2018-08-29 東芝エレベータ株式会社 エレベータ用ガイドレールの固定装置及び固定方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6235219A (ja) * 1985-08-09 1987-02-16 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 上下構造物間の鉛直点求心工法
JPS6314959A (ja) * 1986-07-07 1988-01-22 東急建設株式会社 構築材の自動建方システム
JPS6319514A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Takenaka Komuten Co Ltd 建方精度測定用受光器
JP2559257B2 (ja) * 1988-06-29 1996-12-04 東急建設株式会社 構築材の建方工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0266266A (ja) 1990-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5755981A (en) Bridge overhang system for connecting forms from above a girder beam
CN1978801A (zh) 超大跨度钢斜拱施工方法
JP2016121438A (ja) 鉄骨工事の自動化施工方法と構造物
CN110485742A (zh) 一种独立基础预埋柱脚锚栓的定位装置及施工方法
JP2604206B2 (ja) 構築材の建方装置
JP2559257B2 (ja) 構築材の建方工法
CN110359645A (zh) 屋面挑檐支撑体系及其施工方法
JP2007002494A (ja) 架設管理システム
JP2699114B2 (ja) 構築材建方用鉛直度測定システム
JP2000291262A (ja) 柱建方用エレクションピース及び柱建方方法
JPH09203041A (ja) 構真柱建て込み工法とそれに用いるガイド管
JPH09242339A (ja) ビル主柱の鉛直建込み工法
CN106320186B (zh) 一种拱座预埋锚杆定位系统及施工方法
CN104264781A (zh) 网格状柱面钢结构网壳及其施工方法
JP2533317B2 (ja) 変位自動検出システム
JPH11118979A (ja) プラントの組立方法
CN212201400U (zh) 装配式钢结构外挂式防护架
JP7454182B2 (ja) 鋼製支保工建て込み時の遠隔操作式ボルト締結装置
JPH0694457A (ja) 地下構造物の変位測定装置
JP7364185B2 (ja) 支保工建込方法および支保工建込システム
JPH0543028B2 (ja)
JPH09189132A (ja) 鉄骨柱の柱脚部固定工法
CN101994389B (zh) 一种高大模板施工方法
JPH08120941A (ja) 構築材の建方方法および装置
JPH10311045A (ja) 柱を建込むための定盤の施工方法および装置