JP2604067B2 - 発泡性ポリフェニレンエーテル樹脂/アルケニル芳香族ポリマー組成物およびその製造方法 - Google Patents

発泡性ポリフェニレンエーテル樹脂/アルケニル芳香族ポリマー組成物およびその製造方法

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JP2604067B2 JP2510737A JP51073790A JP2604067B2 JP 2604067 B2 JP2604067 B2 JP 2604067B2 JP 2510737 A JP2510737 A JP 2510737A JP 51073790 A JP51073790 A JP 51073790A JP 2604067 B2 JP2604067 B2 JP 2604067B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野及び背景技術〕 本発明はポリフェニレンエーテルとアルケニル芳香族
ポリマーとの発泡性ブレンド(expandable blend)及び
そのようなブレンドへのある有機臭素の添加に関する。
本発明は組成物と組成物の製造方法とを含む。
ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)とアルケニル芳
香族ポリマー(PS)との発泡性ブレンド(以後PPE/PSブ
レンド又は組成物と称する)は公知である。PPEはアル
ケニル芳香族ポリマー例えばポリスチレンに添加して衝
撃強さ、可燃性等級、引張り強さ及び他の機械的特性を
改良することができる。PSはポリフェニレンエーテル樹
脂に添加して加工性を改善することができる。市販品を
入手可能なPPE/PSを本発明の実施に使用することができ
る。これらのPPE/PSブレンドは熱可塑性樹脂であり、物
品製造において押出し、成形することが可能である。そ
のような押出しと成形の技術と当業者によく知られてい
る。これらのPPE/PSブレンドは発泡剤の使用により発泡
させて30ポンド/立方フィートより低い密度の材料にす
ることとが可能である。
PPE/PSブレンドはペレット、ビーズ又は他の粒子の形
体で製造される。ペレット、ビーズ又は他の粒子は発泡
処理されて発泡ビーズ又は他の発泡粒子を形成する。発
泡剤は一般に発泡を容易にし又は可能にするため使用す
る。そのような発泡技術は当業者によく知られている。
ビーズ又は他の発泡粒子は成形物品の製造に使用するこ
とができる。ビーズ又は他の発泡粒子を型に入れ、選択
された又は所望の温度に加熱することができる。次いで
型の中のPPE/PSブレンドを冷却する。特定のPPE/PSによ
り要求される型冷却時間はブレンドの重要な性質であ
る。
本発明の1つの目的はPPE/PSブレンドの型冷却時間を
減らすことである。
本発明の他の目的は発泡後及び特に成形後のPPE/PSブ
レンドと加えられた残留発泡剤の量を減らすことであ
る。
本発明のこれらの目的と他の目的、利点及び様相を以
下により十分に説明する。
〔発明の開示〕
我々はある有機臭素がPPE/PS組成物の型冷却時間を減
らし得ることを発見した。更にこれらの有機臭素は組成
物の発泡後特に型成形後PPE/PS組成物と関係がある残留
発泡剤の量を減らすことができる。我々の発明の組成物
はPPE/PSブレンド及び次の有機臭素; テトラブロモシクロオクタン、 ヘキサブロモシクロドデカン、 テトラブロモビニルシクロヘキセン及び テトラブロモビスフェノールAのビス(アリルエーテ
ル) の少なくとも1つからなる。
我々はジクミル・ペルオキシドを有機臭素と組み合わ
せて使用することが更にPPE/PSブレンドの型冷却時間を
改善する(減少させる)ことも発見した。
〔発明の最良の態様の説明〕
本発明の実施に有用な(すなわちアルケニル芳香族ポ
リマーと配合してブレンドを製造することが可能であ
る)ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)は米国特許第
3,306,874号及び第3,306,875号(Hay)及び米国特許第
3,257,357号及び第3,257,358号(Stamatoff)を含む特
許文献に記述されている。これらの特許は参考例として
ここに組み入れる。PPE/PSブレンドに使用するポリフェ
ニレンエーテル樹脂は次の式 (式中Q、Q′、Q″及びQは水素、ハロゲン、ヒド
ロカーボン、ハロヒドロカーボン、ヒドロカーボンオキ
シ及びハロヒドロカーボンオキシからなる群より独立に
選ばれ;そしてnはモノマーユニットの全数を表し、そ
して少なくとも約20、より普通には少なくとも約50の整
数である)のユニットを持つホモポリマー又はコポリマ
ーであるのが好ましいが、本発明はそれに限定されるも
のではない。
ポリフェニレンエーテル樹脂は公知の方法例えば上述
のHayとStamatoffの特許に記述されたそれにより 2,6−ジメチルフェノール、 2,6−ジエチルフェノール、 2,6−ジブチルフェノール、 2,6−ジプロピルフェノール、 2,6−ジフェニルフェノール、 2−メチル−6−トリルフェノール、 2−メチル−6−メトキシフェノール、 2,3,6−トリメチルフェノール、 2,3,5,6−テトラメチルフェノール及び 2,6−ジエトキシフェノール を含むがそれに限定されないフェノールの反応により製
造することができる。
これらの各々を単独に反応させて相当するホモポリマ
ーを生成させるか、又は対で又は更に別のフェノールと
反応させて相当するコポリマーを生成させることができ
る。ホモポリマーの例は ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、 ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレンエーテル)、 ポリ(2,6−ジラウリル−1,4−フェニレンエーテル)、 ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレンエーテル)、 ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレンエーテル)、 ポリ(2−メチル−6−トリル−1,4−フェニレンエー
テル)、 ポリ(2−メチル−6−メトキシ−1,4−フェニレンエ
ーテル)、 ポリ(2−メチル−6−ブチル−1,4−フェニレンエー
テル)、 ポリ(2,6−ジメトキシ−1,4−フェニレンエーテル)、 ポリ(2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、 ポリ(2,3,5,6−テトラメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)及び ポリ(2,6−ジエトキシ−1,4−フェニレンエーテル) を含む。
コポリマーの例は2,6−ジメチルフェノールと他のフ
ェノール例えばポリ(2,6−ジメチル−コ−2,3,6−トリ
メチル−1,4−フェニレンエーテル)及びポリ(2,6−ジ
メチル−コ−2−メチル−6−ブチル−1,4−フェニレ
ンエーテル)とのコポリマーを含む。
本発明の目的のために特に好ましいポリフェニレンエ
ーテルの群は酸素エーテル原子に対して2つのオルソ位
にアルキル置換基を含むそれ、すなわちQとQ′がアル
キルで、最も好ましくは1〜4の炭素原子を持つアルキ
ルである上記式のそれを含む。この種類の化合物の例は ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、 ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、 ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、 ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)
エーテル、 ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン)エーテル及
び ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)
エーテル である。
本発明の目的に最も好ましいポリフェニレンエーテル
はポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルで
ある。
本発明の組成物のポリフェニレンエーテルは単一種類
のポリフェニレンエーテル樹脂又は異なる種類の多数の
ポリフェニレンエーテル樹脂であることができる。例え
ばポリフェニレンエーテルはポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレン)エーテル及びポリ(2,6−ジプロピル−
1,4−フェニレン)エーテルのようなポリフェニレンエ
ーテル樹脂の混合物であることができる。別記しない限
り又は他の事情の要求がない限り、この開示又は請求の
範囲におけるポリフェニレンエーテルの表示はいずれも
単一のポリフェニレンエーテル樹脂又は多数の異なるポ
リフェニレンエーテル樹脂の混合物を意味し且つ含むも
のとする。
本発明の実施に有用な(すなわちポリフェニレンエー
テルと配合してブレンドを製造することが可能である)
アルケニル芳香族ポリマー(PS)は米国特許第4,727,09
3号(Allen)を含む特許文献に記述されている。この特
許は参考例としてここに組み入れる。ここで使用する用
語「アルケニル芳香族ポリマー」はホモポリマー並びに
ゴム改質耐衝撃性重合体及びアルケニル芳香族化合物の
1つ又は複数の他の材料とのコポリマーとターポリマー
も含めるものてある。好ましくは、アルケニル芳香族ポ
リマーは少なくとも一部分は次の式 (式中R1とR2は1〜6の炭素原子の低級アルキル及びア
ルケニル基及び水素からなる群より選ばれ;R3とR4は塩
素、臭素、水素及び1〜6の炭素原子の低級アルキル及
びアルケニル基からなる群より選ばれ;R5とR6は水素及
び1〜6の炭素原子の低級アルキル及びアルケニル基か
らなる群より選ばれ;又はR5又はR6はヒドロカルビル基
と一緒に結合してナフチル基を形成することができる)
のユニットに基づく。
上の式はスチレン並びにスチレンの同族体とアナログ
を含む。特定の例としてスチレンの外にクロロスチレ
ン、ブロモスチレン、α−メチルスチレン、パラーメチ
ルスチレン、ビニルスチレン、ジビニルベンゼン及びビ
ニルナフタレンを含む。スチレンが特に好ましい。
例示すると、アルケニル芳香族ポリマー(PS)は天然
又は合成ゴム例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、
EPDMゴム又はシリコンゴムとの混合又は相互作用により
改質されたホモスチレン又は他のアルケニル芳香族ホモ
ポリマーであるか、又はそれはエラストマー又は他の材
料を含むスチレン又は他のアルケニル芳香族化合物のコ
ポリマー又はターポリマー、例えばスチレンとブタジエ
ンのブロックポリマー(例えばAB、ABA、ABAB又はABABA
型)、前記の水素化形態のもの、スチレン、ブタジエン
及びカップリング剤のラジアル・テレブロック・コポリ
マー、その水素化形態のもの、アクリロニトリル、スチ
レン及びブタジエンのターポリマー(ABS)、スチレン
−アクリロニトリルポリマー(SAN)及びスチレンとマ
レイン酸無水物とのコポリマー(SMA)であるか;又は
それはゴム改質アルケニル芳香族コポリマー又はターポ
リマー例えばゴム改質スチレン−マレイン酸無水物コポ
リマーであることができる。これらの多くは後記するCi
zek特許を含む特許文献に記載されている。
本発明の組成物のアルケニル芳香族ポリマーは単一種
類のアルケニル芳香族ポリマー又は異なる種類の多数の
アルケニル芳香族ポリマーであることができる。例えば
アルケニル芳香族ポリマーは種々のアルケニル芳香族ポ
リマー例えばポリスチレンホモポリマー及びエチレンと
ブタジエンのブロック共重合体の混合物であることがで
きる。別記しない限り又は他の事情の要求がない限り、
この開示又は請求の範囲におけるアルケニル芳香族ポリ
マーの表示はいずれも単一のアルケニル芳香族ポリマー
又は多数の異なるアルケニル芳香族ポリマーの混合物を
意味し且つ含むものとする。
ポリフェニレンエーテルとアルケニル芳香族ポリマー
のブレンド(PPE/PSブレンド)は米国特許第3,383,435
号(Cizek)及び米国特許第4,727,093号(Allen)を含
む特許文献に記述されている。これらの特許は参考例と
してここに組み入れる。
ポリフェニレンエーテル樹脂とアルケニル芳香族ポリ
マーはあらゆる比率で配合することができる。しかしな
がら、本発明の実施に使用するPPE/PSのブレンド又は組
成物はPPEとPSの全重量に基づいて少なくとも2重量%
のPPEを含有すべきものと考えられる。2重量%より少
ないPPEを含むブレンド又は組成物は本来PS組成物とみ
なされるが、PPE/PSブレンドと関係がある有益な性質の
改良は認められない。本発明の実施に使用するPPE/PSの
ブレンド又は組成物はPPEとPSの全重量に基づいて少な
くとも2重量%のPSを含有すべきものと考えられる。2
重量%より少ないPSを含むブレンド又は組成物は本来PP
E組成物とみなされる。すなわちPPE含量は2〜98重量%
及びPS含量は98〜2重量%の範囲にあるべきである。
一般的には、本発明の実施に使用するPPE/PSブレンド
はPPEとPSの全重量に基づいて約10〜約90重量%の範囲
内のPPE重量%により特徴付けられる。好ましくはこの
範囲はPPEとPSの全重量に基づいて約20〜約80重量%で
ある。従ってPSの量は、一般的にはPPEとPSの全重量に
基づいて90重量%〜10重量%好ましくは約80重量%〜約
20重量%の範囲にある。所定のブレンド又は組成物にお
いてPPE重量%とPS重量%の合計は常に100に等しく、な
ぜならこれらの重量%はPPEとPSのみの全重量に基づ
き、ブレンド又は組成物の如何なる他の成分の重量も含
まないからである。
ポリフェニレンエーテル(PPE)とアルケニル芳香族
ポリマー(PS)を配合してPPE/PSブレンドを製造する方
法と手順は当業者に公知である。例えば、PPE(一般に
粉末又はペレット形体)をPS(一般にペレット形体)と
ブレンダー中でドライブレンディングにより混合してPP
EとPSの比較的均一な混合物を製造することができる。
次いで混合物を通常の熱可塑性樹脂押出機(例えば1軸
又は2軸スクリュー型)で十分な温度で混合し、そして
剪断して均一なPPE/PSブレンドを作り、押し出すことが
できる。
ストランド状の押出物は冷却水で冷却することができ
る。冷却したストランド状物を慣用的なペレタイザーで
ペレット化することができる。PPE/PSペレットが便利な
形体であるが、他の粒子(すなわち他の形体)も使用す
ることができる。
上述のブレンド工程で所望により添加物をPPE/PSブレ
ンドに混合することができる。そのような添加物はゴム
系耐衝撃成改良剤、難燃剤、熱及び色安定用安定剤、抗
酸化剤、加工助材及び可塑剤、補強及び増量用充填剤、
顔料などであるが、これに限定されるものではない。添
加物の選択と量は最終のPPE/PS組成物における所望の性
質と特徴に基づく。
本発明の組成物においてPPE/PSペレット(又は他のPP
E/PS粒子)の発泡を容易にするか又は可能にするため発
泡剤を使用することができる。発泡剤とその目的、機能
及び用途は米国特許第4,727,093号(Allen)及び「ポリ
マー科学及び技術の辞典(Encyclopedia of Polymer Sc
ience and Technology)」、第2版、2巻、434〜446ペ
ージに特定され説明されており、この両者を参考例とし
てここに組み入れる。
発泡剤は物理的発泡剤又は化学的発泡剤である。適当
な発泡剤は慣用的な炭化水素又はフルオロカーボン物理
的発泡剤を含む。好ましい炭化水素発泡剤は脂肪族炭化
水素、特に4〜7の炭素原子を持つそれである。公知の
物理的発泡剤は ペンタン類、 n−ペンタン、 2−メチルブタン、 2,2−ジメチルプロパン、 1−ペンテン、 シクロペンタン ヘキサン類、 n−ヘキサン、 2−メチルペンタン、 3−メチルペンタン 2,3−ジメチルブタン、 2,2−ジメチルブタン、 1−ヘキセン、 シクロヘキサン、 ヘプタン類、 n−ヘプタン、 2−メチルヘキサン、 2,2−ジメチルペンタン、 2,3−ジメチルペンタン、 2,4−ジメチルペンタン、 3,3−ジメチルペンタン、 3−エチルペンタン、 2,2,3−トリメチルブタン、 1−ヘプテン、 ベンゼン、 トルエン、 ジクロロメタン、 トリクロロメタン、 トリクロロエチレン テトラクロロメタン、 1,2−ジクロロエタン、 1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン、 メタノール、 エタノール、 2−プロパノール、 エチルエーテル、 イソプロピルエーテル、 アセトン、及び メチルエチルケトン を含む。
フルオロカーボン物理的発泡剤はCCl3F、CCl2F2、CHC
lF2及びCClF2‐CClF2を含む。これらはFREON 11、FREON
12、FREON 22及びFREON 114として市販品を入手するこ
とができる。他のハロゲン化炭化水素物理的発泡剤は塩
化メチレン、クロロホルム、CCl4などを含むことがあ
る。
圧縮ガス(例えば二酸化炭素及び窒素)を物理的発泡
剤として使用することができる。
本発明のPPE/PS組成物に関連して使用することができ
る化学的発泡剤は 重炭酸ナトリウム、 ジニトロソペンタメチレンテトラミン、 p−トルエンスルホニルヒドラジド、 4,4′−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)、 アゾジカルボンアミド(1,1′−アゾビスホルムアミ
ド)、 p−トルエンスルホニルセミカルバジド、 5−フェニルテトラゾール、 5−フェニルテトラゾール同族体、 ジイソプロピルヒドラゾジカルボキシレート、及び 5−フェニル−3,6−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアジン
−2−オン を含む。
熱硬化性ポリエステル発泡剤も本発明の実施に使用す
ることができる。
本発明の組成物に使用する発泡剤の量は組成物の発泡
を遂行する任意の十分な量とすることができる。発泡は
組成物を発泡条件(例えば下記実施例に記述のように蒸
気加熱)において遂行される。一般的に発泡剤はPPE、P
S及び発泡剤の全重量に基づいて約2〜約15重量%の範
囲内の量を存在させる。
本発明のPPE/PS組成物は次の群; (i)テトラブロモシクロオクタン、 (ii)テトラブロモビニルシクロヘキセン、 (iii)ヘキサブロモシクロドデカン、 (iv)テトラブロモビスフェノールAのビス(アリルエ
ーテル)及び (v)それらの任意の混合物(すなわち組合せ)(すな
わち(i)、(ii)、(iii)及び(iv)の2つ又はそ
れより多く) から選ばれる有機臭素を含む。
場合によりこれら有機臭素を1つより多くPPE/PS組成
物に使用することができる。PPE/PS組成物において「有
効量」をもたらす任意の量の有機臭素を使用することが
できる。有効量は型冷却時間を減らす点及び/又は残留
発泡剤を減らす点で有機臭素を使用しない同一組成物に
比較して有効であることを意味する。本発明は一般に次
の制限;すなわち(i)少なくとも約0.1重量%の有機
臭素及び(ii)約6重量より多くない有機臭素の範囲内
で実施されるべきであると考えられる。より典型的に
は、有機臭素の濃度は少なくとも約0.2重量%で、約3
重量%より少なくあるべきである。好ましくは有機臭素
は少なくとも約0.5重量%で、約2重量%より少なくあ
るべきである。上記重量百分率は組成物のPPEとPSの全
重量に基づいてPPE/PS組成物中の有機臭素の量を表す。
本発明の組成物はPPE/PSブレンドを有機臭素で処理し
て作ることができる。そのような処理はPPE/PSブレンド
に有機臭素を含浸させるか、又は有機臭素をPPE/PSブレ
ンドに混合するか、又はPPE/PSブレンドを有機臭素と接
触させるか又は配合することにより達成することができ
る。
上述の群から選択される有機臭素の外に、ジクミル・
ペルオキシドをPPE/PS組成物に含有させることができ
る。PPE/PS組成物中のジクミル・ペルオキシドの量はジ
クミル・ペルオキシドのない同一組成物と比較して組成
物の型冷却時間を減らし、及び/又は残留発泡剤を減ら
す任意の有効量であることができる。一般にジクミル・
ペルオキシドの量は少なくとも約0.02重量%で、約2重
量%より少なくあるべきである。より典型的にはジクミ
ル・ペルオキシドの濃度は少なくとも約0.05重量%で、
約1重量%より少なくあるべきである。上記重量百分率
は組成物中のPPEとPSの全重量に基づいてPPE/PS組成物
中のジクミル・ペルオキシドの量を表す。
ジクミル・ペルオキシドをPPE/PS組成物に使用する場
合好ましい有機臭素の濃度は約0.5〜約1重量%であ
る。ジクミル・ペルオキシドをPPE/PS組成物に使用しな
い場合好ましい有機臭素の濃度は約1〜約2重量%であ
る。
PPE/PSブレンドをジクミル・ペルオキシドで処理する
ことができる。そのような処理はPPE/PSブレンドにジク
ミル・ペルオキシドを含浸させるか、又はジクミル・ペ
ルオキシドをPPE/PSブレンドに混合するか、又はPPE/PS
ブレンドをジクミル・ペルオキシドと接触させるか又は
配合することにより達成することができる。
〔実施例〕
以下に示す実施例はPPE/PSブレンドの有機臭素による
処理を記述する。下の表1、2及び3は13のPPE/PS組成
物に対応する実験データ(すなわち型冷却時間及び残留
発泡剤)を要約している。組成物を文字A、B、C、
D、E、F、G、H、I、J、K、L及びMで表す。こ
の組成物はGeneral Electric Companyが製造したPPE/PS
ペレットから作った。このPPE/PSペレットは20重量%の
ポリフェニレンエーテル樹脂と80重量%のポリスチレン
のブレンドであった。ポリフェニレンエーテルは42,000
の重量平均分子量を持つポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
ェニレン)エーテルであった。ポリスチレンは185,000
の重量平均分子量を持つポリスチレンホモポリマーであ
った。実験組成物は対照組成物AとJ(有機臭素も相乗
剤も含まない)及び組成物FとJ(相乗剤を含むが有機
臭素を含まない)及び組成物B、C、D、E、H、I、
K、L及びM(有機臭素を含む)を含んでいた。
表1と2においてプレパフ(prepuff)密度をポンド
/立方フィートで示す。表1と2においてプレパフ中の
残留ペンタン(発泡剤)をプレパフ(発泡剤と添加物を
含む)中のPPEとPSのみの全重量に基づいて重量百分率
で示す。プレパフは発泡後但し成形前のPPE/PS組成物で
ある。
表3においてPPE/PS組成物の成形し状態調節したブロ
ックの密度をポンド/立方フィートで示す。ブロックは
それらを研究室の周囲条件に24時間置いて状態調節し
た。表3においてPPE/PS組成物の成形し状態調節したブ
ロック中の残留ペンタン(発泡剤)をそのようなブロッ
クの全重量に基づいて重量百分率で示す。
組成物Cの製造と試験を最初に説明する。組成物Cを
製造するため下記に特定する成分を1ガロンのジャケッ
ト付き、ステンレス鋼製、撹拌機付きパー反応装置に室
温(約72°F)で別々に加えてバッチを形成させた。PP
E/PSペレットと脱塩水を最初に次のように加えた。すな
わち1,986ml(グラム)の脱塩水を1,109.5グラムのPPE/
PSペレットと混合した。バッチは重量で約64%の水と約
36%のペレットであった。バッチを3枚羽根撹拌機で絶
えず撹拌し、その間に他の成分を添加した。8.0mlの2
%リン酸を添加してpHを約5.7〜3.0に下げた。リン酸は
ペレットの重量に基づいてバッチの.014%又は水の重量
に基づいて.008%含まれていた。次に選択した有機臭素
として7.76グラムのテトラブロモシクロオクタンをバッ
チに添加した。テトラブロモシクロオクタンの量はPPE/
PSの重量に基づいて約.7重量%に等しかった。1.39グラ
ムのジクミル・ペルオキシドを相乗剤として添加した。
ジクミル・ペルオキシドの量はPPE/PSの重量に基づいて
約.125重量%に等しかった。60.0mlの5%ポリビニルア
ルコール(PVA)(Kurary Poval 420)を懸濁剤として
組成物に溶解した。PVAは水の重量に基づいて組成物の
約.15%に等しかった。最後に97.656グラムのノルマル
・ペンタン(PPE/PSペレットの重量に基づいて8.8%)
を発泡剤としてブレンドに添加した。
ミクリコン・コンピューター(Micricon computer)
(Research, Inc.から入手)を使用して予め選択した時
間間隔にわたってバッチ工程の時間/温度分布を制御
し、その間に成分を上述のように反応装置に加えた。コ
ンピューターは8つの間隔又はセグメントで進行するよ
うにプログラムされた。開始に当り、反応装置を上に特
定したバッチ成分を加える2分前に71°Fに加温した。
バッチを全含浸の間撹拌した。反応装置を72°Fに約30
分間保ち、その間にバッチ成分を上節に記述したように
反応装置に別々に加えた。ついで反応装置を密封した。
蒸気/水の閉回路循環システムを使用してバッチの温度
を制御した。バッチを90.0°Fで5分間加熱した。次い
でバッチを280.0°Fで82分間加熱した。次いでバッチ
を284.0°Fの最高温度で6.0分間加熱した。バッチを28
4.0°Fに300分間保った。その後バッチを84°Fに冷却
し、そして組成物をビーカーに投入し、水道水で5分間
洗浄した。
上述の含浸工程の条件下にあるペレットはほぼ球状形
体(すなわちビーズ)であると仮定した。次に含浸させ
たビーズを2部分に分割した。一つの部分を流動床乾燥
機に入れ、入口で35℃の空気で35分間乾燥した。他の部
分を流動床乾燥機に入れ、ここで入口で室温の空気で含
浸させたビーズを35分間乾燥した。下の表1、2及び3
は流動床乾燥機中で入口35℃の空気を使用して乾燥した
部分の結果とデータを示す。500gのビーズを.05%HiSi1
223非晶質ケイ素粉末で減摩した。減摩したビーズをU.
S.No.12メッシュのふるい通過、U.S.No.25メッシュのふ
るい残留で篩別した。次いでビーズを密封したガラスジ
ャーに6〜10日間蓄えた。次いでビーズをバッチエキス
パンダーに入れた。約25〜50gの含浸ビーズを改良圧力
がまに注入した。圧力がまの内部に撹拌機が取り付けら
れていた。2psigで212°Fの水蒸気を撹拌機の孔を経て
加圧がまに注入した。原料ビーズを400秒間撹拌し、水
蒸気を通じて発泡させた(すなわちビーズを発泡条件に
当てた)。発泡したビーズをバッチエキスパンダーから
除き、12〜24時間静置した。
次いで発泡したビーズを直径約5 3/4インチで長さ2 3
/8インチの円筒状の型に入れた。密封した型を改良圧力
がまの中に置き、水蒸気を圧力がまに20秒間注入した。
次いで水蒸気の出口を閉じ、水蒸気を更に20秒間導入し
た。次いで水蒸気を停止し、水蒸気出口を開けて型と型
の中のPPE/PS組成物を冷却させた。
型とPPE/PSを冷却させると型の圧力(すなわちビレッ
ト圧)が減少した。すなわち型の中の組成物(ビレット
形体)の温度は成形圧の関数であった。時間の関数とし
てのビレット圧を変換器を使用してストリップチャート
記録計に記録し、型の底表面のひずみを測定した。圧力
の減少の時間を測定した。組成物Cの成形圧は14.0分で
5.2psigに減少した。プレパフ(すなわち発泡後但し成
形前のPPE/PS組成物)中の残留ペンタン(発泡剤)はプ
レパフの全重量に基づいて3.14重量%であった。
上の組成物Cの記述は下記及び/又は表1、2及び3
に示す変化を除いて他の組成物に適用することができ
る。有機臭素とジクミル・ペルオキシドについて下に示
す重量百分率はPPEとPSのみの全重量に基づく。
組成物Aは有機臭素又は相乗剤を含まず、工程の相当
する有機臭素と相乗剤の段階を除いた。組成物Aの型冷
却時間(5.2psigまで)は60分より大きかった(表1参
照)。組成物Bは0.2重量%のテトラブロモシクロオク
タンと0.125重量%のジクミル・ペルオキシドを含んで
いた。組成物Bの型冷却時間(5.2psigまで)は60分よ
り大きかった(表1参照)。組成物AとBは7.4psigま
での冷却時間を記録した表2でも比較される。有機臭素
を含む組成物Bは8.8分で7.4psigまで冷却した。有機臭
素を含まない組成物Aは44.5分で7.4psigまで冷却し
た。
組成物Dは増加した量の有機臭素(2重量%のテトラ
ブロモシクロオクタン)を含んでいた。型冷却時間(5.
2psigまで)はわずかに4.3分であった。この水準の有機
臭素濃度においてはPPE/PS組成物のビーズの収縮と外観
への影響が認められ、そのような特徴により影響される
ことはこの濃度の適用をより望ましくないものにしてい
る。
組成物Eは有機臭素を含む(0.7重量%のテトラブロ
モシクロオクタン)が相乗剤(すなわちジクミル・ペル
オキシド)を含まなかった。型冷却時間(5.2psigま
で)は33.0分であり、これは対照(組成物A)より実質
的な改良であるが、ジクミル・ペルオキシドを含む組成
物Cにより達成される改良ほどではなかった。
組成物FとGは有機臭素を除いた相乗剤(ジクミル・
ペルオキシド)の使用を説明している。これらの組成物
の型冷却時間(5.2psigまで)は60分より大きかった。
組成物Hは別の有機臭素(.7重量%のテトラビスフェ
ノールAのビス(アリルエーテル))を含み、対照組成
物Aと比較して改良され24.3分の型冷却時間(5.2psig
まで)を達成した。
組成物Iは2つの有機臭素(.7重量%のテトラブロモ
シクロオクタンと.125重量%のテトラビスフェノールA
のビス(アリルエーテル))を含み、対照組成物Aと比
較して改良された26.0分の型冷却時間(5.2psigまで)
を達成した。
組成物Jは有機臭素と相乗剤を含まない対照組成物で
あった。型冷却時間(16.4psigまで)は90分より大きか
った。
組成物Kは別の有機臭素(.7重量%のテトラブロモビ
ニルシクロヘキサン)と相乗剤(.125%のジクミル・ペ
ルオキシド)を含んでいた。型冷却時間(16.4psigま
で)は10.7分と対照組成物Jと比較して著しく減少し
た。
組成物Lは別の有機臭素(.7重量%のテトラブロモシ
クロオクタン)と相乗剤(.125%のジクミル・ペルオキ
シド)を含んでいた。型冷却時間(16.4psigまで)は3.
2分と対照組成物Jと比較して著しく減少した。
組成物Mは別の有機臭素(.7重量%のテトラブロモシ
クロドデカン)と相乗剤(.125%のジクミル・ペルオキ
シド)を含んでいた。型冷却時間(16.4psigまで)は5.
6分と対照組成物Jと比較して著しく減少した。
組成物K、L及びMの成形し状態調節したブロック中
の残留ペンタン(0.1重量%より少ない)は対照組成物
Jの成形し状態調節したブロック中の残留ペンタン(1.
4重量%)により十分に少なかった。従って有機臭素は
特に成形した組成物中の残留発泡剤含有量に影響し減少
させることが認められる。
表1、2及び3は本発明により製造されたPPE/PS組成
物が型冷却時間を減らしたことを証明している。少量の
有機臭素でさえ激烈に組成物の型冷却時間を減らすこと
ができる。有機臭素と組み合わせたジクミル・ペルオキ
シドの使用は更に型冷却時間の改良(すなわち減少)を
達成する。試験は組成物の密度が有機臭素又は相乗剤の
添加によりほとんど変わらないことを示している。プレ
パフ状態中の残留ペンタンの量はほとんど影響を受けな
いが、ある場合改善を示している。表3は成形し状態調
節したブロック(すなわち成形したPPE/PS組成物)中の
残留ペンタンが有機臭素を使用する場合著しく減ること
を示している。
これらの実施例に使用した有機臭素は下表に示すよう
に融点範囲と平均臭素%により特徴を表した。
本発明の有機臭素は上記特徴に限定されない。
先の本発明の記述は本発明の一般的性質を十分に表し
ており、当業者は今の知識を適用することにより包括的
思想から逸脱することなく容易にそのような記述を変更
し、及び/又はそれを種々の適用のため適応させること
ができ、従ってそのような適応と変更は我々の発明とみ
なす主題を限定する以下の請求の範囲の同等物の意味と
範囲の中に包含されるべきであり、又包含させようとす
るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25/00 LED C08L 25/00 LED 71/12 LQM 71/12 LQM LQP LQP // C08L 25:00 71:12 (56)参考文献 特開 昭63−113036(JP,A) 特開 昭63−170440(JP,A) 特開 昭62−148565(JP,A)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)(i)ポリフェニレンエーテルと
    (ii)アルケニル芳香族ポリマーとからなるポリマーブ
    レンド、及び (b)(i)テトラブロモシクロオクタン、(ii)ヘキ
    サンブロモシクロドデカン、(iii)テトラブロモビニ
    ルシクロヘキサン、(iv)テトラブロモビスフェノール
    Aのビス(アリルエーテル)及び(v)それらの任意の
    組合せより選ばれる有機臭素からなり、 ポリフェニレンエーテルの量が2重量%〜98重量%の範
    囲内にありアルケニル芳香族ポリマーの量が98重量%〜
    2重量%の範囲内にありそして前記有機臭素の量が0.1
    重量%〜6重量%の範囲内にあり但し上記重量%はポリ
    マーブレンド(a)の重量に基づく、発泡性PPE/PS組成
    物。
  2. 【請求項2】有機臭素(b)がテトラブロモシクロオク
    タンである請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】ポリフェニレンエーテルが次の式 (式中Q、Q′、Q″及びQはそれぞれ水素、ハロゲ
    ン、ヒドロカーボン、ハロヒドロカーボン、ヒドロカー
    ボンオキシ及びハイヒドロカーボンオキシからなる群よ
    り選ばれそしてnはモノマーユニットの全数を表し、そ
    して少なくとも20の整数である)のユニットを有する請
    求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】QとQ′がアルキルでありそして各々1〜
    4の炭素原子を有する請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】ポリフェニレンエーテルがポリ(2,6−ジ
    メチル−1,4−フェニレン)エーテルである請求項3記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】アルケニル芳香族ポリマーは少なくとも一
    部分が次の式 (式中R1とR2は1〜6の炭素原子の低級アルキル及びア
    ルケニル基及び水素より選ばれ、R3とR4は塩素、臭素、
    水素及び1〜6の炭素原子の低級アルキル及びアルケニ
    ル基より選ばれ、R5とR6は水素及び1〜6の炭素原子の
    低級アルキル及びアルケニル基より選ばれるかあるいは
    R5とR6はヒドロカルビル基と一緒に結合してナフチル基
    を形成することができる)のユニットに基づく請求項1
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】アルケニル芳香族ポリマーがポリスチレン
    ホモポリマーである請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】ジクミル・ペルオキシドをポリマーブレン
    ド(a)の重量に基づいて0.02〜2重量%の量でさらに
    含む請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】有機臭素の量が0.5〜2重量%である請求
    項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】発泡剤をポリマーブレンド(a)及び発
    泡剤の全重量に基づいて2〜15重量%の範囲内の量でさ
    らに含む請求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】ポリフェニレンエーテルの量が20〜80重
    量%の範囲内にありそしてアルケニル芳香族ポリマーの
    量が80〜20重量%の範囲内にある請求項1記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】請求項1に記載のPPE/PSブレンドを請求
    項1に記載の有機臭素及び場合により発泡剤で処理する
    ことからなる、発泡性PPE/PS組成物の製造方法。
  13. 【請求項13】PPE/PSポリマーブレンドがペレット、ビ
    ーズ又は他の粒子であり、ブレンドを反応装置に導入
    し、水を反応装置に導入し、有機臭素を反応装置に導入
    し、発泡剤を反応装置に導入し、成分がバッチを形成
    し、バッチを撹拌し、バッチを加熱して有機臭素と発泡
    剤を前記PPE/PSポリマーブレンド中に含浸又は混合させ
    る請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】ジクミル・ペルオキシドも反応装置に導
    入しそして撹拌と加熱を行なう請求項12又は13に記載の
    方法。
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