JP2603938Y2 - ガラス板積層用スペーサ - Google Patents
ガラス板積層用スペーサInfo
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- JP2603938Y2 JP2603938Y2 JP1993034835U JP3483593U JP2603938Y2 JP 2603938 Y2 JP2603938 Y2 JP 2603938Y2 JP 1993034835 U JP1993034835 U JP 1993034835U JP 3483593 U JP3483593 U JP 3483593U JP 2603938 Y2 JP2603938 Y2 JP 2603938Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- glass
- glass plate
- waterproof layer
- urethane foam
- Prior art date
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラス材、特に大型の
裸ガラスを複数枚重ねて載置する場合にガラス板間に介
装するガラス板積層用スペーサに関するものである。
裸ガラスを複数枚重ねて載置する場合にガラス板間に介
装するガラス板積層用スペーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】枠材の取付けやその他の加工処理をする
前のガラス板材そのものからなる裸ガラスを複数枚重ね
て保管あるいは搬送する場合、積層した複数のガラス板
の各ガラス板1枚ごとまたは所定の枚数ごとに破損防止
のためのクッション材からなるスペーサが装着される。
前のガラス板材そのものからなる裸ガラスを複数枚重ね
て保管あるいは搬送する場合、積層した複数のガラス板
の各ガラス板1枚ごとまたは所定の枚数ごとに破損防止
のためのクッション材からなるスペーサが装着される。
【0003】従来のガラス板積層用スペーサは、ハニカ
ム状段ボール等の紙材や硬質塩化ビニルその他の樹脂材
料を用いたりあるいは木材等に弾性シートを接合して使
用していた。
ム状段ボール等の紙材や硬質塩化ビニルその他の樹脂材
料を用いたりあるいは木材等に弾性シートを接合して使
用していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スペーサを用いた場合、特に大きなガラス板に対し用い
るために大型化したときの取扱性や強度に問題を生じる
場合があり、また繰り返し使用したときの耐久性にも問
題があった。またクッション材内部に水分を吸収し、こ
の水分がガラス材のアルカリ成分と反応してガラス表面
に白い反応物質を析出する、いわゆるガラスの焼け現象
を発生するという問題があった。
スペーサを用いた場合、特に大きなガラス板に対し用い
るために大型化したときの取扱性や強度に問題を生じる
場合があり、また繰り返し使用したときの耐久性にも問
題があった。またクッション材内部に水分を吸収し、こ
の水分がガラス材のアルカリ成分と反応してガラス表面
に白い反応物質を析出する、いわゆるガラスの焼け現象
を発生するという問題があった。
【0005】このような問題に対処するため、単に防水
シートをクッション材の表面に接着したのでは、接着剤
がガラスに対し悪影響を及ぼすという問題が生じる。
シートをクッション材の表面に接着したのでは、接着剤
がガラスに対し悪影響を及ぼすという問題が生じる。
【0006】本考案は、上記従来技術の欠点に鑑みなさ
れたものであって、簡単な構成で、取扱性に優れ強度や
耐久性が大きく、またガラス材との化学反応や水分によ
る焼け現象を起こすことのないガラス板積層用スペーサ
の提供を目的とする。
れたものであって、簡単な構成で、取扱性に優れ強度や
耐久性が大きく、またガラス材との化学反応や水分によ
る焼け現象を起こすことのないガラス板積層用スペーサ
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案では、複数のガラス板を重ねて載置した場合
にガラス板間に介装するガラス板積層用スペーサであっ
て、硬質発泡ウレタンからなる平板状クッション体の両
面に防水層を設けており、前記硬質発泡ウレタンは、前
記防水層の材料に対して発泡することにより接着剤を用
いることなく防水層に対し自己接着させたことを特徴と
している。
め、本考案では、複数のガラス板を重ねて載置した場合
にガラス板間に介装するガラス板積層用スペーサであっ
て、硬質発泡ウレタンからなる平板状クッション体の両
面に防水層を設けており、前記硬質発泡ウレタンは、前
記防水層の材料に対して発泡することにより接着剤を用
いることなく防水層に対し自己接着させたことを特徴と
している。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】クッション体表面に防水層が設けてあるため、
内部に水分が吸収されることが防止されガラス表面の焼
け現象が起こらない。
内部に水分が吸収されることが防止されガラス表面の焼
け現象が起こらない。
【0011】クッション体として硬質発泡ウレタンを用
いているので、大型化した場合においても取扱性に優
れ、強度や耐久性を向上させることができる。また防水
層に対し発泡させて自己接着させているので、接着剤の
使用が避けられガラスに対する悪影響が防止される。
いているので、大型化した場合においても取扱性に優
れ、強度や耐久性を向上させることができる。また防水
層に対し発泡させて自己接着させているので、接着剤の
使用が避けられガラスに対する悪影響が防止される。
【0012】
【実施例】図1は、本考案の実施例に係るガラス梱包用
枠台の斜視図である。床またはベース1上に、相互に逆
方向に傾斜して逆V字形を形成する傾斜支持材2が設け
られる。この支持材2には台枠15および背枠16が固
定される。積層して梱包すべき複数のガラス板3(図の
簡略化のため3枚のみ図示)は台枠15上に載置され背
枠16側に立てかけられる。ガラス板1枚ごとあるいは
所定の枚数ごとのガラス板間にスペーサ4が介装され
る。このようにスペーサ4を間に挟んで積層した複数の
ガラス板3はさらにシート材等を介してロープで梱包さ
れ支持材2とともにあるいは支持材2から降ろされて保
管あるいは搬送される。
枠台の斜視図である。床またはベース1上に、相互に逆
方向に傾斜して逆V字形を形成する傾斜支持材2が設け
られる。この支持材2には台枠15および背枠16が固
定される。積層して梱包すべき複数のガラス板3(図の
簡略化のため3枚のみ図示)は台枠15上に載置され背
枠16側に立てかけられる。ガラス板1枚ごとあるいは
所定の枚数ごとのガラス板間にスペーサ4が介装され
る。このようにスペーサ4を間に挟んで積層した複数の
ガラス板3はさらにシート材等を介してロープで梱包さ
れ支持材2とともにあるいは支持材2から降ろされて保
管あるいは搬送される。
【0013】図2は、前述の本考案に係るガラス板積層
用スペーサ4の構成を示す斜視図である。このスペーサ
4は、平板状クッション体6の両面に防水層5が設けら
れた構成である。防水層5は、防湿性または防水性を備
えたシート材からなり、例えば防湿紙、アルミ箔付ペー
パーあるいはポリエチレンフィルム等が用いられる。ク
ッション体6は硬質発泡ウレタンからなり、接着剤を用
いずに、防水層5のシート材に対し発泡することにより
自己接着を行い防水層5と一体の積層構造が得られる。
このように接着剤を用いずに積層構造のスペーサ4を構
成するため、防水層5を通して接着剤がガラス面側に滲
み出ることはなくガラスに対する悪影響はない。
用スペーサ4の構成を示す斜視図である。このスペーサ
4は、平板状クッション体6の両面に防水層5が設けら
れた構成である。防水層5は、防湿性または防水性を備
えたシート材からなり、例えば防湿紙、アルミ箔付ペー
パーあるいはポリエチレンフィルム等が用いられる。ク
ッション体6は硬質発泡ウレタンからなり、接着剤を用
いずに、防水層5のシート材に対し発泡することにより
自己接着を行い防水層5と一体の積層構造が得られる。
このように接着剤を用いずに積層構造のスペーサ4を構
成するため、防水層5を通して接着剤がガラス面側に滲
み出ることはなくガラスに対する悪影響はない。
【0014】また、硬質発泡ウレタンは、熱硬化性樹脂
であるため、約100℃の温度まで安定して使用するこ
とができ、夏期においても強度や耐久性に支障を来すこ
となく使用できる。
であるため、約100℃の温度まで安定して使用するこ
とができ、夏期においても強度や耐久性に支障を来すこ
となく使用できる。
【0015】
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、ガラス板間に介装するスペーサのクッション体表面
に防水層が設けてあるため、クッション体の内部に水分
が吸収されることが防止され水分とガラス成分との反応
によるガラス表面の焼け現象が起こらずガラス板の品質
劣化が防止される。
は、ガラス板間に介装するスペーサのクッション体表面
に防水層が設けてあるため、クッション体の内部に水分
が吸収されることが防止され水分とガラス成分との反応
によるガラス表面の焼け現象が起こらずガラス板の品質
劣化が防止される。
【0017】さらに、クッション体として硬質発泡ウレ
タンを用いているので、ガラス板が大型化した場合にお
いてもスペーサとして取扱性が優れ、軽量でかつ強度や
耐久性を向上させることができ大型ガラスの大きな荷重
に耐えることができ、繰り返し使用によってもこの耐荷
重性が劣化することはなく、曲げ応力に対し優れ、容易
に破損することはない。また防水層に対し発泡させて自
己接着させているので、接着剤の使用が避けられガラス
に対する悪影響が防止される。
タンを用いているので、ガラス板が大型化した場合にお
いてもスペーサとして取扱性が優れ、軽量でかつ強度や
耐久性を向上させることができ大型ガラスの大きな荷重
に耐えることができ、繰り返し使用によってもこの耐荷
重性が劣化することはなく、曲げ応力に対し優れ、容易
に破損することはない。また防水層に対し発泡させて自
己接着させているので、接着剤の使用が避けられガラス
に対する悪影響が防止される。
【図1】本考案が適用されるガラス板梱包用枠台の斜視
図である。
図である。
【図2】本考案の実施例に係るスペーサの構成図であ
る。
る。
3:ガラス板 4:スペーサ 5:防水層 6:クッション体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/48
Claims (1)
- 【請求項1】複数のガラス板を重ねて載置した場合にガ
ラス板間に介装するガラス板積層用スペーサであって、
硬質発泡ウレタンからなる平板状クッション体の両面に
防水層を設けており、前記硬質発泡ウレタンは、前記防
水層の材料に対して発泡することにより接着剤を用いる
ことなく防水層に対し自己接着させたことを特徴とする
ガラス板載置用スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034835U JP2603938Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ガラス板積層用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034835U JP2603938Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ガラス板積層用スペーサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07883U JPH07883U (ja) | 1995-01-06 |
JP2603938Y2 true JP2603938Y2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=12425265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993034835U Expired - Fee Related JP2603938Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ガラス板積層用スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603938Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294292A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-23 | Nippon Foundry Inc | 半導体ウェハ包装部材 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54164252U (ja) * | 1978-05-11 | 1979-11-17 | ||
JPWO2012005155A1 (ja) * | 2010-07-08 | 2013-09-02 | 旭硝子株式会社 | ガラス梱包構造及びガラス梱包方法 |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP1993034835U patent/JP2603938Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294292A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-23 | Nippon Foundry Inc | 半導体ウェハ包装部材 |
JP4547712B2 (ja) * | 2000-04-17 | 2010-09-22 | ユー・エム・シー・ジャパン株式会社 | 半導体ウェハ包装部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07883U (ja) | 1995-01-06 |
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Legal Events
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