JP2603911B2 - ガス器具における火力保持装置 - Google Patents

ガス器具における火力保持装置

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JP2603911B2
JP2603911B2 JP2751194A JP2751194A JP2603911B2 JP 2603911 B2 JP2603911 B2 JP 2603911B2 JP 2751194 A JP2751194 A JP 2751194A JP 2751194 A JP2751194 A JP 2751194A JP 2603911 B2 JP2603911 B2 JP 2603911B2
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克成 相馬
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株式会社サン・フロンティア・テクノロジー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転操作によってガス
の吐出量を調節する回転部材を特定の火力に相当する位
置で停止させ、その火力を保持するための装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ガス器具はガスの吐出量を加減すること
により火力の調節を行なっており、その調節操作は器具
栓摘みと称する回転操作部材を回して行なう。しかし中
火または弱火の設定をするには仲々難しく、回し過ぎて
消火させてしまうこともしばしばである。そのため摘み
などの回転位置を示す目印や文字などを記入することが
行なわれているが、中火以下になると僅かな回転角度で
急激に吐出量が変化するため目的とする位置で止めるこ
とはやはり困難である。このことは小型化するとより顕
著になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところはガスの吐出
量を調節する回転部材を中火以下の方向へ操作するとき
に、特定の火力に相当する位置で停止させ、かつ、その
停止状態を保持するための装置をより容易に組み立てる
ことができるようにすることである。
【0004】また本発明は、特に小型ガス器具における
中火以下の火力保持を容易にすることを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、係合子11又はそれが摺接可能な弾力部材1
2のいずれか一方を回転部材10に設けるとともに、係
合子11又は弾力部材12のいずれか他方を回転部材1
0の背面乃至周面近くの器具本体側に設け、弾力部材1
2は係合子11に対して弾力的に摺接可能に形成し、回
転部材10を消火位置から点火位置へ回すときは係合子
11を一端に位置させ、それと逆に回転部材10を回す
ときは係合子11を他端に位置させるために半径方向に
細長く、かつ両端が円周方向へずれた長溝13に前記係
合子11を保持し、前記消火位置から、点火位置へ回す
ときに係合子11を長溝13の一端に寄せる突部14
と、それと逆に回すときは長溝13の他端にある係合子
11を離脱可能に係合させる凹部15とを弾力部材12
に設けるという手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】図1はボンベ或いはカートリッジなどと称す
る小型のガス容器Bを使用する小型ガス器具Aを示して
おり、このガス器具Aはガス容器Bから吐出したガスを
調圧して燃焼部Fへ送るガバナGを有し、そのガス送給
路Cに設けられている弁Dを回転操作することによっ
て、ガスの吐出量を調節する回転部材10を具備してい
る。上記の弁はガス送給路と例えば直交した回転弁体に
開けられているガス通口Eの面積が弁体の回転の応じて
広げられ或いは絞られる公知のもので良く、その構造の
ため特に中火以下の火力では通口面積が急変し、調節を
困難にする傾向がある。
【0007】回転部材10は前記弁を動かす軸16を直
接または間接的に回転操作するための部材であり、全体
が樹脂成型により一体に形成されている。図中、17は
軸16と係合する軸孔17aを有する係合材であり、回
転部材10の軸取り付け部18に組み込み、同部分を補
強している。
【0008】上記回転部材10の位置決めのため係合子
11とそれを係合させる凹部15を有する弾力部材12
とが設けられる。
【0009】例示の係合子11は回転部材10の側に設
けられ、回転部材10の回転によりその回転軸心を中心
とした円弧状の軌道にほぼ沿って移動する部材であり、
例示のものは鋼などを素材とした小球からなる。なお、
係合子11を器具本体側に設け、弾力部材12を回転部
材10に設けても効果は同じである。
【0010】係合子11を回転部材10の回転により移
動させるため長溝13が回転部材10の背面に設けられ
る。長溝13は回転部材10を消火位置から点火位置へ
回すときに係合子11を一端に位置させ、それと逆に回
転部材10を回すときは係合子11を他端に位置させる
ことができる形状を有する。したがって長溝13は回転
部材10の半径方向に細長く形成され、かつ係合子11
を半径方向内方または外方へ移動させることができるよ
うに両端が円周方向にずれた形態を持っている。このよ
うな形態は長溝13を半径方向に対して傾斜させること
により得ることができる。
【0011】弾力部材12は、係合子11の回転範囲に
位置し、かつ係合子11に弾力的に摺接し得る。例示の
弾力部材12は係合子11の位置及び向きに合わせて、
回転部材10の後方に配置されており、係合子11が点
火位置から消火位置に到る回転範囲をカバーし得る幅及
び長さに設けた円弧状(扇状)の摺接面19を有する。
【0012】このような弾力部材12はばね性を有する
金属材料によって形成することができ、点火時に係合子
11が位置する箇所から消火時に位置する箇所までの回
転範囲内であって、中火等特定の火力に相当する位置の
摺接面19に凹部15を1箇所又は2箇所以上設ける。
凹部15は係合子11の脱出方向にテーパ部15aを設
けると脱出時の抵抗を減らせることができる。例示の凹
部15には板ばねからなる弾力部材12の摺接面19に
おいて、中火に当たる箇所に係合子11が嵌まり込む大
きさの孔を開口してあり、かつまたその凹部15から消
火位置寄りの箇所に、係合子11を長溝13の一端に寄
せる突部14が設けてある。突部14は凹部15を通る
円周軌道上にそれから傾斜して点火時係合子11を凹部
15から外すように設けてある。この構造は弾力部材1
2をプレス成形するときにワンショットで形成すること
ができる。
【0013】弾力部材12は係合子11の回転範囲の消
火側の端部を延長した取り付け部20にて器具側(図3
ではガバナG)に止め、片持ち式に取り付けられてい
る。24は取り付け部20と摺接面19との間の曲げ部
であり、係合子11との位置合わせと弾力部材12の曲
げ弾性の調節のために形成されている。弾力部材12は
片持ちであるから他端部はフリーであり、したがって係
合子11が摺接面19に摺接する抵抗力は点火位置から
消火位置へ移動するにつれて増大する。なお図1の印2
1は消火位置、印22は中火位置、印23は点火位置を
示す。また係合子11と弾力部材12を回転部材10の
周面に設けても効果は同じである。
【0014】故に火力調節摘みである回転部材10を図
2における消火位置11−1から点火の方向へ回すとき
係合子11は長溝13の傾斜にしたがって内方の端部へ
寄り、そうでないときは突部14によって同端部へ寄せ
られ、点火位置11−3に到る。そこで点火させると弁
は全開となり強火で燃焼させることができる。次に強火
位置(23)から回転部材10を逆方向へ回転させると
係合子11は弾力部材12の摺接面19に摺接しながら
長溝13の外方の端部へ寄って移動し、それにつれて火
力は次第に弱くなり、中火位置11−5で凹部15に嵌
まり込んで停止するので、火力はその位置のガス吐出
量、この場合は中火に保持される。また係合子11が摺
接面14から受ける抵抗力は点火時に弱く、次第に強ま
るのでその操作トルクの変化が火力の変化に対応して操
作性を高め、その途中で係合子11が凹部15に嵌合し
て停止するので操作力の変化が際立ち、明瞭になる。
【0015】なお、操作トルクの変化は強から弱へ変化
するようにしても良い。また中火等の保持位置からさら
に戻せば消火に到る。さらに係合子11と凹部15の形
状や大きさを変えたりすることでそれらの嵌合等に要す
る力を変えることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、点火操作時は係合しない係合子11
が火力を減小させるときは弾力部材12に形成されてい
る凹部15に離脱可能に嵌まり合うことにより特定の位
置で停止し、かつ特定の火力を保持することができ、操
作感をつかみ易いという効果を奏する。よって本発明は
摘みなどが小さい小型ガス器具における火力保持にも有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火力保持装置を実施したガス器具の斜
視図。
【図2】(a)同上装置による点火操作を示す平面図。 (b)同上装置による消火操作を示す平面図。 (c)凹部の変形例を示す平面図。
【図3】同上装置の正面説明図。
【図4】同じく側面説明図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転操作によってガスの吐出量を調節す
    る回転部材を特定の火力に相当する位置で停止させ、そ
    の火力を保持するための装置であって、係合子11又は
    それが摺接可能な弾力部材12のいずれか一方を回転部
    材10に設けるとともに、係合子11又は弾力部材12
    のいずれか他方を回転部材10の背面乃至周面近くの器
    具本体側に設け、弾力部材12は係合子11に対して弾
    力的に摺接可能に形成し、回転部材10を消火位置から
    点火位置へ回すときは係合子11を一端に位置させ、そ
    れと逆に回転部材10を回すときは係合子11を他端に
    位置させるために半径方向に細長く、かつ両端が円周方
    向へずれた長溝13に前記係合子11を保持し、前記消
    火位置から、点火位置へ回すときに係合子11を長溝1
    3の一端に寄せる突部14と、それと逆に回すときは長
    溝13の他端にある係合子11を離脱可能に係合させる
    凹部15とを弾力部材12に設けたことを特徴とするガ
    ス器具における火力保持装置。
  2. 【請求項2】 回転部材10は長溝13を一体に備えて
    おり、かつ全体が合成樹脂成形により成形されたものか
    らなる請求項第1項記載のガス器具における火力保持装
    置。
  3. 【請求項3】 弾力部材12は金属材によりばね板状に
    形成したものからなり、その一方の端部でガス器具の本
    体側に固定され、他方の端部は自由端となった片持ち構
    造を有する請求項第1項記載のガス器具における火力保
    持装置。
  4. 【請求項4】 回転部材10を消火位置から点火位置へ
    回すときは係合子11が長溝13の半径方向内方の端部
    に位置し、それと逆に回転部材10を回すときは係合子
    11が同外方の端部に位置するように傾斜させた長溝1
    3を有する請求項第1項記載のガス器具における火力保
    持装置。
JP2751194A 1994-01-31 1994-01-31 ガス器具における火力保持装置 Expired - Lifetime JP2603911B2 (ja)

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