JP2603513Y2 - 生体用電極 - Google Patents
生体用電極Info
- Publication number
- JP2603513Y2 JP2603513Y2 JP1993001605U JP160593U JP2603513Y2 JP 2603513 Y2 JP2603513 Y2 JP 2603513Y2 JP 1993001605 U JP1993001605 U JP 1993001605U JP 160593 U JP160593 U JP 160593U JP 2603513 Y2 JP2603513 Y2 JP 2603513Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- sheet
- electrode
- adhesive layer
- attached
- Prior art date
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、心電図などの体表面電
位を測定するときに用いる生体電極に係り、特に粘着シ
ートを用いて生体の表面に装着する生体用電極に関す
る。
位を測定するときに用いる生体電極に係り、特に粘着シ
ートを用いて生体の表面に装着する生体用電極に関す
る。
【0002】
【従来の技術】心電図などの体表面電位を測定するとき
に用いる生体用電極として、片面に粘着層が形成された
シートの中心に電極を取り付けたものがある。この種の
生体用電極は電極を被検者の皮膚の所定の位置に当接さ
せ、シートを粘着層を介して皮膚に接着固定して使用さ
れる。
に用いる生体用電極として、片面に粘着層が形成された
シートの中心に電極を取り付けたものがある。この種の
生体用電極は電極を被検者の皮膚の所定の位置に当接さ
せ、シートを粘着層を介して皮膚に接着固定して使用さ
れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】例えば生体用電極を用
いて心電図測定を行なう場合、通常胸部に6個、四肢に
4個、合計10個の電極が用いられる。従って未使用時
には10個の電極から引き出された誘導コードを束ねて
保管している。このため電極が取り付けられたシートの
粘着層同志が貼り付いてしまうという問題があった。
いて心電図測定を行なう場合、通常胸部に6個、四肢に
4個、合計10個の電極が用いられる。従って未使用時
には10個の電極から引き出された誘導コードを束ねて
保管している。このため電極が取り付けられたシートの
粘着層同志が貼り付いてしまうという問題があった。
【0004】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、粘着シートに取り付けられた電極を束ねて保管する
ときに、シートの粘着層同志が貼り付くことを防止でき
る生体用電極を提供することを目的とする。
で、粘着シートに取り付けられた電極を束ねて保管する
ときに、シートの粘着層同志が貼り付くことを防止でき
る生体用電極を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、装着面に粘着層が形成されたシートと、
前記装着面よりも小さい底面を有し、その底面が前記装
着面の中心に取り付けられた電極を備え、前記シートの
前記粘着層を生体の皮膚に貼着して前記電極を前記生体
の皮膚に装着し体表面電位を測定する生体用電極におい
て、前記シートの外周及び前記装着面に対し反対側の面
を被覆する弾性材で有底円筒状に形成されたカバーを備
え、前記シートの中央部分は前記カバーに取付けられ、
その取付け箇所以外の部分では前記シートは前記カバー
に固着されておらず、前記シートはその粘着層が前記カ
バーの先端開口面よりも内側に在る状態とされて前記カ
バーに収納されていることを特徴とする。
に、本考案は、装着面に粘着層が形成されたシートと、
前記装着面よりも小さい底面を有し、その底面が前記装
着面の中心に取り付けられた電極を備え、前記シートの
前記粘着層を生体の皮膚に貼着して前記電極を前記生体
の皮膚に装着し体表面電位を測定する生体用電極におい
て、前記シートの外周及び前記装着面に対し反対側の面
を被覆する弾性材で有底円筒状に形成されたカバーを備
え、前記シートの中央部分は前記カバーに取付けられ、
その取付け箇所以外の部分では前記シートは前記カバー
に固着されておらず、前記シートはその粘着層が前記カ
バーの先端開口面よりも内側に在る状態とされて前記カ
バーに収納されていることを特徴とする。
【0006】また前記カバーの底面の厚さを外周の厚さ
より薄く形成したことを特徴としている。
より薄く形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によると、複数個の電極から引き出
された誘導コードを束ねて保管するとき、電極が取り付
けられたシートはカバーにより被覆されているので、シ
ートに形成された粘着層同志が貼り付くことはない。ま
た電極を被検者の皮膚に装着するときには、カバーが弾
性材で形成されているので、カバーの底面を押圧するこ
とによりシートの粘着層を皮膚の表面に押圧接着させる
ことができる。このとき底面の厚さを外周の厚さより薄
く形成することにより、底面が座屈して接着に影響を与
えることはない。
された誘導コードを束ねて保管するとき、電極が取り付
けられたシートはカバーにより被覆されているので、シ
ートに形成された粘着層同志が貼り付くことはない。ま
た電極を被検者の皮膚に装着するときには、カバーが弾
性材で形成されているので、カバーの底面を押圧するこ
とによりシートの粘着層を皮膚の表面に押圧接着させる
ことができる。このとき底面の厚さを外周の厚さより薄
く形成することにより、底面が座屈して接着に影響を与
えることはない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の生体用電極の一実施例を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0009】図1及び図2に本考案の一実施例の構成を
示す。図において、カーボンなどの導電性材料で有底円
筒状に形成された電極1の底面と反対側の端面には、逆
V字状のいわゆるラビリンス形状の円環溝2が形成され
ており、電極1内にはスポンジ3が交換可能に充填され
ている。また、電極1の底面には電極1を中心とした円
板状に形成されたシート4が接着されており、シート4
の電極1側の表面には粘着層5が形成されている。さら
に電極1からはシート4を貫通して誘導コード6が引き
出されている。
示す。図において、カーボンなどの導電性材料で有底円
筒状に形成された電極1の底面と反対側の端面には、逆
V字状のいわゆるラビリンス形状の円環溝2が形成され
ており、電極1内にはスポンジ3が交換可能に充填され
ている。また、電極1の底面には電極1を中心とした円
板状に形成されたシート4が接着されており、シート4
の電極1側の表面には粘着層5が形成されている。さら
に電極1からはシート4を貫通して誘導コード6が引き
出されている。
【0010】一方、シート4の電極1に対して反対側の
面と外周とはシリコンゴムなどの柔軟なゴムで有底円筒
状に形成されたカバー7で被覆されている。そしてカバ
ー7の底面は薄く外周は厚くなっている。また誘導コー
ド6はカバー7を貫通して外部に引き出されている。
面と外周とはシリコンゴムなどの柔軟なゴムで有底円筒
状に形成されたカバー7で被覆されている。そしてカバ
ー7の底面は薄く外周は厚くなっている。また誘導コー
ド6はカバー7を貫通して外部に引き出されている。
【0011】次に本実施例の作用を説明する。生体電極
を保管する場合は、通常セットとして使用する複数個、
例えば10個の電極1から引き出された誘導コード6を
図3に示すように束ねている。このときシート4の粘着
層5はカバー7で被覆されているので、相互に貼り付く
ことはない。
を保管する場合は、通常セットとして使用する複数個、
例えば10個の電極1から引き出された誘導コード6を
図3に示すように束ねている。このときシート4の粘着
層5はカバー7で被覆されているので、相互に貼り付く
ことはない。
【0012】生体電極を使用する場合は、電極1内のス
ポンジ3に生理的食塩水などの導電液を含浸させ、被検
者の体表の所定の位置に当接させ、図4に示すようにカ
バー7の底面を押圧してシート4を粘着層5を介して皮
膚8に接着固定する。このとき円環溝2が皮膚8に喰い
込むため、スポンジ3に含浸された導電液が外部に漏れ
ることを防ぎ、粘着層5の粘着力の低下を防止すること
ができる。またカバー7の底面の厚さは薄いので容易に
変形座屈し、シート4を容易に皮膚8に接着することが
できる。
ポンジ3に生理的食塩水などの導電液を含浸させ、被検
者の体表の所定の位置に当接させ、図4に示すようにカ
バー7の底面を押圧してシート4を粘着層5を介して皮
膚8に接着固定する。このとき円環溝2が皮膚8に喰い
込むため、スポンジ3に含浸された導電液が外部に漏れ
ることを防ぎ、粘着層5の粘着力の低下を防止すること
ができる。またカバー7の底面の厚さは薄いので容易に
変形座屈し、シート4を容易に皮膚8に接着することが
できる。
【0013】上記実施例で示した電極の形状及び材料は
一例を示したものであり、これに限定されない。またシ
ート4を洗浄可能な材料で構成することにより、生体用
電極を再使用可能とすることができる。
一例を示したものであり、これに限定されない。またシ
ート4を洗浄可能な材料で構成することにより、生体用
電極を再使用可能とすることができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の生体用電
極によれば、電極が取り付けられた粘着シートを弾性材
で形成されたカバーで被覆されているので、電極を束ね
て保管するときに粘着層同志が貼り付くことを防止でき
る。
極によれば、電極が取り付けられた粘着シートを弾性材
で形成されたカバーで被覆されているので、電極を束ね
て保管するときに粘着層同志が貼り付くことを防止でき
る。
【図1】本考案の生体用電極の一実施例の構成を示す縦
断面図。
断面図。
【図2】図1の外観斜視図。
【図3】本実施例の生体電極の保管状態を示す斜視図。
【図4】本実施例の生体電極の使用状態を示す縦断面
図。
図。
1 電極 4 シート 5 粘着層 7 カバー 8 皮膚
Claims (2)
- 【請求項1】 装着面に粘着層が形成されたシートと、 前記装着面よりも小さい底面を有し、その底面が前記装
着面の中心に取り付けられた電極を備え、 前記シートの前記粘着層を生体の皮膚に貼着して前記電
極を前記生体の皮膚に装着し体表面電位を測定する生体
用電極において、 前記シートの外周及び前記装着面に対し反対側の面を被
覆する弾性材で有底円筒状に形成されたカバーを備え、 前記シートの中央部分は前記カバーに取付けられ、その
取付け箇所以外の部分では前記シートは前記カバーに固
着されておらず、 前記シートはその粘着層が前記カバーの先端開口面より
も内側に在る状態とされて前記カバーに収納されている
ことを特徴とする生体用電極。 - 【請求項2】 前記カバーの底面の厚さを外周の厚さよ
り薄く形状したことを特徴とする請求項1記載の生体用
電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993001605U JP2603513Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 生体用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993001605U JP2603513Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 生体用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657312U JPH0657312U (ja) | 1994-08-09 |
JP2603513Y2 true JP2603513Y2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=11506139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993001605U Expired - Fee Related JP2603513Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 生体用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603513Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1993001605U patent/JP2603513Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657312U (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991116 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |