JP2603072Y2 - 車両用サスペンションの減衰力制御装置 - Google Patents

車両用サスペンションの減衰力制御装置

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JP2603072Y2
JP2603072Y2 JP1993012852U JP1285293U JP2603072Y2 JP 2603072 Y2 JP2603072 Y2 JP 2603072Y2 JP 1993012852 U JP1993012852 U JP 1993012852U JP 1285293 U JP1285293 U JP 1285293U JP 2603072 Y2 JP2603072 Y2 JP 2603072Y2
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修 磯邉
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、減衰力を少なくとも二
段階に切換えることが可能なサスペンションの減衰力制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、車体と各車輪との間に設け
られたショックアブソーバの減衰力を、バネ上の上下速
度とバネ上〜バネ下間の相対速度との両者の符号により
2段階に切換えて、乗心地を向上させる技術を先に出願
している(実願平4−18665号、実願平4−559
90号)。
【0003】一方、車両の運転時に、例えば単調な高速
道路を走行している最中等には、眠気が生じることがあ
る。このため、従来、運転者の居眠り状態を運転者のハ
ンドル操作パターン等より検出し、警報を発して注意を
促す装置が知られている(日産自動車株式会社製セイフ
ティドライブアドバイザシステム等(日産自動車株式会
社発行日産技報1990年第27号語152頁参
照))。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置にあっては、運転者の居眠り状態を検出した場合
には、操作パネルに設けたインジケータ等で表示するか
或いは警報音が鳴る構成となっているため、運転者が見
落としたり聞き漏らしたりすることがあり、運転者に確
実に注意を喚起できず、本来の目的を達し得ない惧れが
ある。
【0005】一方、車両用サスペンションは、従来乗心
地の向上や操縦性,安定性の向上を図ることを目的とし
て制御される。本考案は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、車両の乗心地を向上させる機能を奏させつ
つ、運転者の居眠り状態を検出した場合に、運転者が直
に体感できるように車両の乗り心地を悪化させる制御を
行って、居眠り運転を未然に防止することができる車両
用サスペンションの減衰力制御装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案に係る
車両用サスペンションの減衰力制御装置は、運転者の居
眠りを検出する居眠り検出手段と、バネ上の上下方向加
速度を検出する加速度センサと、バネ上とバネ下との間
の相対変位を検出するストロークセンサと、減衰力を少
なくとも二段階に切換えることが可能なサスペンション
と、前記加速度センサからの信号の積分値と前記ストロ
ークセンサからの信号との積の符号に基づいて、前記サ
スペンションの減衰力を切換える減衰力制御手段と、を
含んで構成される車両用サスペンションの減衰力制御装
置において、 前記減衰力制御手段は、前記居眠り検出手
段により運転者の居眠りが検出されたときに、前記サス
ペンションの減衰力をハード側に切換える制御を行なう
ことを特徴とする
【0007】
【作用】かかる構成の車両用サスペンションの減衰力制
御装置において、通常時には、加速度センサからの信号
の積分値とストロークセンサからの信号との積の符号に
基づいて、サスペンションの減衰力が切換えられるの
で、理想に近い所望の減衰力切換えが可能となり、車両
の乗り心地が向上するまた、居眠り検出手段により運
転者の居眠りが検出されると、サスペンションの減衰力
がハード側に切換えられるので、車両は路面の状態に素
早く反応するようになり、もって運転者は路面からの振
動を体感することとなる。従って、乗り心地が悪くなる
が、運転者に直に警報としての振動を体感させることと
なり、運転者の眠気を醒まさせ、居眠り運転を未然に防
止することができる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1において、車体側Bと車輪側Cとの間には、例
えば左前輪の場合、ショックアブソーバ1aとそのショ
ックアブソーバ1aのストロークを検出するストローク
センサ3aとが設けられ、車体側にはバネ上の上下方向
の加速度を検出する加速度センサ4aが設けられてい
る。
【0009】そして、ショックアブソーバ1aには減衰
力が大きいハードと減衰力が小さいソフトとに油の流量
を切換えて減衰力を切換えるアクチュエータ2aが設け
られている。また、そのアクチュエータ2a、加速度セ
ンサ4a、ストロークセンサ3aはそれぞれ電気回路で
制御装置5に接続されている。そして、その他の各輪に
も同様に構成されている。
【0010】さらに、運転者の居眠りを検出する居眠り
検出手段として、居眠り検出ユニット11が設けられてい
る。居眠り検出ユニット11は、概略構成として、運転者
のハンドル操作に伴う握力を検出する圧力センサと、ハ
ンドル角を検出するハンドル角センサと、車速を検出す
る車速センサと、アクセル開度を検出するアクセルセン
サとを備え、これらのセンサの検出出力を監視し、前記
ハンドル角と車速及びアクセル開度が居眠り状態を示す
設定値の範囲内にあることを条件に、圧力センサの検出
圧力が所定時間継続して設定値を越えないときに居眠り
検出信号を前記制御装置5に出力するものである。
【0011】図2は制御装置5のブロックダイヤグラム
を示し、各ストロークセンサ3a〜3dの出力はストロ
ーク信号入力部6に入力され、減衰力切換判定部7と減
衰力切換信号出力部8とを介して減衰力を2段階に切換
えるアクチュエータ2a〜2dに接続されている。ま
た、加速度センサ4a〜4dは加速度信号入力部9を介
して減衰力切換判定部7に接続されている。
【0012】また、居眠り検出ユニット11は居眠り信号
入力部12を介して減衰力切換判定部7に接続されてい
る。以下、図3を参照して、作用について説明する。作
動に際し、ステップ1(図ではS1と記す。以下同様)
ではストローク信号ZRを読込む。
【0013】ステップ2では、バネ上加速度信号ZAを
読込む。ステップ3では、バネ上加速度信号ZAを積分
して速度信号ZVを得る。ステップ4では、居眠り検出
ユニット11からの居眠り検出信号を読込む。ステップ5
では、居眠り検出信号の有無を判断し、有りと判断され
た場合には、運転者が居眠り状態であり居眠り運転に陥
る惧れがあるとして、ステップ7に進む。一方、無しと
判断された場合には、運転者は居眠り状態では無く、居
眠り運転に陥る惧れは無いので、減衰力切換制御を行う
べく、ステップ6に進む。
【0014】ステップ6においては、ストローク信号Z
Rとバネ上加速度信号ZAを積分して得られた速度信号
ZVとには、それぞれ正と負の符号が付いていることに
鑑み、ストローク信号ZRと速度信号ZVとの積を求め
て、その正負を判断する。そして負の場合には、ステッ
プ7に進み、図4に示す制御マップをも参照して、減衰
力をハード側に切換える切換信号を出力する。
【0015】正の場合には、ステップ8に進み、減衰力
をソフト側に切換える切換信号を出力する。尚、上記ス
テップ1〜ステップ8は、定期的に繰替えされるもので
ある。以上説明したように、本実施例では、居眠り検出
ユニット11により運転者の居眠り状態が検出されると、
減衰力がハード側に切換えられるので、車両は路面の状
態に素早く反応するようになり、もって運転者は路面か
らの振動を体感することとなる。従って、乗り心地が悪
くなるが、運転者に直に警報としての振動を体感させる
こととなり、運転者の眠気を醒まさせることとなり、居
眠り運転を未然に防止することが可能となる。一方、運
転者の居眠りが検出されないときには、加速度センサ4
a〜4dからの信号の積分値と前記ストロークセンサ3
a〜3dからの信号との積の符号が正のときには、サス
ペンション特性をソフト側に切換えるように制御し、負
のときには、サスペンション特性をハード側に切換える
ように制御するので、理想に近い所望の減衰力切換が可
能となり、車両の乗り心地が向上する。
【0016】尚、以上説明した実施例においては、居眠
り検出ユニット11は圧力センサの検出圧力に基づいて居
眠りか否かを判断する構成であったが、この構成に限定
するものでは無く、例えば運転者の脳波等を検出して居
眠り状態を検出するようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上説明したように構成されて
いるので、車両の乗心地を向上させる機能を奏させつ
つ、運転者の居眠り状態を検出した場合に、運転者が直
に体感できるように車両の乗り心地を悪化させる制御を
行って、居眠り運転を未然に防止することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例をしめす全体構成図
【図2】図1の制御装置のブロックダイヤグラム
【図3】図1の制御装置の制御内容を説明するフローチ
ャート
【図4】図1の制御マップ
【符号の説明】
1 ショックアブソーバ 2 アクチュエータ 3 ストロークセンサ 4 加速度センサ 5 制御装置 11 居眠り検出ユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者の居眠りを検出する居眠り検出手段
    と、 バネ上の上下方向加速度を検出する加速度センサと、 バネ上とバネ下との間の相対変位を検出するストローク
    センサと、減衰力 を少なくとも二段階に切換えることが可能なサス
    ペンションと、 前記加速度センサからの信号の積分値と前記ストローク
    センサからの信号との積の符号に基づいて、前記サスペ
    ンションの減衰力を切換える減衰力制御手段と、 を含んで構成される車両用サスペンションの減衰力制御
    装置において、 前記減衰力制御手段は、前記居眠り検出手段により運転
    者の居眠りが検出されたときに、前記サスペンションの
    減衰力をハード側に切換える制御を行なう ことを特徴と
    する車両用サスペンションの減衰力制御装置。
JP1993012852U 1993-03-22 1993-03-22 車両用サスペンションの減衰力制御装置 Expired - Lifetime JP2603072Y2 (ja)

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JPH0671219U JPH0671219U (ja) 1994-10-04
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JP3991987B2 (ja) * 2004-01-07 2007-10-17 日産自動車株式会社 車線逸脱報知装置

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