JP2602864B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP2602864B2
JP2602864B2 JP62330067A JP33006787A JP2602864B2 JP 2602864 B2 JP2602864 B2 JP 2602864B2 JP 62330067 A JP62330067 A JP 62330067A JP 33006787 A JP33006787 A JP 33006787A JP 2602864 B2 JP2602864 B2 JP 2602864B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、原稿台上に載置された原稿に対して露光走
査することによって前記原稿の画像を像担持体上に形成
する画像形成装置に適用され、前記原稿台に原稿を搬送
する原稿搬送装置に関する。
(従来の技術) PPC複写機においては、走査時に原稿を載置するため
の原稿載置面(通常はプラテンガラス)やこの原稿載置
面上の原稿を走査するための露光手段を有し、かつ装置
本体内に帯電,露光,現像,転写,清掃,定着等の画像
形成プロセス構成手段を内蔵している。また、原稿の自
動供給排出ユニット(オートドキュメントフィーダ)を
もつ装置では、走査前の原稿を一括して集積する給紙台
と、走査後の原稿を収容する排紙台と、上記給紙台上の
原稿を1枚ずつ原稿載置面に送り込むとともに走査後の
原稿を排紙台上に排出してゆく原稿送り手段を備えてい
る。この原稿送り手段には、原稿載置面に接面して無端
走行される搬送用ベルトが多用されている。この搬送用
ベルトは、原稿を押えるためのプラテンシートとしても
使われるため、新品の状態では全体が白色である。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来装置の搬送用ベルトは、給紙台から排紙台に
至る長い搬送経路にわたって設ける必要があり、しかも
このベルトは原稿載置面の全面を覆うに足る広い幅をも
っていなければならない。このため従来の自動供給排出
ユニットでは、かなり大きな無端状ベルトと大掛りなベ
ルト駆動機構を必要としている。これらのベルトや駆動
機構等は、装置本体にヒンジによって開閉可能に枢着さ
れているユニットカバー内に収容されるため、このカバ
ーを含むユニットの開閉部分が大形でかつ重量が大とな
り、開閉操作を行ないにくいものになっていた。また、
ベルトの走行状態を安定化させるための工夫が必要であ
るなど、コスト高を招いている。
また上記ベルトが無端走行する際に、このベルトは原
稿載置面やベルトまわりの部材と摺接しながら全体が移
動するため、ベルトが新品のうちは真白であっても比較
的早期に汚れが目立つようになる。
本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的
とするところは、ベルトを用いたものに比べて装置の簡
易化が図れ、しかも原稿を押える面に汚れが付きにくい
ような原稿搬送装置を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決する手段) 本発明は上記問題点を解決するための手段として、原
稿台上に載置された原稿に対して露光走査することによ
って前記原稿の画像を像担持体上に形成する画像形成装
置に適用され、前記原稿台に原稿を搬送する原稿搬送装
置において、前記原稿台に対して開閉自在に設けられた
カバー体と、このカバー体内部に設けられ、前記カバー
体が前記原稿台に対して閉じた位置にあるときに前記原
稿台に接触してなり、回転することによって前記原稿台
に対して原稿を送り込み、また、前記原稿台から原稿を
除去する原稿搬送手段と、このカバー体内部に設けら
れ、前記原稿台面全体を覆うものであって、前記原稿搬
送手段に対応する部分に前記原稿搬送手段を収容するた
めの切り欠き部を有したシート状の部材と、前記カバー
体が前記原稿台に対して閉じた位置にあって前記原稿搬
送手段による原稿送り込み動作または原稿除去動作が行
われているときには、前記シート状部材をシート状部材
全面が前記原稿台面全体に対して平行を保ったまま所定
距離離間した第1の位置に移動し、前記カバー体が前記
原稿台に対して閉じた位置にあって前記原稿搬送手段に
よる動作が行われていないときには、前記シート状部材
をシート状部材全面が前記原稿台面に接触した第2の位
置に移動する移動手段と、を具備した構成としたもので
ある。
(作用) 上記構成の本発明装置において、原稿を原稿載置面上
に供給する際には原稿押え体が上昇させられる。原稿載
置面上に原稿が供給されたのち、原稿押え体が降下させ
られることにより、原稿載置面と原稿押え体との間で原
稿が押圧され、この状態で露光手段による走査が行なわ
れる。走査後は再び原稿押え体が上昇させられるととも
に、原稿が原稿載置面上から排出される。
(実施例) 以下に本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
第8図は画像形成装置の一例としてのPPC複写機全体
の外観を概略的に示し、第1図はその内部構成を示す。
同図において図中1は装置本体であって、この装置本体
1には帯電,露光,現像,転写,清掃,定着等を行なう
画像形成プロセス構成手段が内蔵されている。装置本体
1の上面側には、原稿台としての原稿載置ガラス3が設
けられているとともに、原稿載置ガラス3上に原稿Dを
供給したり走査後の原稿Dを排出するための原稿搬送装
置としての原稿自動供給排出ユニット4が設けられてい
る。この原稿自動供給排出ユニット4については後述す
る。装置本体1の上面前端縁部には操作パネル5が配置
されている。
装置本体1の右側には、画像形成プロセス構成手段2
に供給される普通紙等の用紙Pを収容した第1の給紙カ
セット(以後、上段カセットという)6と第2の給紙カ
セット(以後、下段カセットという)7、および大容量
給紙装置8が装着されている。装置本体1の左側には、
定着済みの用紙P′を集積する排紙トレイ9が装着され
ているとともに、装置本体1から排出された用紙P′を
前記排紙トレイ9に反転した状態で導くUターン搬出路
10を有した用紙搬出ユニット11が装着されている。この
用紙搬出ユニット11は、ローラ等を利用した搬送手段12
を有している。従って、Uターン搬送路10を通った用紙
P′は表裏が反転された状態で排紙トレイ9内に順次排
出される。
装置本体1は、上部ユニット1aと下部ユニット1bとで
構成されている。上部ユニット1aには、前記画像形成プ
ロセス構成手段2が内蔵されるとともに上段カセット6,
下段カセット7および用紙搬出ユニット11が装着され
る。下部ユニット1bには、前記排紙トレイ9と大容量給
紙装置8が装着されるとともに、大容量給紙装置8から
給紙された用紙Pを上部ユニット1a側に案内する用紙ガ
イド13が設けられている。上段カセット6の上面側には
手差し給紙台14がある。
画像形成プロセス構成手段2は次のような構成であ
る。すなわち、上部ユニット1a内のほぼ中央部に像担持
体としてのドラム状感光体15が配置され、この感光体15
の周囲に、その回転方向に沿って帯電装置16,消去装置1
7,露光手段18の露光部18a,現像装置19,転写装置20,剥離
装置21,清掃装置22,除電装置23等が順次配置されてい
る。
さらに上部ユニット1aの内底部には、上記カセット6,
7あるいは大容量給紙装置8または手差し給紙台14から
送られる用紙Pを画像転写部25を経て排紙ローラ対26に
導く用紙搬送路27が形成されている。画像転写部25はド
ラム状感光体15と転写装置20との間に設けられている。
画像転写部25の上流側にはアライニングローラ対28が配
置され、下流側には定着装置29が配置されている。
上段カセット6の被装着部の近傍には、揺動自在なア
ーム30に取付けられた用紙取出しローラ31と、分離搬送
手段32と、手差し用送りローラ33が配設されている。分
離搬送手段32は搬送ローラ32aと分離ローラ32bとからな
る。用紙取出しローラ31によって取出された用紙Pは、
搬送ローラ32aが回転することによって、用紙搬送路27
の上流側を形成する第1の分岐搬送路27a内に1枚ずつ
送り込まれる。手差しされた用紙Pは、手差し用送りロ
ーラ33が回転することにより、互いに離間状態にある搬
送ローラ32aと分離ローラ32bとの間を経て第1の分岐搬
送路27a内に送られる。
下段カセット7の被装着部の近傍には、揺動自在なア
ーム34に取付けられた用紙取出しローラ35と、分離搬送
手段36が配設されている。分離搬送手段36は搬送ローラ
36aと分離ローラ36bとからなり、用紙取出しローラ35に
よって取出された用紙Pは、搬送ローラ36aによって1
枚ずつ第2の分岐搬送路27b内に送り込まれる。
大容量給紙装置8の被装着部の近傍には、揺動自在な
アーム37に取付けられた用紙取出しローラ38と、分離搬
送手段39が配設されている。分離搬送手段39は搬送ロー
ラ39aと分離ローラ39bとからなり、用紙取出しローラ38
によって取出された用紙Pは、搬送ローラ39aによって
1枚ずつ第3の分岐搬送路27c内に送り込まれるように
なっている。
上段カセット6および下段カセット7の被装着部に
は、用紙無し検知スイッチ40と、カセット有無検知兼用
の用紙サイズ検知スイッチ41がそれぞれ配置されている
とともに、大容量給紙装置8の被装着部には、大容量給
紙装置8の有無を検知する検知スイッチ(図示しない)
が設けられている。なお、大容量給紙装置8は図示しな
い信号ケーブルを介して装置本体1側と各種信号の授受
が行なえるようになっており、大容量給紙装置8におけ
る用紙無し検知信号等が装置本体1側に伝達される。
分岐搬送路27a,27b,27cの合流部、すなわちアライニ
ングローラ対28の上流側近傍には、分岐搬送路27a,27b,
27cを介して搬送されてきた用紙Pを検知する用紙セン
サ42が配置されている。
大容量給紙装置8は、用紙Pを一括して集積し得るエ
レベータ式給紙台43を有している。この給紙台43に載置
された最上端の用紙Pは、取出しローラ43aによって装
置本体1に設けられた取出しローラ38に対向する位置ま
で順次取出すようになっている。給紙台43から取出され
た用紙Pの量が所定値に達すると、図示しない検知器か
ら昇降機構44に信号が送られて給紙台43が上昇し、常に
最上端の用紙Pがローラ43aによって取出すことができ
る位置にくるように制御される。
露光手段18はリフレクタ45で囲繞された露光ランプ46
を有している。この露光ランプ46は、原稿載置ガラス3
上にセットされた原稿Dを下面側から照らす。原稿面か
らの反射光は、第1のミラー47,第2のミラー48,第3の
ミラー49を介してレンズ50に導かれる。レンズ50を透過
した光は第4のミラー51,第5のミラー52,第6のミラー
53を介して感光体15に導かれる。
リフレクタ45や露光ランプ46および第1のミラー47
は、原稿載置ガラス3の下面に沿って往復移動自在な第
1キャリッジ54に搭載されている。第2のミラー48およ
び第3のミラー49は、第1キャリッジ54の半分の速度で
同方向に移動する第2キャリッジ55に搭載されている。
これらキャリッジ54,55が第1図の状態において図中左
から右方向に移動することにより、原稿載置ガラス3に
セットされた原稿Dを走査し、原稿Dに対応する像を感
光体15にスリット露光するようになっている。上述した
各光学系部材は露光手段18を構成する。なお第1キャリ
ッジ54には、原稿Dの特定領域を消した状態でコピーし
たい場合に、その領域を指定するためのスポットユニッ
ト56が搭載されている。
現像装置19は、カラー現像用の上部現像ユニット58
と、黒色現像用の下部現像ユニット59とからなる。これ
ら現像ユニット58,59は現像ローラ60,61を備えた磁気ブ
ラシ方式であり、現像ローラ60,61を感光体15に選択的
に近接ささせて回転駆動することで、黒色あるいは他の
カラーたとえば赤色現像が選択的に行なえる。
清掃装置22は、クリーニングブレード63を感光体15に
接触させることによって、感光体15上に残留する現像剤
(トナー)を掻き落すとともに、掻き落した現像剤(ト
ナー)をオーガー64を介してケーシング65外に搬出し、
図示しない回収箱に回収する構成である。
定着装置29は、ヒータランプ66を内蔵した加熱ローラ
67と、この加熱ローラ67に常時圧接するように付勢され
た加圧ローラ68等を、上下両ケーシング69,70で囲繞し
たものである。ケーシング69,70内には、前記排紙ロー
ラ対26と排紙スイッチ71が一体に組込まれている。
帯電装置16と転写装置20および剥離装置21は、それぞ
れコロナ放電を利用したものである。除電装置23は除電
ランプ73の光をグリーンフィルタ74を介して感光体15に
照射する構成となっている。また、消去装置17は多数の
LEDを感光体15の長さ方向に配設し、スポットユニット5
6で指定された領域に対応する部分の電荷を消去可能と
してある。
定着装置29の上方部位には、冷却ファン75およびサブ
メインモータ76が配置されているとともに、剥離装置21
と定着装置29との間には、用紙搬送路27の一部を形成す
る搬送ベルト77が配置されている。搬送ベルト77の下
方、すなわち上部ユニット1aの底部には高圧トランス78
が配置されている。
次に原稿自動供給排出ユニット4について説明する。
原稿自動供給排出ユニット4は、装置本体1に対して後
端側がヒンジ機構によって回動自在に枢着された開閉可
能なカバー体(以後、単にカバーという)81を備えてい
る。カバー81の図示右端側には、後述する給紙台100か
ら供給される原稿Dが出入り可能な大きさの原稿出し入
れ口82が設けられている。
カバー81の裏面側、すなわちカバー81を閉じた時に原
稿載置ガラス3と対向する側に、シート状の部材である
原稿押え体としてのプラテンシート83が設けられてい
る。このプラテンシート83は、第9図に例示したような
移動手段としてのシート駆動機構84によって、上下方向
すなわちカバー81を閉じた状態において原稿載置ガラス
3と接離する方向に移動可能としてある。本実施例のプ
ラテンシート83は、第10図に示されるように合成樹脂発
泡体等の比較的軟質で軽量な材料からなるプレート部86
と、このプレート部86の下面側に被着された白色のシー
ト部87と、プレート部86の上面側に設けられた補強フレ
ーム88などからなる。
シート駆動機構84は、一例としてソレノイド等のアク
チュエータ89と、このアクチュエータ89によって回転駆
動されるシャフト90と、このシャフト90に連結されたカ
ム91などにより構成されている。シャフト90はカバー81
側に支持されているとともに、カム91はフレーム88に係
合されている。そしてアクチュエータ89に通電した時に
は、プラテンシート83が上昇する方向、すなわちシート
部87が原稿載置ガラス3から離れる方向にシャフト90と
カム91が駆動される。原稿載置ガラス3上にカバー81を
閉じた状態でプラテンシート83が降下させられると、シ
ート部87が原稿載置ガラス3に接面する。
このようなシート駆動機構84によればプラテンシート
83は原稿載置ガラス3に対して面平行を保ったまま、接
触位置と離間位置の間で移動するものである。
更にカバー81の内側には、複数の送りローラ93が原稿
Dの移送方向に配置されている。各送りローラ93は、プ
ラテンシート83に設けられた凹所94内に保持されてお
り、ローラ駆動機構95によって正転および逆転の両方向
に回転させることができる。各ローラ93は、カバー81を
原稿載置ガラス3上に閉じた状態において、原稿載置ガ
ラス3に常時摺接するようになっている。図示例のロー
ラ駆動機構95は、モータ等のアクチュエータ96や、動力
伝達ベルト97およびシャフト98などを備えて構成されて
いる。上記ローラ93とローラ駆動機構95などは、原稿搬
送手段99を構成する。なお、ローラ93は原稿Dの送り方
向と直交する方向(原稿の幅方向)に複数個ずつ設けら
れていてもよい。
カバー81の図示右側すなわち原稿出し入れ口82と対向
する側には、給紙台100が設けられている。給紙台100の
上面側には、原稿取出しローラ101が設けらている。更
に、給紙台100の上方には排出ローラ対102と排紙台103
が設けられている。原稿出し入れ口82と給紙台100との
間には、可動ストッパ104と、レジストローラ対105と、
方向切換えゲート106と、供給ローラ107および分離ロー
ラ108などが設けられている。上記ローラ101,107,108や
ローラ対102,105等は、それぞれ図示しない駆動手段に
よって所定の方向に回動駆動されるようになっている。
なお、給紙台100には、原稿サイズに応じて給紙台100上
における原稿Dの幅方向の位置を規制するためのガイド
(図示せず)が設けられている。
上記ストッパ104は軸111を中心に回動可能であり、図
示しないソレノイド等のアクチュエータによって、下降
モード上昇モードとにわたって変位できるようにしてあ
る。ここでいう下降モードとは、第1図ないし第3図に
示されるように、原稿Dが原稿載置ガラス3上に送り込
まれる際に原稿Dの移動を妨げないような位置、すなわ
ち原稿載置ガラス3の上面より下側にストッパ104の端
面が待機した状態を意味する。上昇モードとは、第4図
および第5図に示されるようにストッパ104の端面が原
稿載置ガラス3の上面よりも上側に突出した状態をい
う。
ゲート106は軸112を中心に回動可能に設けられてい
て、ソレノイド等のアクチュエータ113(第9図参照)
によって第1の位置と第2の位置とに切換えることがで
きる。ここでいう第1の位置とは、第1図ないし第5図
に示されるように、原稿Dが原稿載置ガラス3上に送り
込まれる際に原稿Dの移動を妨げないように退避した状
態をいう。第2の位置とは、第6図および第7図に示さ
れるように、原稿載置ガラス3から排出される原稿Dを
排出ローラ対102に導くことができるように回動上昇し
た位置をいう。
次に、上記構成の原稿自動供給排出ユニット4を備え
た電子複写機の作用について説明する。
第1図に示されるように、給紙台100上に複数枚の原
稿Dを一括してセットした後、操作パネル5を操作する
ことにより原稿自動供給排出ユニット4を動作させる
と、原稿取出しローラ101が回転することによって、給
紙台100上にある原稿Dが取出されるとともに、この原
稿Dは供給ローラ107およびレジストローラ対105の回転
によって1枚ずつ原稿出し入れ口82に送り込まれる。こ
の時、プラテンシート83は、駆動機構84のアクチュエー
タ89が動作することによって、上昇状態に保持されてい
る。ローラ93は原稿載置ガラス3の上面に摺接してい
る。しかもゲート106とストッパ104は、それぞれ原稿D
の移動を妨げないように下降モードの位置で待機してい
る。
原稿出し入れ口82に導入された原稿Dは、第2図およ
び第3図に示されるようにローラ93の回転によって更に
前進させられる。そして第14図に示されるように原稿D
の後端D1がストッパ104の端面よりも前側に位置したと
ころで、ストッパ104が上昇モードに切換えられるとと
もに、アクチュエータ96の回転方向が切換わることによ
りローラ93が逆方向に回転させられる。これにより原稿
Dは距離lだけ戻ったところで、その後端D1がストッパ
104に突当り、原稿Dの位置決めがなされた状態となる
(第4図および第15図)。
次いでシート駆動機構84が動作することにより、第5
図に示されるようにプラテンシート83が降下させられ、
原稿Dがプラテンシート83と原稿載置ガラス3との間に
挟まれる。こうして原稿Dは原稿載置ガラス3上の所定
の位置に正しくセットされる。
上記のように原稿Dがセットされる一方で、ドラム状
感光体15が回転するとともに、この感光体15が帯電装置
16により一様に帯電される。次いで、露光ランプ46が点
灯した状態で第1キャリッジ54および第2キャリッジ55
が原稿載置ガラス3の下面に沿って図中左から右方向に
移動することにより、原稿載置ガラス3上の原稿Dが走
査されてスリット露光され、感光体15に原稿Dに対応す
る静電潜像が形成される。感光体15上の静電潜像は、現
像装置19の上部現像ユニット58あるいは下部現像ユニッ
ト59のいずれかにより現像され顕像化される。
上述した現像剤像の形成動作に同期して、上段カセッ
ト6または下段カセット7あるいは大容量給紙装置8か
ら原稿サイズに応じて自動的に取出された用紙P、ある
いは手差し給紙台14から手差しされた用紙Pが、アライ
ニングローラ対28を介して画像転写部25に送り込まれ、
感光体15上に形成されていた上記現像剤像が転写装置20
の働きにより用紙Pに転写される。次いで、用紙Pは剥
離装置21により感光体15から剥離されつつ、搬送ベルト
77を介して定着装置29に送り込まれ、ここで現像剤像が
用紙Pに溶融定着された後、排紙ローラ対26を介して用
紙搬送ユニット11のUターン搬送路10に送り込まれる。
そして、排紙トレイ9内に表裏を反転した状態でかつ先
端を揃えた状態で順次集積される。なお、用紙P上に現
像剤像を転写した後の感光体15は、清掃装置22に対向す
ることにより残留現像剤(残留トナー)がクリーニング
ブレード63により掻き落され、ついで、除電装置23に対
向することにより感光体15に光が照射されて静電的メモ
リの除去がなされ、次のコビー動作が可能な状態とな
る。
原稿載置ガラス3上で原稿Dが走査されたのちは、再
びシート駆動機構84が動作することにより、第6図に示
されるようにプラテンシート83が上昇するとともに、ロ
ーラ93は原稿Dに転接した状態のまま図示反時計回り方
向に回転する。更にはストッパ104が再び下降モードの
位置に切換わるとともに、ゲート106が第2の位置まで
上昇する。これによって、原稿Dは前述した供給方向と
は逆向きに移送され、排出ローラ対102を経て排紙台103
上の原稿Dの上に排出される(第7図)。
上述した給紙→走査→排紙に至る一連のサイクルを繰
返すことによって、給紙台100上の全ての原稿Dが原稿
載置ガラス3上に順次供給されつつ走査され、走査後の
原稿Dは排紙台103に順次積層されてゆく。
以上の説明から判るように、本実施例の複写機は、給
紙台100と排紙台103およびストッパ104が装置本体1の
一端側にまとまって配置されている。このような配置構
造であれば、給紙台100から原稿載置ガラス3上に送ら
れた原稿Dは、その後端D1をストッパ104に速やかに当
接させることにより原稿Dの位置決めを迅速に行なうこ
とができ、しかも走査後の原稿Dは、その移動方向を逆
にする(バックさせる)ことにより給紙台100側に設け
られている排紙台103に排出することができる。このた
め、従来のように原稿載置ガラスの一端側から他端側に
わたる全長分に原稿を通過させていたものに比べて、給
紙→走査→排紙に至る搬送経路の長さが短くてすむ。
また、原稿Dの移送時にはプラテンシート83が上昇さ
せられた状態にあるから、送りローラ93を回転させるだ
けで原稿Dを容易に移動させることができる。このた
め、大形のベルトを無端走行させていた従来装置に比較
して駆動機構を簡易化できるばかりでなく重量も軽くな
るから、カバー81と一体的に開閉走査されるユニット4
の開閉部分を軽量化でき、開閉操作が楽に行なえるよう
になる。また、ベルトを用いたものに比べて走行状態を
安定化させやすい。
なお、上記実施例装置においては、原稿自動供給排出
ユニット4を使わずとも複写を行なうことができる。こ
の場合には手でカバー81を開閉させることによって、原
稿ガラス3上の所定位置に原稿Dをセットすればよい。
また、給紙台100の下側から原稿Dを順次取出すよう
に構成してもよい。更には、排紙台103を装置本体1の
他端側すなわち給紙台100の反対側の位置に設け、原稿
を一方向にのみ移動させるようにしても本発明の初期の
目的を果たすことができる。
[発明の効果] 上述したように本発明によれば、従来の無端状搬送用
ベルトとベルト駆動機構を用いたものに比べて原稿自動
供給排出ユニットの小形化および軽量化が可能である。
また本発明の原稿押え体は原稿載置面に対して上下方向
に移動されるものであるから、ベルトに比べて原稿を押
える面に汚れが付きにくい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は画像形成装置
の内部構造を概略的に示す断面図、第2図ないし第7図
はそれぞれ原稿自動供給排出ユニットを動作順に示す断
面図、第8図は画像形成装置の外観を示す斜視図、第9
図は原稿自動供給排出ユニットの一部を示す斜視図、第
10図はプラテンシートとシート駆動機構の一部を示す断
面図、第11図ないし第13図はそれぞれ原稿自動供給排出
ユニットの一部を動作順に示す概略的斜視図、第14図と
第15図はそれぞれ原稿自動供給排出ユニットの一部を動
作順に示す側面図である。 1……装置本体、3……原稿載置ガラス(原稿台)、4
……原稿自動供給排出ユニット(原稿搬送装置)、18…
…露光手段、81……カバー(カバー体)、82……原稿出
し入れ口、83……プラテンシート(シート状の部材)、
84……シート駆動機構(移動手段)、93……送りロー
ラ、95……ローラ駆動機構、99……原稿搬送手段、100
……給紙台、103……排紙台、104……可動ストッパ、10
6……方向切換えゲート、D……原稿、P……用紙。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台上に載置された原稿に対して露光走
    査することによって前記原稿の画像を像担持体上に形成
    する画像形成装置に適用され、前記原稿台に原稿を搬送
    する原稿搬送装置において、 前記原稿台に対して開閉自在に設けられたカバー体と、 このカバー体内部に設けられ、前記カバー体が前記原稿
    台に対して閉じた位置にあるときに前記原稿台に接触し
    てなり、回転することによって前記原稿台に対して原稿
    を送り込み、また、前記原稿台から原稿を除去する原稿
    搬送手段と、 このカバー体内部に設けられ、前記原稿台面全体を覆う
    ものであって、前記原稿搬送手段に対応する部分に前記
    原稿搬送手段を収容するための切り欠き部を有したシー
    ト状の部材と、 前記カバー体が前記原稿台に対して閉じた位置にあって
    前記原稿搬送手段による原稿送り込み動作または原稿除
    去動作が行われているときには、前記シート状部材をシ
    ート状部材全面が前記原稿台面全体に対して平行を保っ
    たまま所定距離離間した第1の位置に移動し、前記カバ
    ー体が前記原稿台に対して閉じた位置にあって前記原稿
    搬送手段による動作が行われていないときには、前記シ
    ート状部材をシート状部材全面が前記原稿台面に接触し
    た第2の位置に移動する移動手段と、 を具備したことを特徴とする原稿搬送装置。
JP62330067A 1987-12-24 1987-12-28 原稿搬送装置 Expired - Lifetime JP2602864B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5928906B2 (ja) * 1978-10-31 1984-07-17 富士ゼロックス株式会社 自動原稿搬送装置
JPS60156072A (ja) * 1984-01-25 1985-08-16 Minolta Camera Co Ltd 簡易原稿送り装置
JPS61229742A (ja) * 1985-04-04 1986-10-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 原稿搬送装置

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