JP2602457Y2 - ガス充填包装用複合フイルム - Google Patents
ガス充填包装用複合フイルムInfo
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- JP2602457Y2 JP2602457Y2 JP1993053202U JP5320293U JP2602457Y2 JP 2602457 Y2 JP2602457 Y2 JP 2602457Y2 JP 1993053202 U JP1993053202 U JP 1993053202U JP 5320293 U JP5320293 U JP 5320293U JP 2602457 Y2 JP2602457 Y2 JP 2602457Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- composite film
- filled packaging
- layer
- filled
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- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vacuum Packaging (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、窒素ガス等の不活性ガ
スを充填して内容物を収納し包装するガス充填包装用と
して好適に使用できる複合フイルムに関する。
スを充填して内容物を収納し包装するガス充填包装用と
して好適に使用できる複合フイルムに関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】真空成形したトレーや深絞り成
形した底材に内容物を収納し、蓋材を被覆すると同時に
窒素ガス等の不活性ガスを充填する、いわゆるガス充填
包装が生肉等の包装に行われている。
形した底材に内容物を収納し、蓋材を被覆すると同時に
窒素ガス等の不活性ガスを充填する、いわゆるガス充填
包装が生肉等の包装に行われている。
【０００３】上記蓋材の被覆は、通常ヒートシール法に
よりシールされているが、包装直後にシール不良の有無
を確認することは困難であり、流通された後の店頭販売
段階で内容物の腐敗等により初めてシール不良に気が付
き、重大トラブルになることがあった。
よりシールされているが、包装直後にシール不良の有無
を確認することは困難であり、流通された後の店頭販売
段階で内容物の腐敗等により初めてシール不良に気が付
き、重大トラブルになることがあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記問題点を
解消し、容易かつ確実にシール不良の有無を確認できる
ガス充填包装用として好適に使用できる複合フイルムを
見出したものであって、その要旨とするところは、ヒー
トシール層１の基材１１側に、ヒートシール温度で変色
するサーモインクからなる温度感知層２を設けたことを
特徴とするガス充填包装用複合フイルムにある。
解消し、容易かつ確実にシール不良の有無を確認できる
ガス充填包装用として好適に使用できる複合フイルムを
見出したものであって、その要旨とするところは、ヒー
トシール層１の基材１１側に、ヒートシール温度で変色
するサーモインクからなる温度感知層２を設けたことを
特徴とするガス充填包装用複合フイルムにある。
【０００５】以下、本考案を図面により説明する。図１
は本考案の複合フイルムを用いてガス充填包装した状態
を示す断面概略図である。図１では成形した底材４に内
容物５を収納し、ガスを充填するとともに蓋材３を底材
４のフランジ部分でヒートシールした状態を示したもの
であり、蓋材３が本考案の複合フイルムに該当してい
る。この複合フイルムではヒートシール層１の基材１１
側に、ヒートシール温度で変色するサーモインクからな
る温度感知層２が設けてある。通常温度感知層２はヒー
トシール温度、例えば１３０℃以上で色調が変化するサ
ーモインクを印刷により設けるが、このようなサーモイ
ンクとしては、ＴＨＥＲＭＡＬ ＣＯＬＯＲ ０１−１
２０（（株）記録素材総合研究所製）があり、１３０℃
以上で白色から緑色に変化し、常温になっても緑色に維
持される。
は本考案の複合フイルムを用いてガス充填包装した状態
を示す断面概略図である。図１では成形した底材４に内
容物５を収納し、ガスを充填するとともに蓋材３を底材
４のフランジ部分でヒートシールした状態を示したもの
であり、蓋材３が本考案の複合フイルムに該当してい
る。この複合フイルムではヒートシール層１の基材１１
側に、ヒートシール温度で変色するサーモインクからな
る温度感知層２が設けてある。通常温度感知層２はヒー
トシール温度、例えば１３０℃以上で色調が変化するサ
ーモインクを印刷により設けるが、このようなサーモイ
ンクとしては、ＴＨＥＲＭＡＬ ＣＯＬＯＲ ０１−１
２０（（株）記録素材総合研究所製）があり、１３０℃
以上で白色から緑色に変化し、常温になっても緑色に維
持される。
【０００６】この温度感知層２は、剥離を防止するため
にヒートシール層１の基材１１側に設けるが、設ける方
法としては、まず、基材１１側に温度感知層２を印刷し
た後、印刷面にヒートシール層１を積層する方法や、逆
にヒートシール層１側に印刷した後、基材１１と積層す
る方法がある。
にヒートシール層１の基材１１側に設けるが、設ける方
法としては、まず、基材１１側に温度感知層２を印刷し
た後、印刷面にヒートシール層１を積層する方法や、逆
にヒートシール層１側に印刷した後、基材１１と積層す
る方法がある。
【０００７】印刷を設ける位置はヒートシールバー６の
幅と同じか、若干広めに部分印刷すればよい。基材１１
とヒートシール層１に使用する樹脂としては、通常の樹
脂からなる単層フイルムや多層フイルムが使用でき、蓋
材の場合、基材１１としては、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルムやポリプロピレンフイルム等が使用でき、
ヒートシール層１としては低密度ポリエチレンフイルム
やエチレンー酢酸ビニル共重合体フイルム等が使用でき
る。
幅と同じか、若干広めに部分印刷すればよい。基材１１
とヒートシール層１に使用する樹脂としては、通常の樹
脂からなる単層フイルムや多層フイルムが使用でき、蓋
材の場合、基材１１としては、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルムやポリプロピレンフイルム等が使用でき、
ヒートシール層１としては低密度ポリエチレンフイルム
やエチレンー酢酸ビニル共重合体フイルム等が使用でき
る。
【０００８】ここで、図１の例では蓋材３に温度感知層
２を設けているが、底材に設けても良い。本考案の複合
フイルムを用いたガス充填包装体では、ヒートシール温
度が低い場合シール部分の色が変化しないので、シール
強度が弱いと間接的に知ることができ、目視やセンサー
により、シール直後またはそれ以後の工程で不良品を排
除できる。
２を設けているが、底材に設けても良い。本考案の複合
フイルムを用いたガス充填包装体では、ヒートシール温
度が低い場合シール部分の色が変化しないので、シール
強度が弱いと間接的に知ることができ、目視やセンサー
により、シール直後またはそれ以後の工程で不良品を排
除できる。
【０００９】
【考案の効果】上述したように本考案の複合フイルムに
よれば、シール不良部分を間接的に知ることができ、不
活性ガスを充填して内容物を収納し包装するガス充填包
装用として好適に使用できる。
よれば、シール不良部分を間接的に知ることができ、不
活性ガスを充填して内容物を収納し包装するガス充填包
装用として好適に使用できる。
【図１】本考案複合フイルムを用いてガス充填包装した
状態を示す断面概略図。
状態を示す断面概略図。
１ ヒートシール層 １１ 基材 ２ 温度感知層
Claims (1)
- 【請求項１】 ヒートシール層（１）の基材（１１）側
に、ヒートシール温度で変色するサーモインクからなる
温度感知層（２）を設けたことを特徴とするガス充填包
装用複合フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993053202U JP2602457Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ガス充填包装用複合フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993053202U JP2602457Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ガス充填包装用複合フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722976U JPH0722976U (ja) | 1995-04-25 |
| JP2602457Y2 true JP2602457Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=12936293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993053202U Expired - Fee Related JP2602457Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ガス充填包装用複合フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602457Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993053202U patent/JP2602457Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0722976U (ja) | 1995-04-25 |
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