JP2602268B2 - Dcモータのマグネットロータ用動釣合い試験装置 - Google Patents

Dcモータのマグネットロータ用動釣合い試験装置

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Description

【発明の詳細な説明】
A.産業上の利用分野 この発明は、回転体の動釣合い修正装置に係り、特
に、DC(直流)モータのマグネットロータの動釣合いを
試験する装置に関する。 B.従来技術 近年、ブラシレスDCモータは、各種の電気機器の冷却
用ファンモータ、音響機器やロボット用のサーボモータ
など、広範に使用されている。 この種のブラシレスDCモータのロータ(回転子)に動
不釣合いがあると、モータ駆動時に振動が発生するなど
モータの回転性能を悪くするので、モータの製造工程で
はロータの動釣合いを測定し、動不釣合いが存在する場
合には、これを修正するようにしている。 従来、ブラシレスDCモータのロータの動釣合いを試験
する装置は、ロータの回転軸をつかみ治具で把持し、こ
のつかみ治具を介してロータを回転させることによっ
て、動不釣合いの大きさおよび位置を測定し、その不釣
合い個所にパネを付着させたりして、動不釣合いを修正
するようにしている。 C.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の動釣合い試験装置に
は、次のような問題点がある。 ブラシレスDCモータの回転性能は、ロータ単体の動釣
合いの良否によってのみ決まるものではなく、ステータ
との間で作用する磁気力によって著しく左右される。具
体的には、ロータに円周状に取り付けられる磁石(2極
〜16極)の磁化状態、例えば、磁石の寸法のバラツキ、
磁気的均一性などによって、ステータとの間に作用する
磁気力が異なってくるから、ロータ単体の重量バランス
のみを修正しただけでは、モータの回転性能を保証する
ことができない。 そのため、従来の動釣合い試験装置によれば、ロータ
単体の動不釣合いを正しく測定して、これを修正して
も、そのロータをステータに組み付けて回転駆動させて
みると、振動が発生するという問題点がある。そこで、
従来、モータの回転性能を保証するために、上述したよ
うなロータ単体の動釣合い測定とは別に、ロータの磁化
状態を検査する工程を設けること余儀無くされていた。 この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので
あって、DCモータのマグネットロータの磁化状態に基づ
く不釣合をも含めた動釣合いを試験することができるDC
モータのマグネットロータ用動釣合い試験装置を提供す
ること目的としている。 また、この発明の他の目的は、ロータの動釣合いを修
正する際に必要となる不釣合個所の位置決めを容易に行
うことができるDCモータのマグネットロータ用動釣合い
試験装置を提供することにある。 D.課題を解決するための手段 この発明は、上記課題を解決するために次のような構
成を備えている。 即ち、この発明は、DCモータのマグネットロータの動
釣合いを試験する装置であって、被試験体であるマグネ
ットロータをステータコイルで回転駆動させることによ
り、マグネットロータの動釣合いを測定する動釣合い測
定手段と、前記マグネットロータに取り付けられた磁石
から出る磁気を前記マグネットロータが回転駆動されて
いる状態で検出する磁気検出手段と、前記磁気検出手段
の出力パルスの数を計数する計数手段とを具備し、回転
駆動されるマグネットロータの回転位置情報を、マグネ
ットロータに取り付けられた磁石から生じる磁気を前記
磁気検出手段で検出しその出力パルスの数を計数するこ
とによって得るとともに、前記計数された出力パルス数
に基づいて不釣合い修正個所の位置決めを行う位置決め
手段を備えたことを特徴とする。 E.作 用 この発明によれば、被試験体であるマグネットロータ
をステータコイルで回転駆動しているから、前記マグネ
ットロータの重量的な不釣合いと、磁化状態の不均一性
に基づく不釣合とが重畳した状態で動釣合いが試験され
る。回転駆動されるマグネットロータの回転位置情報
は、マグネットロータに取り付けられた磁石から生じる
磁気を、磁気検出手段で検出し、その出力パルスの数を
計数することによって得られる。位置決め手段は、前記
計数された値に基づいて、不釣合い修正個所の位置決め
を行う。 F.実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図〜第4図は、この発明の一実施例の説明図であ
り、第1図は要部のブロック図、第2図は被試験体であ
るマグネットロータの構造図、第3図はこの実施例のシ
ステム図、第4図はマグネットロータの回転駆動部の縦
断側面図である。 第2図に示すように、この実施例では、8極のマグネ
ットロータ10を被試験体としている。図中、12はロータ
本体、14は回転軸、16はロータ本体の内周面に取り付け
られた磁石である。 この実施例に係る装置は、全自動の動釣合い修正・性
能試験装置であって、第3図を示すように、被試験体の
搬入・搬出ステーション18、動釣合い測定および性能試
験ステーション20、不釣合い角度位置決めステーション
22、動釣合い修正ステーション24、動釣合いチェックス
テーション26および各ステーションを結ぶワーク搬送路
28とから構成されている。 搬入・搬出ステーション18に搬入された被試験体(マ
グネットロータ10)は、動釣合い測定および性能試験ス
テーション20に搬送される。ステーション20には、第4
図に示すような、搬送されたマグネットロータ10を回転
駆動するための駆動機構30が設けられている。 以下、この駆動機構30について説明する。 ベース部材32の先端部には、着脱自在のメタル軸受34
があり、このメタル軸受34の外側に、ステータコイルが
巻回された磁極(以下、単にステータと称する)36が取
り付けられている。ベース部材32の軸方向中心には、メ
タル軸受34の挿通孔に連通する内部孔38が形成されてい
る。ステーション20に搬送されたマグネットロータ10
は、その回転軸14がメタル軸受34を介して、ベース部材
32の内部孔38に挿通されることによって、マグネットロ
ータ10全体としては、メタル軸受34で回転自在に支持さ
れるようになっている。 このようなメタル軸受34でマグネットロータ10を支持
すれば、回転軸14の表面に傷を発生させることがなくな
るので好都合である。因に、従来装置では、回転軸14を
つかみ治具で把持し、つかみ治具自体を回転させること
によって、マグネットロータ10を回転させているから、
つかみ治具によって回転軸14の表面に傷が発生しやす
く、特に、回転軸14に焼入れ処理が施されていない汎用
的なマグネットロータ10の場合には顕著である。 また、この実施例のように、メタル軸受34よって回転
軸14を支持すれば、小型のモータで回転軸14が小径のも
のであっても、中心ぶれが生じることなく、確実にマグ
ネットロータ10が支持される。因に、従来のつかみ治具
によれば、回転軸14が小径になるほど、つかみ治具の機
械的な誤差や、つかみ精度が問題となって、動釣合い試
験の精度を悪くすることもある。 ところで、この実施例に係る駆動機構30には、セット
されたマグネットロータ10の磁石16に近接・対向する位
置に、磁気検出手段としての例えば、複数個のホール素
子40が取り付けられている。このホール素子40は、ステ
ータ36への電流の切り換え用として使用されるととも
に、後述するように、不釣合い修正個所の位置決めを行
う際に必要になる基準信号を得るためにも使用されてい
る。 駆動機構30のマグネットロータ10がセットされると、
ステータ36に通電されてマグネットロータ10が回転駆動
される。そして、マグネットロータ10の動釣合いと回転
性能とが測定されるとともに、ホール素子40で検出され
た信号に基づいて、前記基準信号が作成される。動釣合
いの測定は、従来装置と同様の周知の手法によるから、
その説明を省略する。また、基準信号の作成手段につい
ては後に詳しく説明する。 ステーション20で測定されるモータの回転性能には、
例えば、次式で表されるジッターJ、デューティー
DMAX,デューティーDMINなどがある。 ここで、TMAXは、ホール素子の検出信号を増幅・波形
処理するホールICから出力されるパルス信号の周期T1,T
2,…,Tnの最大値、TMINは、前記T1,T2,…,Tnの最小値、
TL MAXは、前記パルス信号のOFF期間TL1,TL2,…,TLN
最大値、TL MINは、前記TL1,TL2,…,TLNの最小値、TAVE
は前記周期T1,T2,…,Tnの平均値である。 このように、ステーション20では、マグネットロータ
10をステータ36で回転駆動しているので、本来の目的で
ある動釣合いの測定ばかりでなく、モータの回転性能試
験を行うことができるので、工程の省力化を図ることが
できる。 ステーション20で動釣合い測定および性能試験測定が
行われたマグネットロータ10は、同一姿勢のまま(回転
させずに)不釣合い角度位置決めステーション22に搬送
される。ステーション22は、上述した基準信号に基づい
て修正個所の位置決めを行う。この位置決めの手段につ
いては、前記基準信号の作成手段の説明とともに、後に
詳しく説明する。 なお、不釣合い角度位置決めステーション22にも、第
4図で説明したステーション20の駆動機構30と同様のマ
グネットロータ10を支持するメタル軸受と、駆動機構30
に設けられたホール素子40と同じ位置に設けられたホー
ル素子とがある。ただし、ステーション20で設けられて
いたようなステータ36は設けられず、このステーション
22では、ロータ本体12の外周に巻き架けたベルトによっ
て、マグネットロータ10を回転駆動している。これは、
ステータ36によって駆動した場合、マグネットロータ10
の停止位置が磁極の位置に対応する個所に限定されるの
で、不釣合い個所が磁極と磁極の間にある場合などで
は、不釣合い個所の位置決めを行うのに不都合だからで
ある。 修正個所の位置決めが行われると、そのマグネットロ
ータ10は、同一姿勢のまま次の動釣合い修正ステーショ
ン24に送られて、例えばパテ修正などによって不釣合い
が修正される。 不釣合い個所の修正が終わると、マグネットロータ10
は、ステーション20と同じ駆動機構30を備えた動釣合い
チェックステーション26に搬送されて、動釣合いが正し
く修正されたかどうか確認された後、搬入・搬出ステー
ション18に搬送される。動釣合い等が規格内であれば、
良品として搬入・搬出ステーション18から搬出され、動
釣合い等が規格外であれば、不良品として排出される。
ただし、動釣合いが規格外のものを、動釣合い測定およ
び性能試験ステーション20に搬送して、動釣合いの修正
を再度、行うようにしてもよい。 次に、上述した基準信号の作成およびこれに基づく不
釣合い個所の位置決め手段を、第1図に従って説明す
る。 図中、符号40a,40bは、動不釣合い測定および性能試
験ステーション20の駆動機構30に、電気角で120゜の位
置にそれぞれ設けられた3個のホール素子のうちの二つ
のホール素子である。40c,40dは、不釣合い角度位置決
めステーション22の駆動機構に設けられた同様の二つの
ホール素子である。ホール素子40aの検出信号は、ホー
ルIC42aで増幅・波形処理されたのちRSフリップ・フロ
ップ44aのセット端子Sに与えられる。ホール素子40bの
検出信号は、ホールIC42bを介してRSプリップ・フロッ
プ44aのリセット端子Rに与えられる。 一方、ホール素子40cの検出信号は、ホールIC42cを介
してRSフリップ・フロップ44bのセット端子Sに、ホー
ル素子40dの検出信号は、ホールIC42dを介してRSフリッ
プ・フロップ44bのリセット端子Rに、それぞれ与えら
れる。 このように、マグネットロータ10の回転を検出するの
に二つのホール素子用いて、これらの検出信号をRSフリ
ップ・フロップのセット端子,リセット端子に与えるの
は、仮に一つのホール素子でマグネットロータ10の回転
を検出すると、マグネットロータ10の停止の瞬間に、ホ
ール素子の検出信号に、いわゆるバタツキが生じて、マ
グネットロータ10の回転位置が正しく計測されなくなる
おそれがあるためである。 上述したRSフリップ・フロップ44aの出力はスイッチS
W1を介して、4進カウンタ46aまたは46bに与えられ、RS
フリップ・フロップ44bの出力はスイッチSW2を介して、
4進カウンタ46aまたは46bに与えられる。4進カウンタ
46aの出力は、スイッチSW3またはSW4を介して、ステー
ション20動釣合い測定部48またはステーション22の修正
個所位置決め部50に与えられる。 以下、第1図に示した各部の動作を説明する。 まず、ステーション20において、マグネットロータ10
が回転駆動されると、ホール素子40a,40bに磁気変化が
検出されることにより、RSフリップ・フロップ44aか
ら、パルス信号Aが連続的に出力される。このパルス信
号Aは、スイッチSW1を介して4進カウンタ46aに与えら
れる。この実施例では、8極のマグネットロータ10を試
験しているから、パルス信号Aは、マグネットロータ10
の1回転あたり4個出力される。したがって、4進カウ
ンタ46aの計数値は〔0,1,2,3〕のいずれかの数値であ
り、4進カウンタ46aは計数値
〔0〕のところでパルス
信号Cを出力する。換言すれは、4進カウンタ46aは、
マグネットロータ10の1回転あたり1個のパルス信号C
を出力する。この実施例では、このパルス信号Cを、修
正個所の位置決めを行う際に基準となる基準信号として
利用している。 4進カウンタ46aから出力された基準信号Cはスイッ
チSW3を介して動釣合いの測定部48に与えられる。測定
部48は、図示しない振動検出器からの検出信号に基づい
て不釣合い量を算出するとともに、前記基準信号Cに基
づいて、不釣合い個所の角度を算出する。 動釣合いの測定が終わると、上述したようにマグネッ
トロータ10は、停止状態での姿勢のまま(回転させず
に)、次の不釣合い角度位置決めステーション22に搬送
される。このとき、スイッチSW1〜SW4が連動して切り換
えられる。その結果、4進カウンタ46aの出力端子は、
スイッチSW4を介してステーション22の位置決め部50に
接続される。したがって、位置決め部50は、4進カウン
タ46aの計数値から、そのマグネットロータ10の回転位
置情報を得ることができる。 位置決め部50には、ステーション20と同様のホール素
子40c,40dが備えれており、これらのホール素子40c,40d
の検出信号を与えられるフリップ・フロップ44bのパル
ス信号BがスイッチSW2を介して4進カウンタ46aに与え
られるから、ステーション22でマグネットロータ10を回
転駆動しても、ステーション20と同じタイミングで基準
信号Cを得ることができる。したがって、位置決め部50
は、4進カウンタ46aの計数値
〔0〕に対応した基準信
号Cが得られた個所を基準(0゜位置)として、計測部
48から与えられた不釣合い角度だけ、マグネットロータ
10を回転駆動させることによって、不釣合い個所を所定
の修正個所にまでもってくるこができる。 マグネットロータ10の修正個所の位置決めが行われる
と、マグネットロータ10を、その姿勢を維持したまま
で、動釣合い修正ステーション24に搬送することによっ
て、不釣合い個所の修正が行われる。 一方、ステーション22で修正個所の位置決めが行われ
ている間、ステーション20では次のマグネットロータ10
の動釣合い等の測定が行われている。このとき検出され
たマグネットロータ10の位置情報(パルス信号A)は、
スイッチSW1を介して、4進カウンタ46bに与えられる。
そして、このマグネットロータ10の測定が終わると、ス
イッチSW1〜SW4が切り換えられるとにより、位置決め部
50は4進カウンタ46bから出力された基準信号Dに基づ
いて、このマグネットロータ10の修正個所の位置決めを
行う。 以上のように、4進カウンタ46a,46bを交互に使用す
ることによって、連続的に供給されるマグネットロータ
10の動釣合い等の測定、修正個所の位置決め、不釣合い
修正が全自動で行われる。 なお、上述の実施例では、4進カウンタ46a,46bをス
イッチSW1〜SW4で切り換えることによって、基準信号を
計測部48および位置決め部50に与えるように構成してい
るが、基準信号は、第5図に示すような構成によって、
計測部48および位置決め部50に与えるようにしてもよ
い。以下、第5図を参照して説明する。 この実施例では、第1図に示したRSフリップ・フロッ
プ44aから出力されたパルス信号Aを4進カウンタ46a
に、RSフリップ・フロップ44bから出力されたパルス信
号Bを4進カウンタ46bに、それぞれ与えている。4進
カウンタ46aから出力される基準信号Cは、動釣合い計
測部48に与えれる。また、4進カウンタ46aの計数値
C′は、4進カウンタ46bにプリセットデータとして与
えられる。4進カウンタ46bから出力される基準信号D
は修正個所位置決め部50に与えられる。 即ち、動釣合い測定および性能試験ステーション20に
備えられる4進カウンタ46aの計数値C′は、動釣合い
等の測定が終わって、マグネットロータ10が次の不釣合
い角度位置決めステーション22に搬送されるときに、4
進カウンタ46bにラッチされるように構成されている。 このように構成することによっても、ステーション20
におけるマグネットロータ10の回転位置情報が、ステー
ション22に与えられるので、位置決め部50は、4進カウ
ンタ46bから出力される基準信号Dに基づいて、修正個
所の位置決めを行うことができる。 また、上述の各実施例では、8極のマグネットロータ
10を被試験体とした関係で、4進カウンタを使用した
が、例えば、4極のマグネットロータを被試験体とする
場合には2進カウンタが使用され、16極のマグネットロ
ータを被試験体とする場合には、8進カウンタが使用さ
れる。 また、実施例では、ステーション20において、動釣合
い測定とともにモータの回転性能を測定するように構成
したが、モータの回転性能は別の装置で測定するように
構成してもよい。 さらに、実施例では、装置のサイクルタイムを上げる
ために、それぞれ分離したステーションを設けるように
構成したが、サイクルタイムが許す限り、上述した複数
のステーションをまとめて構成することができる。例え
ば、不釣合い角度位置決めステーション22と動釣合い修
正ステーション24をまとめて一つのステーションに構成
してもよい。 また、実施例では、動釣合い試験と不釣合い修正とを
全自動で行う装置について説明したが、この発明は、必
ずしも不釣合い修正機を備えている必要はなく、動釣合
い試験装置についてのみ適用することもできる。 G.発明の効果 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、
被試験体であるマグネットロータをステータコイルで回
転駆動しているから、マグネットロータの重量の不釣合
いと、磁気力の不均一性に基づく不釣合いとを含めた形
で動釣合いを試験することができる。 したがって、この発明によれば、従来装置のように、
マグネットロータ単体の動釣合い試験とは別に、マグネ
ットロータの磁化状態を検査する必要がないので、DCモ
ータの製造工程が簡略化されるとともに、実使用状態に
即した適正な動釣合い試験を行うことができる。 また、この発明によれば、回転駆動されるマグネット
ロータの回転位置情報を、マグネットロータに取り付け
られている磁石の磁気的変化を磁気検出手段で検出し、
その検出信号を計数することによって得ているから、修
正個所の位置決めを行うために、基準マークをマグネッ
トロータに付けたりする手間が省けて好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この発明の一実施例の説明図であ
り、第1図は要部のブロック図、第2図は被試験体であ
るマグネットロータの構造図、第3図はこの実施例のシ
ステム図、第4図はマグネットロータの回転駆動部の縦
断側面図である。また、第5図は、この発明の要部の別
実施例のブロック図である。 10……マグネットロータ 16……磁石 30……駆動機構 36……ステータ 40(40a〜40b)……ホール素子 46a,46b……4進カウンタ 48……動釣合い計測部 50……修正個所位置決め部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DCモータのマグネットロータの動釣合いを
    試験する装置であって、被試験体であるマグネットロー
    タをステータコイルで回転駆動させることにより、マグ
    ネットロータの動釣合いを測定する動釣合い測定手段
    と、前記マグネットロータに取り付けられた磁石から出
    る磁気を前記マグネットロータが回転駆動されている状
    態で検出する磁気検出手段と、前記磁気検出手段の出力
    パルスの数を計数する計数手段とを具備し、回転駆動さ
    れるマグネットロータの回転位置情報を、マグネットロ
    ータに取り付けられた磁石から生じる磁気を前記磁気検
    出手段で検出しその出力パルスの数を計数することによ
    って得るとともに、前記計数された出力パルス数に基づ
    いて不釣合い修正個所の位置決めを行う位置決め手段を
    備えたことを特徴とするDCモータのマグネットロータ用
    釣合い試験装置。
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