JPH0727837A - ステータの巻線反転不良の検出方法 - Google Patents
ステータの巻線反転不良の検出方法Info
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- JPH0727837A JPH0727837A JP17524593A JP17524593A JPH0727837A JP H0727837 A JPH0727837 A JP H0727837A JP 17524593 A JP17524593 A JP 17524593A JP 17524593 A JP17524593 A JP 17524593A JP H0727837 A JPH0727837 A JP H0727837A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 形状,大きさ,磁気特性の等しい複数個の磁
石を非検査ステータ巻線内で回転させ、不良巻線にのみ
誘起電圧が発生するようにして不良検出能力を向上させ
る。 【構成】 非磁性体材料等で作った擬似ロータの表面上
に、180度対向させて磁気特性の等しい2個の磁石
1,2を埋め込んだものを駆動部3により被検査ステー
タ巻線4の内部で回転させる。このとき良品巻線では2
個の磁石に発生する誘起電圧が互いに打消しあって、ト
ータルでは0[V]になって電圧発生しないよう、磁石
1,2のステータ表面側の極性を選ぶと、反転不良巻線
にのみ誘起電圧が発生するようになる。これにより、従
来検出できなかった巻線1極分の10〜30%程度の一
部反転不良品も容易に検出可能になる。
石を非検査ステータ巻線内で回転させ、不良巻線にのみ
誘起電圧が発生するようにして不良検出能力を向上させ
る。 【構成】 非磁性体材料等で作った擬似ロータの表面上
に、180度対向させて磁気特性の等しい2個の磁石
1,2を埋め込んだものを駆動部3により被検査ステー
タ巻線4の内部で回転させる。このとき良品巻線では2
個の磁石に発生する誘起電圧が互いに打消しあって、ト
ータルでは0[V]になって電圧発生しないよう、磁石
1,2のステータ表面側の極性を選ぶと、反転不良巻線
にのみ誘起電圧が発生するようになる。これにより、従
来検出できなかった巻線1極分の10〜30%程度の一
部反転不良品も容易に検出可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータのステータ巻線
工程における巻線反転不良を検出する方法に関するもの
である。
工程における巻線反転不良を検出する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の巻線反転不良の検出方法の概略を
図5に示す。図5において、14は磁石、15は駆動
部、16は被検査ステータ巻線、17は誘起電圧入力端
子、18はピーク電圧を検出するピーク値測定部、19
は歪率測定部、20は判定部である。
図5に示す。図5において、14は磁石、15は駆動
部、16は被検査ステータ巻線、17は誘起電圧入力端
子、18はピーク電圧を検出するピーク値測定部、19
は歪率測定部、20は判定部である。
【0003】以下その動作について説明する。16の被
検査ステータ巻線内に置かれた1個の磁石14を駆動部
15によって回転させると、ステータ巻線に誘起電圧が
発生する。この誘起電圧を入力端子17より入力し、ピ
ーク値測定部18,および歪率測定部19によりピーク
電圧,歪率を測定して、判定部19によって不良検出し
ていた。
検査ステータ巻線内に置かれた1個の磁石14を駆動部
15によって回転させると、ステータ巻線に誘起電圧が
発生する。この誘起電圧を入力端子17より入力し、ピ
ーク値測定部18,および歪率測定部19によりピーク
電圧,歪率を測定して、判定部19によって不良検出し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では良品巻線でも不良巻線でも誘起電圧が発生する。
図6(a)は良品波形であり、図6(b)は不良品波形
である。不良巻線の誘起電圧波形が良品波形(ほぼ正弦
波)と比べて、ピーク値や歪み率がわずかに異なるだけ
で巻線の1極分が100%反転している不良品は検出で
きるが、10〜30%程度の小さい反転率では、誘起電
圧波形が良品波形ばらつきの範囲内に入り、検出が困難
でありモータ完成後の特性検査工程で初めて不良が判明
するのが現状である。
法では良品巻線でも不良巻線でも誘起電圧が発生する。
図6(a)は良品波形であり、図6(b)は不良品波形
である。不良巻線の誘起電圧波形が良品波形(ほぼ正弦
波)と比べて、ピーク値や歪み率がわずかに異なるだけ
で巻線の1極分が100%反転している不良品は検出で
きるが、10〜30%程度の小さい反転率では、誘起電
圧波形が良品波形ばらつきの範囲内に入り、検出が困難
でありモータ完成後の特性検査工程で初めて不良が判明
するのが現状である。
【0005】また、誘起電圧波形の歪率を判定するた
め、波形処理回路が大変複雑な構成となる。本発明はこ
のような課題を解決するものであり、反転率の小さい不
良品でも簡易に巻線工程にて検出できる方法を提案する
ことを目的とする。
め、波形処理回路が大変複雑な構成となる。本発明はこ
のような課題を解決するものであり、反転率の小さい不
良品でも簡易に巻線工程にて検出できる方法を提案する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の巻線反転不良検出法は、形状,大きさ,磁気
特性の等しい複数個の磁石を被検査ステータ巻線内で回
転させ、発生する誘起電圧のレベルを測定して判定する
構成としたものである。
に本発明の巻線反転不良検出法は、形状,大きさ,磁気
特性の等しい複数個の磁石を被検査ステータ巻線内で回
転させ、発生する誘起電圧のレベルを測定して判定する
構成としたものである。
【0007】
【作用】この構成によれば、個々の磁石により発生する
誘起電圧の和が互いに打消しあってトータルで0[V]
となるように各磁石の極性および位置を選んで配置し、
これをステータ巻線内で回転させると、良品巻線では誘
起電圧は互いに打消しあってほぼ0[V]であるが、反
転不良巻線では反転部にて互いに打消しあうバランスが
崩れて誘起電圧が発生することになる。
誘起電圧の和が互いに打消しあってトータルで0[V]
となるように各磁石の極性および位置を選んで配置し、
これをステータ巻線内で回転させると、良品巻線では誘
起電圧は互いに打消しあってほぼ0[V]であるが、反
転不良巻線では反転部にて互いに打消しあうバランスが
崩れて誘起電圧が発生することになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図3は本発明の複数個(本実施例では2個)の磁石を具
備する疑似ロータである。図4は被検査ステータの巻線
仕様例であり、(a)は巻線の配置図、(b)は巻線の
結線図である。
図3は本発明の複数個(本実施例では2個)の磁石を具
備する疑似ロータである。図4は被検査ステータの巻線
仕様例であり、(a)は巻線の配置図、(b)は巻線の
結線図である。
【0009】被検査ステータの巻線仕様が図4に示す4
極単相モータの場合、図3に示すように樹脂等の非磁性
体材料で作った擬似ロータ7の表面上に、形状,大き
さ,磁気特性が同一である2個の磁石8,9を180度
対向させて、磁石8の表面の極性をN極、磁石9をS極
として埋め込む。
極単相モータの場合、図3に示すように樹脂等の非磁性
体材料で作った擬似ロータ7の表面上に、形状,大き
さ,磁気特性が同一である2個の磁石8,9を180度
対向させて、磁石8の表面の極性をN極、磁石9をS極
として埋め込む。
【0010】図1は本発明の巻線反転不良検出法の構成
図である。磁石1,2を埋め込んだ疑似ロータを被検査
ステータ巻線4内で回転させる。図2に本発明方式の誘
起電圧波形を示す。巻線に発生する誘起電圧は磁石1と
磁石2の回転で発生する誘起電圧の和となる。図2
(a)に示すように、良品巻線では個々の誘起電圧が互
いに打消しあうため、和はほぼ0[V]になる。
図である。磁石1,2を埋め込んだ疑似ロータを被検査
ステータ巻線4内で回転させる。図2に本発明方式の誘
起電圧波形を示す。巻線に発生する誘起電圧は磁石1と
磁石2の回転で発生する誘起電圧の和となる。図2
(a)に示すように、良品巻線では個々の誘起電圧が互
いに打消しあうため、和はほぼ0[V]になる。
【0011】ところが、図2(b)に示すように反転不
良巻線では、反転しているコイルの位置で互いに打消し
あうバランスが崩れて誘起電圧が発生する。この誘起電
圧のレベルを主巻線,補巻線個別に電圧計等の誘起電圧
値測定部6にて測定して、あらかじめ決めておいたしき
い値と比較することにより、被検査ステータ巻線の良,
不良を各巻線個別に判別することができる。
良巻線では、反転しているコイルの位置で互いに打消し
あうバランスが崩れて誘起電圧が発生する。この誘起電
圧のレベルを主巻線,補巻線個別に電圧計等の誘起電圧
値測定部6にて測定して、あらかじめ決めておいたしき
い値と比較することにより、被検査ステータ巻線の良,
不良を各巻線個別に判別することができる。
【0012】但し、擬似ロータとステータ内径とのギャ
ップ,磁石の形状,大きさ,磁気特性は、ステータの巻
線仕様によりあらかじめ最適化させておく必要がある。
ップ,磁石の形状,大きさ,磁気特性は、ステータの巻
線仕様によりあらかじめ最適化させておく必要がある。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明により、従来検出で
きなかった巻線1極分の10〜30%程度の一部反転不
良品も容易に検出可能になった。また、誘起電圧を直接
に電圧計等で測定するため、従来の方法と比べて複雑な
検出回路が不要となり、検査装置製作上のコストを大幅
に削減できるため、実用上きわめて有用な方法である。
きなかった巻線1極分の10〜30%程度の一部反転不
良品も容易に検出可能になった。また、誘起電圧を直接
に電圧計等で測定するため、従来の方法と比べて複雑な
検出回路が不要となり、検査装置製作上のコストを大幅
に削減できるため、実用上きわめて有用な方法である。
【図1】本発明の巻線反転不良検出法の構成図
【図2】本発明方式の誘起電圧波形を示し、 (a)は本発明方式の誘起電圧波形の良品波形図 (b)は本発明方式の誘起電圧波形の不良品波形図
【図3】本発明の擬似ロータの構成図
【図4】被検査ステータの巻線仕様例を示し、 (a)は被検査ステータの巻線仕様例の巻線の配置図 (b)は被検査ステータの巻線仕様例の巻線の結線図
【図5】従来の巻線反転不良検出法の構成図
【図6】従来方式の誘起電圧波形を示し、 (a)は従来方式の誘起電圧波形の良品波形図 (b)は従来方式の誘起電圧波形の不良品波形図
1,2,8,9,14 磁石 3,15 駆動部 4,16 被検査ステータ巻線 5,17 誘起電圧入力端子 6 誘起電圧値測定部 7 疑似ロータ 10,12 主コイル 11,13 補コイル 18 ピーク値測定部 19 歪率測定部 20 判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02K 17/30 C 7254−5H
Claims (1)
- 【請求項1】巻線を巻回してなるステータの内周部また
は外周部に複数個の永久磁石を回転させ、巻線より発生
する誘起電圧を測定し、巻線不良を検出するステータの
巻線反転不良の検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17524593A JP3191506B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | ステータの巻線反転不良の検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17524593A JP3191506B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | ステータの巻線反転不良の検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727837A true JPH0727837A (ja) | 1995-01-31 |
JP3191506B2 JP3191506B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=15992803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17524593A Expired - Fee Related JP3191506B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | ステータの巻線反転不良の検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191506B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107576910A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-12 | 广东威灵电机制造有限公司 | 用于检测定子的平衡性的检测设备和检测方法 |
US11784339B2 (en) | 2019-01-29 | 2023-10-10 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Battery cell, cell stack, and redox flow battery |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP17524593A patent/JP3191506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107576910A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-12 | 广东威灵电机制造有限公司 | 用于检测定子的平衡性的检测设备和检测方法 |
US11784339B2 (en) | 2019-01-29 | 2023-10-10 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Battery cell, cell stack, and redox flow battery |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3191506B2 (ja) | 2001-07-23 |
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