JP2601630B2 - 弁の開閉操作装置 - Google Patents

弁の開閉操作装置

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JP2601630B2
JP2601630B2 JP12155494A JP12155494A JP2601630B2 JP 2601630 B2 JP2601630 B2 JP 2601630B2 JP 12155494 A JP12155494 A JP 12155494A JP 12155494 A JP12155494 A JP 12155494A JP 2601630 B2 JP2601630 B2 JP 2601630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば水蒸気や常温
の空気などの性状の異なる流体を個別に輸送する管路に
形成される弁を開閉操作する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば野菜などの食材を洗浄する装置
には洗浄槽が設けられ、各洗浄槽には食材の種類および
洗浄段階に応じて薬剤が混合された水溶液および冷水が
貯留され、多孔質の容器内に収容された前記食材を浸漬
して、洗浄槽の底部から放出される気泡によって前記水
溶液および冷水を撹拌して洗浄効果の向上された食品洗
浄装置が周知である。
【0003】洗浄槽の底部には前記気泡を放出するため
に空気を導く個別管路がそれぞれ接続されており、各個
別管路は単一の共通管路に接続されて空気の供給方向上
流側に設けられる空気圧源からの清浄な空気を各洗浄槽
に底部から勢いよく放出しながら各洗浄槽内の液体を撹
拌して蒸気とともに浸漬された食材を洗浄することがで
きるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、洗浄槽の底部に空気を放出するための個別管路がそ
れぞれ接続されるので、各洗浄槽内に液体が貯留される
と、その液面高さまで各個別管路内にも液体が侵入し、
各洗浄槽内の洗浄によって生じた浮遊物が付着したり、
洗浄装置の可動停止によって細菌が発生する場合があ
る。このような場合は、各個別管路を定期的に取外し洗
浄しなければならず、メンテナンス性が悪いという問題
点がある。
【0005】このような問題を解決するために、他の先
行技術では温水ボイラなどによって実現される水蒸気発
生源からの水蒸気を水蒸気輸送用に設けられる管路を介
して前記共通管路に導き、この共通管路を介して各個別
管路に水蒸気を導いて浮遊物の除去ならびに殺菌および
消毒を行っている。このような先行技術では、水蒸気の
供給圧と空気の供給圧とが相異するために、各管路には
ボール弁などによって実現される流路開閉弁がそれぞれ
介在され、水蒸気を供給するときには空気を輸送する管
路に設けられる弁を閉鎖し、また空気を供給する際には
水蒸気を輸送する管路に設けられる弁を閉鎖する。
【0006】このような先行技術では、操作者の誤操作
によって各弁が同時に開放されてしまう場合が生じ、特
に空気の圧力よりも水蒸気の圧力が高い場合には、空気
を輸送する管路に接続される空気圧源などが水蒸気の熱
によって損傷してしまう。また、空気を各個別管路を介
して洗浄槽内に勢いよく気泡を放出することができず、
洗浄効果が低下してしまうという問題点がある。
【0007】したがって本発明の目的は、複数の弁の誤
操作を確実に防止することができる弁の開閉操作装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、性状の異なる
流体を輸送する複数の管路に、各管路の管軸に垂直な軸
線まわりに角変位して、各管路の流路を開放/遮断する
弁体が個別に設けられ、各管路には、前記軸線に垂直な
一平面内に凸状部分を凹状部分とを有する規制部材がそ
れぞれ連結され、相互に隣接する任意の2つの規制部材
における一方の凹状部分は、他方の凸状部分の角変位方
向の通過経路よりも退避して形成され、かつ他方の凹状
部分は一方の凸状部分の角変位方向の通過経路よりも退
避して形成され、一方および他方の各凸状部分は、相互
の角変位方向の通過経路内に突出して形成されることを
特徴とする弁の開閉操作装置である。
【0009】また本発明は、相互に隣接する任意の2つ
の規制部材のうちいずれか一方は、前記2つの規制部材
のうちいずれか他方の凸状部分および凹状部分が部分的
に嵌り込んで案内される案内面が形成されることを特徴
とする。
【0010】さらに本発明は、前記複数の規制部材のう
ち少なくとも1つには、リンク手段によって予め定める
取付位置に角変位自在に設けられる操作部材が連結され
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、性状の異なる流体、たとえば
空気、水蒸気、温水、冷水などを個別に輸送する複数の
管路にはそれぞれ弁体が介在され、各弁体は管軸に垂直
な軸線まわりに角変位して流路を開放/遮断することが
できる。各弁体には規制部材がそれぞれ連結される。各
規制部材には、前記軸線の垂直な一平面内において凹状
部分と凸状部分が形成される。相互に隣接する任意の2
つの規制部材において一方の規制部材の凹状部分は他方
の規制部材の凸状部分の角変位方向の通過経路よりも退
避して形成される。他方の規制部材の凹状部分は、一方
の規制部材の凸状部分の角変位方向の通過経路よりも退
避して形成される。また、一方および他方の規制部分の
凸状部分は、相互に角変位方向の通過経路内に突出して
形成される。このようにして規制部材に凸状部分と凹状
部分とを形成することによって、一方の規制部材の凹状
部分に他方の凸状部分が嵌り込んだ状態においてのみ他
方の規制部材の角変位操作を行うことができる。また他
方の規制部材の凹状部分に一方の凸状部分が嵌り込んだ
状態においてのみ一方の規制部材の角変位操作を行うこ
とができる。
【0012】このようにして、凹状部分に嵌り込んだ凸
状部分を有する規制部材だけを角変位させることができ
るので、複数の弁体が同時に開放されてしまうことを防
止することができる。これによって複数の管路から同時
に性状の異なる流体が供給されてしまうことを防止する
ことができる。
【0013】また本発明に従えば、相互に隣接する任意
の2つの規制部材のうちいずれか一方には案内面が形成
される。この案内面によって前記2つの規制部材のうち
いずれか他方の凸状部分および凹状部分が前記一方の凹
状部分および凸状部分から離脱してしまうことを防止す
ることができる。これによって各規制部材を薄くして
も、各規制部材の凹状部分および凸状部分の一部を相互
に対向させた状態を保ち、規制部材の誤操作を防止する
ことができる。
【0014】さらに本発明に従えば、複数の規制部材の
うち少なくとも1つには、操作部材がリンク手段を介し
て連結されるので前記少なくとも1つの規制部材を遠隔
操作することができ、利便性が向上される。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の開閉操作装置1
を示す正面図である。本実施例の開閉操作装置1は、性
状の異なる流体である空気を輸送する第1管路2に介在
される第1弁V1の弁棒3に連結される第1規制部材4
と、性状の異なる流体である水蒸気を輸送する第2管路
5に介在される第2弁V2の弁棒6に連結される第2規
制部材7とを含む。第1および第2弁V1,V2は、弁
体8,9をそれぞれ備えるボール弁であって、第1およ
び第2管路2,5の各流路を開放/遮断することができ
る。第1および第2管路2,5はたとえばT字管などに
よって実現される接続部10によって接続され、各管路
2,5内を流れる空気または水蒸気が前記弁体8,9の
開閉状態に応じて共通管路11に導かれ、後続する流体
使用機器に供給することができる。
【0016】各弁棒3,6は、各管路2,5の管軸4
1,42に垂直な軸線を有し、各軸線まわりに第1およ
び第2規制部材4,7は、矢符A1/A2および矢符B
1/B2方向に角変位操作することができる。このよう
な第1および第2規制部材4,7の角変位操作によっ
て、各規制部材4,7の角変位量に対応して前記弁体
8,9が同一方向に角変位し、第1および第2管路2,
5の各流路の開口面積を変化せることができる。第1お
よび第2規制部材4,7は、ステンレス鋼SUS304
から成る。また、第1および第2管路2,5は鋼管から
成る。また第1規制部材4は、大略的にC字状の回動部
12と回動部12の長手方向中央部に連なって一体的に
形成される操作レバー13とを有する。また第2規制部
材7は、大略的にC字状の回動部14と、回動部14の
長手方向中央部に連なって一体的に形成される操作レバ
ー15とを有する。操作レバー13,15は、ナット1
6,17によって弁棒3,6が固定される。第1規制部
材4の操作レバー13には、また、係止突起18が一体
的に形成され、この係止突起18は第1弁V1に形成さ
れるストッパ19に当接し、A1方向の角変位が阻止さ
れる。第1規制部材4は、図1に示される状態では、操
作レバー13が第1管路2の管軸と平行であり、第1弁
V1の弁体8は開放している。第2規制部材7の操作レ
バー15は、第2管路5の管軸に垂直であり、この状態
では、第2弁V2の弁体9が遮断している。このように
第1規制部材7の操作レバー15が第2管路5の管軸に
垂直に交差した状態においては、第1規制部材4のみを
A1/A2方向に角変位操作して第1弁V1を開放/遮
断することができる。したがって第2管路5に供給され
る水蒸気は第2弁V2によって遮断され、第1弁V1が
開放された状態であり、第1管路に供給される空気のみ
を共通管路11に導くことができる。このような図1の
実線で示される状態から共通管路11に供給されるべき
流体を空気から水蒸気に切換えるためには、まず第1規
制部材4を矢符A1方向に90°角変位操作して、次に
第2規制部材7をB1方向に角変位操作する。この状態
では、第2規制部材7の凸状部分24の前記角変位方向
B1への移動経路に第1規制部材4の凹状部分22が臨
み、第2規制部材7をB1方向に角変位させることがで
きる。このようにして第1規制部材4と第2規制部材7
を図1の実線で示される状態から仮想線4a,7aで示
される状態に切換えたときは、第1規制部材4を前記角
変位方向A1とは逆方向のA2方向へ角変位しようとし
ても第1規制部材4の凸状部分22が第2規制部材7の
凸状部分24に当接して、第1操作部材4の矢符A2方
向への角変位が阻止され、水蒸気が第2管路5から共通
管路11へ供給されている途中では、第1弁V1が開か
れて第1管路2から前記共通管路11側へ空気が供給さ
れてしまうことを防止することができる。
【0017】図2は、図1に示される開閉操作装置1を
備える食材洗浄装置21の系統図である。食材洗浄装置
21は、基本的に前記開閉操作装置1を有する流体供給
手段26と、流体供給手段26から前記管路11によっ
て流体、すなわち空気または水蒸気が選択的に供給され
る洗浄手段27とを含む。この洗浄手段27は、複数の
洗浄槽28と、たとえば野菜などの食材29が収容さ
れ、ステンレス鋼から成る金網によって実現されるバケ
ット30と、洗浄槽28の底部31に接続されて洗浄槽
28内の空間に臨んで開口する流体供給管路32とによ
って構成される複数の洗浄ユニットU1,U2,…,U
(i-1),Ui(本実施例においては、i=6)とによって
構成される。
【0018】前記流体供給手段26は、第1管路2に空
気を供給する空気圧源33と第2管路5に水蒸気を供給
する水蒸気発生源34と、第1および第2弁V1,V2
と、第1および第2弁V1,V2の角変位動作を規制す
るための第1および第2規制部材4,7とを含む。前記
空気圧源33は、たとえば空気圧縮装置によって実現さ
れ、前記水蒸気発生源34はたとえば温水ボイラによっ
て実現される。
【0019】また各洗浄ユニットU1〜Ui の流体供給
管路32は、前記共通管路11に接続されるとともに、
各流体供給管路32を個別に開閉する開閉弁v1,v
2,…,v(i-1),vi(本実施例においては、i=6)
が介在され、前記流体供給手段26から管路11,32
を経て、導かれた空気または水蒸気を各洗浄槽28に個
別的に供給することができる。各洗浄槽28には洗浄用
液体が貯留される。この洗浄用液体は、たとえば食材2
9が最初に収容される洗浄槽U1では洗剤が混合された
水溶液であり、後続の洗浄槽U2〜Ui には前記洗浄槽
U1で付着した水溶液を洗浄するために真水が貯留され
ており、この真水は下流側になるにつれ水温が低く設定
されており、食材29の鮮度の低下が防止されている。
【0020】このようにして、使用した場合各流体供給
管路32内には、各洗浄槽28内の液面高さまで流体が
貯留された状態になり、洗浄によって生じる浮遊物が付
着したり、また長期にわたって放置させた場合には、細
菌が発生したりする場合がある。このため図1を参照し
て述べたように洗浄手段27への供給流体を空気から水
蒸気に切換えて、水蒸気の圧力および熱によって、浮遊
物の除去ならびに殺菌および消毒を行う。図3は、開閉
操作装置1を備えた状態の洗浄手段27の一部を示す斜
視図である。前記切換作業はまず、規制部材4を矢符A
1方向に90°角変位させ、第1弁V1を完全に閉じた
状態にすることによって、初めて第2弁V2を開くため
に第2規制部材7を矢符B1方向へ角変位させることが
できる。このようにして、共通管路11への供給流体を
空気から水蒸気へ切換える。この場合、各洗浄槽28内
の洗浄用液体は、貯留された状態でもよく、また排出さ
れた状態でもよく、さらに貯留された状態から徐々に排
出されてもよい。
【0021】図4は、図1の切断面線IV−IVから見
た断面図である。第1弁V1は前記弁体8が収納される
弁箱37と、弁箱37に軸直角方向に突出して一体的に
形成される取付座38を有し、この取付座38の中央部
からは、前記弁棒3の一部が突出し、その側方には前記
ストッパ19が突出して形成される。この弁棒3の突出
部分には前述のようにナット16によって第1規制部材
4の操作レバー13が取付けられる。また第2弁V2は
前記弁体9が収容される弁箱39と、弁箱39に軸直角
方向に突出して一体的に形成される取付座40を有し、
この取付座40の中央部からは前記弁棒6の一部が突出
する。この弁棒6の突出部分には前述のようにナット1
7によって第2規制部材7の操作レバー15が取付けら
れる。このようにして、弁棒3,6に第1および第2規
制部材4,7がそれぞれ取付けられた状態では、各規制
部材4,7は第1および第2管路2,5の管軸41,4
2を含む平面に平行な一平面上に配置されている。この
ような第1規制部材4の回動部12は、一対の略C字状
の案内板43a,43bによって厚み方向両側から挟持
される。これらの案内板43a,43b内でかつ回動部
12の半径方向外方には第2規制部材7の回動部14の
周縁部44が嵌り込む案内溝45が形成される。このよ
うにして第1規制部材4の回動部12を一対の案内板4
3a,43bによって挟持して案内溝45を形成し、案
内溝45に前記周縁部44が嵌り込んで案内されるの
で、第1および第2規制部材4,7の厚みが薄くても第
1および第2規制部材4,7が前記一平面上に確実に配
置され、相互に離脱してしまうことを防ぐことができ
る。
【0022】図5は、図1の前記管軸41,42を含む
一平面で切断した断面図である。第1および第2弁V
1,V2は図1の実線に示される状態にある。この状態
において、第1管路2内の第1流路46と共通管路11
内の共通流路47に合流する第1合流流路48とは同軸
でありかつこの軸と前記第1弁V1の弁体8に形成され
る弁孔49の軸とが一致する状態にあり、第1弁V1は
完全に開放された状態にある。一方、第2管路5内の第
2流路50と前記共通流路47に合流する第2合流流路
51とは同軸であるが、この軸に対し第2弁V2の弁体
9に形成される弁孔52の軸は垂直な状態にあり、第2
弁V2は完全に遮断された状態にある。このように第1
および第2弁V1,V2の弁孔49,52の軸の方向を
変化させることによって流路を開放/遮断し、供給され
るべき流体を選択することができる。
【0023】図6は第1規制部材4を示す正面図であ
る。第1規制部材4は、前記回動部12と操作レバー1
3と回動部12および操作レバー13を接続する接続部
53とによって構成される。
【0024】前記回動部12は大略的にC字状である。
また半径方向外方に凸であり、後述する軸孔54を中心
とする半径R1の凸円弧面55を有する凸状部分22
と、半径方向内方に凸であり、半径R2の凹円弧面56
を有する凹状部分23とを含む。前記凸円弧面55の長
さはL1であり、凹円弧面56の長さはL2である。
【0025】前記操作レバー13は、一端部に前記弁棒
3が挿通する軸孔54が形成され、他端部に滑り止め部
57が形成される長板状である。前記軸孔54は長孔で
ある。軸孔54が長孔であることによって、操作レバー
13を弁棒3に取付ける際に、弁体8の向きと操作レバ
ー13の向きとを容易に一致させることができる。前記
滑り止め部57は、操作レバー13の他の部分の幅より
も広い幅を有する。これによって、操作中に手が滑り操
作レバー13から手が離脱してしまうことを防止するこ
とができる。また、この滑り止め部57を含む前記操作
レバー13の他端側にはたとえば塩化ビニル製のカバー
体58が被せられ、カバー体58はカバー体取付孔59
にたとえばピンを嵌めるようにして取付けられる。この
カバー体58によってさらに滑り止め効果を向上させる
ことができる。さらに操作レバー13の軸孔54付近に
は係止突起18が形成されており、第1規制部材4が取
付けられる第1弁V1が完全に遮断される状態に容易に
操作することができる。
【0026】前記接続部53は前記回動部12と操作レ
バー13とを連結し、回動部12と操作レバー13が連
動するように回動部12および操作レバー13と一体的
に形成される。この接続部53には標識取付孔60が形
成され、たとえば操作上の禁止事項などを記した標識を
取付けて、誤操作を防止するようにできる。
【0027】図7は、第2規制部材7を示す正面図であ
る。第2規制部材7は、前記回動部14と、操作レバー
15と、回動部14および操作レバー15を接続する接
続部61とによって構成される。
【0028】前記回動部14は、大略的にC字状であ
る。また、半径方向外方に凸であり、後述する軸孔62
を中心とする半径R3の凸円弧面63を有する凸状部分
24と、半径方向内方に凸であり、半径R4の凹円弧面
64を有する凹状部分25とを含む。前記凸円弧面63
の長さはL3であり、凹円弧面64の長さはL4であ
る。図6および図7を参照して述べたR1〜R4および
L1〜L4は、第1および第2弁V1,V2間の距離を
L10とする場合、R1+R3>L10,L10−(R
1+R4)=1〜2mmおよびL10−(R2+R3)
=1〜2mmであり、L1〜L4は、L10およびR1
〜R4の寸法により必然的に決まる寸法である。本実施
例においてL1=L3であり、L2=L4である。ま
た、L1およびL3は、L2およびL4よりも大きく選
ばれる。
【0029】前記操作レバー15は一端部に前記弁棒6
が挿通する軸孔62が形成され、他端には滑り止め部6
5が形成される長板状である。前記軸孔62は長孔であ
る。軸孔62が長孔であることによって操作レバー15
の弁体9との向きを容易に一致させることができる。前
記滑り止め部65は、操作レバー15の他の部分の幅よ
りも広い幅を有する。これによって、操作中に手が滑り
操作レバー15から手が離脱してしまうことを防止する
ことができる。またこの滑り止め部65を含む前記操作
レバー15の他端側には、前記操作レバー13と同様に
カバー体66が被せられ取付けられる。このカバー体6
6によって滑り止め効果が向上されるとともに、第1規
制部材のカバー体58との色をたとえば緑と赤などのよ
うに変えることによって、誤操作を防止することができ
る。
【0030】前記接続部61は、前記回動部14と操作
レバー15とを連結し、回動部14と操作レバー15と
が連動するように回動部14および操作レバー15と一
体的に形成される。
【0031】図6および図7に示すように第1および第
2規制部材4,7の凸円弧面55,63をそれぞれの部
材の軸孔54,60、すなわち角変位中心における円弧
面とし、凹円弧面56,64をそれぞれの部材に対向す
る部材の角変位中心における円弧面とすることで、互い
に対向しあう部材の凹円弧面56,64の中心位置が、
各規制部材4,7が取付けられる弁体8,9の軸を結ん
だ直線上にあるときにのみ規制部材4,7を角変位操作
することができる。したがって各弁体8,9が閉じられ
ている状態で、それぞれの弁V1,V2に取付けられる
規制部材4,7の凹状部分23,25が有する凹円弧面
56,64の中心が、それぞれの弁の軸を結ぶ直線上に
一致するように各規制部材4,7を各弁棒3,6に取付
けるようにすることで、同時に第1および第2弁V1,
V2が開かれてしまうことを防止することができる。
【0032】図8は、案内板43aを示す正面図であ
る。案内板43aは、C字状である。この案内板43a
は半径R5の外周面68を有する。この半径R5は前記
凸円弧面55の半径R1よりも大きく、たとえばR5−
R1=10mmである。外周面68の長さは、前記凸円
弧面55の長さL1および凹円弧面56の長さL2を足
した長さ以上に形成される。幅L6は、前記凸円弧面5
5,63の半径R1およびR3を足した長さから前記弁
の軸間距離L10を引いた長さよりも広い幅を有する。
【0033】前記案内板43bも同様な構成を有し、重
複を避けて説明は省略する。
【0034】このような案内板43a,43bは、たと
えばスポット溶接によって、前記規制部材4の回動部1
2の厚み方向両側に取付けられる。これによって第1規
制部材4に案内面69を有する前記案内溝45が形成さ
れる。このような案内板43a,43bは、たとえば接
着剤で取付けられてもよい。また案内板43a,43b
を用いずに、規制部材4に一体的に形成される案内面6
9を有する案内溝45であってもよい。
【0035】図9は本発明の他の実施例の開閉操作装置
71を示す正面図である。開閉操作装置71は、空気を
輸送する第1管路72および水蒸気を輸送する第2管路
73と、第1管路72に介在される第1弁V11および
第2管路73に介在される第2弁V12と、第1弁V1
1の弁棒74に連結される第1規制部材75と、第2弁
V12の弁棒76に連結される操作部材77と、操作部
材77に第1および第2リンク部材87,88によって
連結される第2規制部材79とを含む。前記第1および
第2管路72,73は、ほぼ平行にかつ相互に離れて配
置されている。
【0036】前記第1および第2弁V11およびV12
は前述の実施例と同様のボール弁である。前記第1規制
部材75は、回動部80と操作レバー81とを含み構成
され、弁棒74に取付けられる。回動部80には半径方
向外方に凸の凸状部分81と半径方向内方に凸の凹状部
分82とが形成される。前記第2規制部材79は前記第
1規制部材の回動部80に相当する部分のみで構成され
ている。第2規制部材79には、半径方向に凸の凸状部
分83と半径方向内方に凸の凹状部分84とが形成され
る。この第2規制部材79は、前記第1規制部材75に
隣接し、第1管路72に固定された取付体85に取付ピ
ン86によって角変位自在に取付けられる。
【0037】前記操作部材77は、弁棒76に取付けら
れる。操作部材77には、弁棒76を介して第1リンク
部材88の長手方向一端部が取付けられる。第1リンク
部材87の長手方向他端部には第1ピンによって第2リ
ンク部材78の長手方向一端部がピン結合される。第2
リンク部材88の長手方向他端部は第2ピン90によっ
て第2規制部材79にピン結合される。このように弁棒
76、第1および第2リンク部材87,88ならびに第
1および第2ピン89,90から成るリンク手段91に
よって操作部材77と第2規制部材79とを連結するこ
とによって、操作部材77と第2規制部材79とを連動
させることができる。このような規制部材75,79を
用いることで、前述の実施例の規制部材4,7と同様の
効果を得ることができる。
【0038】このようにリンク手段91を用いること
で、第2規制部材79を遠隔操作することができる。
【0039】他の実施例としてリンク手段は第1規制部
材側に設けられてもよく、第1および第2規制部材7
5,79の両方に設けられてもよい。
【0040】上述の実施例において、各管路2,5,7
2,73によって輸送される流体は、酸素、LPガスな
どであってもよい。また各管路2,5,72,73に介
在される弁はバタフライ弁、コックなどであってもよ
い。さらにこのような開閉操作装置は燃焼用機器、流体
噴出用ノズルなどに接続されてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、各規制部材の凸状部分
および凹状部分とによって、各規制部材が連結される弁
体の開閉動作を制限することができるので、各弁体の開
閉操作の誤操作を防止し、各弁体が同時に開放されるこ
とを防止することができる。すなわち各弁体が介在され
る管路によって輸送される流体を選択的に供給すること
ができる。
【0042】また本発明によれば、相互に隣接する規制
部材のいずれか一方にいずれか他方の規制部材の凹状部
分および凸状部分が案内される案内面が形成されるの
で、各規制部材の厚さが薄くても同一平面内に規制部材
が配置されるので相互に離脱することを防止することが
できる。
【0043】さらに本発明によれば、複数の規制部材の
うち少なくとも1つにリンク手段によって操作部材が連
結されるので離れた位置から規制部材を操作することが
でき、利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の開閉操作装置1を示す正面
図である。
【図2】その開閉操作装置1を備える食材洗浄装置21
を示す系統図である。
【図3】開閉操作装置1を備える食材洗浄装置21の一
部を示す斜視図である。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】図1の管軸41,42を含む一平面において切
断した断面図である。
【図6】第1規制部材4を示す正面図である。
【図7】第2規制部材7を示す正面図である。
【図8】案内板43aを示す正面図である。
【図9】本発明の他の実施例の開閉操作装置71を示す
正面図である。
【符号の説明】
1,71 開閉操作装置 2,72 第1管路 4,75 第1規制部材 5,73 第2管路 7,79 第2規制部材 8,9 弁体 21 食材洗浄装置 22,24,81,83 凸状部分 23,25,82,84 凹状部分 27 洗浄手段 33 空気圧源 34 水蒸気発生源 43a,43b 案内板 V1,V2,V11,V12 弁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 性状の異なる流体を輸送する複数の管路
    に、各管路の管軸に垂直な軸線まわりに角変位して、各
    管路の流路を開放/遮断する弁体が個別に設けられ、 各管路には、前記軸線に垂直な一平面内に凸状部分と凹
    状部分とを有する規制部材がそれぞれ連結され、相互に
    隣接する任意の2つの規制部材における一方の凹状部分
    は、他方の凸状部分の角変位方向の通過経路よりも退避
    して形成され、かつ他方の凹状部分は一方の凸状部分の
    角変位方向の通過経路よりも退避して形成され、一方お
    よび他方の各凸状部分は、相互の角変位方向の通過経路
    内に突出して形成されることを特徴とする弁の開閉操作
    装置。
  2. 【請求項2】 相互に隣接する任意の2つの規制部材の
    うちいずれか一方には、前記2つの規制部材のうちいず
    れか他方の凸状部分および凹状部分が部分的に嵌り込ん
    で案内される案内面が形成されることを特徴とする請求
    項1記載の弁の開閉操作装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の規制部材のうち少なくとも1
    つには、リンク手段によって予め定める取付位置に角変
    位自在に設けられる操作部材が連結されることを特徴と
    する請求項1または2記載の弁の開閉操作装置。
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