JPH0872978A - タンク類の弁装置及びこの装置を用いた内容物排出方法 - Google Patents

タンク類の弁装置及びこの装置を用いた内容物排出方法

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JPH0872978A
JPH0872978A JP6241754A JP24175494A JPH0872978A JP H0872978 A JPH0872978 A JP H0872978A JP 6241754 A JP6241754 A JP 6241754A JP 24175494 A JP24175494 A JP 24175494A JP H0872978 A JPH0872978 A JP H0872978A
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JP
Japan
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valve
discharge
pipe
contents
tanks
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Application number
JP6241754A
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English (en)
Inventor
Toshio Tanaka
敏夫 田中
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク内容物の排出にあたり、正常時には次
ロットへの悪影響をなくすための排出後の洗浄を容易に
行うことが出来、異常時にはタンク内容物を、排出速度
を低下させることなく排出できる弁装置を得る。 【構成】 タンク類内容物の排出を制御する弁装置であ
って、排出される内容物が通過する配管経路に第1排出
弁及び第2弁が設けられており、該第1排出弁と第2弁
とが配管で連通しており、かつ該配管の途中に着脱自在
に継手が設けられており、該継手と第2弁との間の配管
に圧力計が設置されていることを特徴とするタンク類の
弁装置及びこの弁装置を用いたタンク類内容物の排出方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンク類の弁装置及び
この装置を用いたタンク類の内容物排出方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその解決すべき課題】従来、タンク
類の底弁等の排出弁に異物が噛み込み、弁が全閉しなく
なって内容物が洩れ出る異常に対する対策として、排出
弁からの配管に盲フランジ又はキャップを取付け、タン
ク類の内容物の洩れの有無を、盲フランジ又はキャップ
に取付けた小口径バルブ又は盲用ボルトなどを開閉、緩
め又は取外しなどによって内容物が出てくるかどうかで
調べ、洩れている場合には盲フランジ又はキャップが流
出を防止し内容物の排出時に盲フランジ又はキャップに
取付けた小口径バルブ又はボルトなどを開閉、緩め又は
取外し、必要に応じてフレキシブルチューブ等の排出管
を取付けて、排出を行っている。しかしながら、この方
式では、1.弁からタンク類内容物が洩れている場合、
配管出口の盲フランジ又はキャップを外して配管出口に
フレキシブルチューブなどの排出管を接続する場合、圧
力のかかった内容物が出てくるので接続困難である、
2.フランジ又はキャップに取付けた小口径バルブにフ
レキシブルチューブなどの排出管を接続すると圧力損失
が増大し、排出速度が低下するなどの問題がある。上記
問題を解決するために、弁を二重に設けることが行われ
ているが、その弁のデッドスペースは分解洗浄しない限
り洗浄困難であるため、デッドスペースの付着物が次回
ロットの内容物の汚染の原因となるという問題があっ
た。そこで本発明者等は、上記問題点を解決できる弁装
置について鋭意研究の結果、弁を2個互いに離れた位置
に設け、かつ排出弁からのタンク類内容物の流出の有無
を圧力計を用いて行うことにより上記目的を達成するこ
とができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. タンク類の内容物を排出する管経路に設けた第
1排出弁と第2弁と、該第1排出弁の出口側と第2弁の
入口側を連結する連通管と、連通管の途中に着脱自在に
設けた継手と、該継手と第2弁との間に設けた圧力計
と、第2弁の出口側に着脱自在に設けた封止具とからな
るタンク類の弁装置。 2. 第1排出弁がタンク類の底部に配設された、1項
に記載されたタンク類の弁装置。 3. 第1排出弁にアクチュエータを配置した、1項ま
たは2項に記載されたタンク類の弁装置。 4. 第2弁の出口側に設けた封止具が、カムロック継
手である、1項ないし3項のいずれか1項に記載された
タンク類の弁装置。 5. 1項ないし4項のいずれか1項に記載された弁装
置を使用し、第1排出弁と第2弁を共に閉じた状態で圧
力計により第1排出弁からのタンク類内容物の洩れの有
無を検出し、洩れのない場合には配管途中の継手から第
2弁側の配管を取り外して、直接、タンク類の内容物を
第2弁を通過させずに排出し、一方、洩れのある場合に
は第2弁の出口側に別の排出管を取付けてタンク類内容
物を第2弁を通過させて該別の排出管から排出すること
を特徴とするタンク類の内容物の排出方法。 6. 洩れのない場合に、継手から第2弁側の配管を取
り外して該配管の代りに継手に排出管を連結してタンク
類の内容物を排出する、5項に記截されたタンク類の内
容物の排出方法。」に関する。
【0004】
【作用】本発明のタンク類とは貯蔵タンク、タンク型の
混合槽、タンク型の溶解槽、タンク型の反応槽等タンク
形状の液状内容物を収容する槽を指す。
【0005】本発明装置においては、第1排出弁と第2
弁とを結ぶ配管途中に、配管フランジ、サニタリークラ
ンプ又はカムロック継手などの継手が設けられており、
第1排出弁からタンク類の内容物の洩れのない場合(正
常な場合)には、継手から第2弁側の配管を取り外し
て、直接、又はかわりに排出管を取付けることによって
タンク類の内容物を、第2弁を通過させずに排出でき
る。排出後、タンク類の内部及び第1排出弁から継手ま
での通路を洗浄した後、継手に取り外しておいた継手よ
り第2弁側の配管を取付けることによって元の状態に復
帰させることが出来る。この場合の排出においては第2
弁に内容物が接液しないので第2弁は洗浄の必要がな
く、第2弁によって次のロットの汚染が起こることはな
い。
【0006】また本発明装置においては、継手と第2弁
間の配管に取付けられた圧力計によって、第1排出弁か
らのタンク類内容物の洩れをチェックするが、内容物が
洩れていれば第1排出弁と第2弁との間の配管内の圧力
が上昇するので圧力計で感知することが出来る。圧力計
が継手と第2弁間の配管に取付けられているので第1排
出弁から内容物の洩れがない場合(正常な場合)には圧
力計が汚れることはない。
【0007】さらに本発明装置においては、第1排出弁
から内容物の洩れがない場合(正常な場合)には、内容
物は排出時に第2弁を通過しないため内容物排出後の洗
浄はデッドスペースを有する第2弁及びその周辺におい
て不要であるので、タンク類の内部や継手に接続させた
フレキシブルチューブなどの排出管内部の洗浄時に、内
容物の排出経路である第1排出弁から継手までの配管内
部も容易に洗浄することが出来る。
【0008】また本発明装置においては、第1排出弁か
ら内容物の洩れがある場合(異常な場合)には、第2弁
の出口側に配管接続金具類を介してフレキシブルチュー
ブなどの排出管を取付けるなどの方法によって、内容物
を第1排出弁、配管及び第2弁を通過させて取り出すこ
とが出来る。全開状態における第2弁の通路の断面積、
排出管の内径を第1排出弁と第2弁との間の配管の内径
と同程度にすることによって排出速度を低下させずに内
容物を排出することが出来る。この場合には第2弁や圧
力計が汚染されるので次ロットの汚染をなくすためには
分解清掃が必要である。
【0009】
【実施例】実施例により本発明をさらに具体的に説明す
る。
【0010】図1は、本発明の弁装置の一例を示す実施
例である。図1に基いて本発明を具体的に説明する。図
1において、タンク9の底の最下部の位置に底弁とし
て、サニタリータイプのタンク弁(ボール弁)である第
1排出弁1が取付けられており、この第1排出弁1はエ
アシリンダであるアクチュエータ2で操作される。第1
排出弁1の操作は手動によって行うようにしてもよい。
第1排出弁1の種類はタンク弁(ボール弁)以外に、サ
ニタリータイプのY型弁、アングル弁などであってもよ
い。この第1排出弁1の出口側には配管3の入口側が隙
間なく連結されている。配管3の出口側は継手である配
管フランジ4を介して着脱自在に配管5の入口側と隙間
なく連結されている。配管フランジ4のかわりにサニタ
リークランプ又はカムロック継手などを使用することも
出来る。
【0011】配管5の出口側にはボール弁である第2弁
7の入口側が接続されており、第2弁7の出口側には封
止具8が設けられている封止具としては例えばカムロッ
ク継手等が使用される。第2弁7としては、ボール弁以
外に汎用の弁、例えば玉型弁、仕切弁などが使用可能で
ある。また配管5の途中には圧力計6が設けられてい
る。第1排出弁1及び第2弁を閉状態にした時にこれら
の弁を結ぶ配管及び継手によって形成される内部空間は
気密状態となっている。配管3と配管5との口径は同じ
内径に設定されており、また第2弁を全開にしたときの
第2弁の通路の断面積は配管3の通路の断面積とほぼ同
じ大きさに設定されている。カムロック継手8のかわり
に配管フランジ又はサニタリークランプなどを使用する
ことも出来る。
【0012】図1に示す弁装置を使用して、タンク内の
内容物、例えば塗料、ワニス、溶剤、液状化粧品などの
液状物を排出する方法は、まず図1の弁装置において第
1排出弁及び第2弁を閉状態にしておき、圧力計7によ
って第1排出弁1から内容物の洩れがあるか否かを調べ
る。洩れがある場合には配管3及び配管5内部の圧力が
上がるので洩れの有無を容易に感知することが出来る。
洩れのない場合(正常な場合)には、配管フランジ4か
ら配管5を取り外して、配管3から直接、又は配管5の
かわりに配管フランジ4を介して配管3にフレキシブル
チューブなどの排出管を取り付けて、タンク類の内容物
を第2弁7を通過させずに排出出来る。排出後、タンク
類内部、第1排出弁1内部及び配管3の内部を洗浄した
後、配管フランジ4に、取り外しておいた配管5を取り
付けることによって元の状態に復帰させることが出来
る。この場合の排出においては第2弁7に内容物が接液
しない。洩れがある場合(異常な場合)には、第2弁7
の出側にフレキシブルチューブなどの排出管を取り付け
ることによって、内容物を第1排出弁1、配管3、配管
5、第2弁7及び排出管を通過させて取り出すことが出
来る。排出管の内径を配管3の内径と同程度とすること
によって排出速度を低下させずに内容物を排出すること
が出来る。この場合には第2弁7や圧力計6が汚染され
るので次ロットの汚染をなくすためには分解清掃をする
ことが必要である。
【0013】
【発明の効果】本発明の弁装置を使用してタンク類の内
容物の排出を行うと、第1排出弁から洩れのない場合
(正常な場合)には、排出後、第2弁の洗浄が不要であ
り、容易に付着した内容物の洗浄、除去を行うことが出
来、デッドスペースによる次ロット内容物の汚染を起こ
さないように出来る。一方、第1排出弁から洩れのある
場合(異常な場合)には、第2弁の出口測に排出管を容
易に取り付けることが出来、ここから内容物を排出する
ことが出来る。管の径や全開時の第2弁の通路の断面積
を適宜選択することにより排出速度を低下させることな
く内容物の排出を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明弁装置の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 第1排出弁 2 アクチュエータ 3 配管 4 配管フランジ 5 配管 6 圧力計 7 第2弁 8 カムロック継手 9 タンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク類の内容物を排出する管経路に設
    けた第1排出弁と第2弁と、該第1排出弁の出口側と第
    2弁の入口側を連結する連通管と、連通管の途中に着脱
    自在に設けた継手と、該継手と第2弁との間に設けた圧
    力計と、第2弁の出口側に着脱自在に設けた封止具とか
    らなるタンク類の弁装置。
  2. 【請求項2】 第1排出弁がタンク類の底部に配設され
    た、請求項1に記載されたタンク類の弁装置。
  3. 【請求項3】 第1排出弁にアクチュエータを配置し
    た、請求項1または2に記載されたタンク類の弁装置。
  4. 【請求項4】 第2弁の出口側に設けた封止具が、カム
    ロック継手である、請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載されたタンク類の弁装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    された弁装置を使用し、第1排出弁と第2弁を共に閉じ
    た状態で圧力計により第1排出弁からのタンク類内容物
    の洩れの有無を検出し、洩れのない場合には配管途中の
    継手から第2弁側の配管を取り外して、直接、タンク類
    の内容物を第2弁を通過させずに排出し、一方、洩れの
    ある場合には第2弁の出口側に別の排出管を取付けてタ
    ンク類内容物を第2弁を通過させて該別の排出管から排
    出することを特徴とするタンク類の内容物の排出方法。
  6. 【請求項6】 洩れのない場合に、継手から第2弁側の
    配管を取り外して該配管の代りに継手に排出管を連結し
    てタンク類の内容物を排出する、請求項5に記載された
    タンク類の内容物の排出方法。
JP6241754A 1994-08-31 1994-08-31 タンク類の弁装置及びこの装置を用いた内容物排出方法 Pending JPH0872978A (ja)

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