JPH03107A - 濾過装置の容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明はフィルターバッグやカートリッジフィルターと
いった濾材が内部に配設される濾過装置の容器に関する
ものである。

【従来の技術１ 各種液体を濾過する工業用濾過装置として２カートリツ
ジフイルターやフィルターバッグ等の濾材を容器内に収
容したものが提供されているが、このなかで、フィルタ
ーバッグを濾材として使用する濾過装置の容器として、
下部に排出口を備えるとともに上面が開口した本体と、
本体の上面開口を閉じる蓋とからなり、本体との間でフ
ィルターバッグの開口縁を挟持固定する蓋に、濾過され
るべき□流体を容器内に導く流入口を設けているもので
、上記蓋は本体にヒンジで回動自在に取り付けられてい
るとともに逆Ｕ字形の屈曲管を一体に備えたものとなっ
ている。 この屈曲管は、一端が前記流入口、他端が本体の側面に
設けた中継管に相対しており、蓋を閉じた状態では、被
濾過流体が中継管から屈曲管を経て容器内に入る。そし
て、濾材の交換等のために蓋を開く際には、屈曲管と中
継管との間が離れることから、流入口に至る配管を外し
たりする必要がないものとなっている。 【発明が解決しようとする課題】 ところで被濾過流体の濾過にあたっては、蓋の中央部に
設けられた流入口、つまり屈曲管の一端から容器内に被
濾過流体がまっすぐ下方に向けて流下するようにしてお
くことが、濾材の各部の均一な使用の点で好ましいので
あるが、このためには屈曲管を背の高いものとして設け
なくてはならず、このような屈曲管の存在は、濾過装置
の設置に際して制限を与えることになっており、このた
めに実際にはパルプを開いて被濾過流体を流入させるに
際して、容器内が被濾過流体で満たされるまでバルブの
開度を絞っておくことで、被濾過流体が流入を開始した
時の圧力が濾材の一部にかかつて濾材が破損してしまう
ことを防ぐようにしなくてはならないものとなっており
、更に屈曲管を備えた蓋は、鋳造によって製造すること
になるためにどうしても重量のかさむものとなっている
。 また、上記蓋は本体に上下に回動自在に取り付けられて
いるのであるが、回動の軸が上記中継管のところに設け
られていることから、容器への配管方向と蓋の開閉方向
とが固定されたものとなっており、設置場所の状況によ
っては、容器に至る配管や蓋の開閉を伴うメンテナンス
が困難となることがある。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは上記従来例と同様に、保守の際に配
管を外したりする必要がない上に、小型軽量で安価であ
る濾過装置の容器を提供するにあり、他の目的とすると
こは、蓋の開閉方向を設置場所の状況に応じて容易に変
更することができる濾過装置の容器を提供するにある。

【課題を解決するための手段】

しかして本発明に係る濾過装置の容器は、濾材が内部に
配される容器であって、上面が開口するとともに下部に
排出口を備えている筒状本体と、本体の上面開口を閉じ
る蓋とからなり、本体はその上部外周面に被濾過流体が
導かれる導入口を備えたリング体が設けられてリング体
内周面と本体外周面との間に上面が開口する環状流路が
形成されており、本体上面に着脱自在に被せられて本体
の上面開口及び上記環状流路の上面開口を閉じる蓋は、
一端が下面中央部で開口するとともに、他端が周部下面
において開口して環状流路と連通ずる複数個の連通路を
内部に備えていることに第１の特徴を有しており、更に
濾材が上面が開口している本体と、本体に対して回動自
在に取り付けられるヒンジ片を備えて本体の上面開口を
閉じる蓋とからなり、本体に各一端が回動自在に支持さ
れている複数本のスイングポル、トとの係合及び締め付
けて本体に固着される蓋に設けられた上記ヒンジ片は、
いずれかのスイングボルトを支持している軸で支持され
ていることに第２の特徴を有している。 ［作用コ 本発明の第１の特徴とするところによれば、被濾過流体
は、まず本体外周部の環状流路に導入され、その後、蓋
の内部に形成された複数個の連通路を通じて蓋の下面中
央から容器内に流入するものであって、蓋の内部に設け
る複数個の連通路の配置を等間隔にしたりすることで容
器内に流入する被濾過流体がまっすぐに流下するように
できるものであり、そして、このような連通路を備えた
蓋は、鋼板による軽量なものとすることができる。 また、第２の特徴とするところによれば、蓋を支持する
軸を、いずれのスイングボルトを支持している軸と共用
させるかによって、蓋の開閉の向きを設置場所の状況に
応じた方向に設定することができる。 ［実施例］ 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、この
図示の濾過装置は、下端面に排出口１１を備えている有
底円筒状の本体１と、本体１の上面開口を閉じる蓋２と
からなる容器内に、バスケット３を配置するとともに、
バスゲット３内に更にフィルターバッグ（図示せず）を
濾材として収納するものであって、ここにおける本体１
はその上部外周面にリング体１２が取り付けられている
とともに、上端面にフランジ１５が設けられており、本
体１の上部外周面とリング体１２の内周面との間には、
フランジ１５に複数個が等間隔で形成されいる円弧状の
長孔１６を通じて上方に開口する環状流路１３が形成さ
れている１図中１４はリング体１２に形成されている導
入口、５は容器１の支持用の支持脚、４５はドレンプラ
グである。 平板状に形成された蓋２は、上下二層の板２１２５から
なるもので、下層板２１は中央部に流入口２３が、周部
に複数個の連通口２４が貫通形成されているとともに、
上面側に流入口２３と各連通口２４とをつなぐ連通路２
２が溝として切削形成されており、そして十字状となっ
ている連通路２２の上面側は、上層板２５によって閉じ
られている。 図中２０はプラグによって閉じられている接続口であり
、圧力計やリークパルプの収り付けに供される。また、
２６は下層板２１と上層板２５とを連結固定しているビ
ン、２７は把手である。尚、この蓋２は、ステンレス鋼
板等にて作成されており、従来の屈曲管を備えた鋳造品
に比して大幅な軽量化がなされている。ちなみに容器全
体でみれば、重量を半分以下とすることができる。 また、上記蓋２の周縁からは、等間隔で複数個の突片２
８が突設されている。これら突片２８は、上記リング体
１２の外周面において軸１８によって一端が上下回動自
在に支持されているスイングボルト１７をその切欠内に
入れて、スイングボルト１７先端のアイナツト４０を締
め付けることによって、本体１に蓋２を固定するのに使
用されるのであるが、複数個の突片２８のうちの一つの
両側縁には、ヒンジ片２９が溶接固着されており、第２
図〜第４図に示すように、スイングボルト１７の支持に
使用される軸１８がヒンジ片２９にも挿通されることに
よって、本体１に対する蓋２の回動自在な収り付けがな
されている０図中４１は本体１側に固着された取付金具
、４２はカラー４３は蓋用ストッパーである。 本体１への蓋２のヒンジ取付構造として、蓋２を閉じた
状態に保つためのスイングボルト１７の支持のための軸
１８を共有する構造をとっていることから、本体１にヒ
ンジ片２９を支持する軸１８を、図示例では４本あるス
イングボルト１７用のいずれと共用させるかによって、
導入口１４の位置に対するＷ２のヒンジ位置を、設置場
所の状況に応じて変えることができる。 そして、上記Ｍ２は、フランジ１５の上面に接して本体
１の上面開口を閉じる時、その連通口２４を夫々長孔１
６を通じて環状流路１３に連通させる１図中１９は１！
２とフランジ１５との接合面に介在する０リングである
。 フィルターバッグを保持するために設置されるバスケッ
ト３は、多数の孔が明けられている金属製の有底の筒と
して形成されたもので、その上端に設けられた鍔３１が
本体１のフランジ１５の内周側に形成された段部上にパ
ツキンを介して載せられることにより、本体１の内周面
との間に所要の間隔があけられた状態で収納される。尚
、濾材であるフィルターバッグは、その開口縁がバスケ
ット３の鍔３１上に載せられて、蓋２の下面との間で開
口縁が挟持される状態でバスケット３内に収納される。 しかして、この濾過装置では、蓋２を閉じた状態で前記
導入口１４から被濾過流体を供給すれば、被濾過流体は
環状流路１３と、Ｍ２の内部に形成されている複数個の
連通路１２とを経て、蓋２の下面中央で開口する流入口
２３に至り、流入口２３から本体１内に流入するもので
あり、濾材による濾過を受けた後、排出口１１から外部
に導出される。 導入口１４から導入される被濾過流体は、いったん本体
１外周を取り巻く環状流路１３に入り、そして環状流路
１３から流入口２３に至る際に、被濾過流体は複数個が
等間隔に、つまり放射状に並んでいる連通路１２を分流
してくるものであって、流入口２３において四方から流
れてくる被濾過流体が合流することから、被濾過流体の
流れは偏りのないものとなっている。また、被濾過流体
の圧力が濾材の一部にだけ加わるということがないため
に１、被濾過流体の濾過を開始するにあたり、容器内が
被濾過流体で満たされるまで流入量を絞るというような
ことをしなくとも、濾材が破損したりすることがないも
のである。

【発明の効果】

以上のように本発明の第１の特徴とするところにおいて
は、本体外周の環状流路から蓋の内部の連通路を経て本
体内に被濾過流体が流入するようにしているために、蓋
の開閉に際して配管を外したりする必要がなく、濾材の
交換といった保守作業が容易なものであり、しかも被濾
過流体の圧力が各部にほぼ均等に作用するなめに、被濾
過流体の容器への導入を開始する際に流入量を絞ったり
しなくとも、濾材の破損を招くということがなく、使い
勝手に優れるものであり、また本体外周部の環状流路に
導入された被濾過流体は、複数個の連通路を通じて蓋の
下面中央に開口する流入口から容器内に流入するもので
あって、蓋の内部に設ける複数個の連通路の配置を等間
隔にしたりすることで容器内に流入する被濾過流体がま
っすぐに流下するように、つまりは本体内に流入する際
の流れを偏りのないものとすることができるものであり
、そして、このような連通路を内部に備えた蓋は、鋼板
等で作成することができるものであって、屈曲管を設け
るために鋳造品としなくてはならなかった従来のものに
比して、大幅な軽量化を図ることができるものであり、
また上下長も短くすることができてコンパクトになり、
設置場所の制限が少なくなるものである。 そして、本発明の第２の特徴とするところにおいては、
蓋のヒンジ片を支持する軸を、いずれかのスイングボル
トを支持している軸と共用させていることから、どのス
イングボルトの軸と共用させるかによって、蓋の開閉の
向きを変えることができるものであり、設置場所の状況
に応じて蓋の開閉方向を設定することができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の破断正面図、第２図は同上の
平面図、第３図及び第４図は同上のヒンジ部の正面図と
側面図であって、１は本体、２は蓋、１１は排出口、１
２はリング体、１３は環状流路、１４は導入口、２２は
連通路、２３は流入口を示す。 第２図 代理人　弁理士　石　１）長　七 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）濾材が内部に配される容器であって、上面が開口
   するとともに下部に排出口を備えている筒状本体と、本
   体の上面開口を閉じる蓋とからなり、本体はその上部外
   周面に被濾過流体が導かれる導入口を備えたリング体が
   設けられてリング体内周面と本体外周面との間に上面が
   開口する環状流路が形成されており、本体上面に着脱自
   在に被せられて本体の上面開口及び上記環状流路の上面
   開口を閉じる蓋は、一端が下面中央部で開口するととも
   に、他端が周部下面において開口して環状流路と連通す
   る複数個の連通路を内部に備えていることを特徴とする
   濾過装置の容器。
2. （２）濾材が内部に配される容器であって、上面が開口
   している本体と、本体に対して回動自在に取り付けられ
   るヒンジ片を備えて本体の上面開口を閉じる蓋とからな
   り、本体に各一端が回動自在に支持されている複数本の
   スイングボルトとの係合及び締め付けで本体に固着され
   る蓋に設けられた上記ヒンジ片は、いずれかのスイング
   ボルトを支持している軸で支持されていることを特徴と
   する濾過装置の容器。