JP2601513Y2 - 蓄電池監視装置を備えた直流電源装置 - Google Patents
蓄電池監視装置を備えた直流電源装置Info
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- JP2601513Y2 JP2601513Y2 JP5270993U JP5270993U JP2601513Y2 JP 2601513 Y2 JP2601513 Y2 JP 2601513Y2 JP 5270993 U JP5270993 U JP 5270993U JP 5270993 U JP5270993 U JP 5270993U JP 2601513 Y2 JP2601513 Y2 JP 2601513Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓄電池の状態を監視す
る蓄電池監視装置を備えた直流電源装置に関するもので
ある。
る蓄電池監視装置を備えた直流電源装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は、電気自動車や電動フォークリフ
トなどの電動車の電源装置に用いられる従来の蓄電池監
視装置を備えた直流電源装置の概略図である。同図にお
いて、1は直列に接続された24個の鉛蓄電池等からな
るセルC1 〜C24を組み合わせた組電池型式の蓄電池で
ある。尚一般的には、6個ないし36個のセルを組合わ
せて蓄電池が構成される。24個のセルC1 〜C24は、
鉄製の収納ケース2に収納されている。セルC1 はリー
ド線の引き回しの関係から1つだけ逆向き配置になって
いる。セルC1 の正極端子(蓄電池1の正極出力端子)
には、負荷へ電力を供給する配線の一部を構成するリー
ド線L1 の一端が接続されている。またセルC24の負極
端子(蓄電池1の負極出力端子)には、負荷へ電力を供
給する配線の一部を構成するリード線L2 の一端が接続
されている。これらのリード線L1及びL2 の他端は、
電源側プラグ3内に配置された対応する接続用接触端子
にそれぞれ接続されている。電源側プラグ3は、図示し
ない負荷側プラグと結合されて、負荷と蓄電池1とを接
続する配線の途中に配置されるコネクタを構成する。蓄
電池1の4個のセルC19〜C22は、蓄電池監視装置の一
種である液面監視装置4の動作電源として用いられる。
そのためセルC19の正極端子には一端が液面監視装置4
の正極入力端子に接続されたリード線L3 の他端が接続
されており、セルC22の負極端子には一端が液面監視装
置4の負極入力端子に接続されたリード線L4 の他端が
接続されている。液面監視装置4は、セルC20の電槽内
に配置した図示しない液面検出センサからの出力をリー
ド線L5 から受け取って液面レベルの判断を行い、液面
レベルが適正な範囲内にあることまたは液面レベルが適
正な範囲から外れたことを発光ダイオード等の表示手段
により表示するものである。
トなどの電動車の電源装置に用いられる従来の蓄電池監
視装置を備えた直流電源装置の概略図である。同図にお
いて、1は直列に接続された24個の鉛蓄電池等からな
るセルC1 〜C24を組み合わせた組電池型式の蓄電池で
ある。尚一般的には、6個ないし36個のセルを組合わ
せて蓄電池が構成される。24個のセルC1 〜C24は、
鉄製の収納ケース2に収納されている。セルC1 はリー
ド線の引き回しの関係から1つだけ逆向き配置になって
いる。セルC1 の正極端子(蓄電池1の正極出力端子)
には、負荷へ電力を供給する配線の一部を構成するリー
ド線L1 の一端が接続されている。またセルC24の負極
端子(蓄電池1の負極出力端子)には、負荷へ電力を供
給する配線の一部を構成するリード線L2 の一端が接続
されている。これらのリード線L1及びL2 の他端は、
電源側プラグ3内に配置された対応する接続用接触端子
にそれぞれ接続されている。電源側プラグ3は、図示し
ない負荷側プラグと結合されて、負荷と蓄電池1とを接
続する配線の途中に配置されるコネクタを構成する。蓄
電池1の4個のセルC19〜C22は、蓄電池監視装置の一
種である液面監視装置4の動作電源として用いられる。
そのためセルC19の正極端子には一端が液面監視装置4
の正極入力端子に接続されたリード線L3 の他端が接続
されており、セルC22の負極端子には一端が液面監視装
置4の負極入力端子に接続されたリード線L4 の他端が
接続されている。液面監視装置4は、セルC20の電槽内
に配置した図示しない液面検出センサからの出力をリー
ド線L5 から受け取って液面レベルの判断を行い、液面
レベルが適正な範囲内にあることまたは液面レベルが適
正な範囲から外れたことを発光ダイオード等の表示手段
により表示するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の構成では、電源
側プラグ3を負荷側プラグと結合する以前から、液面監
視装置4には動作電源を構成するセルC19〜C22から電
力が供給されており、液面監視装置4は常時液面監視動
作を行っている。これは負荷側に液面監視装置4への電
力の供給をオン・オフするスイッチ回路等を設けると、
知らずにまたは誤って使用者がスイッチを切った場合に
は、液面監視装置4が動作せず、液面監視装置4を設け
た意味がなくなってしまうのを避けるためであった。
側プラグ3を負荷側プラグと結合する以前から、液面監
視装置4には動作電源を構成するセルC19〜C22から電
力が供給されており、液面監視装置4は常時液面監視動
作を行っている。これは負荷側に液面監視装置4への電
力の供給をオン・オフするスイッチ回路等を設けると、
知らずにまたは誤って使用者がスイッチを切った場合に
は、液面監視装置4が動作せず、液面監視装置4を設け
た意味がなくなってしまうのを避けるためであった。
【0004】しかしながら常時液面監視装置4を動作さ
せておくと、蓄電池1から液面監視装置4までを組み合
わせて構成したユニットを在庫として保管している期間
が長くなればなるほど、動作電源として用いるセルC19
〜C22の微小電流による放電によってこれらのセルC19
〜C22の極板の劣化が進行する。また極端な場合には、
セルC19〜C22が過放電状態となってしまい、他のセル
とのアンバランスが大きくなって、組電池としての寿命
も低下させることになる。
せておくと、蓄電池1から液面監視装置4までを組み合
わせて構成したユニットを在庫として保管している期間
が長くなればなるほど、動作電源として用いるセルC19
〜C22の微小電流による放電によってこれらのセルC19
〜C22の極板の劣化が進行する。また極端な場合には、
セルC19〜C22が過放電状態となってしまい、他のセル
とのアンバランスが大きくなって、組電池としての寿命
も低下させることになる。
【0005】本考案の目的は、電源側プラグと負荷側プ
ラグとが結合された時点から蓄電池監視装置に動作電源
から電力が供給される蓄電池監視装置を備えた直流電源
装置を提供することにある。
ラグとが結合された時点から蓄電池監視装置に動作電源
から電力が供給される蓄電池監視装置を備えた直流電源
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、蓄電池と、蓄
電池の一部のセルを動作電源として蓄電池の状態を監視
する蓄電池監視装置と、蓄電池の出力端子と負荷とを接
続する配線の途中に設けられた負荷側プラグと電源側プ
ラグとからなるコネクタとを具備し、負荷側プ ラグ内に
は極性の異なる負荷側接続用接触端子がそれぞれ組み込
まれ、電源側プラグ内には極性の異なる電源側接続用接
触端子がそれぞれ組み込まれていて、同極性の接続用接
触端子の相互接続により前記負荷に給電が行われるよう
になっている蓄電池監視装置を備えた直流電源装置を改
良の対象とする。
電池の一部のセルを動作電源として蓄電池の状態を監視
する蓄電池監視装置と、蓄電池の出力端子と負荷とを接
続する配線の途中に設けられた負荷側プラグと電源側プ
ラグとからなるコネクタとを具備し、負荷側プ ラグ内に
は極性の異なる負荷側接続用接触端子がそれぞれ組み込
まれ、電源側プラグ内には極性の異なる電源側接続用接
触端子がそれぞれ組み込まれていて、同極性の接続用接
触端子の相互接続により前記負荷に給電が行われるよう
になっている蓄電池監視装置を備えた直流電源装置を改
良の対象とする。
【0007】請求項1に記載の考案では、動作電源とし
て蓄電池の一方の極性の出力端子に接続されたセルを含
む少くとも一つのセルを用いる。そして電源側プラグに
は蓄電池監視装置の一方の極性の入力端子が電気的に接
続される電源側接触子を設ける。また負荷側プラグには
電源側プラグと結合されたときに電源側接触子と接触す
る負荷側接触子を設ける。この負荷側接触子は、負荷側
プラグと電源側プラグとを結合した際に、電源側接触子
と負荷側接続用接触端子との間を電気的に接続するよう
に該負荷側接続用接触端子に一体に設ける。
て蓄電池の一方の極性の出力端子に接続されたセルを含
む少くとも一つのセルを用いる。そして電源側プラグに
は蓄電池監視装置の一方の極性の入力端子が電気的に接
続される電源側接触子を設ける。また負荷側プラグには
電源側プラグと結合されたときに電源側接触子と接触す
る負荷側接触子を設ける。この負荷側接触子は、負荷側
プラグと電源側プラグとを結合した際に、電源側接触子
と負荷側接続用接触端子との間を電気的に接続するよう
に該負荷側接続用接触端子に一体に設ける。
【0008】請求項2に記載の考案では、動作電源とし
て蓄電池の一方の極性の出力端子に接続されたセルを含
む少くとも一つのセルを用いる。そして電源側プラグに
は蓄電池監視装置の一方の極性の入力端子が電気的に接
続される電源側接触子を設ける。また負荷側プラグには
電源側プラグと結合されたときに電源側接触子と接触す
る負荷側接触子を設ける。この負荷側接触子は、負荷側
プラグと電源側プラグとを結合した際に、電源側接触子
と電源側接続用接触端子との間に入ってこれらを電気的
に接続するように設ける。
て蓄電池の一方の極性の出力端子に接続されたセルを含
む少くとも一つのセルを用いる。そして電源側プラグに
は蓄電池監視装置の一方の極性の入力端子が電気的に接
続される電源側接触子を設ける。また負荷側プラグには
電源側プラグと結合されたときに電源側接触子と接触す
る負荷側接触子を設ける。この負荷側接触子は、負荷側
プラグと電源側プラグとを結合した際に、電源側接触子
と電源側接続用接触端子との間に入ってこれらを電気的
に接続するように設ける。
【0009】請求項3に記載の考案では、動作電源とし
て蓄電池の一方の極性の出力端子に接続されたセルを含
む少くとも一つのセルを用いる。そして電源側プラグに
は蓄電池監視装置の一方の極性の入力端子が電気的に接
続される電源側接触子を設ける。また電源側接触子には
電源側接続用接触端子に向けて突設された接触部を設け
る。また負荷側プラグには電源側プラグと結合されたと
きに電源側接触子と接触する負荷側接触子を設ける。こ
の負荷側接触子は、負荷側プラグと電源側プラグとが結
合された際に、接触部が突設されている側とは反対側か
ら電源側接触子の側方に挿入されて該電源側接触子を電
源側接続用接触端子側に変位させて接触 部を介して電源
側接触子と電源側接続用接触端子とを電気的に接続する
ように設ける。
て蓄電池の一方の極性の出力端子に接続されたセルを含
む少くとも一つのセルを用いる。そして電源側プラグに
は蓄電池監視装置の一方の極性の入力端子が電気的に接
続される電源側接触子を設ける。また電源側接触子には
電源側接続用接触端子に向けて突設された接触部を設け
る。また負荷側プラグには電源側プラグと結合されたと
きに電源側接触子と接触する負荷側接触子を設ける。こ
の負荷側接触子は、負荷側プラグと電源側プラグとが結
合された際に、接触部が突設されている側とは反対側か
ら電源側接触子の側方に挿入されて該電源側接触子を電
源側接続用接触端子側に変位させて接触 部を介して電源
側接触子と電源側接続用接触端子とを電気的に接続する
ように設ける。
【0010】
【作用】負荷側プラグに電源側プラグを結合されると、
電源側プラグに設けた電源側接触子が負荷側プラグに設
けた負荷側接触子と接触する。負荷側接触子は、電源側
接触子と負荷側接続用接触端子との間を電気的に接続す
るか、電源側接触子と電源側接続用接触端子との間を電
気的に接続するか、接触部が突設されている側とは反対
側から電源側接触子の側方に挿入されて該電源側接触子
を電源側接続用接触端子側に変位させて接触部を介して
電源側接触子と電源側接続用接触端子とを電気的に接続
する。その結果、蓄電池監視装置の一方の極性の入力端
子が、蓄電池の一方の極性の出力端子に電気的に接続さ
れて蓄電池監視装置に動作電源から動作用電力が供給さ
れる。したがって本考案によれば、負荷側プラグに電源
側プラグを結合することによって蓄電池監視装置の動作
を自動的に開始できるため、蓄電池監視装置への電力の
供給を制御するスイッチ回路を設けることなく、蓄電池
監視装置の動作電源として用いるセルの極板の劣化及び
蓄電池の寿命の低下を防止できる。
電源側プラグに設けた電源側接触子が負荷側プラグに設
けた負荷側接触子と接触する。負荷側接触子は、電源側
接触子と負荷側接続用接触端子との間を電気的に接続す
るか、電源側接触子と電源側接続用接触端子との間を電
気的に接続するか、接触部が突設されている側とは反対
側から電源側接触子の側方に挿入されて該電源側接触子
を電源側接続用接触端子側に変位させて接触部を介して
電源側接触子と電源側接続用接触端子とを電気的に接続
する。その結果、蓄電池監視装置の一方の極性の入力端
子が、蓄電池の一方の極性の出力端子に電気的に接続さ
れて蓄電池監視装置に動作電源から動作用電力が供給さ
れる。したがって本考案によれば、負荷側プラグに電源
側プラグを結合することによって蓄電池監視装置の動作
を自動的に開始できるため、蓄電池監視装置への電力の
供給を制御するスイッチ回路を設けることなく、蓄電池
監視装置の動作電源として用いるセルの極板の劣化及び
蓄電池の寿命の低下を防止できる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は、本考案の直流電源装置の概略構成を
説明するための図である。なお図1の実施例において、
図4に示した従来の装置と同様の部材には、図4に付し
た符号と同じ符号を付して説明を省略する。本実施例で
は、液面監視装置4の動作電源としてセルC21〜C24を
用いる。そのためセルC21の正極端子には一端が液面監
視装置4の正極入力端子に接続されたリード線L3 ´の
他端が接続されている。そして液面監視装置4の負極入
力端子に接続されたリード線L4 ´の他端は、電源側プ
ラグ5に接続されている。電源側プラグ5の構成と負荷
側プラグ6(図2)の構成は、従来の各プラグの構成と
は異なっている。その他の構成は従来と同じである。
説明する。図1は、本考案の直流電源装置の概略構成を
説明するための図である。なお図1の実施例において、
図4に示した従来の装置と同様の部材には、図4に付し
た符号と同じ符号を付して説明を省略する。本実施例で
は、液面監視装置4の動作電源としてセルC21〜C24を
用いる。そのためセルC21の正極端子には一端が液面監
視装置4の正極入力端子に接続されたリード線L3 ´の
他端が接続されている。そして液面監視装置4の負極入
力端子に接続されたリード線L4 ´の他端は、電源側プ
ラグ5に接続されている。電源側プラグ5の構成と負荷
側プラグ6(図2)の構成は、従来の各プラグの構成と
は異なっている。その他の構成は従来と同じである。
【0012】図2(A)は、本実施例で用いる電源側プ
ラグ5と負荷側プラグ6の概略構成を示す概略断面図で
ある。電源側プラグ5は、絶縁樹脂製のハウジング51
の内部に、一対の電源側接続用接触端子を構成する一対
の接触子52及び53と電源側接触子を構成する接触子
54とを備えている。各接触子は、絶縁樹脂製の壁部に
よって仕切られた収納空間に収納されている。接触子5
2には一端が蓄電池の正極出力端子に接続されたリード
線L1 の他端が接続されており、接触子53には一端が
蓄電池の負極出力端子に接続されたリード線L2 の他端
が接続されている。また接触子54には、一端が液面視
装置4の負極入力端子に接続されたリード線L4 ´の他
端が接続されている。
ラグ5と負荷側プラグ6の概略構成を示す概略断面図で
ある。電源側プラグ5は、絶縁樹脂製のハウジング51
の内部に、一対の電源側接続用接触端子を構成する一対
の接触子52及び53と電源側接触子を構成する接触子
54とを備えている。各接触子は、絶縁樹脂製の壁部に
よって仕切られた収納空間に収納されている。接触子5
2には一端が蓄電池の正極出力端子に接続されたリード
線L1 の他端が接続されており、接触子53には一端が
蓄電池の負極出力端子に接続されたリード線L2 の他端
が接続されている。また接触子54には、一端が液面視
装置4の負極入力端子に接続されたリード線L4 ´の他
端が接続されている。
【0013】負荷側プラグ6も、絶縁樹脂製のハウジン
グ61の内部に、一対の負荷側接続用接触端子を構成す
る一対の接触子62及び63と負荷側接触子を構成する
接触子64とを備えている。接触子62及び63は、絶
縁樹脂製の壁部によって仕切られた収納空間に収納され
ている。接触子62には一端が図示しない負荷の正極入
力端子に接続されたリード線L6 の他端が接続されてお
り、接触子63には一端が負荷の負極入力端子に接続さ
れたリード線L7 の他端が接続されている。また接触子
64は、接触子63と一体に設けられている。接触子6
4は、接触子63が延びる方向と直交する方向に延び
て、電源側接触子を構成する接触子54が挿入される嵌
入路P1 内に露出している。電源側接触子を構成する接
触子54は、接触子64の接触端部64aと接触できる
ような形状を有している。図2(B)及び(C)に示す
ように、各接触子63及び62に対してはハウジング6
1の壁部との間に付勢用のスプリング65及び66が設
けられている。
グ61の内部に、一対の負荷側接続用接触端子を構成す
る一対の接触子62及び63と負荷側接触子を構成する
接触子64とを備えている。接触子62及び63は、絶
縁樹脂製の壁部によって仕切られた収納空間に収納され
ている。接触子62には一端が図示しない負荷の正極入
力端子に接続されたリード線L6 の他端が接続されてお
り、接触子63には一端が負荷の負極入力端子に接続さ
れたリード線L7 の他端が接続されている。また接触子
64は、接触子63と一体に設けられている。接触子6
4は、接触子63が延びる方向と直交する方向に延び
て、電源側接触子を構成する接触子54が挿入される嵌
入路P1 内に露出している。電源側接触子を構成する接
触子54は、接触子64の接触端部64aと接触できる
ような形状を有している。図2(B)及び(C)に示す
ように、各接触子63及び62に対してはハウジング6
1の壁部との間に付勢用のスプリング65及び66が設
けられている。
【0014】負荷側プラグ6が電源側プラグ5と結合さ
れたときに、電源側プラグ5のハウジングの端面51a
は負荷側プラグ6のXの位置まで入ることになる。この
とき電源側プラグ5の接触子52及び53は、負荷側プ
ラグ6の嵌入路P2 及びP3内に嵌入されて、負荷側プ
ラグ6の接触子62及び63と接触する。また同時に電
源側接触子を構成する接触子54は、負荷側接触子を構
成する接触子64と接触する。接触子54が接触子64
の接触端部64aに接触することにより、液面監視装置
4の負極入力端子は蓄電池の負極出力端子に電気的に接
続された状態なる。
れたときに、電源側プラグ5のハウジングの端面51a
は負荷側プラグ6のXの位置まで入ることになる。この
とき電源側プラグ5の接触子52及び53は、負荷側プ
ラグ6の嵌入路P2 及びP3内に嵌入されて、負荷側プ
ラグ6の接触子62及び63と接触する。また同時に電
源側接触子を構成する接触子54は、負荷側接触子を構
成する接触子64と接触する。接触子54が接触子64
の接触端部64aに接触することにより、液面監視装置
4の負極入力端子は蓄電池の負極出力端子に電気的に接
続された状態なる。
【0015】本実施例においては、負荷側プラグ6内の
負荷側接続用接触端子を構成する接触子63を利用し
て、蓄電池1の負極出力端子に電源側接触子を構成する
接触子54を電気的に接続している。
負荷側接続用接触端子を構成する接触子63を利用し
て、蓄電池1の負極出力端子に電源側接触子を構成する
接触子54を電気的に接続している。
【0016】しかしながら図3(A)及び(B)に概略
的に示す構成を用いれば、電源側プラグ5内の電源側接
続用接触端子(接触子153,253)を利用して蓄電
池1の負極出力端子に電源側接触子(154,254)
を電気的に接続することができる。図3(A)の場合に
は、負荷側接触子を構成する接触子164が電源側プラ
グの接続用接触端子を構成する接触子153と電源側接
触子を構成する接触子154の間に挿入されて両方に接
触することにより、両者を電気的に接続する。また図3
(B)の場合には、電源側接触子を構成する接触子25
4を可動に片持ち支持している。接触子254とハウジ
ングの隔壁251bとの間にはスプリング255を配置
している。そして接触子254には、電源側接続用接触
端子(接触子253)に隣接した隔壁251bに設けた
貫通孔を移動自在に貫通する接触部254aを一体に設
けている。負荷側プラグと電源側プラグとを結合する
と、負荷側接触子を構成する接触子264が、接触部2
54aが突設されている側とは反対側から電源側接触子
254の側方に挿入されて、接触子254を隔壁251
b側に向かって変位させ、接触部254aが接触子25
3に接触して、蓄電池1の負極出力端子に電源側接触子
254が電気的に接続されることになる。なおこの場
合、接触子264は絶縁材料によって構成されていても
よい。
的に示す構成を用いれば、電源側プラグ5内の電源側接
続用接触端子(接触子153,253)を利用して蓄電
池1の負極出力端子に電源側接触子(154,254)
を電気的に接続することができる。図3(A)の場合に
は、負荷側接触子を構成する接触子164が電源側プラ
グの接続用接触端子を構成する接触子153と電源側接
触子を構成する接触子154の間に挿入されて両方に接
触することにより、両者を電気的に接続する。また図3
(B)の場合には、電源側接触子を構成する接触子25
4を可動に片持ち支持している。接触子254とハウジ
ングの隔壁251bとの間にはスプリング255を配置
している。そして接触子254には、電源側接続用接触
端子(接触子253)に隣接した隔壁251bに設けた
貫通孔を移動自在に貫通する接触部254aを一体に設
けている。負荷側プラグと電源側プラグとを結合する
と、負荷側接触子を構成する接触子264が、接触部2
54aが突設されている側とは反対側から電源側接触子
254の側方に挿入されて、接触子254を隔壁251
b側に向かって変位させ、接触部254aが接触子25
3に接触して、蓄電池1の負極出力端子に電源側接触子
254が電気的に接続されることになる。なおこの場
合、接触子264は絶縁材料によって構成されていても
よい。
【0017】上記実施例では、液面監視装置を蓄電池監
視装置として用いているが、温度、内部抵抗等のその他
の要素を監視する蓄電池監視装置を用いる場合にも本考
案を適用できる。1つの要素だけでなく複数の要素を監
視する蓄電池監視装置を用いる場合にも本考案を適用で
きるのは勿論である。
視装置として用いているが、温度、内部抵抗等のその他
の要素を監視する蓄電池監視装置を用いる場合にも本考
案を適用できる。1つの要素だけでなく複数の要素を監
視する蓄電池監視装置を用いる場合にも本考案を適用で
きるのは勿論である。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、負荷側プラグに電源側
プラグを結合することによって蓄電池監視装置の動作を
自動的に開始できるため、蓄電池監視装置の動作電源と
して用いるセルの極板の劣化及び蓄電池の寿命の低下を
防止できる利点がある。
プラグを結合することによって蓄電池監視装置の動作を
自動的に開始できるため、蓄電池監視装置の動作電源と
して用いるセルの極板の劣化及び蓄電池の寿命の低下を
防止できる利点がある。
【図1】本考案の直流電源装置の概略構成を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図2】(A)は電源側プラグと負荷側プラグの構造を
説明するための概略断面図であり、(B)は図2(A)
のA−A線断面図、(C)は図2(A)のB−B線断面
図である。
説明するための概略断面図であり、(B)は図2(A)
のA−A線断面図、(C)は図2(A)のB−B線断面
図である。
【図3】(A)及び(B)は、それぞれ電源側接触子と
負荷側接触子との接触構造の変形例を示す図である。
負荷側接触子との接触構造の変形例を示す図である。
【図4】電気自動車や電動フォークリフトなどの電動車
の電源装置に用いられる従来の蓄電池監視装置を備えた
直流電源装置の概略図である。
の電源装置に用いられる従来の蓄電池監視装置を備えた
直流電源装置の概略図である。
1 蓄電池 2 収納ケース 3,5 電源側プラグ 4 液面監視装置(蓄電池監視装置) 6 負荷側プラグ 52,53 接触子(電源側接続用接触端子) 54 接触子(電源側接触子) 62,63 接触子(負荷側接続用接触端子) 64 接触子(負荷側接触子) L1 〜L7 リード線 C1 〜C24 セル
Claims (3)
- 【請求項1】 蓄電池と、 前記蓄電池の一部のセルを動作電源として前記蓄電池の
状態を監視する蓄電池監視装置と、 前記蓄電池の出力端子と負荷とを接続する配線の途中に
設けられた負荷側プラグと電源側プラグとからなるコネ
クタとを具備し、 前記負荷側プラグ内には極性の異なる負荷側接続用接触
端子がそれぞれ組み込まれ、前記電源側プラグ内には極
性の異なる電源側接続用接触端子がそれぞれ組み込まれ
ていて、同極性の接続用接触端子の相互接続により前記
負荷に給電が行われるようになってい る蓄電池監視装置
とを備えた直流電源装置であって、 前記動作電源として前記蓄電池の一方の極性の出力端子
に接続されたセルを含む少くとも一つのセルが用いら
れ、 前記電源側プラグには前記蓄電池監視装置の一方の極性
の入力端子が電気的に接続される電源側接触子が設けら
れ、 前記負荷側プラグには前記電源側プラグと結合されたと
きに前記電源側接触子と接触する負荷側接触子が設けら
れ、 該負荷側接触子は、前記負荷側プラグと前記電源側プラ
グとが結合された際に、前記電源側接触子と前記負荷側
接続用接触端子との間を電気的に接続するように該負荷
側接続用接触端子に一体に設けられていることを特徴と
する蓄電池監視装置を備えた直流電源装置。 - 【請求項2】 蓄電池と、 前記蓄電池の一部のセルを動作電源として前記蓄電池の
状態を監視する蓄電池監視装置と、 前記蓄電池の出力端子と負荷とを接続する配線の途中に
設けられた負荷側プラグと電源側プラグとからなるコネ
クタとを具備し、 前記負荷側プラグ内には極性の異なる負荷側接続用接触
端子がそれぞれ組み込まれ、前記電源側プラグ内には極
性の異なる電源側接続用接触端子がそれぞれ組 み込まれ
ていて、同極性の接続用接触端子の相互接続により前記
負荷に給電が行われるようになっている蓄電池監視装置
とを備えた直流電源装置であって、 前記動作電源として前記蓄電池の一方の極性の出力端子
に接続されたセルを含む少くとも一つのセルが用いら
れ、 前記電源側プラグには前記蓄電池監視装置の一方の極性
の入力端子が電気的に接続される電源側接触子が設けら
れ、 前記負荷側プラグには前記電源側プラグと結合されたと
きに前記電源側接触子と接触する負荷側接触子が設けら
れ、 該負荷側接触子は、前記負荷側プラグと前記電源側プラ
グとが結合された際に 、前記電源側接触子と前記電源側
接続用接触端子との間に入ってこれらを電気的に接続す
るように設けられていることを特徴とする蓄電池監視装
置を備えた直流電源装置。 - 【請求項3】 蓄電池と、 前記蓄電池の一部のセルを動作電源として前記蓄電池の
状態を監視する蓄電池監視装置と、 前記蓄電池の出力端子と負荷とを接続する配線の途中に
設けられた負荷側プラグと電源側プラグとからなるコネ
クタとを具備し、 前記負荷側プラグ内には極性の異なる負荷側接続用接触
端子がそれぞれ組み込まれ、前記電源側プラグ内には極
性の異なる電源側接続用接触端子がそれぞれ組み込まれ
ていて、同極性の接続用接触端子の相互接続により前記
負荷に給電が行われるようになっている蓄電池監視装置
とを備えた直流電源装置であって、 前記動作電源として前記蓄電池の一方の極性の出力端子
に接続されたセルを含む少くとも一つのセルが用いら
れ、 前記電源側プラグには前記蓄電池監視装置の一方の極性
の入力端子が電気的に接続される電源側接触子が設けら
れ、 前記電源側接触子には前記電源側接続用接触端子に向け
て突設された接触部が設けられ、 前記負荷側プラグには前記電源側プラグと結合されたと
きに前記電源側接触子と接触する負荷側接触子が設けら
れ、 該負荷側接触子は、前記負荷側プラグと前記電源側プラ
グとが結合された際に 、前記接触部が突設されている側
とは反対側から前記電源側接触子の側方に挿入されて該
電源側接触子を前記電源側接続用接触端子側に変位させ
て前記接触部を介して前記電源側接触子と前記電源側接
続用接触端子とを電気的に接続するように設けられてい
ることを特徴とする蓄電池監視装置を備えた直流電源装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5270993U JP2601513Y2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 蓄電池監視装置を備えた直流電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5270993U JP2601513Y2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 蓄電池監視装置を備えた直流電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722461U JPH0722461U (ja) | 1995-04-21 |
JP2601513Y2 true JP2601513Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=12922430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5270993U Expired - Fee Related JP2601513Y2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 蓄電池監視装置を備えた直流電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601513Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5270993U patent/JP2601513Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722461U (ja) | 1995-04-21 |
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