JP2601501B2 - 廃棄物溶融炉 - Google Patents

廃棄物溶融炉

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JP2601501B2 JP6136188A JP6136188A JP2601501B2 JP 2601501 B2 JP2601501 B2 JP 2601501B2 JP 6136188 A JP6136188 A JP 6136188A JP 6136188 A JP6136188 A JP 6136188A JP 2601501 B2 JP2601501 B2 JP 2601501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被処理物を充填状態で自重下降させる環状
の供給路を、その内側の燃焼室にその全周にわたって接
続し、前記燃焼室の底部中央に燃焼排ガスと溶融物の取
出路を接続し、被処理物のうち上面が前記燃焼室に臨む
環状の堆積部分の炉床からの堆積高さを検知するための
検出手段を設けた廃棄物溶融炉に関する。
〔従来の技術〕
従来、第5図に示すように、供給路(2)の出口近く
で被処理物の堆積部分(A)の上面(S)近くに測温セ
ンサー(31)を配置し、堆積部分(A)の堆積高さが正
常な状態であるか、低くなり過ぎた状態であるか、高く
なり過ぎた状態であるかを、測温センサー(31)の検出
温度に基いて検知していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、実際には測温センサー(31)の検出温度の変
化がほとんど無くても、被処理物の堆積部分(A)の堆
積高さが大きく変化する現象を生じやすく、一層の改良
の余地があった。
つまり、廃棄物の組成は経時変化が大きいために、融
点の変動が大きくなって、低融点の場合、第3図(イ)
に示すように、堆積部分(A)の供給路(2)側の堆積
高さはほぼ正常であるが、取出路(4)側の堆積高さが
溶融物の流出が速いために正常状態(点線)より低くな
り、また、高融点の場合、第3図(ロ)に示すように、
堆積部分(A)の供給路(2)側の堆積高さはほぼ正常
であるが、取出路(4)側の堆積高さが溶融物の流出が
遅いために正常状態(点線)より高くなるのである。
したがって、低融点の場合、被処理物の供給不足状態
となって溶融炉の処理能力が十分に利用されず、処理効
率が低下し、かつ、炉床(7)が高温になって熱損傷さ
れやすい問題があり、高融点の場合、未溶融物が取出路
(4)に崩れ落ちて処理不良などの問題があった。
本発明の目的は、被処理物の堆積部分の堆積高さが正
常であるか否かを正確に検知できるようにし、廃棄物の
溶融処理を効率よくかつ確実に実行できるようにする点
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴構成は、被処理物のうち上面が燃焼室に
臨む環状の堆積部分の炉床からの堆積高さを検知するた
めの検知手段を形成するに、前記炉床の温度や前記被処
理物の堆積部分の下部温度を検出する第1測温センサ
ー、及び、前記燃焼室の内部温度を検出する第2測温セ
ンサーを設け、前記環状の堆積部分の横巾方向中間位置
やその付近に前記第1測温センサーを配置し、前記第1
及び第2測温センサーによる検出温度の差温を検出する
手段を設けたことにあり、その作用効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
つまり、炉床の温度又は被処理物の堆積部分の下部温
度を、環状の堆積部分の横巾方向中間位置やその付近に
おいて第1測温センサーで検出し、その第1測温センサ
ーによる検出温度が第2測温センサーにより検出した燃
焼室の内部温度からどの程度低下しているかを差温検出
用手段で検知することによって、さらには被処理物の断
熱特性に鑑みて、取出路側の堆積高さが、第3図(イ)
に示すように低くなり過ぎているか否か、あるいは、第
3図(ロ)に示すように高くなり過ぎているか否かを、
正確にかつ容易に検出できる。
さらには、廃棄物の組成変化に起因して燃焼室の内部
温度が大きく変化しても、第1及び第2測温センサーの
差温を利用するから、燃焼室の内部温度変化による悪影
響が無い状態で、被処理物の堆積高さを精度良く検出で
きる。
〔発明の効果〕
その結果、組成変化による融点変化や燃焼室内温度が
変化しやすい廃棄物であっても、被処理物の堆積部分の
堆積高さを正確に検知でき、燃焼室への被処理物供給量
や燃焼室の内部温度の調節を、検出差温が設定範囲内に
維持されるように人為的に、望ましくは自動調節手段に
よって実行することによって、適正な堆積高さを確実に
維持でき、効率良好で未溶物の排出が無い良好な廃棄物
溶融を容易確実に実現できるようになった。
〔実施例〕
次に、第1図ないし第3図により実施例を示す。
ホッパ(1)からの被処理物を充填状態で自重下降さ
せる供給路(2)を、縦軸芯(P)周りの環状に形成し
て、その内側の燃焼室(3)にその全周にわたって接続
し、燃焼排ガスと溶融物の取出路(4)を燃焼室(3)
の底部中央に接続し、煙道(5)と溶融物回収部(6)
を取出路(4)に接続し、水処理で発生する汚泥、都市
ガス焼却灰、その他の廃棄物に対する溶融炉を形成して
ある。
炉床(7)を縦軸芯(P)周りで回転自在に多数のロ
ーラ(8)で支持し、炉床(7)を回転させる変速操作
自在な駆動装置(9)を設け、炉床(7)の回転に伴っ
て供給路(2)から燃焼室(3)の全周に被処理物を供
給して、被処理物のうち上面(S)が燃焼室(3)に臨
む環状の堆積部分(A)において、その上面(S)側か
ら被処理物を溶融させると共に溶融物を取出路(4)に
流下させるように構成してある。
被処理物が汚泥のように可燃性の場合は、バーナ(1
0)を消すか、バーナ(10)のインプットを小さくし、
また、被処理物が都市ゴミ焼却灰のように不燃性の場合
は、バーナ(10)のインプットを大にして、燃焼室
(3)内の温度を融点に見合って適度に調節できるよう
に、燃料供給量の調整弁(V1)と燃焼用空気供給量の調
整弁(V2)を設け、燃焼室(3)の内部温度を検出する
第2測温度センサー(12)を設けてある。
炉床(7)の温度や被処理物の堆積部分(A)の下部
温度を検出する第1測温度センサー(11)を設け、環状
の堆積部分(A)の横巾方向中間位置やその付近に第1
測温センサー(11)を配置し、第1及び第2測温度セン
サー(11),(12)による検出温度の差温を検出する手
段(13)を設け、堆積部分(A)の炉床(7)からの堆
積高さ(H)を検知するための検出手段を形成してあ
る。
第1測温度センサー(11)を周方向にほぼ等間隔で4
箇所に設け、4個の第1測温センサー(17)による検出
温度の平均値を求める演算回路(14)、その演算回路
(14)による算出平均温度と第2測温センサー(12)の
検出温度の差温を求める減算回路(15)、検出温度と算
出平均温度、差温を示す表示部(16)、差温を報知する
出力手段(17)を、差温検出用手段(13)に設けてあ
る。
第1測温度センサー(11)夫々からの検出温度を無線
方式で差温検出用手段(13)の受信機(18)に伝達する
発信機(19)を、炉床(7)と一対回転するように設
け、情報伝達構成を故障しにくくしてある。
差温検出用手段(13)の出力手段(17)からの検出差
温を設定器(20)による設定範囲内に維持するように、
炉床(7)の駆動装置(9)を自動変速して供給路
(2)から燃焼室(3)への被処理物供給量を自動的に
調節する手段(21)を設けてある。
つまり、被処理物の堆積部分(A)において、第3図
(イ)に示すように堆積高さ(H1)が適正状態(点線)
から低くなると、堆積部分(A)の断熱作用による温度
低下が小さくなって、検出差温が小さくなり、駆動装置
(9)の増速で被処理物供給量が増大されて、堆積高さ
が適正状態に戻されるように構成し、また、第3図
(ロ)に示すように堆積高さ(H2)が適正状態(点線)
から高くなると、堆積部分(A)の断熱作用による温度
低下が大きくなって、検出差温が大きくなり、駆動装置
(9)の減速で被処理物供給量が減少されて、堆積高さ
が適正状態に戻されるように構成してある。
〔別実施例〕
次に別実施例を説明する。
廃棄物溶融炉の具体構造は適当に変更でき、例えば、
供給路(2)から燃焼室(1)への被処理物供給量を角
度変更で調節できる掻寄せ具を設けたり、溶融物回収部
(6)を水砕式や除冷式などに形成する等が可能であ
る。
第1及び第2測温センサー(11),(12)の設置数や
配置は適当に選定でき、例えは、複数の第1測温センサ
ー(11)を被処理物の堆積部分(A)の横巾方向に並設
して、それらの平均検出温度を利用する等が可能であ
る。
上記掻寄せ具を定位置に設けると共に、前述のように
第1測温センサー(11)を周方向に並設する場合、回転
する第1測温センサー(11)のうち最も近くに位置する
ものの検出温度に基づいて掻寄せ具を角度調整させて、
検出差温を設定範囲内に維持するように、被処理物供給
量の自動調節用手段(21)を形成してもよく、被処理物
供給量の自動調節用手段(21)は、その他適当に変更で
きる。
被処理物供給量の自動調節用手段(21)に代えてある
いは加えて、燃焼室(3)の内部温度を自動的に調節す
る手段を設けてもよい。つまり、第4図に示すように、
差温検出用手段(13)からの検出差温を設定器(22)に
よる設定範囲内に維持するように、燃焼用空気供給量の
調整弁(V2)を燃焼室内部温度の自動調節用手段(23)
で自動操作させるのであり、さらに詳しくは次のように
自動制御させる。
第3図(イ)に示すように堆積高さ(H1)が低くなっ
て、検出差温が小さくなると、燃焼用空気供給量の増大
で燃焼室(3)の内部温度を低下させ、溶融速度減少で
堆積高さを適正状態に戻し、また、第3図(ロ)に示す
ように堆積高さ(H2)が高くなって、検出差温が大きく
なると、燃焼用空気供給量の減少で燃焼室(3)の内部
温度を上昇させ、溶融速度増大で堆積高さを適正状態に
戻す。
燃焼室内部温度の自動調節用手段(23)は、燃焼用空
気供給量の調整弁(V2)に代えてあるいは加えて燃料供
給量の調整弁(V1)を自動操作するものでもよい。
被処理物供給量や燃焼室内部温度の調節を、そのため
の自動調節用手段(21),(23)を省略して人為操作で
行ってもよく、その場合、差温検出用手段(13)を表示
により差温を読取れるようにあるいは算出できるように
構成する。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図は側
面図、第2図は制御系のブロック図である。第3図
(イ),(ロ)は堆積高さ変化の説明図である。第4図
は本発明の別実施例を示す制御系のブロック図である。
第5図は従来例の要部断面図である。 (2)……供給路、(3)……燃焼室、(4)……取出
路、(7)……炉床、(11)……第1測温センサー、
(12)……第2測温センサー、(13)……差温検出用手
段、(21)……被処理物供給量自動調節用手段、(23)
……燃焼室内部温度自動調節用手段、(A)……被処理
物の堆積部分、(S)……堆積部分の上面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 贄川 豊 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 久保田鉄工株式会社内 (72)発明者 清田 哲夫 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 久保田鉄工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−14010(JP,A) 特開 昭53−63775(JP,A) 特開 昭62−112911(JP,A) 特開 昭60−253713(JP,A) 実開 昭56−13625(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を充填状態で自重下降させる環状
    の供給路(2)を、その内側の燃焼室(3)にその全周
    にわたって接続し、前記燃焼室(3)の底部中央に燃焼
    排ガスと溶融物の取出路(4)を接続し、被処理物のう
    ち上面(S)が前記燃焼室(3)に臨む環状の堆積部分
    (A)の炉床(7)からの堆積高さ(H)を検知するた
    めの検出手段を設けた廃棄物溶融炉であって、前記検出
    手段を形成するに、前記炉床(7)の温度や前記被処理
    物の堆積部分(A)の下部温度を検出する第1測温セン
    サー(11)、及び、前記燃焼室(3)の内部温度を検出
    する第2測温センサー(12)を設け、前記環状の堆積部
    分(A)の横巾方向中間位置やその付近に前記第1測温
    センサー(11)を配置し、前記第1及び第2測温センサ
    ー(11),(12)による検出温度の差温を検出する手段
    (13)を設けてある廃棄物溶融炉。
  2. 【請求項2】前記差温検出用手段(13)による検出差温
    を設定範囲内に維持するように、前記供給路(2)から
    前記燃焼室(3)への被処理物供給量を自動的に調節す
    る手段(21)を設けてある請求項1記載の廃棄物溶融
    炉。
  3. 【請求項3】前記差温検出用手段(13)による検出差温
    を設定範囲内に維持するように、前記燃焼室(3)の内
    部温度を自動的に調節する手段(23)を設けてある請求
    項1又は2記載の廃棄物溶融炉。
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