JP2601461B2 - ラグ付きタイヤ - Google Patents

ラグ付きタイヤ

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JP2601461B2
JP2601461B2 JP61283903A JP28390386A JP2601461B2 JP 2601461 B2 JP2601461 B2 JP 2601461B2 JP 61283903 A JP61283903 A JP 61283903A JP 28390386 A JP28390386 A JP 28390386A JP 2601461 B2 JP2601461 B2 JP 2601461B2
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JP
Japan
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lug
tread
tire
cord
ply
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JP61283903A
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JPS63137002A (ja
Inventor
忠夫 市川
Original Assignee
オ−ツタイヤ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ラグ付きタイヤに関する。
(従来の技術) ラグ付きタイヤとしては、第5図及び第6図に示すも
のがあり、これでは、トレッド部21上の左右両側部に、
側端部から幅方向中央部に延びるラグ22が夫々形成さ
れ、左右両側のラグ22が、トレッド部21の幅方向中央部
に向かうに従って、周方向に関して同一方向に移行する
ように、ラジアル方向に対して傾斜せしめられている。
又、タイヤボディ23にはボディプライ24が埋設される
と共に、トレッド部21には、ボディプライ24よりも外部
側に位置する一層又は数層のトレッドプライ25,26が埋
設されている。
そして、トレッドプライ25,26のコード27,28がラジア
ル方向に対して傾斜せしめられて、その配設方向が一側
のラグ22の配設方向と略同一とされている。
ところで、タイヤの成形時には、成形金型のラグ用キ
ヤビティに、その周辺、特に、ラグ22の配設方向と直交
する方向、即ち、周方向前後からゴムが流れ込む。
(発明が解決しようとする問題点) この場合において、トレッド部21の左右両側部側の
内、最も外部側にあるトレッドトプライ25のコード27と
配設方向とラグ22の配設方向とが大きく異なる側ではさ
ほど問題はないが、他側、即ち、上記コード27の配設方
向とラグ22の配設方向とが略同一とされた側では、ゴム
の流入によって、ラグ22の真下及びその周辺に位置する
上記コード27が大きく寄って、最も外部側にあるトレッ
ドプライ25のコードエンズが密になると共に、その隣接
部分では、コードエンズが粗となって、タイヤ全体のコ
ードエンズが不均一となり、これにより、タイヤ全体の
強度が不均一になると共に、タイヤのバランスも悪くな
り、しかも、タイヤの寸法精度も悪くなると云う問題を
生じていた。
本発明は上記問題を解決できるラグ付きタイヤを提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明が採用した手段
は、トレッド部2上の左右両側部側に、側端部から幅方
向中央部に延びるラグ9が夫々形成され、左右両側のラ
グ9が、トレッド部2の幅方向中央部側に向かうに従っ
て、周方向に関して同一方向に移行するように、ラジア
ル方向に対して傾斜状に配設され、トレッド部2にトレ
ッドプライ10が埋設され、トレッドプライ10のコード11
がラジアル方向に対して傾斜状に配設されて、その配設
方向が一側のラグ9の配設方向と略同一とされたものに
おいて、トレッドプライ10の幅方向両側部の内、コード
11の配設方向とラグ9の配設方向が略同一とされた側部
が表側に折返され、他側部が裏側に折返されて、両側部
がコード11の配設方向が交叉した折畳み二重構造に形成
された点にある。
(作 用) トレッドプライ10の幅方向両側部の内、コード11の配
設方向とラグ9の配設方向とが略同一とされた側部が表
側に折返されて、この表側折返し部12のコード11の配設
方向がラグ9の配設方向と大きく交叉せしめられたの
で、タイヤ1の加硫成形時に、成形金型のラグ用キヤビ
ティへのゴムの流入によって、トレッドプライ10のコー
ド11が大きく乱れて、タイヤ全体にコードエンズの大き
な粗密が生じたりすることはない。
(実施例) 以下、本発明の第1実施例を第1図及び第2図の図面
に基き説明すれば、両図は、ラグ付き農業機械用空気入
りタイヤ1を示しており、上記タイヤ1では、トレッド
部2の両側に、ショルダ部3、サイドウォール部4及び
ビード部5が配設されて、タイヤボディ6が構成されて
いる。
左右の各ビード部5には、ビードコア7が埋設され、
又、タイヤボディ6には、ボディプライ8が埋設されて
いる。
トレッド部2の上の左右両側部側には、周方向に関し
て交互にラグ9が配設され、各ラグ9は、トレッド部2
の側端部から幅方向中央部側に延びている。
左右両側のラグ9は、トレッド部2の幅方向中央部側
に向かうに従って、周方向に関して同一方向に移行する
ように、ラジアル方向に対して傾斜せしめられている。
10はトレッドプライで、トレッド部2に埋設されてい
る。トレッドプライ10は、すだれ状に並設された金属又
は非金属製のコード11を有し、これらコード11はラジア
ル方向に対して傾斜状に配設され、その配設方向は一
側、図例では、右側のラグ9の配設方向と略同一(同一
も含む)とされている。
そして、トレッドプライ10の幅方向両側部の内、コー
ド11の配設方向とラグ9の配設方向とが略同一とされた
側部、即ち、右側部が表側に折返され、左側部が裏側に
折返されている。これによって、トレッドプライ10の両
側部では、コード11の配設方向が交叉した折畳み二重構
造に形成され、プライ側端にはコード端が位置していな
く、コードエンズの動きが抑制されるようになってい
る。
又、表側折返し部12と裏側折返し部13の各端部は、ト
レッド部2の幅方向中央位置を越えており、両折返し部
12,13はオーバラップしている。尚、各折返し部12,13の
折返し量は同一又は略同一とされている。
第3図及び第4図は本発明の第2実施例を示すもの
で、トレッドプライ10の表側と裏側の各折返し部12,13
の折返し量は第1実施例よりはるかに小さくされ、各折
返し部12,13はトレッド部2の各側端部内に位置してい
る。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、トレッドプラ
イ10の幅方向両側部の内、コード11の配設方向とラグ9
の配設方向が略同一とされた側部が表側に折返され、他
側部が裏側に折返されて、両側部がコード11の配設方向
が交叉した折畳み二重構造に形成されているので、トレ
ッドプライ側部におけるコードエンズの動きを抑えるこ
とができ、タイヤと加硫成形時のゴムの流れが良好にで
き、これらによって、トレッドプライのコードが大きく
乱れて、タイヤ全体にコードエンズの大きな粗密が生じ
たりすることがなく、タイヤ全体のコードエンズの略均
一なものとできて、タイヤ全体の強度を略均一なものと
できると共に、タイヤの寸法精度も向上できる。又、タ
イヤ全体の幅方向のバランスも良好なものとできる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示し、第1図
はタイヤの断面図、第2図はトレッドプライの簡略展開
図、第3図及び第4図は本発明の第2実施例を示し、第
3図はタイヤの断面図、第4図はトレッドプライの簡略
展開図、第5図及び第6図は従来一例を示し、第5図は
タイヤの断面図、第6図はトレッドプライの簡略展開図
である。 1……タイヤ、2……トレッド部、9……ラグ、10……
トレッドプライ、11……コード、12,13……表側、裏側
折返し部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部(2)上の左右両側部側に、側
    端部から幅方向中央部に延びるラグ(9)が夫々形成さ
    れ、左右両側のラグ(9)が、トレッド部(2)の幅方
    向中央部側に向かうに従って、周方向に関して同一方向
    に移行するように、ラジアル方向に対して傾斜状に配設
    され、トレッド部(2)にトレッドプライ(10)が埋設
    され、トレッドプライ(10)のコード(11)がラジアル
    方向に対して傾斜状に配設されて、その配設方向が一側
    のラグ(9)の配設方向と略同一とされたものにおい
    て、トレッドプライ(10)の幅方向両側部の内、コード
    (11)の配設方向とラグ(9)の配設方向が略同一とさ
    れた側部が表側に折返され、他側部が裏側に折返され
    て、両側部がコード(11)の配設方向が交叉した折畳み
    二重構造に形成されたことを特徴とするラグ付きタイ
    ヤ。
JP61283903A 1986-11-27 1986-11-27 ラグ付きタイヤ Expired - Lifetime JP2601461B2 (ja)

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JPS63137002A JPS63137002A (ja) 1988-06-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1513720A (en) * 1974-05-17 1978-06-07 Dunlop Ltd Tyres

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JPS63137002A (ja) 1988-06-09

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