JP2601185B2 - 同軸コネクタ - Google Patents
同軸コネクタInfo
- Publication number
- JP2601185B2 JP2601185B2 JP6101970A JP10197094A JP2601185B2 JP 2601185 B2 JP2601185 B2 JP 2601185B2 JP 6101970 A JP6101970 A JP 6101970A JP 10197094 A JP10197094 A JP 10197094A JP 2601185 B2 JP2601185 B2 JP 2601185B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coaxial connector
- coaxial cable
- changeover switch
- coaxial
- shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN(Local
Area Network)システムに用いると好適な
同軸コネクタに関し、特に、簡単な構成でありながら、
同軸ケーブルの接地位置及び接地方式の変更を容易に行
なえ、LANシステムの信頼性を向上させることができ
る同軸コネクタに関する。
Area Network)システムに用いると好適な
同軸コネクタに関し、特に、簡単な構成でありながら、
同軸ケーブルの接地位置及び接地方式の変更を容易に行
なえ、LANシステムの信頼性を向上させることができ
る同軸コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の一般的な同軸コネクタにつ
いて、図3を参照しつつ説明する。図3は、実開平3−
116583号の雄側の同軸コネクタを示す部分断面図
である。同図において、10は同軸ケーブルであり、中
心導体11,絶縁体12,図示しない外部導体及びピン
コンタクト13からなる。この同軸ケーブル10の先端
には、雄側の同軸コネクタ100が取り付けてある。こ
の同軸コネクタ100は、絶縁体12の先端に嵌合さ
れ、前記外部導体と電気的に接続されたシェル101
と、このシェル101の外側に回動自在に取り付けら
れ、図示しない機器に設けられた雌側の同軸コネクタと
螺合するカップリングナット102とによって構成され
ていた。
いて、図3を参照しつつ説明する。図3は、実開平3−
116583号の雄側の同軸コネクタを示す部分断面図
である。同図において、10は同軸ケーブルであり、中
心導体11,絶縁体12,図示しない外部導体及びピン
コンタクト13からなる。この同軸ケーブル10の先端
には、雄側の同軸コネクタ100が取り付けてある。こ
の同軸コネクタ100は、絶縁体12の先端に嵌合さ
れ、前記外部導体と電気的に接続されたシェル101
と、このシェル101の外側に回動自在に取り付けら
れ、図示しない機器に設けられた雌側の同軸コネクタと
螺合するカップリングナット102とによって構成され
ていた。
【0003】また、従来、同軸ケーブル10の接地は、
同軸ケーブル10が接続される機器の構成によって左右
されていた。すなわち、前記機器が接地されている構成
の場合は、通常、雄側の同軸コネクタ100を機器に取
り付けられている雌側の同軸コネクタと接続することに
より、前記外部導体が雌側の同軸コネクタ及び機器のシ
ャシを経由して接地されていた。一方、前記機器が、接
地されていない構成の場合は、接地用のアクセサリーを
雄側の同軸コネクタ100に取り付け、同軸ケーブル1
0を接地させていた。
同軸ケーブル10が接続される機器の構成によって左右
されていた。すなわち、前記機器が接地されている構成
の場合は、通常、雄側の同軸コネクタ100を機器に取
り付けられている雌側の同軸コネクタと接続することに
より、前記外部導体が雌側の同軸コネクタ及び機器のシ
ャシを経由して接地されていた。一方、前記機器が、接
地されていない構成の場合は、接地用のアクセサリーを
雄側の同軸コネクタ100に取り付け、同軸ケーブル1
0を接地させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、LANシステ
ムでは、同軸ケーブルの接地位置及び接地方式をどのよ
うにするかがノイズの発生に大きな影響を及ぼす。した
がって、LANシステムの構築時はもちろん、LANシ
ステムの設置位置変更時及び拡張時にも、そのときのノ
イズ環境に応じて同軸ケーブルの接地位置及び接地方式
を最適にすることが、LANシステムの信頼性を向上さ
せるうえで重要な要素となる。すなわち、LANシステ
ムでは、同軸ケーブルを機器側又は分岐側等のいずれで
接地するか、あるいは、機器に複数本の同軸ケーブルが
接続されている場合は、どの同軸ケーブルを接地するか
といった同軸ケーブルの接地位置を最適にする必要があ
る。また、一般的にLANシステムの同軸ケーブルの接
地方式はワンポイントグランディング方式が良いとされ
ているが、ノイズ環境によってはマルチポイントグラン
ディング方式が適している場合があり、このような同軸
ケーブルの接地方式も最適にする必要がある。
ムでは、同軸ケーブルの接地位置及び接地方式をどのよ
うにするかがノイズの発生に大きな影響を及ぼす。した
がって、LANシステムの構築時はもちろん、LANシ
ステムの設置位置変更時及び拡張時にも、そのときのノ
イズ環境に応じて同軸ケーブルの接地位置及び接地方式
を最適にすることが、LANシステムの信頼性を向上さ
せるうえで重要な要素となる。すなわち、LANシステ
ムでは、同軸ケーブルを機器側又は分岐側等のいずれで
接地するか、あるいは、機器に複数本の同軸ケーブルが
接続されている場合は、どの同軸ケーブルを接地するか
といった同軸ケーブルの接地位置を最適にする必要があ
る。また、一般的にLANシステムの同軸ケーブルの接
地方式はワンポイントグランディング方式が良いとされ
ているが、ノイズ環境によってはマルチポイントグラン
ディング方式が適している場合があり、このような同軸
ケーブルの接地方式も最適にする必要がある。
【0005】ところが、上記従来技術では、同軸ケーブ
ル10の接地が機器の構成に左右されていたため、LA
Nシステムの構築時、設置位置変更時及び拡張時におい
て最適な同軸ケーブル10の接地位置及び接地方式を発
見するには、アクセサリーを交換するなどして機器又は
同軸コネクタの構成を変更し、同軸ケーブル10の接地
位置又は接地方式を何通りも試さなければならなかっ
た。このため、同軸ケーブル10の接地位置及び接地方
式の変更に手間がかかり、最適な接地位置及び接地方式
の発見に多大な費用と時間を有するという問題があっ
た。
ル10の接地が機器の構成に左右されていたため、LA
Nシステムの構築時、設置位置変更時及び拡張時におい
て最適な同軸ケーブル10の接地位置及び接地方式を発
見するには、アクセサリーを交換するなどして機器又は
同軸コネクタの構成を変更し、同軸ケーブル10の接地
位置又は接地方式を何通りも試さなければならなかっ
た。このため、同軸ケーブル10の接地位置及び接地方
式の変更に手間がかかり、最適な接地位置及び接地方式
の発見に多大な費用と時間を有するという問題があっ
た。
【0006】なお、実開平4−123091号では、同
軸コネクタを機器等に接続したとき、外部導体とシェル
間を絶縁状態とし、また、前記同軸コネクタを機器等か
ら外したとき、前記外部導体とシェル間を導通状態にす
るスイッチを備えた同軸コネクタが提案されている。し
かし、上記同軸コネクタのスイッチでは、作業者が同軸
ケーブルの接地位置及び接地方式を自由に変更すること
はできない。
軸コネクタを機器等に接続したとき、外部導体とシェル
間を絶縁状態とし、また、前記同軸コネクタを機器等か
ら外したとき、前記外部導体とシェル間を導通状態にす
るスイッチを備えた同軸コネクタが提案されている。し
かし、上記同軸コネクタのスイッチでは、作業者が同軸
ケーブルの接地位置及び接地方式を自由に変更すること
はできない。
【0007】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、簡単な構成でありながら、同軸ケーブル
の接地位置及び接地方式の変更を容易に行なえ、これに
より最適な接地位置及び接地方式の発見を容易にし、L
ANシステムの信頼性を向上させることができる同軸コ
ネクタの提供を目的とする。
たものであり、簡単な構成でありながら、同軸ケーブル
の接地位置及び接地方式の変更を容易に行なえ、これに
より最適な接地位置及び接地方式の発見を容易にし、L
ANシステムの信頼性を向上させることができる同軸コ
ネクタの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、同軸ケーブルの外部導体を切換スイッチ
を介してシェルと電気的に接続し、この同軸ケーブルが
接続される機器等を経由して前記同軸ケーブルを接地す
る同軸コネクタにおいて、前記同軸ケーブルの外周に嵌
合されたリング状のクランプと、このクランプの外形に
沿って先端部を折り返され、切換スイッチとの接触部を
形成する前記同軸ケーブルの外部導体と、この折り返さ
れた外部導体を前記クランプとともに挟み込むように、
該外部導体の外周に嵌合されたリング状絶縁体と、この
リング状絶縁体の外周に嵌合された筒状の導体であっ
て、周壁に切換スイッチの操作部をガイドする切欠部を
形成したシェルと、このシェル内に位置する前記同軸ケ
ーブルの外周に摺動可能に挿設され、前記外部導体の接
触部とシェル間を、絶縁状態又は導通状態に切り換える
リング状の前記切換スイッチと、前記切換スイッチを絶
縁状態又は導通状態で固定する固定手段とを備えた構成
としてある。
に、本発明は、同軸ケーブルの外部導体を切換スイッチ
を介してシェルと電気的に接続し、この同軸ケーブルが
接続される機器等を経由して前記同軸ケーブルを接地す
る同軸コネクタにおいて、前記同軸ケーブルの外周に嵌
合されたリング状のクランプと、このクランプの外形に
沿って先端部を折り返され、切換スイッチとの接触部を
形成する前記同軸ケーブルの外部導体と、この折り返さ
れた外部導体を前記クランプとともに挟み込むように、
該外部導体の外周に嵌合されたリング状絶縁体と、この
リング状絶縁体の外周に嵌合された筒状の導体であっ
て、周壁に切換スイッチの操作部をガイドする切欠部を
形成したシェルと、このシェル内に位置する前記同軸ケ
ーブルの外周に摺動可能に挿設され、前記外部導体の接
触部とシェル間を、絶縁状態又は導通状態に切り換える
リング状の前記切換スイッチと、前記切換スイッチを絶
縁状態又は導通状態で固定する固定手段とを備えた構成
としてある。
【0009】
【作用】上記構成からなる本発明の同軸コネクタによれ
ば、本同軸コネクタを、接地された機器等に接続するこ
とにより、切換スイッチの切り換えで容易に同軸ケーブ
ルの接地位置及び接地方式が変更できる。
ば、本同軸コネクタを、接地された機器等に接続するこ
とにより、切換スイッチの切り換えで容易に同軸ケーブ
ルの接地位置及び接地方式が変更できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の同軸コネクタの実施例につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施例に係る
同軸コネクタを示す側面断面図である。また、図2は本
同軸コネクタの切換スイッチを示すものであり、同図
(a)は側面図,同図(b)は図1のA−A断面図であ
る。また、本実施例では、本発明の同軸コネクタを雄側
の同軸コネクタに実施した構成としてある。
て、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施例に係る
同軸コネクタを示す側面断面図である。また、図2は本
同軸コネクタの切換スイッチを示すものであり、同図
(a)は側面図,同図(b)は図1のA−A断面図であ
る。また、本実施例では、本発明の同軸コネクタを雄側
の同軸コネクタに実施した構成としてある。
【0011】これら図面において、本同軸コネクタ20
は、同軸ケーブル10の端部に取り付けられている。2
1はリング状のクランプであり、外部被覆15を剥いて
端末処理した同軸ケーブル10の先端の外部導体14上
に嵌合されている。外部導体14は、このクランプ21
の外形に沿って先端部を折り返され、後述する切換スイ
ッチ24との接触部14aを形成する。なお、このよう
なクランプ21は、導体又は絶縁体のいずれによって形
成してもよいが、導体によって形成すると、接触部14
aとしての面積が広くなり切換スイッチ24と外部導体
14の接続がスムーズとなる。
は、同軸ケーブル10の端部に取り付けられている。2
1はリング状のクランプであり、外部被覆15を剥いて
端末処理した同軸ケーブル10の先端の外部導体14上
に嵌合されている。外部導体14は、このクランプ21
の外形に沿って先端部を折り返され、後述する切換スイ
ッチ24との接触部14aを形成する。なお、このよう
なクランプ21は、導体又は絶縁体のいずれによって形
成してもよいが、導体によって形成すると、接触部14
aとしての面積が広くなり切換スイッチ24と外部導体
14の接続がスムーズとなる。
【0012】22はリング状絶縁体であり、折り返され
た外部導体14をクランプ21と挟み込むようにクラン
プ21の外周に嵌合されている。シェル23は、リング
状絶縁体22の外周に嵌合された筒状の導体であり、周
壁に切換スイッチ24の操作部24aをガイドする切欠
部23aが形成してある(図2(a),(b)参照)。
また、シェル23の折り返された先端周縁部は、図示し
ない機器等に設けられた雌側同軸コネクタのシェルとの
接触部であるとともに、後述するカップリングナット2
6のストッパの役割を果たす。
た外部導体14をクランプ21と挟み込むようにクラン
プ21の外周に嵌合されている。シェル23は、リング
状絶縁体22の外周に嵌合された筒状の導体であり、周
壁に切換スイッチ24の操作部24aをガイドする切欠
部23aが形成してある(図2(a),(b)参照)。
また、シェル23の折り返された先端周縁部は、図示し
ない機器等に設けられた雌側同軸コネクタのシェルとの
接触部であるとともに、後述するカップリングナット2
6のストッパの役割を果たす。
【0013】切換スイッチ24は、導体によって形成さ
れたリング状となっており、シェル23内に位置する同
軸ケーブル10の外部被覆15上に摺動可能に挿設され
ている。図2(a)において、この切換スイッチ24,
操作部24aを矢印P方向に移動させると、外部導体1
4の接触部14aとシェル23が接触して導通状態とな
り、また、切換スイッチ24を矢印Q方向に移動させる
と、接触部14aとシェル23の接触が解除され、外部
導体14とシェル23が絶縁状態となる。なお、外部被
覆15は、ゴムなどの弾力性を有する絶縁体によって形
成されており、切換スイッチ24の貫通孔と外部被覆1
5の間に適度な摩擦力が生じるようにしてある。25は
固定部材であり、操作部24aを押圧することにより切
換スイッチ24を固定する。そして、シェル23に形成
されたねじ孔の位置を変更することにより、切換スイッ
チ24を絶縁状態又は導通状態の位置で固定する。
れたリング状となっており、シェル23内に位置する同
軸ケーブル10の外部被覆15上に摺動可能に挿設され
ている。図2(a)において、この切換スイッチ24,
操作部24aを矢印P方向に移動させると、外部導体1
4の接触部14aとシェル23が接触して導通状態とな
り、また、切換スイッチ24を矢印Q方向に移動させる
と、接触部14aとシェル23の接触が解除され、外部
導体14とシェル23が絶縁状態となる。なお、外部被
覆15は、ゴムなどの弾力性を有する絶縁体によって形
成されており、切換スイッチ24の貫通孔と外部被覆1
5の間に適度な摩擦力が生じるようにしてある。25は
固定部材であり、操作部24aを押圧することにより切
換スイッチ24を固定する。そして、シェル23に形成
されたねじ孔の位置を変更することにより、切換スイッ
チ24を絶縁状態又は導通状態の位置で固定する。
【0014】次に、上記構成からなる本同軸コネクタ2
0の作用について説明する。本同軸コネクタ20を、シ
ャシ等が接地されている機器等の雌側同軸コネクタに接
続させると、シェル23が前記雌側同軸コネクタのシェ
ル及び機器等を経由して接地される。ここで、同軸コネ
クタ20の切換スイッチ24を切り換え、外部導体14
とシェル23を導通状態にさせると同軸ケーブル10が
接地され、また、外部導体14とシェル23を絶縁状態
にさせると同軸ケーブル10が接地されなくなる。
0の作用について説明する。本同軸コネクタ20を、シ
ャシ等が接地されている機器等の雌側同軸コネクタに接
続させると、シェル23が前記雌側同軸コネクタのシェ
ル及び機器等を経由して接地される。ここで、同軸コネ
クタ20の切換スイッチ24を切り換え、外部導体14
とシェル23を導通状態にさせると同軸ケーブル10が
接地され、また、外部導体14とシェル23を絶縁状態
にさせると同軸ケーブル10が接地されなくなる。
【0015】例えば、本同軸コネクタ20を両端に設け
た複数本の同軸ケーブル10により、シャシが接地され
た二台の機器を接続したとする。この場合、切換スイッ
チ24の切り換えにより、いずれか一本の同軸ケーブル
の一端のみを接地すれば、ワンポイントグランディング
方式となり、また、いずれか一本の同軸ケーブルの両
端、又は複数本の同軸ケーブルの一端もしくは両端を接
地すれば、マルチポイントグランディング方式となる。
さらに、接地する同軸ケーブル10の両端の切換スイッ
チ24の切り換えにより、同軸ケーブル10の一側又は
他側で接地位置を変更させることができる。このように
複数本の同軸ケーブル10の接地位置及び接地方式を何
通りか変更して試験を行ない、ノイズ環境に応じた最適
な接地位置及び接地方式を発見する。
た複数本の同軸ケーブル10により、シャシが接地され
た二台の機器を接続したとする。この場合、切換スイッ
チ24の切り換えにより、いずれか一本の同軸ケーブル
の一端のみを接地すれば、ワンポイントグランディング
方式となり、また、いずれか一本の同軸ケーブルの両
端、又は複数本の同軸ケーブルの一端もしくは両端を接
地すれば、マルチポイントグランディング方式となる。
さらに、接地する同軸ケーブル10の両端の切換スイッ
チ24の切り換えにより、同軸ケーブル10の一側又は
他側で接地位置を変更させることができる。このように
複数本の同軸ケーブル10の接地位置及び接地方式を何
通りか変更して試験を行ない、ノイズ環境に応じた最適
な接地位置及び接地方式を発見する。
【0016】このような構成からなる本発明の同軸コネ
クタによれば、切換スイッチ24の切り換えにより容易
に同軸ケーブル10の接地位置及び接地方式の変更が行
なえ、そのときのノイズ環境に応じた最適な接地位置及
び接地方式を容易に発見することができる。これによっ
て、LANシステムの信頼性を向上させることが可能と
なる。
クタによれば、切換スイッチ24の切り換えにより容易
に同軸ケーブル10の接地位置及び接地方式の変更が行
なえ、そのときのノイズ環境に応じた最適な接地位置及
び接地方式を容易に発見することができる。これによっ
て、LANシステムの信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0017】なお、本発明の同軸コネクタは上記実施例
に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、
本発明の同軸コネクタを雄側の同軸コネクタに実施した
場合について説明したが、機器等に設けた雌側同軸コネ
クタに実施することも可能である。このような構成とし
た場合、従来から使用していた同軸ケーブルがそのまま
使用でき、作業効率の向上を図ることができる。また、
上記実施例では、操作部24aを押圧する固定部材25
により切換スイッチ24を固定することとしたが、操作
部24aの側面に当接して摺動を抑制する固定部材をシ
ェル23のねじ孔に取り付けて切換スイッチ24を固定
してもよい。さらに、固定部材を設けず、切換スイッチ
24の貫通孔と外部被覆15の摩擦力により切換スイッ
チ24を固定することとしてもよい。
に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、
本発明の同軸コネクタを雄側の同軸コネクタに実施した
場合について説明したが、機器等に設けた雌側同軸コネ
クタに実施することも可能である。このような構成とし
た場合、従来から使用していた同軸ケーブルがそのまま
使用でき、作業効率の向上を図ることができる。また、
上記実施例では、操作部24aを押圧する固定部材25
により切換スイッチ24を固定することとしたが、操作
部24aの側面に当接して摺動を抑制する固定部材をシ
ェル23のねじ孔に取り付けて切換スイッチ24を固定
してもよい。さらに、固定部材を設けず、切換スイッチ
24の貫通孔と外部被覆15の摩擦力により切換スイッ
チ24を固定することとしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の同軸コ
ネクタによれば、簡素な構成でありながら、同軸ケーブ
ルの接地位置及び接地方式の変更を容易に行なえ、これ
によって、最適な接地位置及び接地方式の発見が容易と
なり、LANシステムの信頼性を向上させることができ
る。
ネクタによれば、簡素な構成でありながら、同軸ケーブ
ルの接地位置及び接地方式の変更を容易に行なえ、これ
によって、最適な接地位置及び接地方式の発見が容易と
なり、LANシステムの信頼性を向上させることができ
る。
【図1】本発明の実施例に係る同軸コネクタを示す側面
断面図である。
断面図である。
【図2】本同軸コネクタの切換スイッチを示すものであ
り、同図(a)は側面図,同図(b)は図1のA−A断
面図である。
り、同図(a)は側面図,同図(b)は図1のA−A断
面図である。
【図3】従来の同軸コネクタを示す部分断面図である。
10 同軸ケーブル 11 中心導体 12 絶縁体 13 ピンコンタクト 14 外部導体 14a 接触部 15 外部被覆 20 同軸コネクタ 21 クランプ 22 リング状絶縁体 23 シェル 23a 切欠部 24 切換スイッチ 24a 操作部 25 固定部材 26 カップリングナット
Claims (5)
- 【請求項1】 同軸ケーブルの外部導体を切換スイッチ
を介してシェルと電気的に接続し、この同軸ケーブルが
接続される機器等を経由して前記同軸ケーブルを接地す
る同軸コネクタにおいて、 前記同軸ケーブルの外周に嵌合されたリング状のクラン
プと、 このクランプの外形に沿って先端部を折り返され、切換
スイッチとの接触部を形成する前記同軸ケーブルの外部
導体と、 この折り返された外部導体を前記クランプとともに挟み
込むように、該外部導体の外周に嵌合されたリング状絶
縁体と、 このリング状絶縁体の外周に嵌合された筒状の導体であ
って、周壁に切換スイッチの操作部をガイドする切欠部
を形成したシェルと、 このシェル内に位置する前記同軸ケーブルの外周に摺動
可能に挿設され、前記外部導体の接触部とシェル間を、
絶縁状態又は導通状態に切り換えるリング状の前記切換
スイッチと、 前記切換スイッチを絶縁状態又は導通状態で固定する固
定手段と を備えた同軸コネクタ。 - 【請求項2】 前記クランプを導体により形成し、前記
外部導体とともに前記切換スイッチとの接触部とした請
求項1記載の同軸コネクタ。 - 【請求項3】 前記切換スイッチの貫通孔と同軸ケーブ
ルの外部被覆との摩擦力により固定手段を形成した請求
項1又は2記載の同軸コネクタ。 - 【請求項4】 前記切換スイッチの操作部を固定する固
定部材により固定手段を形成した請求項1又は2記載の
同軸コネクタ。 - 【請求項5】 前記固定部材が、シェルの二箇所に着脱
自在であって、一方に固定されたときに前記切換スイッ
チを導通状態に固定し、他方に固定されたときに前記切
換スイッチを絶縁状態に固定する請求項4記載の 同軸コ
ネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6101970A JP2601185B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 同軸コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6101970A JP2601185B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 同軸コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288158A JPH07288158A (ja) | 1995-10-31 |
JP2601185B2 true JP2601185B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=14314732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6101970A Expired - Lifetime JP2601185B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 同軸コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601185B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3936859B2 (ja) * | 2001-11-09 | 2007-06-27 | 日本圧着端子製造株式会社 | 同軸コネクタ及びその製造方法、並びに当該同軸コネクタを用いた電磁波漏洩抑制方法 |
KR100765912B1 (ko) * | 2006-03-20 | 2007-10-12 | 알에프텔 주식회사 | 통신 중계기용 메일 커넥터 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5108300A (en) * | 1991-04-16 | 1992-04-28 | Amp Incorporated | Electrical connector with interlocked components |
JPH0522178A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-29 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 携帯無線機の内外アンテナ切換え装置 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP6101970A patent/JP2601185B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07288158A (ja) | 1995-10-31 |
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