JP2600585Y2 - モータの軸受装置 - Google Patents

モータの軸受装置

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JP2600585Y2
JP2600585Y2 JP1993036621U JP3662193U JP2600585Y2 JP 2600585 Y2 JP2600585 Y2 JP 2600585Y2 JP 1993036621 U JP1993036621 U JP 1993036621U JP 3662193 U JP3662193 U JP 3662193U JP 2600585 Y2 JP2600585 Y2 JP 2600585Y2
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bearing
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俊治 八木
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はモータの軸受装置に係
り、特にブラシレスモータの回転軸を軸支する軸受装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軸受装置を含むブラシレ
スモータは、例えば図3に示すように、回路基板1に筒
型の軸受ハウジング3をねじ5で固定し、この軸受ハウ
ジング3の中空部7内にオイルレスメタル9、11を固
定し、軸受ハウジング3の外周に固定した磁芯コア13
に駆動コイル15を巻き、オイルレスメタル9、11に
軸支させた回転軸17にカップ状のロータヨーク19を
固定して磁芯コア13を覆い、ロータヨーク19内に駆
動マグネット21を固定し、その回路基板1には駆動マ
グネット21と対面する位置に環状の例えば発電用回路
パターン23を有する構成が知られていた。
【0003】そして、そのようなブラシレスモータで
は、安定した発電信号を得るために、回転軸17と同心
円状に発電用回路パターン23を形成する必要があり、
回路基板1に予め形成基準となる基準孔1aを設け、こ
の基準孔1aを中心にしてプリントその他公知の手法に
よって発電用回路パターン23を同心円状に形成してい
た。
【0004】そのため、回転軸17の先端を直接回路基
板1に当接させたり、例えば薄いシート状のスラスト受
を介して回路基板1に当接させると、回転軸17からの
スラスト荷重によって回路基板1が変形してモータの特
性を劣化させ易くなり、合成樹脂製のスラスト受25に
支持突起25aを設けてこれを回路基板1の基準孔1a
にはめ込み、このスラスト受25で回転軸17を受ける
構成となっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の軸受装置では、回路基板1に基準孔1aを設け
なければならず、しかもこの基準孔1aがあるため、回
転軸17のスラスト荷重に耐える強度をスラスト受25
に持たせる必要が生じてスラスト受25を厚くしなけれ
ばならず、ブラシレスモータの薄型化の障害となってい
た。
【0006】また、スラスト受25の支持突起25aを
回路基板1の基準孔1aにはめ込むためには、このスラ
スト受25の支持突起25aを正確に成形する必要があ
り、コスト低減の障害にもなっていた。
【0007】本考案はそのような従来の欠点を解決する
ためになされたもので、モータの回転軸を受けるスラス
ト受を薄く、簡単かつ安価に成形可能で、大きなスラス
ト荷重にも耐えることの可能な軸受装置の提供を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために本考案は、位置決用マークとこれに基づいて形
成された環状の回路パターンを有する回路基板と、その
回路パターンの内側においてこれと同心円状の位置でそ
の回路基板に配置された軸受と、この軸受に軸支された
モータの回転軸とを有し、薄板状のスラスト受を介して
その回転軸を回路基板に当接させてなるものである。
【0009】
【作用】このような構成の軸受装置では、環状の回路パ
ターンが従来の基準孔とは別の位置決用マークに基づい
て形成可能となり、回路基板に基準孔を設ける必要がな
くなり、スラスト受を単なる薄い板状にしてスラスト荷
重を実質的に回路基板自体で受けることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付
す。
【0011】図1は本考案に係る軸受装置の一実施例を
ブラシレスモータとともに示す縦断面図である。なお、
図1では左半分で周対向型を、右半分で面対向型を示し
ており、便宜上、左半分の周対向型を説明する。
【0012】図1において、回路基板1は例えば鋼板の
片面に絶縁層を介して電子回路(いずれも図示せず)を
形成したものであり、筒型の軸受ハウジング3に設けた
つば3aを回路基板1に重ねるようにしてその軸受ハウ
ジング3がねじ5で固定されている。
【0013】この軸受ハウジング3の中空部7内には軸
受としてのオイルレスメタル9、11が共軸的に固定さ
れており、軸受ハウジング3の外周には放射状の複数の
突極歯13aを有する磁芯コア13が固定され、それら
突極歯13aに複数の駆動コイル15が巻かれ、リード
線(図示せず)が回路基板1の駆動回路(図示せず)に
接続されている。
【0014】オイルレスメタル9、11に軸支された回
転軸17にはカップ状のロータヨーク19が磁芯コア1
3を覆うように固定され、ロータヨーク19内には駆動
マグネット21が突極歯13aの先端と対向するように
して固定されている。
【0015】また、その回路基板1は、駆動マグネット
21と対面する位置に、印刷等従来公知の手法によって
形成された環状の発電用回路パターン23を有してお
り、発電用回路パターン23の外側、すなわちロータヨ
ーク19から外側へ外れる位置に発電用回路パターンの
位置決用マーク27が印刷等公知の手法によって形成さ
れている。
【0016】この位置決用マーク27は前もって発電用
回路パターン23の形成工程より前に形成され、この位
置決用マーク27に基づいて発電用回路パターン23が
形成される。
【0017】さらに、回路基板1側のオイルレスメタル
9内には、図2に示すように、例えばポリイミド樹脂等
の合成樹脂からなる薄い円盤状のスラスト受29が回路
基板1に載置するようにして配置され、回転軸17の先
端がこのスラスト受29を介して回路基板1に当接して
いる。図2中の符号31はねじ5(図2では省略)のね
じ込まれるねじ孔である。
【0018】このような本考案のモータの軸受装置で
は、回路基板1に基準孔1aを設けなくとも発電用回路
パターン23を位置決用マーク25に基づいて形成可能
となり、回路基板1における回転軸17の当接付近に孔
がなくなる。
【0019】そのため、回転軸17からの大きなスラス
ト荷重を回路基板1自体で受けることが可能となり、ス
ラスト受29を薄くかつ簡単な円盤状にすることができ
るから、ブラシレスモータを薄くかつ安価に構成でき
る。ちなみに、本考案者の実験ではスラスト受29を
0.1〜0.2mm程度の薄さにできた。
【0020】なお、上述した位置決用マーク25は、発
電用回路パターン23の外側に形成する以外に内側に形
成してもよく、さらに位置決用マーク25は単なる目印
であればよいから、パターン形状や孔その他で実施可能
である。
【0021】さらに、本考案では発電用回路パターン2
3以外にもタイミングパルス発生用回路パターン等のよ
うに環状の回路パターンを有する構成で実施可能であ
る。
【0022】ところで、図1中の右半分は面対向型のブ
ラシレスモータであり、上述した周対向型のブラシレス
モータに対して駆動コイル33が回路基板1に直接配置
されるとともに、駆動マグネット35がこの駆動コイル
33と対面するようにロータルーヨーク19に配置され
るのは良く知られており、本考案は面対向型のブラシレ
スモータでも実施可能である。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案の軸受装置で
は、軸受を支持する回路基板に環状の回路パターンの位
置決用マークを設けるとともに、この軸受に軸支された
モータの回転軸を薄板状のスラスト受を介して回路基板
に当接させたから、モータの回転軸を受けるスラスト受
を薄く、簡単かつ安価に成形可能できるし、大きなスラ
スト荷重にも耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータの軸受装置の一実施例をブ
ラシレスモータとともに示す縦断面図である。
【図2】図1の軸受装置の要部を示す断面図である。
【図3】従来のモータの軸受装置をブラシレスモータと
ともに示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板 1a 基準孔 3 軸受ハウジング 5 ねじ 7 中空部 9、11 オイルレスメタル 13 磁芯コア 13a 突極歯 15、33 駆動コイル 17 回転軸 19 ロータヨーク 21、35 駆動マグネット 23 環状回路パターン(発電用回路パターン) 25、29 スラスト受 25a 支持突起 27 位置決用マーク 31 ねじ孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/167 H02K 5/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心を定めるべく回路基板に設けられた
    位置決用マークと、 前記位置決用マークに基づいて前記
    回路基板に前記中心に対して環状に形成された回路パタ
    ーンと、 さらに 前記回路パターンの内側においてこれと同心円状
    の位置に前記回路基板に配置された軸受と、 この軸受に軸支されたモータの回転軸とを有し、 前記回転軸は、 薄板状のスラスト受を介して前記回路基
    板に当接させてなることを特徴とするモータの軸受装
    置。
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