JP2599735B2 - 18kステップ金ロウ材 - Google Patents
18kステップ金ロウ材Info
- Publication number
- JP2599735B2 JP2599735B2 JP62279025A JP27902587A JP2599735B2 JP 2599735 B2 JP2599735 B2 JP 2599735B2 JP 62279025 A JP62279025 A JP 62279025A JP 27902587 A JP27902587 A JP 27902587A JP 2599735 B2 JP2599735 B2 JP 2599735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gold
- brazing material
- melting temperature
- gold brazing
- alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/30—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
- B23K35/3013—Au as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Adornments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は18K装身具を製造する場合に使用する金ロウ
材に関し、さらに詳しくは溶融温度が段階的に異なる一
組の18K金ロウ材からなる18Kステップ金ロウ材に関す
る。
材に関し、さらに詳しくは溶融温度が段階的に異なる一
組の18K金ロウ材からなる18Kステップ金ロウ材に関す
る。
金合金あるいは白金合金からなる部品をロウ接して装
身具を作製する場合には、種々の溶融温度を示す金ロウ
が用いられるが、一つの装身具に近接して多数のロウ接
部がある場合には、溶融温度が段階的に異なる数種のロ
ウ材を用意し、高温側から順に使用している。このよう
なロウ材の一組をステップロウ材と呼んでいる。
身具を作製する場合には、種々の溶融温度を示す金ロウ
が用いられるが、一つの装身具に近接して多数のロウ接
部がある場合には、溶融温度が段階的に異なる数種のロ
ウ材を用意し、高温側から順に使用している。このよう
なロウ材の一組をステップロウ材と呼んでいる。
〔従来技術と問題点〕 ステップロウ接用としてAu含有量を変化させ溶融温度
に差を持たせた金ロウ材を使用しているが、国外で販売
される18K装身具ではロウ接部も金品位検定の対象とな
っているため輸出用の18K装身具の製造に使用できな
い。また18K金ロウとしては数種類市販されているが、
これらはいずれも溶融温度が高くステップロウ材として
極めて使いにくい。更に色調においても統一性を欠くた
めに装身具としての美観を損なうことになる。
に差を持たせた金ロウ材を使用しているが、国外で販売
される18K装身具ではロウ接部も金品位検定の対象とな
っているため輸出用の18K装身具の製造に使用できな
い。また18K金ロウとしては数種類市販されているが、
これらはいずれも溶融温度が高くステップロウ材として
極めて使いにくい。更に色調においても統一性を欠くた
めに装身具としての美観を損なうことになる。
そこで本発明の目的は、いずれも18K金合金(Au75%
−Ag12.5%−Cu12.5%)の標準的な色調に近い色調を示
し、800℃以上から650℃の温度範囲で4段階の溶融温度
を示す18K金ロウ材だけの組合わせからなる18Kステップ
ロウ材を提供することである。
−Ag12.5%−Cu12.5%)の標準的な色調に近い色調を示
し、800℃以上から650℃の温度範囲で4段階の溶融温度
を示す18K金ロウ材だけの組合わせからなる18Kステップ
ロウ材を提供することである。
上記目的のため本発明においては、Au−Ag−Cu−Cdを
成分とする約35種の合金を作製し、その塑性加工性、溶
融温度、色調、ぬれ性などを検討してこれらの合金の中
から18K金合金の標準的な色調に近い色調を示し、目的
とする温度範囲に溶融温度を示す4組の18K金ロウ材を
選びだした。
成分とする約35種の合金を作製し、その塑性加工性、溶
融温度、色調、ぬれ性などを検討してこれらの合金の中
から18K金合金の標準的な色調に近い色調を示し、目的
とする温度範囲に溶融温度を示す4組の18K金ロウ材を
選びだした。
以下実施例に基づき説明する。
Au−Ag−Cu−Cdの4成分のうち、AuとAu以外の少なく
とも2成分を含有する合金を約35種作製し、これらの合
金を薄板および細線加工して試料とした。
とも2成分を含有する合金を約35種作製し、これらの合
金を薄板および細線加工して試料とした。
これらの合金をその溶融温度別に4組に分類し、その
組成、溶融温度、ぬれ性、色調を表1〜4に示す。
組成、溶融温度、ぬれ性、色調を表1〜4に示す。
溶融温度としては固相から液相を生ずる温度すなわち
固相線温度を表示した。
固相線温度を表示した。
ぬれ性としては固相線温度と液相線温度との間隔が狭
く、かつ18K金合金基台表面での流動性に優れているも
のを良とした。
く、かつ18K金合金基台表面での流動性に優れているも
のを良とした。
色調としては18K金合金の標準色に近いものを良と
し、4段階に評価した。
し、4段階に評価した。
表1に示すように、800℃以上の溶融温度を示す合金N
o.1〜12の中で、Au75%(±0.2%まで許容可)、Ag7.5
〜9%、Cu11.7〜13.5%、Cd3.5〜5%の組成からなる
合金はぬれ性および色調に優れており、その中でNo.5〜
9の合金は830゜±10℃の温度範囲に溶融温度を示して
おり、本発明の目的に適するものと総合的に評価され
る。
o.1〜12の中で、Au75%(±0.2%まで許容可)、Ag7.5
〜9%、Cu11.7〜13.5%、Cd3.5〜5%の組成からなる
合金はぬれ性および色調に優れており、その中でNo.5〜
9の合金は830゜±10℃の温度範囲に溶融温度を示して
おり、本発明の目的に適するものと総合的に評価され
る。
表2に示すように、溶融温度が800℃〜750℃の範囲に
ある合金No.13〜23の中で、Au75%(±0.2%まで許容
可)、Ag3.1〜5.8%、Cu11〜14.4%、Cd6.5〜9%の組
成からなる合金はぬれ性および色調に優れており、その
中でNo.16〜20の合金は780゜±10℃の温度範囲に溶融温
度を示しており、本発明の目的に適するものと総合的に
評価される。
ある合金No.13〜23の中で、Au75%(±0.2%まで許容
可)、Ag3.1〜5.8%、Cu11〜14.4%、Cd6.5〜9%の組
成からなる合金はぬれ性および色調に優れており、その
中でNo.16〜20の合金は780゜±10℃の温度範囲に溶融温
度を示しており、本発明の目的に適するものと総合的に
評価される。
表3に示すように、溶融温度が750℃〜700℃の範囲に
ある合金No.24〜29の中で、Au75%(±0.2%まで許容
可)、Ag0〜3.3%、Cu10.5〜15%、Cd9.5〜12%の組成
からなる合金はぬれ性および色調に優れており、その中
でNo.24〜27の合金は730゜±10℃の温度範囲に溶融温度
を示しており、本発明の目的に適するものと総合的に評
価される。
ある合金No.24〜29の中で、Au75%(±0.2%まで許容
可)、Ag0〜3.3%、Cu10.5〜15%、Cd9.5〜12%の組成
からなる合金はぬれ性および色調に優れており、その中
でNo.24〜27の合金は730゜±10℃の温度範囲に溶融温度
を示しており、本発明の目的に適するものと総合的に評
価される。
表4に示すように、溶融温度が700℃〜 650℃の範囲にある合金No.30〜36の中で、Au75%(±0.
2%まで許容可)、Ag0〜0.4%、Cu9〜10.1%、Cd14.5〜
16%の組成からなる合金はぬれ性および色調に優れてお
り、その中でNo.31〜34の合金は680゜±10℃の温度範囲
に溶融温度を示しており、本発明の目的に適するものと
総合的に評価される。
2%まで許容可)、Ag0〜0.4%、Cu9〜10.1%、Cd14.5〜
16%の組成からなる合金はぬれ性および色調に優れてお
り、その中でNo.31〜34の合金は680゜±10℃の温度範囲
に溶融温度を示しており、本発明の目的に適するものと
総合的に評価される。
以上述べた通り、本発明の4組の18K金ロウ材は800℃
以上から650℃までの温度範囲において830゜±10℃、78
0゜±10℃、730゜±10℃、680゜±10℃にそれぞれ狭い
温度範囲に溶融温度を示すものであり、18Kステップ金
ロウ材として極めて使い易いものである。
以上から650℃までの温度範囲において830゜±10℃、78
0゜±10℃、730゜±10℃、680゜±10℃にそれぞれ狭い
温度範囲に溶融温度を示すものであり、18Kステップ金
ロウ材として極めて使い易いものである。
さらにこれらのロウ材はいずれも18K金合金の標準色
と同等ないしはそれに近い色調を呈するものであり、ロ
ウ接部の数の多い複雑な構造の装身具を製造する場合に
使用すれば色調の統一性を損なうことがない。
と同等ないしはそれに近い色調を呈するものであり、ロ
ウ接部の数の多い複雑な構造の装身具を製造する場合に
使用すれば色調の統一性を損なうことがない。
Claims (1)
- 【請求項1】18K金合金製装身具の製造工程に用いられ
る一群の金ロウ材であって、 金(Au)75.0±0.2%(重量%、以下同じ)、銀(Ag)
7.5〜9%、銅(Cu)11.7〜13.5%、カドミウム(Cd)
3.5〜5%からなり、830゜±10℃の溶融温度を示す金ロ
ウ材(A)と、 Au75.0±0.2%、Ag3.1〜5.8%、Cu11〜14.4%、Cd6.5〜
9%からなり、780゜±10℃の溶融温度を示す金ロウ材
(B)と、Au75.0±0.2%、Ag0〜3.3%、Cu10.5〜15
%、Cd9.5〜12%からなり、730゜±10℃の溶融温度を示
す金ロウ材(C)と、Au75.0±0.2%、Ag0〜0.4%、Cu9
〜10.1%、Cd14.5〜16%からなり、680゜±10℃の溶融
温度を示す金ロウ材(D)とからなる四種の金ロウ材に
よって構成され、溶融温度の高い順に使用されることを
特徴とする18Kステップ金ロウ材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62279025A JP2599735B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | 18kステップ金ロウ材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62279025A JP2599735B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | 18kステップ金ロウ材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01123057A JPH01123057A (ja) | 1989-05-16 |
JP2599735B2 true JP2599735B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=17605345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62279025A Expired - Lifetime JP2599735B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | 18kステップ金ロウ材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599735B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6863746B2 (en) * | 2001-08-02 | 2005-03-08 | Keith Weinstein | White gold compositions without nickel and palladium |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61293698A (ja) * | 1985-06-21 | 1986-12-24 | Citizen Watch Co Ltd | ステツプ金ロウ材 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP62279025A patent/JP2599735B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01123057A (ja) | 1989-05-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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