JP2599317B2 - シリンダに多数のバルブを具備した特に内燃機関用タイミング機構 - Google Patents

シリンダに多数のバルブを具備した特に内燃機関用タイミング機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれのカムシャフ
トで制御されたバルブを介してエンジンまたは機械の1
つまたは多数のシリンダへ入力する流体または1つまた
は多数のシリンダからの出力する流体を制御するための
タイミング機構に関する。特に本発明は、多数、例えば
シリンダ当り5つ、のバルブを有することを特徴とする
内燃機関用オーバーヘッドカムシャフトのタイミングシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特に、スポーツカーや所謂ツ
ーリングカーのような高性能エンジンの内燃機関の容積
効率を改善するために、通常の設計方法においては、シ
リンダ当り2つ(吸気および排気)のバルブに代えて、
例えばシリンダ当り4つ(2つの吸気および2つの排
気)のバルブまたは5つ(3つの吸気および2つの排
気)のバルブを具備しているタイミングシステムを提供
することが行われている。後者の方式においては、特
に、バルブコントロールバルブ配置について、特に3
つの吸気バルブのタペット間における干渉を防ぐために
重大な設計上の問題がある。この問題を解決するため
に、米国特許第4,615,309号明細書は吸気弁の
広がった配置、すなわち、真中のものは2つの横のバル
ブに対して傾斜して配置されており、このようにして、
3つの全てのバルブが1つのカムシャフトにより制御可
能とすること、および通常の直径のキャップよりも小さ
いタペット、例えば図示された実施例では排気バルブの
キャップよりも小さいタペットを用いることを提案して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような解決策で
は、しかしながら、依然として多数の欠点がある。これ
らの第1に、小直径のキャップ、特にカムシャフトに対
して傾斜したバルブの存在により、そしてそれに従って
タペットに横方向の推力が作用する可能性があるため
に、キャップとシリンダヘッドのキャップガイドとの間
に接触圧が増加することがあり、このようにして潤滑油
移動部分により大きな摩耗が生じる。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、特に高性能内燃機関用
のタイミング機構であり、上述した欠点を解消するよう
設計されたタイミング機構、すなわち、それは生産が容
易であり、そしてシリンダの軸線に対して傾斜したバル
ブの使用を必然的には必要とせず、シリンダの軸線に対
して平行なバルブの配置とすることも可能なものを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、カムシャフトが弾性手段の作動
に抗して1つの中間バルブおよび該中間バルブに隣接し
た2つの横の作動バルブのそれぞれのステムへの伝達を
制御してそれぞれのシリンダの入出力流体を調整するた
めの、前記バルブの各々がそれぞれのタペットを介して
前記カムシャフトのそれぞれのカムにより制御されてい
る内燃機関用タイミング機構において、前記バルブのス
テムはそれらの軸線が各タペットの軸線を含み且つ前記
カムシャフトの軸線に平行な第1の平面に対して横方向
に且つ交互に偏倚するように配置され、それによって
タペットとそれぞれのバルブステムとの間に前記第1平
に直交する面内において第1の偏心量E1が形成され
ており、前記中間バルブのステムとそれのタペットの軸
線とは第1平面に直交する面内にあり、前記他の2つの
バルブのステムがそれぞれのタペットの軸線を含み且
つ前記第1の平面に直交する面に対して横方向に且つ前
記中間バルブのステムに向かって偏倚しており、それに
よって前記他の2つの横バルブのステムの軸線とそれぞ
れのタペットの軸線との間に前記第1の偏心量E1に直
交する第2の偏心量E2が形成されていることを特徴と
するタイミング機構が提供される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の非限定的
な実施例を説明する。図1および図2は本発明に係るタ
イミング機構の異なる高さにおける上面図であり、図
3、図4および図5は本発明に係るタイミング機構を具
備した内燃料機関の上面を示す図2の III−III 、IV−
IV、V−V線に沿う断面図であり、図6は本発明に係る
タイミング機構の変態様の上面図であり、図7、図8お
よび図9は本発明に係るタイミング機構の図6に示した
上記変態様を具備した内燃料機関における図2における
上面図と同じ線に沿う断面図である。
【0007】図1から図5において符号1は公知の内燃
機関を示し、それには簡単のために頭部部分のみが示さ
れており、その頭部部分にはシリンダヘッド2およびそ
の下部に単一のシリンダ3があり、シリンダ3はシリン
ダヘッド2とともにエンジン1の燃焼室の1つを構成し
ている。エンジン1の他のシリンダ3により構成される
燃焼室は同一であり図示していない。エンジン1はタイ
ミング機構(総括的に符号4で示される)を具備してお
り、タイミング機構4は図示した非限定的な実施例にお
いては各シリンダ3に5つの作動弁を具備している(す
なわち、1つの中間弁5および2つの横のバルブ6から
なる近接した3つの吸気弁並びに隣接した2つの公知の
排気バルブ(図示せず)である)。上述したバルブは全
てマッシュルームタイプであり、それぞれシリンダ3の
吸気ポート7および排気ポート8と同軸状に位置し、そ
れらを開閉する。上記ポート7、8はシリンダヘッド2
のリング、シリンダヘッド2に形成されている燃焼室の
頭部およびそれぞれのシリンダ3に形成されており、そ
れらは実質的に五角形形状に配置されている。
【0008】タイミング機構4は更に、エンジン1の全
てのシリンダ3の全てのバルブ5、6を同時に制御する
カムシャフト10およびエンジン1の全てのシリンダ3
の排気ポート8のバルブを(図示しないが公知の方法
で)制御する類似の公知のカムシャフト(図示せず)を
含んでいる。
【0009】図示しない変態様においては、排気ポート
の数は吸気ポートと同じく3個としてシリンダ当り6つ
のバルブを有するエンジン(例えば、このエンジンにあ
っては6つのポートが燃焼室の頂部に六角形状に配置さ
れる)としてもよく、この場合には、3つの排気ポート
を以下に記載するバルブ5、6と全く同じ方法で制御
し、また排気バルブの数がバルブ5、6と同じく3個で
あるならば上記の制御方法は排気バルブの制御にも適用
される。
【0010】各バルブ5、6のために、シャフト10が
所定の形状のコントロールカム11を含んでおり、コン
トロールカム11は、公知のタペット12を介して、そ
れぞれの弾性手段15の作動に抗して、それぞれのバル
ブステム13の作動を制御する。
【0011】図示した非限定的な実施例によれば、本発
明に係るタイミング機構4はオーバーヘッドカムシャフ
ト配置となっており、すなわち、この配置においてはカ
ムシャフト10のカム11は直接にタペット12と協動
し、カムシャフト10は、タペット12が隣合い且つ中
心が整合して設けられている軸線14(図1、図3)の
まわりに回動するように配置されており、軸線14はそ
れぞれの摺動軸線とタペット12の対称軸線と交差して
いる。タペット12は図示した非限定的な実施例に示す
ような隙間調整代のない機械タイプでもよく、または自
動隙間調整型の公知の油圧型でもよい。どちらの場合で
も、各タペット12はシリンダヘッド2に形成された案
内座18内に軸線20と同軸状で且つ軸線方向に摺動可
能に収納されたシリンダキャップ16およびキャップ1
6の頂部に設けられキャップ16とそれぞれのカム11
との間に位置するプレート19を有している。柱状キャ
ップ16が各タペット12の外側部材を形成している。
【0012】本発明によれば、バルブ5、6の各ステム
13は長手方向の対称軸線21を有しており、その対称
軸線21はそれぞれのタペット12の軸線20から偏倚
している。特に、タペット12の軸線20は横方向に偏
倚しており、且つバルブ5、6のそれぞれの軸線21に
対して交互に偏心して配置されており、各バルブステム
13とそれぞれのタペット12との間には第1の所定の
偏心量E1 (図1、図4、図5)が形成されており、上
方から見た場合に(図1)、バルブステム13は軸線1
4の反対側に交互に配置されており、中間バルブ5のス
テムと、面 III−III に平行する、すなわち軸線14に
平行する単一平面に整合された2つの横のバルブ6のス
テムとの間の中心距離Eが偏心量E1 の和に等しくなっ
ている。E1 の値は好ましくは等しいので、中心距離E
は何れかの2つの軸線20、21間のタペットと同一の
ポート7のバルブに対する偏心量の2倍に等しい。しか
しながら、必要ならば、バルブ5のステム軸線とそれぞ
れのタペット12の軸線の間の偏心量E1 がバルブ6の
軸線とそれぞれのタペット12の軸線との間の偏心量E
1 と異なる(よりも大きいかまたは小さい)ようにタイ
ミングシステム4を形成してもよい。
【0013】上述した特徴に関して、各タペット12の
軸線は、図3の平面において、すなわち軸線14、平面
III−IIIおよびシリンダ3の軸線に平行する平面
内に配置されており、中間バルブ5のステム13がそれ
のタペット12の軸線と整合しており(すなわち、前記
平面と直交する平面に位置しており)、そして、図示し
た実施例においては、図1に見られるようにシリンダ3
の軸線とも整合しており、それにより、図3の平面にお
いて、中間バルブ5のステム13の軸線21とそれのタ
ペット12の軸線20が一直線状に配置されている。同
時に、上記平面において、隣のバルブ6のステム13は
それぞれのタペット12の軸線に対して横方向に反対側
に偏倚しており、特に中間バルブ5のステム側に偏倚し
ており、それにより各2つの軸線20、21間に第2の
偏心量E2(図1および3)が形成されており、偏心量
E2は偏心量E1の測定方向に直交している。
【0014】本発明の他の特徴によれば、それぞれのタ
ペット12の軸線および平面V−Vに実質的一致してい
るシリンダ3の大径平面に対して、横のバルブ6のステ
ムが鏡面対称に配置されており、それにより両偏心量E
2 は鏡面状に等しくなっている。
【0015】このようにしてタペット12はポート7お
よびそれを制御しているバルブ5、6に対して図1に示
すように偏倚しており、従ってポート7およびタペット
12が最適な大きさおよびトラブルのない制御に要求さ
れるように位置させることができ、(公知の5−6バル
ブタイミング機構における大きさの小さいバルブに代え
て)通常の大きさのタペット12を軸線14に整合さ
せ、そしてバルブ5、6をシリンダ3の境界内としそし
てポート7が最大の大きさであることを可能とする位置
としている。更にバルブ5、6のステム13は全て互い
に平行しており且つシリンダ3の軸線とも平行してお
り、これによりエンジン1の設計を簡単化しそしてバル
ブステムとタペットとの間の比較的高度に偏心している
にも拘らずガイド18の作用する横方向負荷を最小とす
ることができる。これは更に燃焼室の頂面を平坦に形成
することを可能とし、これによりシリンダヘッド2の構
造を簡単とする。
【0016】ステム13とタペット12の偏心量によっ
てバルブ5、6の機械的制御は図3、図4および図5に
示すように従前の機構と異なってくる。特にステム13
のまわりに同心状に巻かれた螺旋スプリングの群からな
る圧縮手段15は完全にタペット12の外部に設けら
れ、例えば図示した実施例においてはキャップ16の外
に設けられている。図示した実施例においては、スプ
リング15はそれぞれショルダー40とショルダープレ
ート31の間に装着されており、ショルダー40はシリ
ンダヘッド2と一体であり、例えばステム13用のガイ
ド41の一部として形成されている。またショルダー
プレート31はそれぞれタペット12の直下におい
て、一対の公知のコッター30によりバルブステム13
取付けられており、コッター30はプレート31の円
錐状内表面およびバルブステム13の溝32と協動して
いる。上記構造の組み立てを可能とするために、タペッ
ト12の案内座18がシリンダヘッド2の第1の部分3
5に形成されており、一方、各バルブ5、6のスプリン
グ15はそれぞれの座36に装着されており、座36を
バルブステム13が貫通しており、座36は案内座18
の下方のシリンダヘッド2の第2部分37に設けられて
おり、座36には公知の方法に従いシリンダヘッド2の
第1の部分35が着脱可能に取付けられている。
【0017】図6から図9はタイミング機構4の変態様
を示しており上述したものと同一または類似の部分につ
いては同じ参照符号を使用することによりそれらを示し
ている。この変態様は技術的理由によってエンジンの燃
焼室の頂面が円形をしており、そしてバルブ5、6が従
って半径方向に配置されねばならない時に使用され、こ
の場合においてバルブステム13はそれぞれのシリンダ
3の軸線に対して傾斜している。特に、バルブ5および
6のステムは互いに傾斜して設けられておりそしてタペ
ット12と協動する。タペットはシリンダ3に対して傾
斜してはいるが隣合って整合しており、そして、例えば
キャップ16の内部に形成された傾斜した支持表面5
0、51を介してカムシャフト10の軸線に沿って互い
に平行している。特に横のバルブ6のステム用の支持表
面51は図7の平面および直交する図8の平面に対して
共に傾斜しており、それぞれのバルブステム13に対し
て傾斜して配置されている。これにより燃焼室の幾何学
的配置を変えるのみならず(公知のラジアルバルブ機構
に用いられている傾斜したカム11付きのカムシャフト
に代えて)通常のカムシャフト10を用いてタペット1
2を制御し、更に、タペット12間の距離を増大させ
る。更に、偏心量E1 およびE2 はガイド18に作用す
る横方向負荷を減少させることにより減少することがで
きる。最後に、ステム13の傾斜は好ましくは中間バル
ブ5の軸線が横のバルブ6の軸線に対して軸線14方向
に広がっている。
【0018】
【発明の効果】本発明の効果は上記説明から明らかであ
ろう。本発明によれば、2つの異なった偏心量E1およ
びE2が各横バルブに同時に存在しており、この2つの
偏心量E1およびE2のそれぞれが、バルブのステムの
軸線とそのバルブのタペットの軸線との間に存在してお
り、しかもこの2つの偏心量E1およびE2は異なる平
面に存在しており、特に2つの互いに直交する平面に存
在している。物理的に3つのバルブを1本のカムシャフ
トにより制御するために、従来は単一(1種類)の偏心
量のみをバルブのタイミング機構に付与していたが、本
願発明によれば、従来の単一の偏心量を2つのより小さ
な偏心量に分割し、この2つの偏心量を次のように同時
に実現した。すなわち、2つの偏心量は(i)タイミン
グシステムの同じバルブ要素(すなわち、タペットと対
応するバルブのステム)間にあり、そして(ii)異な
る平面、特に互いに直交する平面にある。このように本
発明によれば、シリンダヘッドが平らな場合は、図3、
4および5に示すように、バルブの軸線を互いに平行と
することができる。また、シリンダヘッドに傾斜バルブ
が用いられる場合(図7、8および9参照)は、バルブ
の全てが同じ角度傾斜し、そして対称に配置することが
できる。それによってシリンダヘッドは図8に示すよう
に対称性を実現し、理想的な球形対称に極めて近似す
る。 更に、本発明によれば、バルブヘッドを極めて大き
くできると同時にバルブシートを互いに間隔を広く開け
ることができるので、冷却の問題は全く生じないのみな
らず、容積効率が非常によいエンジンとすることができ
る。特に、タペット軸線に対して横のバルブのステムの
2つの直交する平面に対して2倍に偏倚して配置するこ
とにより、5バルブまたは6バルブのタイミングシステ
において3つの大きな、広く間隔を開けた吸気および
排気ポート(シリンダヘッドを適切に冷却し保護するた
めのもの)を得ることができる。しかも3つのバルブは
単一のオーバーヘッドカムシャフトによりコントロール
されている。従って、この結果はこれにより高度に効率
的な、高性能な内燃機関のタイミング機構となりこの
機構は比較的コンパクトであるとともに製造および組み
立てが容易である。それに加えて、種々のバルブ制御要
素の偏心配置量は非常に小さくでき(ラジアルバルブの
場合)、すなわちバルブ軸線をシリンダの軸線に平行に
保持することにより殆どなくすことができ、従って非常
に小さくできる。更に、本発明によれば、タペットの
イド表面に作用する横方向スラストが予測可能となり
それによりもし必要な場合には設計段階において対応す
ることができる。それに対して、公知のタイミング機構
を具備したエンジンにおいては、吸気ポートの間隔はバ
ルブの傾斜度合いにのみ依存しており、作動中の横方向
スラストは予測することができず従ってそれに対応す
ることが遥かに難しいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイミング機構の上面図である。
【図2】本発明に係るタイミング機構の図1とは異なる
高さにおける上面図である。
【図3】本発明に係るタイミング機構を具備した内燃機
関の上面を示す図2の III−III 線に沿う断面図であ
る。
【図4】本発明に係るタイミング機構を具備した内燃機
関の上面を示す図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本発明に係るタイミング機構を具備した内燃機
関の上面を示す図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明に係るタイミング機構の変態様の上面図
である。
【図7】本発明に係るタイミング機構の図6に示した上
記変態様を具備した内燃機関における図2における上面
図と同じ線に沿う断面図である。
【図8】本発明に係るタイミング機構の図6に示した上
記変態様を具備した内燃機関における図2における上面
図と同じ線に沿う断面図である。
【図9】本発明に係るタイミング機構の図6に示した上
記変態様を具備した内燃機関における図2における上面
図と同じ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 シリンダヘッド 3 シリンダ 4 タイミング機構 5 中間バルブ 6 横バルブ 7 吸気ポート 8 排気ポート 10 カムシャフト 11 コントロールカム 12 タペット 13 バルブステム 14 軸線 15 弾性手段 16 シリンダキャップ 18 案内座 19 プレート 20 軸線 21 軸線 E1 第1の偏心量 E2 第2の偏心量

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフト(10)が弾性手段(1
    5)の作動に抗して1つの中間バルブ(5)および該中
    間バルブに隣接した2つの横の作動バルブ(6)のそれ
    ぞれのステムへの伝達を制御してそれぞれのシリンダ
    (3)の入出力流体を調整するための、前記バルブの各
    々がそれぞれのタペット(12)を介して前記カムシャ
    フト(10)のそれぞれのカム(11)により制御され
    ている内燃機関用タイミング機構(4)において、前記
    バルブのステム(13)はそれらの軸線(21)が各タ
    ペットの軸線(20)を含み且つ前記カムシャフトの軸
    線(14)に平行な第1の平面に対して横方向に且つ
    互に偏倚するように配置され、それによって各タペット
    とそれぞれのバルブステムとの間に前記第1平面に直交
    る面内において第1の偏心量(E1)が形成されてお
    り、前記中間バルブ(5)のステム(13)とそれのタ
    ペット(12)の軸線とは第1平面に直交する面内にあ
    り、前記他の2つのバルブ(6)のステムがそれぞれ
    のタペット(12)の軸線(20)を含み且つ前記第1
    の平面に直交する面に対して横方向に且つ前記中間バル
    (5)のステムに向かって偏倚しており、それによっ
    て前記他の2つの横バルブのステム(13)の軸線とそ
    れぞれのタペット(12)の軸線(20)との間に前記
    第1の偏心量(E1)に直交する第2の偏心量(E2)
    が形成されていることを特徴とするタイミング機構。
  2. 【請求項2】 前記カムシャフトのカム(11)がオー
    バーヘッドカムシャフト配置によりそれぞれの前記バル
    ブタペット(12)のカムと直接に協動しており、前記
    弾性圧縮手段が前記バルブステム(13)のまわりに巻
    かれ且つ前記タペット(12)の完全に外部に装着され
    たそれぞれの螺旋スプリング(15)からなり、各バル
    ブステムと一体的に取着されたそれぞれのショルダープ
    レート(31)にそれぞれのタペット(12)の直下に
    おいて該プレート(31)の円錐状内面およびそれぞれ
    のバルブステムの溝(32)と協動する一対のコッター
    (30)を介して該スプリング(15)が作用すること
    を特徴とする請求項1記載のタイミング機構。
  3. 【請求項3】 前記タペット(12)が機械式であり、
    各々が前記それぞれのシリンダヘッド(2)の第1の部
    (35)に形成された案内座(18)に摺動可能に協
    動する筒状キャップ(16)および該キャップの頂部に
    装着されたプレート(19)からなり、各バルブの前記
    スプリング(15)はシリンダヘッドの頭部の第2の部
    分(37)において前記案内座の下に形成されたそれぞ
    れの座(36)に装着されており、該座(36)を前記
    バルブステム(13)が貫通しており、該第2の部分
    (37)に前記第1の部分(35)が着脱可能に装着さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のタイミング
    機構。
  4. 【請求項4】 前記バルブステム(13)が全て互いに
    平行で且つ前記シリンダ(3)の軸線に平行に配置され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のタイミング機
    構。
  5. 【請求項5】 前記バルブステム(13)が前記シリン
    (3)の軸線に対して傾斜しており斜めの支持表面
    (50、51)を介して前記タペット(12)と協動
    し、横のバルブ(6)のタペットの斜めの表面(1)
    介して前記タペット(12)と協動し、横のバルブ
    (6)のタペットの斜めの表面(51)が2倍に傾斜し
    ていてそれぞれのバルブステム(13)に対して傾斜し
    て配置されていることを特徴とする請求項3に記載のタ
    イミング機構。
  6. 【請求項6】 前記タペット(12)が隣合い且つ前記
    カムシャフト(10)の軸線(14)に沿って中心が整
    合しており、前記バルブステム(13)が前記カムシャ
    フトの軸線(14)の反対側に交互に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のタイ
    ミング機構。
  7. 【請求項7】 前記2つの横バルブ(6)のステム
    れぞれのタペット(12)の軸線(20)との配置が、
    前記第1平面に直交し且つ中間バルブのステムの軸線を
    含む平面に対して鏡面対称に配置されていることを特徴
    とする請求項1〜6の何れか1項に記載のタイミング機
    構。
  8. 【請求項8】 前記第1の偏心量(E1)が各バルブス
    テム(13)およびそれぞれのタペット(12)に対し
    て同一であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1
    項に記載のタイミング機構。
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