JPH0811929B2 - 4サイクル内燃機関 - Google Patents

4サイクル内燃機関

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JPH0811929B2
JPH0811929B2 JP61162900A JP16290086A JPH0811929B2 JP H0811929 B2 JPH0811929 B2 JP H0811929B2 JP 61162900 A JP61162900 A JP 61162900A JP 16290086 A JP16290086 A JP 16290086A JP H0811929 B2 JPH0811929 B2 JP H0811929B2
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JP
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cup
valve
combustion engine
internal combustion
shaped
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JP61162900A
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Inventor
ルフ マックス
コロステンスキー エルビン
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アウデイ アクチエンゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、吸気弁と排気弁のうち少なくともいずれか
一方がシリンダあたり三つ配置され、吸気弁用の第1の
カム軸と排気弁用の第2のカム軸とを備え、これらカム
軸のカムがカップ形タペットを介して弁を開閉動作させ
る4サイクル内燃機関に関する。
従来の技術 カム軸のカムによるガス交換弁の開閉動作が、ロッカ
ーアームを介しては行なわれず、カム弁が、弁に取付け
られたカップ形タペットに直接作用する公知の内燃機関
にあっては、弁とカップ形タペットとのそれぞれの長さ
方向の中心軸が同軸上に配置されるとともに、この中心
軸がカム軸の回転中心軸を通るように構成されている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、各弁がシリンダあたり二つ以上設けられた内
燃機関、特に吸気弁と排気弁のうち少なくともいずれか
一方が三つ設けられた内燃機関においては、カップ形タ
ペットの収容場所を確保することが著しく困難であると
いう問題点がある。これはカップ形タペットを収容する
ためシリンダヘッドに形成される穴部どうしの間の壁厚
が、製造上の理由から一定の寸法以下となってはならな
いためである。カップ形タペットの直径は、カムとの所
要接触面積を維持しなければならないため、減少させる
ことはほとんど不可能である。
本発明は、シリンダヘッドの強度を低下させることな
く、カップ形タペットの収容場所を確保できるようにす
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、三つの弁の中央
のものに付設されたカップ形タペットの長さ方向の中心
軸が、このカップ形タペットの中心軸と直交しかつカム
軸の回転中心軸を通る平面を、前記カム軸の回転中心軸
からシリンダ外方寄りに間隔をおいて貫通する構成とし
たものである。
作用 本発明の構成によれば、吸気弁と排気弁の少なくとも
いずれか一方に付設されている三つのカップ形タペット
のうち、少なくとも中央のものの長さ方向の中心軸が、
カム軸の回転中心軸と交差せず、このカム軸の回転中心
軸に対しシリンダ外方寄りに間隔をおいて配置されてい
ることにより、隣接するカップ形タペットを収容するた
めのシリンダヘッドの穴部どうしの間に比較的大きな壁
厚を保つことができる。このため、この個所におけるシ
リンダヘッドの充分な強度が保証される。三つの弁のう
ち外側の両弁のカップ形タペットの中心軸も、カム軸の
回転中心軸に対して側方にずれた構成とすることができ
る。このとき、カップ形タペットの中心軸がカム軸の回
転中心軸に対し前記中央のカップ形タペットとは反対側
に配置されていれば、この効果はさらに強化される。
カップ形タペットの長さ方向の中心軸は、このタペッ
トが付設された弁の長さ方向の中心軸と一致させること
ができる。この場合は、弁はこれに応じて傾斜して配置
されるため、その長さ方向の中心軸はカム軸の回転中心
軸と交差しない。他の構成として、カップ形タペットの
長さ方向の中心軸を、このタペットが付設された弁の長
さ方向の中心軸に対して側方にずらすことができる。両
構成の場合とも、カムとカップ形タペットとの接触位置
を、タペットの中心でなくその側方にずらせて配置する
ことができる。これにより、弁棒および弁に回転が生
じ、その摩耗が減少する。
実施例 図示されたシリンダヘッド(1)は、各シリンダに、
すなわち各燃焼室(2)に、三つの吸気弁(3)(4)
(5)と二つの排気弁(6)(7)とを備えている。こ
れらの弁は、それぞれ、燃焼室(2)と反対側の先端部
にカップ形タペット(8a)〜(8e)を備えており、これ
らタペット(8a)〜(8e)はシリンダヘッド上部(10)
の穴部(9)の中を移動できるように案内されている。
吸気弁(3)(4)(5)は、そのカップ形タペット
(8a)〜(8c)を介して、第4図に輪郭を示した第1の
カム軸(14)のカム(11)(12)(13)によって開閉駆
動される。排気弁(6)(7)は、図面に一つだけが描
かれているカム(16)を有した第2のカム軸(15)によ
って開閉駆動される。弁はスプリングにより通常の方法
でその弁座に押付けられている。燃焼室(2)の中央に
は点火プラグ用のねじ穴(17)が設けられている。
シリンダヘッド上部(10)において、隣接する穴部
(9)どうしの間にできるだけ大きい壁厚を得るため、
カップ形タペット(8a)(8b)(8c)は、その長さ方向
の中心軸(18)(19)(20)が通常のようにカム軸(1
4)の回転中心軸(21)と交差せず、この回転中心軸(2
1)に対し間隔をおいて配置されている。このため、こ
れらのカップ形タペット(8a)(8b)(8c)を収容する
ための穴部(9)は、第4図から明らかなように、互い
にずれて配置されている。しかも中央のカップ形タペッ
ト(8b)の長さ方向の中心軸(19)は、カム軸(14)の
回転中心軸(21)を通りかつこの中心軸(19)に直角で
ある平面(22)(第2図)を、この第2図および第4図
ではカム軸(14)の回転中心軸(21)よりも図の右側
に、すなわちシリンダ外方寄りに間隔(a)をおいて貫
通している。
外側の両カップ形タペット(8a)(8c)の長さ方向の
中心軸(18)(20)は、タペット(8b)とは反対に、第
3図および第4図に示すように、カム軸(14)の回転中
心軸(21)よりも図の左側に、すなわちシリンダ内方寄
り(中心寄り)に間隔(b)をおいて、上記平面(22)
を貫通している。側方へのずれの大きさは、与えられた
場所の状況によって決められる。中央の吸気弁(4)の
カップ形タペット(8b)のみを、その中心軸(19)が平
面(22)をカム軸(14)の回転中心軸(21)から間隔
(a)をおいて貫通するように配置するだけで充分であ
ることも多い。
第2図において弁(4)とそのカップ形タペット(8
b)に関して図示されているように、カップ形タペット
の長さ方向の中心軸が弁の長さ方向の中心軸と一致する
通常の配置が選択される場合は、弁(4)を対応する傾
斜位置で取付けることにより、中心線(19)の所要の側
方ずれを得ることができる。他の例として、第3図に示
されるように、弁(3)または(5)を通常の方法で配
置し、この弁(3)(5)の長さ方向の中心軸(23)が
カム軸(14)の回転中心軸(21)と交差する構成とした
うえで、カップ形タペット(8a)または(8c)を弁
(3)または(5)に対し偏心して配置することもでき
る。こうすれば、タペット(8a)(8c)の中心軸(18)
または(20)がカム軸(14)の回転中心軸(21)から間
隔(b)をおいて平面(22)を貫通するように構成でき
る。
第3図から明らかなように、弁(3)および(5)の
カップ形タペット(8a)(8c)は、その長さ方向の中心
軸(18)または(20)が、カム(11)または(13)の回
転方向(D)に間隔(b)をおいて平面(22)を貫通す
るように配置されている。これにより、最大の圧力勾配
(Druckeg flle)が支配する全弁行程の最初の三分の
一だけで、すでに比較的大きい弁ストロークと、これに
伴う大きな流路断面積が得られ、このため吸気弁では充
填性が改善され、排気弁では燃焼ガスの急速な排出が行
なわれる。
図示した実施例においては、カム(11)(12)(13)
はカップ形タペット(8a)(8b)(8c)にその中心で接
触している。しかし接触点を中心からカム軸(14)の長
さ方向にずらすことも可能であり、これによって運転中
にカップ形タペットと弁とに回転が生じ、この回転によ
り摩耗減少に寄与する。
図示した実施例では、シリンダあたり三つの吸気弁と
二つの排気弁が設けられている。しかし本発明は、シリ
ンダあたり三つの吸気弁と三つの排気弁を有した内燃機
関にも適用することができ、この場合は排気弁のカップ
形タペットも、上記において吸気弁のカップ形タペット
に関し述べたように配置するのが適切である。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、シリンダヘッドに
おいて、隣接するカップ形タペットを収容するための穴
部どうしの間に十分な壁厚を保つことができるため、シ
リンダヘッドの強度低下を招くことなしに、カップ形タ
ペットの収容場所を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にもとづくシリンダヘッドの
下面図、第2図は第1図におけるII−II断面図、第3図
は第1図におけるIII−III断面図、第4図はタペットの
配列状態を示すシリンダヘッドの部分図である。 (3)(4)(5)……吸気弁、(6)(7)……排気
弁、(8a)〜(8e)……カップ形タペット、(14)……
第1のカム軸、(15)……第2のカム軸、(18)(19)
(20)……中心軸、(21)……回転中心軸、(22)……
平面、(a)(b)……間隔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−176311(JP,A) 実願 昭58−45787号(実開 昭59− 152105号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気弁と排気弁のうち少なくともいずれか
    一方がシリンダあたり三つ配置され、吸気弁用の第1の
    カム軸と排気弁用の第2のカム軸とを備え、これらカム
    軸のカムがカップ形タペットを介して弁を開閉動作させ
    る4サイクル内燃機関であって、 三つの弁の中央のものに付設されたカップ形タペットの
    長さ方向の中心軸が、このカップ形タペットの中心軸と
    直交しかつカム軸の回転中心軸を通る平面を、前記カム
    軸の回転中心軸からシリンダ外方寄りに間隔をおいて貫
    通していることを特徴とする4サイクル内燃機関。
  2. 【請求項2】三つの弁における外側の一対の弁にそれぞ
    れ付設されている一対のカップ形タペットは、その長さ
    方向の中心軸が、前記平面を、前記カム軸の回転中心軸
    から前記中央の弁のカップ形タペットの中心軸とは反対
    方向に間隔をおいて貫通していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の4サイクル内燃機関。
  3. 【請求項3】外側の一対の弁にそれぞれ付設されている
    一対のカップ形タペットのうち少なくともいずれか一方
    は、その長さ方向の中心軸が、弁の長さ方向の中心線に
    対し偏心していることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の4サイクル内燃機関。
JP61162900A 1985-07-10 1986-07-09 4サイクル内燃機関 Expired - Lifetime JPH0811929B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19853524622 DE3524622A1 (de) 1985-07-10 1985-07-10 Viertakt-brennkraftmaschine
DE3524622.7 1985-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6226308A JPS6226308A (ja) 1987-02-04
JPH0811929B2 true JPH0811929B2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=6275411

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JP61162900A Expired - Lifetime JPH0811929B2 (ja) 1985-07-10 1986-07-09 4サイクル内燃機関

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1241185B (it) * 1990-03-02 1993-12-29 Ferrari Spa Sistema di distribuzione, in particolare per un motore endotermico a piu' valvole per cilindro.
IT1240697B (it) * 1990-06-19 1993-12-17 Ferrari Spa Sistema di distribuzione, particolarmente per un motore endotermico a piu' valvole per cilindro
JP2007239494A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の可変動弁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57176311A (en) * 1981-04-22 1982-10-29 Yamaha Motor Co Ltd Four-cycle engine
JPS59152105U (ja) * 1983-03-31 1984-10-12 スズキ株式会社 内燃機関の弁装置

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JPS6226308A (ja) 1987-02-04

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