JP2599260Y2 - 表面電位センサ - Google Patents

表面電位センサ

Info

Publication number
JP2599260Y2
JP2599260Y2 JP1993042587U JP4258793U JP2599260Y2 JP 2599260 Y2 JP2599260 Y2 JP 2599260Y2 JP 1993042587 U JP1993042587 U JP 1993042587U JP 4258793 U JP4258793 U JP 4258793U JP 2599260 Y2 JP2599260 Y2 JP 2599260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chopper
base
surface potential
potential sensor
tuning fork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993042587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0712980U (ja
Inventor
一夫 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP1993042587U priority Critical patent/JP2599260Y2/ja
Publication of JPH0712980U publication Critical patent/JPH0712980U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599260Y2 publication Critical patent/JP2599260Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、表面電位センサの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電振動体、特に圧電音叉を用いた表面
電位センサでは、圧電音叉の機械振動を利用して、被測
定電位面と検知電極との対向面積を周期的に変化させる
か、又は、前記対向距離を変化させることにより、検知
電極に被測定電位の大きさに比例した静電誘導を交番的
に生ぜしめ、これにより前記検知電極に誘導される電荷
量の変化を交流電圧に変換することで、被測定電位を非
接触に測定するようにしている。
【0003】このような表面電位センサの従来例とし
て、被測定電位面と検知電極との対向面積を周期的に変
化させるUSP3921087号に開示されたものが知
られている。
【0004】即ち、図5に示すように、この表面電位セ
ンサ50は、上面に開口部51を設けたシールドケース
52内に、前記開口部51を通して導入出される電気力
線をチョッピングするための圧電音叉型のチョッパー5
3と、検知電極54と、検知電極54に接続したプリア
ンプ55とを備えている。
【0005】前記チョッパー53は、図6にも示すよう
に、通常恒弾性金属材により音叉状に形成され、先端部
にチョッピング部53cを設けている。
【0006】このチョッパー53は、2本のアーム53
a,53bにそれぞれ取り付けた音叉駆動回路によって
その自己共振周波数で振動する圧電素子56a,56b
を具備し、この圧電素子56a,56bの動作でチョッ
ピング部53cを被測定電位面及び検知電極54の面に
対し水平に振動させるようになっている。
【0007】音叉駆動回路としては、例えば、特開昭5
2−101954号等の例に見られるような自励振動回
路が用いられる。
【0008】図7に前記チョッピング部53c,検知電
極54及びシールドケース52の開口部51の位置関係
を示す。
【0009】チョッパー53が動作すると、図8,図9
に示すように、前記チョッピング部53cがシールドケ
ース52の開口部51の開口面積をチョッパー53の振
動周波数で周期的に増減する。従って、検知電極54と
被測定電位面との対向面積も同様に増減することにな
る。
【0010】図10,図11は、被測定電位面と検知電
極との対向距離を変化させる表面電位センサの概要を示
すものである。
【0011】この表面電位センサにおけるチョッパー6
3は、2本のアーム63a,63bにそれぞれ取り付け
た音叉駆動回路によってその自己共振周波数で振動する
圧電素子66a,66bを具備し、さらに、一方のアー
ム63aに検知電極64を取り付けて、2本のアーム6
3a,63bを振動させることで検知電極64と被測定
電位面との対向距離を周期的に変化させるようになって
いる。
【0012】上述した対向面積可変型及び対向距離可変
型のいずれもの表面電位センサも、その電位検出感度は
チョッパー53,63の振巾の関数(振巾が大きい程、
検出感度は大きい)として表わされる。また、振巾が
零、即ち、チョッパー53,63が停止すれば、検知感
度は零で検出不能となる。
【0013】従って、温湿度などの周囲環境の変化や、
チョッパー53,63の取付状態にかかわらずその振巾
が変化しないように、さらには、最悪の場合チョッパー
53,63が停止することを未然に防止することがこれ
らの表面電位センサの重要な技術的要件である。
【0014】このため、通常チョッパー53,63は恒
弾性金属で形成されるとともに、圧電素子53a,53
b,63a,63bの選定やこれらの密着作業等に最善
の注意が払われる。
【0015】さらに、例えば前記チョッパー53の支持
体への取付は、振動エネルギーが逃げないように極力そ
のノード点を支持するように配慮されている。
【0016】理想的に完全なノード点支持が実現されて
いる場合、支持体及び支持体が取付けられる第2支持体
(以降、条件によっては第3,第4と続く)の質量,剛
性等の機械特性の違いによってチョッパー53の振動は
影響を受けない。つまり、周囲環境やチョッパー53の
構成、取付条件によって前記機械特性に変化が生じても
振巾はそれ自体の特性にのみ帰結するため、チョッパー
53の構造,材質やチョッパー53の取付方法にはあま
り配慮する必要がないとも言える。
【0017】しかしながら、現実に表面電位センサを実
現しようとすると、その製作精度や量産バラツキ(すな
わち精度),スペースファクター(小型化等)に伴う設
計の自由度の制限等の要因も加わり、理想的なノード点
支持は困難である。
【0018】従って、それぞれのチョッパー53の形状
に応じて、略ノード点が支持点に選ばれるのが実際であ
る。
【0019】これらの点について、図5に示す表面電位
センサ50を例にとってさらに詳述するが、図10,図
11に示す表面電位センサの場合も事情は同様である。
【0020】図12に示すように、前記表面電位センサ
50の圧電素子56a,56bを取り付けたチョッパー
53は、その取付部53d,53eをプリント基板71
に設けられた挿通孔を通してハンダ72によりこのプリ
ント基板71に取付けられる。
【0021】検知電極54も同様にして図13に示すよ
うにハンダ72によりこのプリント基板71に取付けら
れる。前記圧電素子56a,56bを駆動するためのリ
ード線73a,73bは、プリント基板71に設けた接
続ターミナル74a,74bに接続される。
【0022】前記プリント基板71の裏面には、検知電
極54にその入力段が接続されたプリアンプ55(FE
Tと抵抗を具備している。)及び接続ターミナル75,
76,77からなる配線パターンが形成されている。接
続ターミナル75はシールド用、接続ターミナル76は
信号端子、接続ターミナル77はプリアンプ電源端子と
して各々機能する。
【0023】各接続ターミナル75,76,77にリー
ド線73a,73bが取付けられた後、防湿処理された
プリント基板71はプラスチックあるいは金属板を折り
曲げ加工した基体80に取付けられるとともに、金属板
によって加工された開口部51を有するシールド部材5
2が被せられ、基体80とともにハウジングを形成し、
表面電位センサ50として完成する。
【0024】前記チョッパー53,接続ターミナル7
5,シールド部材52は電気的に導通している。
【0025】また、前記基体80は取付部80a,80
bによって使用される場所に取付けられる。
【0026】しかしながら、このような構成の表面電位
センサ50は、チョッパー53が取付けられるプリント
基板71が低密度で、従ってプリント基板71の大きさ
の割に質量が小さく、かつ低剛性であるため、チョッパ
ー53の取付領域を通じて振動エネルギーが漏れ易く、
また、プリント基板71が取付けられる基体80もプラ
スチックや金属板の加工品では同様に質量剛性とも十分
とはならず、さらに、プリント基板71と基体80との
接合部(通常接着による)でのエネルギーロスも加わ
り、前記した機械的性質がチョッパー53の支持体とし
て問題を残す。
【0027】即ち、初期的にチョッパー53のQ(振
巾)が小さく、電気機械変換効率が小さくなるととも
に、周囲環境の変化によってもチョッパー53のQが変
化し、最悪の場合、音叉駆動回路の駆動条件を逸脱し、
駆動停止に至る。
【0028】このため、チョッパー53の支持体となる
基体80を含むハウジング全体が十分な質量と剛性を持
つように構成されることが必要で、例えば、図14に示
すようにハウジングの一部である基体90をダイキャス
トで作成し、かつ、チョッパー53が取付けられる基板
91はアルミナ基板(ハイブリッドIC)で構成される
方法が提案されている(実開昭60−179874
号)。
【0029】図14は、ダイキャストの基体90に前記
基板91が接着され、シールド部材92を被せた構造を
示すものである。
【0030】また、図15に示すように、チョッパー5
3の取付方法として、プリント基板あるいはハウジング
の一部を構成する金属板94に、ネジ95を用いてネジ
止めする方法を示すものである。
【0031】さらに、図16のように、金属性の支持ブ
ロック96を用い、これにチョッパー53をネジ97で
固定し、支持ブロック96の質量と剛性をチョッパー5
3の安定動作に寄与させようとする方法もある。
【0032】この場合、支持ブロック96は基体又はハ
ウジングの一部を構成する金属板94に、接着あるいは
別のネジによって固定される。
【0033】しかしながら、図16に示すように、一旦
支持ブロック96に取付けたものを、さらにハウジング
を構成する金属板94に取付ける方法は、いわば間接的
な支持方法である。
【0034】全体構造がチョッパー53の支持体である
という考え方からすれば、構造体の主要質量を占める部
分がチョッパー53の直接的な支持体と分離して構成さ
れ、これらがネジ止めや接着等の接合手段によって結合
されている場合、この結合部でのエネルギーロスが、構
造体全体の機械特性を低下せしめる。
【0035】また、表面電位センサ全体の寸法及び体積
をチョッパー53の取付部に対する高剛性の質量負荷と
して有効に活用せしめるに至っていない。
【0036】このことは、特に表面電位センサの小型化
を進める際に顕著になる。表面電位センサの寸法及び容
積が小さくなるに従って、そのハウジングを主体的に構
成する基体やその他の構成体の有効容積(有効容積=全
体体積のうち、チョッパー53以外の構成体が占める容
積、即ち、チョッパー53の支持体としての総合質量に
かかわる)が小さくなり、チョッパー53の支持部分に
係る質量負荷もこれにつれて不足してくる。
【0037】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、簡略で省スペース,量産性
に優れ、取付精度が高く、かつバラツキのない強固な構
造の表面電位センサを提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本考案は、ダイキャスト
製の基体と、被測定電位面に対向して配置する検知電極
及び前記被測定電位面と前記検知電極との間の静電結合
を周期的に変化させる圧電音叉と、前記検知電極と前記
圧電音叉とを測定対象電位以外の信号からシールドする
シールド部材とを有する表面電位センサにおいて、前記
圧電音叉の支持部を前記基体に突出形成された前記基体
と同一材料からなる受け部にカシメ構造により結合して
なるものである。
【0039】前記カシメ構造は、前記基体に設けた受け
部上に突出部が形成され、この突出部に前記圧電音叉に
設けた取付穴を嵌合して突出部の突出端をカシメたもの
である。
【0040】前記ダイキャストは、亜鉛ダイキャストと
している。
【0041】前記シールド部材と前記基体は、ダイキャ
ストにより一体的に構成している。
【0042】
【作用】上述した構成の表面電位センサによれば、前記
被測定電位面と前記検知電極との間の静電結合を周期的
に変化させる圧電音叉の支持部を、カシメ構造により基
体に突出形成した前記基体と同一材料の受け部に結合し
ているので、圧電音叉の取付精度が高く、バラツキを無
くせるとともに、構造の簡略化を図れ省スペースが可能
で量産性にも優れている。
【0043】前記カシメ構造として、前記基体に設けた
受け部上に突出部が形成され、この突出部に前記圧電音
叉に設けた取付穴を嵌合して突出部の突出端をカシメる
ようにすることで、上述した作用を発揮させ得る。
【0044】前記ダイキャストを、亜鉛ダイキャストと
することにより、基体が高密度化し圧電音叉のエネルギ
ーロスを防げる。
【0045】前記シールド部材と前記基体を、ダイキャ
ストにより一体的に構成することにより、構造の簡略化
が図れ省スペースが可能となる。
【0046】
【実施例】以下に本考案の実施例を詳細に説明する。
【0047】図1に示す表面電位センサ1は、全体とし
て直方体形状を呈する亜鉛ダイキャスト製の基体3と、
この基体3により支持されるとともに被測定電位面Sに
対向して配置する検知電極4及び前記被測定電位面Sと
前記検知電極4との間の静電結合を周期的に変化させる
圧電音叉としての恒弾性金属材により音叉状に形成され
先端部にチョッピング部5cを有するチョッパー5と、
プリアンプ6と、前記検知電極4と前記チョッパー5と
を測定対象電位以外の信号からシールドする開口部7a
を有するシールド部材7とを有している。
【0048】前記基体3には、駆動ケーブル用スペース
8,シールドケーブル用スペース9,チョッパー用スペ
ース10,プリアンプスペース11がそれぞれ形成され
ているとともに、図1において中央部やや右よりに駆動
ケーブル用スペース8、チョッパー用スペース10を画
する配置で上面が平坦で2個の突出部13a,13bを
有する受け部12を設けている。
【0049】また、前記チョッパー5は、2本のアーム
5a,5bにそれぞれ取り付けた音叉駆動回路によって
その自己共振周波数で振動する圧電素子14a,14b
を具備し、この圧電素子14a,14bの動作でチョッ
ピング部5cを被測定電位面S及び検知電極4の面に対
し水平に振動させるようになっている。
【0050】さらに、前記チョッパー5は、チョッピン
グ部5cの反対側に取付穴15a,15bを有する突出
片5dを備えている。
【0051】そして、前記チョッパー5は、後述するカ
シメ構造により前記基体3に結合されるようになってい
る。
【0052】前記チョッパー5にはリード線21がハン
ダ付けされ、駆動用ケーブル22に接続するため、一旦
接続ターミナル用基板24にハンダ付けされ、また、駆
動用ケーブル22も接続ターミナル用基板24にハンダ
付けされるようになっている。
【0053】前記検知電極4とその裏面にプリアンプ6
が搭載された基板25が、基体3のプリアンプスペース
11に装着され、この上のチョッパー用スペース10に
前記チョッパー5が装着されるようになっている。
【0054】また、前記基体3の底面側において、シー
ルドケーブル用スペース9に挿入されるシールドケーブ
ル27は、前記基板25に接続されるようになってい
る。
【0055】さらにに、金属性の底板28で完全に基体
3の底面もシールドされるようになっている。
【0056】上述した基体3を形成する亜鉛ダイキャス
トは金属でありながら、樹脂成形と同様に、複雑な三次
元構造体を金型を用いて連続した一体物として形成でき
るとともに、金属可塑的性質も有することから、図2に
示すように、前記受け部12に一体的に突出部13a,
13bを設け、前記突出片5dに設けた取付穴15a,
15bに突出部13a,13bを挿通後、突出部13
a,13bに打撃あるいは圧力を加えて図2の如く変形
させ、取付穴15a,15bの周辺をカシめることが可
能となり、このようなカシメ構造により基体3に前記チ
ョッパー5を結合することで、チョッパー5の取付精度
が高く、バラツキを無くせ量産性を向上できる。
【0057】前記ダイキャストを、亜鉛ダイキャストと
することにより、基体が高密度化しチョッパー5の振動
エネルギーロスを防げる。
【0058】前記シールド部材7と前記基体3とを、亜
鉛ダイキャストにより一体的に構成することにより、構
造の簡略化が図れ省スペースが可能となる。
【0059】図3は、チョッパー5の他例を示すもの
で、チョッパー5の端部に略L状の突出片5fを突設
し、この突出片5fに取付穴15a,15bを設けたも
のである。
【0060】また、図4は、チョッパー5のさらに他例
を示すもので、チョッパー5の側部にL状の突出片5
g,5hを突設し、この突出片5g,5hに各々取付穴
15e,15fを設けたものである。
【0061】これらの構造を採用することによっても、
上述した場合と同様な作用効果を発揮させることができ
る。
【0062】尚、突出部13a,13b及び取付穴15
a,15bは、複数個準備すればカシめることにより必
然的にチョッパー5の取付方向が定まり、位置精度の高
い取付を確保できる。
【0063】上述した取付方法によれば、ネジ止めや接
着のように、チョッパー5を固定するための補助部材が
不要なばかりか、振動,熱などによる外乱による経時的
なネジのゆるみや接着剤の劣化を考慮する必要もなく、
接合強度が変化することによるチョッパー5のQの変化
もない。
【0064】さらに、一定以上の打撃あるいは圧力を加
えることで、バラツキのない接合強度が得られ、ネジト
ルクや接着条件といった煩しい工程管理も不要となり、
補助部材が不要なことと合わせて、簡便で量産性に優れ
取付精度が高く、かつバラツキのない強固なチョッパー
5の取付構造を実現できる。
【0065】さらに、基体3、シールド部材7に亜鉛ダ
イキャストを使用することで、高剛性のハウジングが得
られるばかりでなく、高密度かつ前記した有効容積を可
能な限り大きくとることができる。即ち、個々の部分を
分割構成しなくとも、金型による成形によって、基体3
を連続した一体品として形成することが容易であるばか
りか、肉厚を任意にかつ連続的に選択できる。
【0066】また、チョッパー5の支持領域も一体形成
できる(チョッパー5,基板25及び基板搭載部品,リ
ード線21に必要なスペースを最小限残して、残りを全
てダイキャストで埋める設計も可能である)。
【0067】また、本考案は、上述した実施例に限ら
ず、種々の音叉を用いた表面電位センサについて適用可
能である。
【0068】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、前記被測
定電位面と前記検知電極との間の静電結合を周期的に変
化させる圧電音叉の支持部を、カシメ構造により基体に
突出形成した前記基体と同一材料の受け部に結合してい
るので、圧電音叉の取付精度が高く、バラツキを無くせ
るとともに、構造の簡略化を図れ省スペースが可能で量
産性にも優れた表面電位センサを提供することができ
る。
【0069】また、前記カシメ構造として、前記基体に
設けた受け部上に突出部が形成され、この突出部に前記
圧電音叉に設けた取付穴を嵌合して突出部の突出端をカ
シメるようにすることで、上述した作用を発揮させ得る
表面電位センサを提供することができる。
【0070】さらに、基体を、亜鉛ダイキャストとする
ことにより、基体が高密度化し圧電音叉のエネルギーロ
スを防げる表面電位センサを提供することができる。
【0071】さらにまた、前記シールド部材と前記基体
を、ダイキャストにより一体的に構成することにより、
構造の簡略化が図れ省スペースが可能な表面電位センサ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の表面電位センサの実施例を示す分解斜
視図
【図2】本実施例の表面電位センサのカシメ構造を示す
説明図
【図3】本実施例の表面電位センサのチョッパー部の他
例を示す斜視図
【図4】本実施例の表面電位センサのチョッパー部のさ
らに他例を示す斜視図
【図5】従来の表面電位センサの概略斜視図
【図6】従来の表面電位センサのチョッパー部を示す斜
視図
【図7】図6に示すチョッパー部,開口部,検知電極の
関係を示す説明図
【図8】図6に示すチョッパー部の動作説明図
【図9】図6に示すチョッパー部の動作説明図
【図10】対向距離可変型のチョッパー部を示す斜視図
【図11】対向距離可変型のチョッパー部を示す平面図
【図12】従来の表面電位センサの分解斜視図
【図13】従来の表面電位センサの基体の斜視図
【図14】従来の表面電位センサの他例を示す概略斜視
【図15】従来の表面電位センサのチョッパー部の取り
付け構造を示す斜視図
【図16】従来の表面電位センサのチョッパー部の取り
付け構造の他例を示す斜視図
【符号の説明】
1 表面電位センサ 3 基体 4 検知電極 5 チョッパー 7 シールド部材 13a,13b 突出部 15a,15b 取付穴 S 被測定電位面

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイキャスト製の基体と、被測定電位面
    に対向して配置する検知電極及び前記被測定電位面と前
    記検知電極との間の静電結合を周期的に変化させる圧電
    音叉と、前記検知電極と前記圧電音叉とを測定対象電位
    以外の信号からシールドするシールド部材とを有する表
    面電位センサにおいて、前記圧電音叉の支持部を前記基
    体に突出形成された前記基体と同一材料からなる受け部
    にカシメ構造により結合してなることを特徴とする表面
    電位センサ。
  2. 【請求項2】 前記カシメ構造は、前記基体に設けた受
    け部上に突出部が形成され、この突出部に前記圧電音叉
    に設けた取付穴を嵌合して突出部の突出端をカシメたも
    のである請求項1記載の表面電位センサ。
  3. 【請求項3】 前記ダイキャストは亜鉛ダイキャストで
    ある請求項1又は2記載の表面電位センサ。
  4. 【請求項4】 前記シールド部材と前記基体はダイキャ
    ストにより一体的に構成されたものである請求項1乃至
    3のいずれかに記載の表面電位センサ。
JP1993042587U 1993-08-03 1993-08-03 表面電位センサ Expired - Lifetime JP2599260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993042587U JP2599260Y2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 表面電位センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993042587U JP2599260Y2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 表面電位センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0712980U JPH0712980U (ja) 1995-03-03
JP2599260Y2 true JP2599260Y2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=12640202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993042587U Expired - Lifetime JP2599260Y2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 表面電位センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599260Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0712980U (ja) 1995-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5396144A (en) Rotation rate sensor with center mounted tuning fork
US7155975B2 (en) Composite sensor for detecting angular velocity and acceleration
JPH09243447A (ja) 振動検出センサー
US4374377A (en) Piezoelectric audio transducer
US6275594B1 (en) Piezoelectric acoustic device
JPH11218424A (ja) 振動型ジャイロスコープ
JP2599260Y2 (ja) 表面電位センサ
JPH0743625Y2 (ja) 静電容量式荷重センサ
JPH0823568B2 (ja) 電位センサ
JPH09292408A (ja) 加速度センサ
EP0717262B1 (en) Vibrating gyroscope
JPS61259174A (ja) 力学量センサ
JP3239713B2 (ja) 表面実装形圧電デバイス
JPH0718278U (ja) 表面電位センサ
JPS6242334Y2 (ja)
JP4365982B2 (ja) 傾斜センサ
JPH0120706Y2 (ja)
JPH0244526Y2 (ja)
JP3284251B2 (ja) 静電容量式力センサー
JPH0532772Y2 (ja)
JPH0682131B2 (ja) 振動加速度センサ
JPH1078485A (ja) 地震波検出装置
JPH11330858A (ja) 圧電発振器
JP2002116221A (ja) 加速度センサー
JPH08170917A (ja) 角速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 10