JP2599148Y2 - 厚さ計 - Google Patents

厚さ計

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JP2599148Y2
JP2599148Y2 JP1992072029U JP7202992U JP2599148Y2 JP 2599148 Y2 JP2599148 Y2 JP 2599148Y2 JP 1992072029 U JP1992072029 U JP 1992072029U JP 7202992 U JP7202992 U JP 7202992U JP 2599148 Y2 JP2599148 Y2 JP 2599148Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上下測寸圧子で試験片
を挾み込んでその厚さを測定する厚さ計に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の試験片受け具に載置され支持され
た試験片を上下の測寸圧子で挾み込み、上下測寸圧子の
間隔を検出して試験片の厚さを測定する厚さ計が知られ
ている。この種の厚さ測定においては、一般に試験片の
中心部と両端部の合計3点の厚さを測定するようにして
おり、このため上下測寸圧子は、一対の受け具間で試験
片長手方向に移動可能とされる。また本出願人は先に、
下部測寸圧子を左右一対の受け具と同一高さに保持する
とともに、下部測寸圧子と一対の受け具とを一体に昇降
させて上下測寸圧子に試験片を挾み込むようにした試験
片支持装置を提案した(実願平4−7344号明細
書)。これによれば、下部測寸圧子と一対の受け具とに
より試験片が3点で支持されるから、厚さ測定時に試験
片が受け具から浮き上がったり、バランスを崩して傾く
ことがなく、測定誤差の発生を回避できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の試験片支持装置にあっては、例えば図5に示すよう
に試験片TPが湾曲している場合には、試験片両端部を
受け具に支持させたときに下部測寸圧子が試験片に当接
しない。このため一対の受け具とともに下部測寸圧子を
上昇させて上下測寸圧子間で試験片TPを挾み込むと、
試験片TPの反力が上下測寸圧子に作用し、正確な測定
結果を得ることができない。試験片の反り具合や材質に
よっては上下測寸圧子で試験片を挾み込むことができな
いこともある。
【0004】本考案の目的は、簡単な構成で湾曲した試
験片でも正確な測定結果が得られる厚さ計を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、試験片の両端
部を載置して支持する一対の試験片受け具と、これらの
一対の受け具間で受け具に対して試験片長手方向に相対
移動可能とされ、上下方向から試験片を挾み込む上下測
寸圧子とを備え、これらの上下測寸圧子の間隔を検出し
て試験片の厚さを測定する厚さ計に適用される。そし
て、下部測寸圧子と一対の受け具とを一体に上部測寸圧
子に対して相対的に昇降せしめる昇降機構と、一対の受
け具に設けられ、試験片が保持されるとともにその試験
片に加わる押圧力に応じて撓む弾性体とを具備し、これ
により上記問題点を解決する。
【0006】
【作用】一対の受け具に設けられた弾性体の頂部に試験
片を載置し、昇降機構により下部測寸圧子と一対の受け
具とを上部測寸圧子に対して相対的に上昇させる。この
とき、例えば試験片が図5のように湾曲している場合に
は、上部測寸圧子が先に試験片の上面に当接して試験片
を下方に押圧する。この押圧力により弾性体が撓んで試
験片が受け具に対して下降し、試験片の下面が下部測寸
圧子と当接する。すなわち試験片を上下測寸圧子により
正確に挾み込むことができる。
【0007】
【実施例】図1〜図5により本考案の一実施例を説明す
る。図1〜図3は本考案に係る厚さ計のそれぞれ正面
図、平面図、右側面図である。図3に示す基台1には、
上下支持部2a,2bを有する左右一対のU字型ブラケ
ット2が螺着され、ブラケット2の上方支持部2aの下
面にリニアベアリング3がそれぞれ固着されている。各
リニアベアリング3には、ガイド軸4がそれぞれ上下方
向に摺動可能に貫通され、各ガイド軸4の下端部に支持
棒5の両端部がそれぞれ固着される。
【0008】支持棒5の中央部には、リニアベアリング
6が左右に摺動可能に貫通されるとともに、その両端部
には一対のコ字状の試験片受け具7がそれぞれ取付けら
れている。試験片受け具7には図3に示すような上下方
向の長孔7aが形成される一方、支持棒5には止めねじ
8を介して一対の取付部材9が貫通固定され、各取付部
材9のねじ部9aに受け具7の長孔7aが挿通された
後、ねじ部9aにナット10が螺合される。これにより
受け具7は取付部材9の頭部とナット10とに挾まれて
支持棒5に対してその軸方向の移動は阻止されるが、上
記長孔7aの分だけ支持棒5に対して昇降可能とされ
る。なお取付部材9は、止めねじ8を緩めることにより
支持棒5に沿って移動可能となり、これにより受け具7
の取付位置が適宜変更可能である。
【0009】各試験片受け具7の上面には、図4に示す
ようなスポンジ11が例えば両面テープにより固着され
るとともに、このスポンジ11の周囲を覆う囲い12が
螺着されている。スポンジ11の上部は屋根型とされる
とともにその頂部は面取りされ、これら一対のスポンジ
11の頂部に試験片TP(TP1またはTP2)の両端
が載置され支持される。載置された試験片TPに下方の
押圧力が作用するとスポンジ11が撓み、試験片TPが
受け具7に対して下降する。
【0010】一方、支持棒5を貫通するリニアベアリン
グ6は、取付部材21(図2)を介してフレーム22に
固定されている。フレーム22は、不図示の横移動用ア
クチュエータにより横軸28に沿って左右方向に移動可
能とされるとともに、不図示の昇降用アクチュエータに
よりレール23に沿って昇降可能とされる。リニアベア
リング6にはボルト軸24(図1)が立設され、その先
端に下部測寸圧子25が螺合されている。図1のように
支持棒5が受け具7の長孔7aの最上部に位置している
とき、下部測寸圧子25の上面は上記スポンジ11の頂
面と同一高さとなっている。
【0011】ここで、上記フレーム22が左右方向に移
動されると、リニアベアリング6が支持棒5を摺動する
ことにより下部測寸圧子25が一体に左右に移動する。
またフレーム22が昇降すると、リニアベアリング6を
介して下部測寸圧子25が一体に昇降し、このとき支持
棒5を介して試験片受け具7も一体に上昇する。26
は、上記一対のブラケット2の下支持部2bにそれぞれ
固着されたストッパであり、試験片受け具7の下降位置
を規制する。
【0012】図1の符号27は、下部測寸圧子25と同
軸で対向配置された上部測寸圧子であり、この上部測寸
圧子27は、上述した昇降用アクチュエータにより、下
部測寸圧子25の上昇に同期して下降し、また下部測寸
圧子25の下降に同期して上昇する。そして、スポンジ
11上に載置された試験片TPが上下測寸圧子25,2
7に挾み込まれたときの両圧子25,27の間隔を、不
図示の検出器(例えば、磁気スケール)で検出して試験
片TPの厚さを測定する。また上部測寸圧子27は、下
部測寸圧子25と一体に左右方向に移動する。
【0013】次に、図5参照して実施例の動作を説明す
る。試験片TPの厚さ測定を行うに当り、上下測寸圧子
25,27を支持棒5の中央部に位置させるとともに、
下部測寸圧子25を最下端に下降させておく。このと
き、一対の試験片受け具7の下面はストッパ26に当接
し、また支持棒5は受け具7の長孔7aの最下端部に位
置している。したがって下部測寸圧子25の上面はスポ
ンジ11の頂面より低くなっている。
【0014】試験片受け具7に固着された一対のスポン
ジ11上に試験片TPの両端部を載置し、不図示の昇降
アクチュエータによりフレーム22を上昇させる。これ
により取付部材21およびリニアベアリング6を介して
下部測寸圧子25が一体に上昇するとともに、上部測寸
圧子27が下降する。また、上記リニアベアリング6の
上昇に伴って支持棒5も一体に上昇する。なお支持棒5
の上昇は、リニアベアリング3内を摺動するガイド軸4
により案内される。このとき、支持棒5は受け具7の長
孔7a内を上昇し、図1の如く取付部材9が長孔7aの
上端部に当接すると、それ以降は支持棒5に保持されて
受け具7も一体に上昇し、スポンジ11上に載置された
試験片TPも上昇する。
【0015】ここで、上記取付部材9が長孔7aの上端
部に当接したとき、下部測寸圧子25の上面は一対のス
ポンジ11の頂面と同一高さになる。したがって、図1
に示すように湾曲していない試験片TPの場合には、下
部測寸圧子25が試験片TPの下面に当接し、それ以降
は下部測寸圧子25と一対のスポンジ11により試験片
TPが3点支持されて上昇することになる。試験片TP
が所定量上昇すると上下測寸圧子25,27により試験
片TPが挾み込まれ、この状態で両圧子25,27の間
隔を不図示の検出器で検出して試験片TPの厚さが測定
される。
【0016】一方、試験片TPが図5(a)に示すよう
に湾曲している場合には、下部測寸圧子25がスポンジ
11と同一高さまで上昇しても下部測寸圧子25は試験
片TPに当接せず、試験片TPは2点支持のまま上昇す
る。所定量上昇すると上部測寸圧子27が試験片TPの
上面に当接してこれを下方に押圧し、この押圧力により
スポンジ11が図5(b)に示すように撓んで試験片T
Pが受け具7に対して下降する。これにより試験片TP
が湾曲していてもその下面が下部測寸圧子25に当接
し、試験片TPは上下測寸圧子25,27により挾み込
まれるから、上述と同様に両圧子25,27の間隔を検
出して試験片TPの厚さが測定できる。またこのとき、
試験片TPの反りを修正する作用はなく、両圧子25,
27に不所望な荷重が働くこともない。
【0017】以上の手順により試験片中心部の厚さ測定
が終了したら、不図示の横方向アクチュエータによりフ
レーム22、すなわち上下測寸圧子25,27を図2に
PL,PRで示す位置に順次移動し、各位置で上述と同
様の要領で試験片両端部の厚さ測定を行う。なお、図6
に示すように試験片TPが厚く重量が大きい場合には、
試験片TPをスポンジ11上に載置した際にスポンジ1
1が撓み、試験片TPがスポンジ11の囲い12により
支持され、この状態で厚さ測定が行われる。
【0018】以上の実施例の構成において、リニアベア
リング6、支持棒5、ガイド軸4およびリニアベアリン
グ3が昇降機構を、スポンジ11が弾性体をそれぞれ構
成する。
【0019】なお以上では、弾性体としてスポンジ11
を用いた例を示したが、例えば図7に示すような弾性体
を一対の試験片受け具に取り付けて用いてもよい。これ
は、一端が試験片受け具の上面に固定されたコイルばね
51の他端に屋根型に折り曲げた板部材52を取付けた
もので、この板部材52の頂部に試験片が載置される。
また弾性体をゴムにより構成してもよい。
【0020】さらに以上では、試験片の両端が下向きに
反った形状について説明したが、上に反った試験片の場
合にもスポンジ11などの弾性体を撓ませて上下の圧子
間に試験片を挾み込むことにより、正確な厚さ測定が可
能となる。また、一対の受け具7間で下部測寸圧子25
を試験片長手方向に移動させる例を示したが、下部測寸
圧子25は固定し、試験片TPが載置された一対の受け
具7を試験片長手方向に移動させて試験片TPの厚さ測
定位置を変更するように構成してもよい。さらにまた、
下部測寸圧子25の上昇に同期して上部測寸圧子27を
下降させるようにしたが、上部測寸圧子27は固定して
下部測寸圧子25のみを上昇させたり、あるいは逆に下
部測寸圧子25を固定して上部測寸圧子のみを下降させ
るよう構成してもよい。また、試験片受け具や昇降機構
の構成も実施例に限定されない。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、頂部が下部測寸圧子の
上面と同一高さの弾性体を試験片受け具に設け、その頂
部に支持された試験片に加わる下方の押圧力に応じて弾
性体が撓むよう構成したので、簡単な構成で湾曲した試
験片でも上下測寸圧子により挾み込んで厚さ測定するこ
とが可能となり、正確な測定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る厚さ計の一実施例を示す正面図で
ある。
【図2】上記厚さ計の平面図である。
【図3】上記厚さ計の右側面図である。
【図4】受け具に取付けられるスポンジとその囲いを示
す斜視図である。
【図5】湾曲した試験片を厚さ測定する際の動作を説明
する図である。
【図6】重量の大きい試験片を厚さ測定する際の動作を
説明する図である。
【図7】弾性体の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 U字型ブラケット 3,6 リニアベアリング 4 ガイド軸 5 支持棒 7 試験片受け具 11 スポンジ 12 囲い 22 フレーム 25 下部測寸圧子 26 ストッパ 27 上部測寸圧子 TP 試験片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片の両端部を載置して支持する一対
    の試験片受け具と、これらの一対の受け具間で受け具に
    対して試験片長手方向に相対移動可能とされ、上下方向
    から試験片を挾み込む上下測寸圧子とを備え、これらの
    上下測寸圧子の間隔を検出して試験片の厚さを測定する
    厚さ計において、前記下部測寸圧子と前記一対の受け具
    とを一体に前記上部測寸圧子に対して相対的に昇降せし
    める昇降機構と、前記一対の受け具に設けられ、前記試
    験片が保持されるとともにその試験片に加わる押圧力に
    応じて撓む弾性体とを具備することを特徴とする厚さ
    計。
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