JP2599099B2 - 感光性ポリマー組成物 - Google Patents

感光性ポリマー組成物

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JP2599099B2
JP2599099B2 JP8058394A JP8058394A JP2599099B2 JP 2599099 B2 JP2599099 B2 JP 2599099B2 JP 8058394 A JP8058394 A JP 8058394A JP 8058394 A JP8058394 A JP 8058394A JP 2599099 B2 JP2599099 B2 JP 2599099B2
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ジョン・カーティス
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ウラノ・コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷版、フォトエッチン
グおよびインクの製造に好適な感光性重合体材料および
これらの材料の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性レジストは、スクリーン印刷レジ
スト、印刷版および回路板製造の種々の段階の製造のた
めのレジストを含めて種々の型の印刷形態ならびにUV
硬化性インクおよび重ね印刷ワニスの製造を含めた広汎
な種類の用途に好適なことがある。
【0003】水溶性または水性加工可能なフォトレジス
ト材料は取扱いにおける安全性、経費、露光後の加工容
易性等のような点を含めていくつかの利点を有する。さ
らに水溶性または水膨潤性の光重合体材料はカラーTV
および黒白TVのスクリーンの製造ならびに酵素または
微生物生体の不動化等の種類の用途に使用することがで
きる。また、この最初に述べた用途においては不動化段
階中の調査の下で材料の損傷または破壊を防止するため
無害の材料を利用することが絶対に必要となる。
【0004】前述した一つまたはそれ以上の用途に以前
から使用された水性加工可能な系は次の通りである。
【0005】a)重クロム酸塩感作水溶性コロイド。厳
しい安全性および排液処理問題を提起する毒性金属塩の
原因により、また系に「暗所反応」が起ることで貯蔵寿
命が制限されることによりこの材料の使用は衰退しつつ
ある。 b)ジアゾ樹脂。これは通常ジアゾジフェニルアミン/
ホルムアルデヒド縮合生成物である。これは金属を含ま
ない形でしばしば利用され水溶性コロイド例えばポリビ
ニルアルコールと混合すると優れた結果が得られる。し
かしながらこれは多少不安定であり、制限された貯蔵寿
命(特に暖湿条件下では)を持ち、その写真速度はどち
らかと云えば緩慢である。 c)遊離基開始系。これは活性光線に照射されると遊離
基を形成する開始剤とビニル不飽和を有する1個または
それ以上の不飽和モノマーまたはオリゴマーと水溶性コ
ロイドとからなる。この系は酸素および温度の双方に感
受性があるので二重の欠点を持ち、そのため露出速度に
変動を生じることになる。さらにこれは感熱性であり高
温度で貯蔵すると重合する。 d)光重合性材料。これは高速露出の利点があり、湿
気、酸素および熱により影響を受けない。水不溶性の種
類は桂皮酸ポリビニルによりもっとも良く特徴づけられ
る。
【0006】ポリビニルアルコールと反応するのに利用
されるホルミルまたはアセタール基を持ち重合鎖に沿っ
て光二量化可能な置換基を持つ光重合体を生成するスチ
リルピリジニウム塩にもとづく水溶性樹脂がポリビニル
アルコールへ同様に結合したカルコン誘導体を有するも
のとして記載されている。スチルベン誘導体は通常カル
コン型のものよりもさらに能率的である。
【0007】米国特許第4,339,524号、第4,
564580号、第4,272,620号および第4,
891,220号ならびにヨーロッパ特許第03132
20号および第0373537号に記載された光重合体
はスチルバゾリウム第4級塩にもとづいた系を利用して
いる。しかしながらポリビニルアルコールへの結合点は
スチリル部分に結合したホルミルまたはアセタールを経
由したものであり、これは発色団の吸収特性を変える能
力を厳しく限定し、その結果すべての光重合体組成物は
「同族」におさまる。発色団をコロイドに対する結合点
として使用することにより発色団の成分を限定しなけれ
ばならないことはどんな有利な置換基が分子のその部分
に含まれることができるのかを大きく制限するような大
きな貢献をスチリル基は全分子の吸収特性に与える。ま
たこれは前記の特許に記載された個々の型の感光性樹脂
を製造するのにどんな原料が効果的に(そして実用的
に)利用できるかについて非常に厳しい限定を与える。
【0008】前記の米国特許およびヨーロッパ特許にお
いて光二量化可能な部分は通常塩の形に変換されて材料
に付加的な有利な性質を付与する。しかしながら、これ
らの特許に記載された化合物は構造的に置換の自由度に
関して非常に限定的であり、従って吸収、活性、可溶性
および費用に関して広範囲の望ましい性質を持つ化合物
の製造を不可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高度の感光性
並びに顕著な水に対する溶解性を有する特定の群の感光
性ポリマーに関する。
【0010】感光性レジストは種々の形態の印刷形式の
調製、スクリーン印刷レジスト、印刷板、種々の段階に
おける回路板製造の調製並びにUV硬化インク及び加え
刷りワニスの調製を含む種々の広汎な用途に適する。
【0011】水溶性又は水処理可能感光性レジスト材料
は取り扱いの安全性、コスト及び露光後の処理の容易性
などの面で種々の利点を有する。従って水溶性又は水膨
潤性感光性ポリマー材料はカラー及び黒白テレビのスク
リーンの製造並びに酵素又は生存微生物の固定などの多
様な適用において使用し得る。前記最後に述べた適用に
おいては固定段階において研究材料が損傷又は破壊され
るのを防止するため無害な材料を利用することが絶対に
必要である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式化3で示される構造の化合物を含む感光性ポリマー
が提供される。
【0013】
【化3】
【0014】また、本発明によれば、前記一般式化3で
示される構造の化合物を調製するにあたり、ポリビニル
アルコールと下記一般式化4で示される構造の化合物
【0015】
【化4】
【0016】とを酸性条件下に加熱することを含む方法
が提供される。
【0017】以下、本発明並びにその態様を列挙すると
以下の通りである。 1.下記一般式化5で示される構造の化合物を含む感光
性ポリマー。
【0018】
【化5】
【0019】2.2又はそれ以上の前記化合物を含む上
記1記載の感光性ポリマー組成物。 3.非感光性基として少くともフォルミル又はアセター
ル部分を含む上記1又は2記載のポリマー組成物。 4.変性非感光性化合物がアセトアルデヒド、アセトア
ルデヒドジメチルアセタール、アセトアルデヒドジエチ
ルアセタール、クロラール、クロロアセトアルデヒドジ
メチルアセタール、クロロアセトアルデヒドジエチルア
セタール、メチルアミノアセトアルデヒドジメチルアセ
タール、4−ジメチルアミノベンズアルデヒド、スルフ
ォベンズアルデヒド又はグリオキシル酸である上記3記
載のポリマー組成物。 5.320〜700nm範囲の吸収スペクトルを有する
上記4記載のポリマー組成物。 6.感光性塩基が組成中のポリビニルアルコールに基づ
いて約0.5〜20モル%の濃度で存在する、上記5記
載のポリマー組成物。 7.顔料、フイラー、ラテックスエマルジョン、可塑剤
及び樹脂から選択される少くとも1つの成分が存在する
上記6記載のポリマー組成物。 8.nが2〜4である上記1記載の組成物。 9.Xが塩素である上記8記載の組成物。 10.下記式化6が下記式化7である上記9記載の組成
物。
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】11.上記1記載のポリマー組成物の化合物
を調製するにあたり、ポリビニルアルコールと下記一般
式化8の構造の化合物
【0023】
【化8】
【0024】とを酸性条件下に加熱することを含む方
法。 12.前記ポリビニルアルコールが70〜99%ケン化度
の酢酸ポリビニルである上記11記載の方法。 13.反応がpH1.0〜4.0の範囲で行われる上記1
2記載の方法。 14.フォルミル又はアセチル基を含む少くとも1個の非
感光性変性化合物を反応混合物中に入れ、反応時にポリ
ビニルアルコールと縮合させることからなる上記13記
載の方法。 15.1種又はそれ以上の変性化合物をアセトアルデヒ
ド、アセトアルデヒドジメチルアセタール、アセトアル
デヒドジエチルアセタール、クロラール、クロロアセト
アルデヒドジメチルアセタール、クロロアセトアルデヒ
ドジエチルアセタール、メチルアミノアセトアルデヒド
ジメチルアセタール、4−ジメチルアミノベンズアルデ
ヒド、スルフォベンズアルデヒド又はグリオキシル酸か
ら選択することからなる上記14記載の方法。 16.リン酸、塩化水素酸、硫酸、p−トルエンスルホン
酸、メタンスルホン酸、ブタンスルホン酸及びベンゼン
スルホン酸から選択される触媒の存在下に反応を行なう
上記11記載の方法。 17.15〜100℃の温度範囲及び2〜100時間にて
反応を行なう上記16記載の方法。 18.感光性発色団がポリビニルアルコールを基準として
0.5〜20モル%の濃度にて存在する上記11の方
法。 19.前記ポリビニルアルコールに対する発色団の比が重
量基準で8.2〜44.0である上記18記載の方法。
【0025】以下、本発明につき更に詳細に説明する。
アニオンXは好ましくは無機であり、更に好ましくはハ
ロゲンである。たとえば、アルコキシ及びアルキルアミ
ノなどのアルキル及びアルキル含有基は好ましくは1〜
6個の炭素原子を含む。アルケニル基は好ましくは1〜
6個の炭素原子を含む。
【0026】本発明の代表的化合物は下記式化9及び化
10の構造の化合物である。
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】上述の化合物はポリビニルアルコールの酸
性水溶液を下記式化11の化合物
【0030】
【化11】
【0031】と加熱することにより容易に得られる。
【0032】反応は塩化水素酸、硫酸、リン酸、又は有
機スルホン酸を用いて、pH約2.0にて通常行われ
る。反応は通常約70℃にて4〜12時間行われる。し
かし、時間及び温度は必要ならば変えてもよい。感光性
ポリマーは適当な溶媒、たとえばアセトン中において直
接沈澱により又はpHをイオン交換樹脂等を用いて調整
した後に分離してもよい。
【0033】本発明では塩形成、コロイド連結点として
利用されるべき中間体を形成して容易で高収率な反応を
利用できる。容易に多量に入手し得る化合物を使用する
ことができる。反応の特別な例は下記式化12に示され
る通りである。
【0034】
【化12】
【0035】生成したアルデヒドは活性ハロアルキル基
を含んでおり、このハロアルキル基は非常に直接且つ容
易な態様でスチリル塩基と反応することができ第4級塩
を形成する。塩形成反応の特別の例は下記化13の通り
である。
【0036】
【化13】
【0037】更に感光性反応の効率のため、露光された
種類(発色団の光破壊後残る部分)が感光発色団の同様
の波長を吸収せず、活性光により急速に破壊されること
が非常に望ましい。これにより表面層がセルフスクリー
ニング(self-screening)し若しくは存在する層「透
過」影響を示すことが防止される。
【0038】感光性二量化物を容易に混合できることに
加えて、接着性、溶解性、溶剤又は水に対する抵抗性を
変えるためポリビニルアルコールと縮合する間に非感光
性共反応物を加えることにより感光性ポリマーを更に変
性することができる。かような非感光性共反応物はアセ
トアルデヒド、そのジアルキルアセタール、クロロアセ
トアルデヒドジアルキルアセタール、メチルアミノアセ
トアルデヒドジメチルアセタール、プロピオンアルデヒ
ド等である。
【0039】ポリビニルアルコールは部分ケン化又は全
ケン化ポリビニルアセテート、好ましくは70〜99%
ケン化ポリビニルアセテートのいずれでもよく、酸触媒
の存在下、ポリビニルアルコール水溶液中においてスチ
リル塩基の光二量化塩形態を反応させることにより調製
することができる。反応はpH2.0付近において塩化
水素酸、硫酸、リン酸、又は有機リン酸を用いて通常行
われる。反応は約70℃にて4〜8時間通常行われる。
しかし、温度及び時間は必要ならば大幅に変えることが
できる。
【0040】本発明により全発色団が感光性ポリマー材
料の吸収、溶解、活性、更にはコストにまで有効に影響
するいずれかの基及び複数の基と容易に置換され得ると
いう特別の利点がある。前述の米国及びコーロッパ特許
では、感光的に二量化し得る部分が塩の形に転化され、
感光性材料に追加の利点特性が与えられる。本発明では
置換スチリル塩基と第4級塩を形成する「結合」部分
(ポリビニルアルコールと反応するもの)を利用する。
これによりスチリル環中における置換、事実全発色団の
置換が自由であり、吸収、活性、溶解度及びコストの選
択が可能である。
【0041】更に、非常に異なる吸収特性の2以上の誘
導体を分離し、これらを結合して広いスペクトル感応生
成物を与え、広範囲の異なる露光源にて露出速度を増大
し得る単純な方法である。比較すれば、前述の特許は非
常に限定的である。本発明では塩形成により水溶解性が
付与され、塩を形成する部分はコロイドへの結合点であ
る。
【0042】本発明により特徴づけられる感光性ポリマ
ーは非常に高い感光効率を有し、適当な波長の光へ比較
的短時間露光するだけで感光性ポリマー材料の厚い層が
その全厚さにわたり硬化し得る。本発明の感光性ポリマ
ーは上述のようにジアゾ系若しくはその他の系に比しよ
り速い感光速度を発揮する。本発明の架橋機構は感光性
二量化によるものであり、このため、本発明の感光性ポ
リマーは他の系の酸素、湿度及び温度に対する影響を全
く受けない。
【0043】高い水準の感光性を与えるため、感光性二
量化可能発色団はポリビニルアルコールコロイドを基準
として5モル%未満の低濃度にて存在するのみでよい。
したがって、ポリビニルアルコールの望ましい多くの性
質(非常に広汎な溶剤への抵抗性、メタ過ヨウ素酸塩若
しくは漂白剤水溶液の低濃度での分解の容易性)が保持
される。本発明記載の感光性ポリマーは非常に広汎な応
用に適しており、レジスト、謄写又はレリーフ像、たと
えば印刷板又は印刷シリンダーのためのエッチングレジ
スト、銘板、ダイアル等、メッキ工程のためのレジスト
(印刷回路板の調製)、リソグラフ板のインク受け像、
スクリーン印刷謄写板などに必要とされる写真工程及び
光化学工程の双方において用いることができる。本発明
の感光性ポリマーはまた白黒及びカラーテレビにおいて
用いられるブラウン管のフォトマスクの製造にも用いら
れる。また、UV硬化性の特別の水系インクの調製にも
使用できる。前述のように、本発明により特徴づけられ
る感光性ポリマーはこれまでに述べたように広範囲の波
長を含むよう簡単に変性し、リソグラフ印刷板の直接ス
キャンに用いるような多種の異なるレーザー装置にて用
いるのに適するようにすることができる。
【0044】
【実施例】本発明は次の実施例から更に明らかとなろ
う。これらの実施例は説明のためであって制限的に解さ
れるべきものではない。
【0045】
【実施例1】下記式化14で示される4−[4−クロロ
スチリル]−ピリジン
【0046】
【化14】
【0047】 4−ピコリン 40g 4−クロロベンズアルデヒド 56g 無水酢酸 70cc 氷酢酸 35cc 上記成分を還流下15時間撹拌し、激しく撹拌しながら
水に注ぎ、熱水次いでヘキサンで洗滌して黄色固体を
得、風乾した。収量は68gであった。
【0048】
【実施例2】下記式化15で示されるN−2−[3−メ
トキシ−4−フォルミルフェノキシエチル]−4−
[3,4−ジメトキシスチリル]−ピリジニウムブロマ
イド
【0049】
【化15】
【0050】 4−[3,4−ジメトキシスチリル]−ピリジン 2.4g 酢酸エチル 40.0g 2−[2−メトキシ−4フォルミルフェノキシエチル]ブロマイド 2.6g 上記成分を還流下に24時間撹拌し、冷却ロ過し、酢酸
エチルで洗滌し、明黄色固体を得、風乾した。収量4.
5g
【0051】
【実施例3】下記式化16で示すN−3−[4−フォル
ミルフェノキシプロピル]−4−[3,4,5−トリメ
トキシスチリル]ピリジニウムアイオダイド
【0052】
【化16】
【0053】 4−[3,4,5−トリメトキシスチリル]−ピリジン 5.4g MEK 50.0g 3−クロロプロポキシベンズアルデヒド 4.2g ヨウ化ナトリウム 3.0g 上記成分を還流下20時間撹拌し、冷却して酢酸エチル
で希釈し、ロ過し、酢酸エチル及びエーテルで洗滌し
た。風乾して黄色固体生成物を得た。収量9.6g
【0054】
【実施例4】下記式化17にて示す2−[3−クロロプ
ロポキシ]−ベンズアルデヒド
【0055】
【化17】
【0056】 サリシルアルビテド 61.0g 1,3−ブロモクロロプロパン 157.0g 水 340cc 臭化テトラブチルアンモニウム 3.2g 上記成分を還流し、水酸化ナトリウム21.0g及び水
60.0ccの溶液を20分にわたり滴下した。添加
後、10時間還流下撹拌を続けた。過剰のブロモクロロ
プロパンを留去し、非水溶相を分離しVAC蒸留し、1
65〜175℃の留分を減圧下に収集した。淡黄色の油
が得られた。収量96.4g
【0057】
【実施例5】下記式化18にて示すN−3−[2−フォ
ルミルフェノキシプロピル−4−スチリル]ピリジニウ
ムクロライド
【0058】
【化18】
【0059】4−スチリルピリジン3.6gおよびジグ
リム(Diglyme)12.0gの熱溶液へ2−[3−クロ
ロプロポキシ]−ベンズアルデヒド4.0gを添加し
た。弱い還流下に撹拌し、黄褐色固体が急速に沈殿し
た。全部で5時間還流下に撹拌を続け、冷却し酢酸エチ
ルで希釈し、ロ過してMEK次いでエーテルで洗滌し
た。風乾して黄褐色/褐色固体生成物を得た。収量6.
3g
【0060】
【実施例6】下記式化19にて示す4−(4−メトキシ
スチリル)−ピリジン
【0061】
【化19】
【0062】 4−ピコリン 38g 4−アニスアルデヒド 55g キシレン 400cc ジメチルホルムアミド 32g p−トルエンスルホン酸 32g 上記混合物をジーン・エンド・スターク管を用いて24
時間還流下に撹拌した。約250ccのキシレン/ジメ
チルホルムアミドの還流溜去後冷却し、ヘキサンを加え
撹拌ロ過し、ヘキサンで洗滌した。風乾し、次いで1リ
ットルの水で洗滌し、沸騰附近にまで水を熱し、無水炭
酸ナトリウム25gを注意深く滴下し、2時間沸騰付近
で撹拌して、pH(アルカリ)を調べ、ロ過、水洗、風
乾して黄褐色固体生成物を得た。収量74g
【0063】
【実施例7】下記式化20にて示すN−3−[2−フォ
ルミルフェノキシプロピル]−4−スチリル−ピリジウ
ム−クロリドと「ビンノール540」(ポリビニルアル
コール)との縮合
【0064】
【化20】
【0065】沸騰水350ccへ商品名「ビンノール5
40」(ポリビニルアルコール)22.0gを早かに激
しく撹拌しながら添加し、完全に溶液が形成されるまで
激しく撹拌を続け、温度が約70℃まで低下した後、濃
塩酸2.0gを加え、次いで直ちにN−3−[2−フォ
ルミルフェノキシプロピル]−4−スチリル−ピリジニ
ウムクロリド3.8g及びメタノール30.0gの溶液
を加え、7時間約65〜75℃の溶液温度に維持するよ
う充分加熱して激しく撹拌を続け、水を加えて全体で1
0重量%/重量溶液となるようにし、冷却した。
【0066】かようにして得た水溶液を230番白色ポ
リエステルメッシュに被覆し、5個のユニットの各段に
(1段は約1.2秒)VNH蛍光管ユニットにより露光
した。簡単に洗滌したところ、原板は良好で全ての段に
おいて被覆は保持され、良好な画像が結果的に得られ
た。
【0067】
【実施例8】下記式化21にて示すN−2−[2−メト
キシ−4−フォルミルフェノキシエチル]−4−[3,
4−ジメトキシスチリル]−ピリジニウムブロマイドと
商品名「ビンノール325」(ポリビニルアルコール)
との縮合
【0068】
【化21】
【0069】沸騰水350ccへ商品名「ビンノール3
25」(ポリビニルアルコール)22.0gを早かに激
しく撹拌しながら添加し、完全に溶液が形成されるまで
激しく撹拌を続け、温度が約70℃まで低下した後、濃
塩酸2.0gを加え、次いで直ちにN−2−[2−メト
キシ−4−フォルミルフェノキシエチル]−4−スチリ
ル−ピリジニウムブロマイド4.4g及びメタノール3
0.0gの溶液を加え、7時間約65〜75℃の溶液温
度に維持するよう充分加熱して激しく撹拌を続け、水を
加えて全体で10重量%/重量溶液となるようにし、冷
却した。
【0070】かようにして得た水溶液を230番白色ポ
リエステルメッシュに被覆し、5個のユニットの各段に
(1段は約1.2秒)VNH蛍光管ユニットにより露光
した。原板は良好で水に対して抵抗性のある良好な画像
がすべての段で形成された。
【0071】
【実施例9】下記式化22にて示すN−3−[フォルミ
ルフェノキシエチル]−4−スチリル−ピリジニウムク
ロリド及びグリオキシル酸と商品名「ビンノール54
0」(ポリビニルアルコール)との縮合
【0072】
【化22】
【0073】沸騰水350ccへ商品名「ビンノール5
40」(ポリビニルアルコール)22.0gを早かに激
しく撹拌しながら添加し、完全に溶液が形成されるまで
激しく撹拌を続け、温度が約70℃まで低下した後、濃
塩酸2.0gを加え、次いで直ちにN−3−[2−フォ
ルミルフェノキシプロピル]−4−スチリル−ピリジニ
ウムクロリド3.8g及びメタノール30.0gの溶液
を加え、生成した溶液へ50%グリオキシル酸5.0g
を加え、7時間約65〜75℃の溶液温度に維持するよ
う充分加熱して激しく撹拌を続け、水を加えて全体で1
0重量%/重量溶液となるようにし、冷却した。
【0074】かようにして得た水溶液を230番白色ポ
リエステルメッシュに被覆し、5個のユニットの各段に
(1段は約1.2秒)VNH蛍光管ユニットにより露光
した。強く水をスプレーして洗滌したところ、優れた原
板が得られ、全ての段において被覆が保持され、優れた
対湿強度を有する非常に水に対して抵抗性のある画像が
得られた。
【0075】
【実施例10】下記式化23で示す3−メトキシ−4−
[3−クロロプロポキシ]−ベンズアルデヒド
【0076】
【化23】
【0077】 バニリン 76.0g 1,3−ブロモクロロプロパン 160.0g 水 340cc 臭化テトラブチルアンモニウム 3.2g 上記成分の還流溶液へ30分かけて水60.0ccに溶
解した水酸化ナトリウム21.0gを滴下した。添加後
10時間、還流下に撹拌を継続した。過剰のブロモクロ
ロプロパンを留去し、非水溶相を分離して冷水を加え撹
拌した。白色固体が沈殿し、これをロ過、水洗して風乾
した。収量112g
【0078】
【実施例11】下記式化24にて示すN−3−[2−メ
トキシ−4−フォルミルフェノキシプロピル]−4−ス
チリル−ピリジニウムクロリド
【0079】
【化24】
【0080】 4−スチリルピリジン 3.8g ジグリム(Diglyme) 15.0g 3−メトキシ−4−[3−クロロプロポキシ]−ベンズアルデヒド 5.0g 上記成分を4時間弱い還流下に撹拌し、冷却して酢酸エ
チルを加え、フリーザー内で冷却した。上澄み液を溢流
し、生成したタール状の固形物を熱メタノール中に溶解
した。メタノール溶液に注意深く酢酸イソプロピルを加
え、淡黄褐色固形物を沈殿させ、ロ過し、酢酸イソプロ
ピルで洗滌し、風乾した。収量6.5g
【0081】
【実施例12】下記式化25にて示すN−3−[4−フ
ォルミルフェノキシプロピル]−4−[3,4−ジオキ
シメチレンスチリル]−ピリジニウムクロリドと商品名
「ゴーセノールGH23」(ポリビニルアルコール)と
の縮合
【0082】
【化25】
【0083】沸騰水350ccへ商品名「ゴーセノール
GH23」(日本合成(株)製約88%ケン化高分子ポ
リビニルアルコール)20.0gを早かに激しく撹拌し
ながら添加し、完全に溶液が形成されるまで激しく撹拌
を続け、温度が約70℃まで低下した後、濃塩酸2.0
gを加え、次いで直ちにN−3−[4−フォルミルフェ
ノキシプロピル]−4−[3,4−ジオキシメチレンス
チリル]−ピリジニウムクロリド2.0g及びメタノー
ル20.0gの溶液を加え、7時間約65〜75℃の溶
液温度に維持するよう充分加熱して激しく撹拌を続け、
水を加えて全体で10重量%/重量溶液となるように
し、冷却した。
【0084】かようにして得た水溶液を230番白色ポ
リエステルメッシュに被覆し、5個のユニットの各段に
(1段は約1.2秒)VNH蛍光管ユニットにより露光
した。全露光段において布に付着し、良好な原板が形成
された。
【0085】ピリジン部分をキノリンなどの他の2価N
含有ヘテロ環式化合物に代えた適当な中間体を用い上述
の処方に従って調製してもよい
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/027 504 G03F 7/027 504 H05K 3/00 H05K 3/00 F 3/06 3/06 H // C08F 16/06 MKV C08F 16/06 MKV 16/38 MLC 9062−4J 16/38 MLC

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1で示される構造の化合物
    を含む感光性ポリマー組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の前記化合物を調製す
    るにあたり、ポリビニルアルコールと下記一般式化2で
    示される構造の化合物 【化2】 とを酸性条件下に加熱することを含む方法。
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